早いもので今年も12月となり、まもなく新年を迎えようとしています。
と、その前に12月と言えば、やはりクリスマスという一大イベントが控えています。
街を歩くと耳にするクリスマス・ソング、またテレビ、ラジオでも今やクリスマス・ソングとも言える毎年恒例のコマーシャル・ソングが流れるなど、クリスマスを迎えようとしています。
今回は私が選んだクリスマス・アルバムを何枚か紹介したいと思います。
クリスマス・アルバムも今ではポップス、ソウル、ジャズなど、ジャンルを問わず数多くのアルバムがリリースされていますが、ギター好きの私としてはやはりギタリストによるクリスマス・アルバムです。
メリー・アックスマス(Merry Axemas) / A Guitar Christmas
最初に紹介するアルバムはバークリー音楽大学出身で、フランク・ザッパや当ブログでも紹介の映画「クロスロード」でもお馴染みのギタリスト「スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)」の完全監修により1997年にリリースされた人気ギタリストによるコンピレーション・アルバムです。
参加ギタリストもスティーヴ・ヴァイの師匠でアルバム「G3」でも共演の「ジョー・サトリアーニ(Joe Satriani)」や「エリック・ジョンソン(Eric Johnson)」をはじめ、「ジェフ・ベック(Jeff Beck)」といった層々たるギタリストが参加しています(以下の曲目を参照)。
発売当時は「布袋寅泰」が参加した事でも話題となりました。
アルバムの内容は参加ギタリストからもロックといったアレンジですが、何れの曲もギター・テクニックは流石です。
メリー・アックスマス 収録曲
- Rudolph The Red-Nosed Reindeer / Kenny Wayne Shepherd
- The First Nowell / Eric Johnson
- Amazing Grace / Jeff Beck
- Jingle Bells / The BrianSetzer Orchestra
- Silent Night/Holy Night Jam / Joe Satriani
- Joy To The World / Steve Morse
- Christmas Time Is Here / Steve Vai
- Blue Christmas / Joe Perry /
- The Little Drummer Boy / Alex Lifeson
- Cantique De Noel (O’ Holy Night) / Richie Sambora
- Happy X-mas (War Is Over) / 布袋寅泰(Hotei)
- Mount Fuji Christmas / Paul Gilbert
- Message From Steve Vai / Steve Vai
※12,13は日本盤のみのボーナストラック
私のお勧めはやはり「エリック・ジョンソン(Eric Johnson)」です。
ライナーに「アコースティカルでありながらシンフォニックな壮大さを出している」と書かれているように、他の曲に比べロックではありませんが、如何にもエリック・ジョンソンといった心地よいアレンジかと思います。
牧人ひつじを(The First Nowell) | エリック・ジョンソン(Eric Johnson)
https://www.youtube.com/watch?v=7owx_4Hi-VI (YouTube)
私は購入していませんが企画が好評だったのか、「スティーブ・ルカサー」などが参加した「Vol.2」もリリースされています。

デイヴィッド・T・ウォーカー(David T. Walker) / Wear My Love
2枚目は「デイヴィッド・T・ウォーカー(David T. Walker)」の「Wear My Love」です。
セッション・ギタリストの中でも、そのフレーズを聴いただけで誰だと判るギタリスト、その代表と言えるのがデイヴィッド・T・ウォーカーかと思います。
ギター・テクニックはもちろんですが、年齢や容姿からも人間国宝などと書かれたりしていますが、私もデイヴィッド・T・ウォーカーの虜となり、ソロ・アルバムはもちろんの事、今でもセッションで参加している曲を見つけてはアルバムを購入し聴くほどです。
今回紹介するアルバムはデイヴィッド・T・ウォーカーを敬愛する「DREAMS COME TRUE」の2人、その2人がエグゼクティヴ・プロデューサーを務めるレーベル「DTC Records」からソロ・アルバムの2作目として2009年にリリースされたクリスマス・アルバムです。
収録曲はオリジナルが2曲で他はトラディショナル・ナンバーとなり、インストが5曲、ヴォーカル曲が5曲です。
半分はヴォーカル曲となりますが、何れもデイヴィッド・T・ウォーカーのギターを味わうことが出来きます。
Wear My Love 収録曲
- Santa Claus Is Comin’ To Town
- Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!
- Have Yourself A Merry Little Christmas
- This Christmas
- Holidays Are Mirrors
- White Christmas
- Merry Christmas Baby
- The Christmas Song
- Amen
- Wear My Love
デイヴィッド・T・ウォーカー(David T. Walker ft.Barbara Morrison) / This Christmas
https://www.youtube.com/watch?v=7kE9-qSp76I (YouTube)

