お得なCDシリーズやオンラインショップオリジナルのベスト盤を紹介する「注目アイテム」を公開しました。
第四弾は、「Original Album Classicsシリーズ」です。
(編集長)
思い出のドーナツ盤(6)の続き
今回はアメリカ、ウェスト・コーストを代表するグループの2曲を紹介します。
最初の紹介は「ドゥービー・ブラザーズ (The Doobie Brothers)」の「キャント・レット・イット・ゲット・アウェイ (Can’t Let It Get Away)」(1981年)です。
ドゥービー・ブラザーズは私が紹介する必要のない今も現役で活躍するアメリカのトップ・グループです。
1969年にシリコン・バレーの中心地であるカリフォルニア州、サンノゼで結成したドゥービー・ブラザーズは、その後バーバンク・サウンドと呼ばれたワーナーと契約、メンバーの入れ替わり(中でもグループの中心ともいえるトム・ジョンストンとマイケル・マクドナルドの2人)などありましたが、数多くのヒット・アルバム、ヒット曲をリリースし、1979年にはアルバム「ミニット・バイ・ミニット」からのシングル・カット曲、「ホワット・ア・フール・ビリーヴス(What A Fool Believes)」が第22回グラミー賞で最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞を獲得するなど、その活躍は皆さんご存知の事と思います。
ウェスト・コースト・ロックで、私が最も聴いたグループがドゥービー・ブラザーズです。
私がドゥービー・ブラザーズを最初に知ったのは高校生でしたが、洋楽を紹介するテレビ番組で聴いた「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」の映像でした。
当ブログでも紹介のように、当時からウェスト・コースト・サウンドは「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)」をはじめ色々と聴いていましたが、この曲を初めて聞いた時は衝撃でした。
当時、私の周りはブリティッシュ・ロックが主流だったのか、この曲、このグループをの良さを話しても、誰も見向きもせず、この良さは私だけかとがっかりしたのですが、間もなくイーグルスなどが騒がれ始めると私の周りも一気にウェスト・コースト・サウンドが話題となり、あっという間にドゥービー・ブラザーズ、イーグルスが最高などと言っていた記憶があります。
ドゥービー・ブラザーズの初来日コンサートはまだ高校生でしたが、当時は地方に住み学校が終わってからでは間に合わないと、ズル休みをして武道館に見に行きました。
もちろん泊まるなどは許されすアンコールを聴いてすぐに会場を後にし、帰宅したのも深夜だった思い出があります。
さて今回紹介しますキャント・レット・イット・ゲット・アウェイのレコードですが、ジャケットからもお判りのように、コカコーラ社が1981年に「COCA-COLA スーパー・レコード」という懸賞キャンペーンを実施し、1等がLPレコード、2等がシングルレコードが当たるという内容で、このレコードもその1枚です。
当時の事で応募方法などは忘れましたが、プレゼントの内容はドゥービー・ブラザーズの他に、「アバ」「ノーランズ」「三原順子」「クリスタル・キング」と、当時人気のアーティストのLPレコード、シングル・レコードがラインアップされていました。ただし、当選してもどのアーティストのレコードが届くかはお楽しみというものでした。
残念ながら私は当たらず、後になってシングル、LPとも中古店で探し購入しました。
因みにシングルはこの曲(A面のみ)しか収録されておらず、LPはこの曲の他に「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」、「ロング・トレイン・ランニン」などのヒット曲が収録されたベスト盤となっています。
この曲、キャント・レット・イット・ゲット・アウェイは紹介のようにコカコーラのキャンペーン用として作られたもので、これまでにリリースされたアルバム(スタジオ・レコーディング)には収録されていません。
曲は、「ジョン・マクフィー(John McFee)」、「ニコレット・ラーソン(Nicolette Larson)」、「パット・シモンズ(Patrick Simmons)」作とクレジットされています。
ボーカルはパット・シモンズですが、マイケル・マクドナルド在籍時ということもあり、ロックというよりはAORの雰囲気を持った曲かと思います。
ドゥービー・ブラザーズ (The Doobie Brothers) | キャント・レット・イット・ゲット・アウェイ(Can’t Let It Get Away)
http://www.youtube.com/watch?v=uMZlAleEpNA (YouTube)
