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「フュージョン・クラシックス・オン・タッパンジー」で復刻された「ボブ・ジェームス」


今回もCD復刻の話となりますが、今回はボブ・ジェームスBob James)が設立した「タッパンジー(Tapppan Zee)」レーベルよりフュージョン・クラシックス・オン・タッパンジーとして復刻されたボブ・ジェームスのアルバム紹介です。

ボブ・ジェームスは私が紹介する必要もないアメリカを代表するピアニスト、プロデューサー、作、編曲家です。

今年3月もボブ・ジェームス・カルテットとして来日しましたが、東日本大震災の支援として積極的に活動され、被災地でのコンサート開催(NHKの番組でも紹介)や支援アルバムへの参加、2012年には東京JAZZに出演し「松田聖子」をゲストに迎えての演奏は今も印象に残っています。

ボブ・ジェームスを聴く切っ掛けは、まだこのジャンルがクロスオーバーと呼ばれていた頃、テレビ、ラジオのBGMとして頻繁に流れていたのに影響されたのか、当時からギタリストをメインに聴いていた私でしたが、ボブ・ジェームス、そしてデイブ・グルーシン(Davi Grusin)を気に入ってしまい、この2人によってキーボーディストを聴き始めるようになりました。

CTI時代

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  • One (はげ山の一夜) (1974年)
  • Two (夢のマルディ・グラ) (1975年)
  • THREE (スリー) (1976年)
  • BJ4 (フォー) (1974年)

1939年ミズーリ州生まれのボブ・ジェームスは4歳からピアノを始め、早くから演奏活動など才能を発揮していたそうです。
高校、そしてミシガン大学(2年生の時に短期間ですがバークリー音楽大学に移る)へと進み、作曲で学士と修士号を取るかたわら、1962年にトリオで出演したノートルダム・ジャズ・フェスティバル(インター・カレッジ・ジャズ祭)で優勝します。
この時の審査員の1人が「クインシー・ジョーンズ」でした。
私は聴いてはいませんがこのトリオでアルバムが2枚リリースされています。

やがてクインシー・ジョーンズによりCTIの創設者「クリード・テイラー(Creed Taylor)」を紹介され、CTIでセッション・キーボーディスト、アレンジャーなどの仕事を開始します。
私もCTIのアルバムは何枚か持っていますが、「エリック・ゲイル」のCTIの新設レーベルKUDOからリリースされたファースト・アルバム「フォアキャスト」には、ホーン・ストリング・アレンジメントとキーボードでクレジットされていました。

やがて1974年に初のソロ・アルバム「One」がリリースとなります。
ウィキペディアには、「1973年にCTIを離れてからは大手のCBSレコーズと契約、社内カンパニー、タッパンジー(Tappan Zee)・レーベルを発足。名前はニューヨーク州のウェストチェスター郡とロックランド郡を繋ぐ、ハドソン川に架かる橋に由来する。セルフ・プロデュースによる初ソロ作Oneをリリースする」と書かれていますが間違いで、この4枚まではCTIからです。のちにタッパンジーがCTIからこの4枚の権利を買い取った事により、タッパンジーのアルバムとして扱われるようになります。

私が最初に聴いたのは「Two」でした。
このアルバムからはBGMとして何曲も使われていましたので一度は耳にされたのではと思います。

Twoより邦題のタイトルとなった「夢のマルディ・グラ(Take Me To The Mardi Gras)」を紹介します。

Bob James(ボブ・ジェームス) | Take Me To The Mardi Gras(夢のマルディ・グラ)
https://www.youtube.com/watch?v=RPWJCed27ag (YouTube)

もう1曲は「Three」からで、テレビを見ていると、この4月からTV朝日系列で始まる木村拓哉、上戸彩主演のドラマ「アイムホーム」の番宣CMのバックで流たのには驚きました(今は違う曲が流れています)。
今回のCD復刻とは関係ないでしょうがタイミングが良すぎます。

Bob James(ボブ・ジェームス) | Westchester Lady(ウエストチェスター・レディ)
https://www.youtube.com/watch?v=V56yeZtqQTs (YouTube)

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この4枚でCTIを離れますが、CTIでは自分の音楽が出来なかったのか、1975年とまだCTI在籍の頃にCBSレコード(現ソニー・ミュージック)とプロデューザーとして、翌年にはアーティストとして契約を結ぶなど移籍の準備を行い、1977年に正式にCBSの社内レーベルとして設立したのが今回紹介のタッパンジー・レーベルです。