ラリー・カールトン(Larry Carlton) / クリスマス・アット・マイ・ハウス(Christmas At My HoHRISTMAS AT MY House)
3枚目は「ラリー・カールトン(Larry Carlton)」の「クリスマス・アット・マイ・ハウス」です。
当ブログでも登場する事の多いラリー・カールトンですが、デイヴィッド・T・ウォーカーとともに私の大好きなギタリストです。
この2人は2014年に日本で共演ライブが開催され、今年になりその模様がCD化となりましたので、会場に行けなかった方も2人のギターを楽しむ事が出来たのではと思います。
2人がセッションで参加した「マリーナ・ショウ」の名曲「フィール・ライク・メイキン・ラブ」のギターは名演としてギター・ファンにはお馴染みで、このライブでも取り上げられています。
クリスマス・アット・マイ・ハウス 収録曲
- クリスマス・ソング(インスト)(The Christmas Song)
- ウインター・ワンダーランド(Winter Wonderland)
- きよしこの夜 / あめなる神には(Silent Night / It Came Upon A Midnight Clear)
- ホワイト・クリスマス(White Christmas)
- ホリー・アンド・アイヴィ(The Holly And The Ivy)
- リンギング・ザ・ベルズ・オブ・クリスマス(Ringing The Bells Of Christmas)
- ホワット・チャイルド・イズ・ジス(グリーン・スリーヴス)(What Child Is This – Green Sleeves)
- リトル・ドラマー・ボーイ(The Little Drummer Boy)
- もろ人こぞりて(Joy To The World)
- マイ・フェイヴァリット・シングス/東洋の三人の王(My Favorite Things / We Three Kings Of Orient Are)
- クリスマス・ソング (ヴォーカル)(The Christmas Song)
やはりクリスマス・アルバムとなると収録曲もトラディショナル・ナンバーが中心となりますが、誰もが耳になじんだ曲だけに、どのようなアレンジを披露するのかを聴き比べるのも面白いかと思います。
多くのソロ・アルバムをリリースしているラリー・カールトンですが、このアルバムでは如何にもラリー・カールトンといったジャズ・テイストの心地よいフレーズを聴かせるなどテクニックを披露し、企画物のアルバムかもしれませんが、ラリー・カールトンのテクニックを聴くにはお勧めの1枚かと思います。渋いの一言です。
ラリー・カールトン(Larry Carlton) | クリスマス・ソング(The Christmas Song)
https://www.youtube.com/watch?v=m_Est7K2yso (YouTube)
ラリー・カールトン(Larry Carlton) | マイ・フェイヴァリット・シングス/東洋の三人の王(My Favorite Things / We Three Kings Of Orient Are)
https://www.youtube.com/watch?v=S2MI4Tv-eXg (YouTube)

このアルバムの後に「フォー・ハンズ・アンド・ア・ハート・クリスマス(Four Hands & a Heart Christmas)」というクリスマス・アルバムの第2弾をリリースしていますが、こちらはギターの重ね録りだけで作られた内容となっています。
まだまだこの3枚以外にもお勧めのアルバムが何枚もあります。
お勧めのアルバムを曲とも紹介したかったのですが、YouTubeになく、お聴かせ出来ないのが残念です。
なかでもナイロン・ギターの名手「スティーブ・オリバー(Steve Oliver)」と、今は亡き「ロッド・スチュワート」のバンドでお馴染みの「ジェフ・ゴルブ(Jeff Golub)」のクリスマス・アルバムはお勧めでです。
以下のアルバムをクリックして頂きリンク先からデジタル・ミュージック(mp3)選んで頂くと、短いですがサンプルを聴く事が出来ます。
スティーブ・オリバー(Steve Oliver) / Snowfall
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Snowfall
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ジェフ・ゴルブ(Jeff Golub) / Six String Santa

まもなくクリスマスとなりますが、音楽で楽しむクリスマスもお勧めです。