タッパンジー時代

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  • Heads (ヘッズ) (1977年)
  • Touchdown (タッチダウン) (1978年)
  • Lucky Seven (ラッキー・セブン) (1979年)
  • H (1980年)

CTI時代も好きな曲ばかりですが、1977年にリリースされた「Heds」は衝撃でした。
6曲中4曲がカバー曲(1曲はクラシック曲)であり曲の良さもですが、どの曲もポップなアレンジで聴きやすく、私もですが、このアルバムを1番に推すファンの方も多いのではと思います。

その後、毎年のようにアルバムをリリースしますが、アルバム・タイトル、そしてジャケットがお洒落です。
何れも何枚目のアルバムかを表現し、「Heds」はコインの表を意味し5セント硬貨、「Touchdown」はアメフトでその得点から6そしてボール、「Lucky Seven」は見ての通り7星てんとう虫、「H」はアルファベットの8番目でホットドックと当時はデザインが話題となりました。

タッパンジーは1980年にタッパンジー・レコードとして分社化、1985年にはタッパンジーそのものがワーナー・ブラザースに移籍となります。
レコードでは「H」以降も購入し聞きましたが、やはりCTIの4枚とこの4枚が私にとってのボブ・ジェームスであり、「H」まではCDで聴きたく購入し聴いていました。
決して以降ののアルバムが悪いという事でない事を付け加えておきます。

「Heds」から「ボズ・スキャッグス」の大ヒット曲のカバー「We’re All Alone」を紹介します。

Bob James(ボブ・ジェームス) | We’re All Alone(二人だけ)
https://www.youtube.com/watch?v=X2xknUfusY0 (YouTube)

Touchdownからアルバム・タイトル曲「Touchdown」を紹介します。
サックス・ソロは「デビッド・サンボーン」です。

Bob James(ボブ・ジェームス) | Touchdown(タッチダウン)
https://www.youtube.com/watch?v=QDfrKNwhUwc (YouTube)

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フュージョン・クラシックス・オン・タッパンジー

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  • All Around the Town (ニューヨーク・ライヴ) (1980年)
  • Foxie (フォクシー) (1982年)
  • The Genie – Themes & Variations From “Taxi” (N.Y.メロウ) (1983年)
  • Sunny Side Up (サニー・サイド・アップ) (1978年) / Wilbert Longmire(ウィルバート・ロングマイアー)

さて、これまでは既にCDで所有していたアルバムを紹介しましたが、今回の復刻シリーズでこの4枚のアルバムを購入しました。

この4枚だけは何れ購入したいとは思っていたのですが、今回安価での復刻というで購入しました。

「ニューヨーク・ライヴ」と「N.Y.メロウ」はレコードも持っておらず聴いてみたいアルバムでした。
「ニューヨーク・ライヴ」は1会場ではなく3会場からの編集ですが、参加ミュージシャンも豪華なのと、私のお気に入りの曲ばかりが収録されています。
「Foxie」はサントリー・リザーブのCMに本人も登場しバックで流れた「マルコ・ポーロ」をCDで聴きたいというのが目的でした。

あと、今回は20枚のうち16枚はボブ・ジェームス(1枚はアール・クルーとの共作)のアルバムですが、タッパンジーからは「リチャード・ティー」、「ウィルバート・ロングマイヤー」など多くのアーティストのアルバムがリリースされており、今回はギタリスト、ウィルバート・ロングマイヤーのこのアルバムだけはレコードも持っていなかったアルバムでしたので購入しました。

「Foxie」より「 Marco Polo」を紹介します。

Bob James(ボブ・ジェームス) | Marco Polo(マルコ・ポーロ)
https://www.youtube.com/watch?v=KccgeJGgDHM (YouTube)

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タッパンジーからは他にも多くのアルバムがリリースされており、次回もこのシリーズでの復刻を期待しています。
ギタリスト好きには「スティーブ・カーン」の「タイトロープ」を望まれている方も多いのではないでしょうか。

また、今回はこのシリーズからのアルバム紹介でしたが、他の復刻シリーズからもボブ・ジェームス関連(アール・クルーとの共作やフォープレイの作品)のアルバムが復刻されています。
探されてみてはと思います。