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こちらはレコードです。CDではありません。 |
唯一、ライブ音源となりますが、1982年に「フェアウェル・ツアー」として開催された解散コンサートの模様を収めた同タイトルのアルバム「フェアウェル・ツアー(Farewell Tour)」に収録されています。
ドゥービー・ブラザーズ (The Doobie Brothers) | Can’t Let It Get Away Live
http://www.youtube.com/watch?v=Pyl55MAWR_s (YouTube)
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このアルバムはレコード、CD、LD(レーザーディスク)と購入しました。CDは廃盤となり中古も高価となっていましたが、こちらのBOXで再発売されました。
また、映像もDVDが再発売され、曲数もLDの倍近く収録されていますが、LDと同様にこの曲は収録されいません。
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続いての紹介は「イーグルス(Eagles)」の「ふたりだけのクリスマス(Please Come Home For Christmas)」(1978年)です。
ドゥービー・ブラザーズを紹介したとなれば、やはりこのグループ「イーグルス」の紹介となります。
イーグルスも私が紹介する必要のない今も現役で活躍するアメリカのトップ・グループですが、私はドゥービー派だったからかもしれませんが、アルバムを初めて購入したのも「呪われた夜」でした。
もちろんこれだけ人気のグループですのでファースト・アルバムから知ってはいましたが、当時はアルバムではなくシングル・カットされヒットした曲くらいしか聴いていなかったかと思います。
その為かシングル盤としてリリースされたものは殆ど購入し、今回紹介する曲もその1枚です。
この曲はアルバムからのシングル・カットではなくシングルのみのリリースでした。
経緯はわかりませんがこの曲のリリースは1978年と、1976年の名盤「ホテル・カリフォルニア」と、続く1979年の「ロング・ラン」との間ですが、当初1978年にリリース予定のロングランが遅れた事もあり、クリスマスに向けてこの曲だけをリリースしたのかもしれません。
日本での発売も1978年の12月ですが、ジャケットがプールサイドの写真というのも笑えます。
この曲はイーグルスのオリジナルではなく、1950年代のブルースマン、「チャールズ・ブラウン」と「ジーン・レッド」が作った曲のカバーですが、イーグルスのサウンドに仕上がっています。また、B面のファンキー・ニュー・イヤーはドン・ヘンリーとグレン・フライの作品です。
イーグルス(The Eagles) | ふたりだけのクリスマス(Please Come Home For Christmas)
http://www.youtube.com/watch?v=XeShHAZk3to (YouTube)
イーグルス(The Eagles) | ファンキー・ニュー・イヤー(Funky New Year)
http://www.youtube.com/watch?v=vx9VRLBAo2E (YouTube)
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¥1,999から
(2014/6/26 13:41時点)
こちらのジャケット写真は、リンク先のAmazon.co.jpで、ご覧いただけます。
一度はCD化されましたが既に廃盤となっており、こちらのベスト盤に収録されています。
また、私はイーグルスのアルバムをCDで全て揃えようと思い、こちらのBOXを購入しました。このBOXには他のアルバムと同じ紙ジャケットでこのシングルが収録されています。
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季節はこれから夏となり、クリスマス・ソングの紹介というのも季節外れではありますが、「アナと雪の女王」もこの時期の大ヒットという事でご理解ください。
思い出のドーナツ盤(8)へ続く
ギタリストシリーズ(5)
ギタリストシリーズですが、先に映画を紹介します。
今回紹介する映画はあいかわらず音楽絡みとなりますが、「クロスロード(Crossroads)」です。ギター、ブルース好きの方はご存知かと思います。
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この映画の日本公開は1987年でしたが公開当時はその存在を知らず、のちに友人の勧めでレンタル店で借りて見たのが最初でした。といってもDVDではなくVHSの時代ですのでかなり前の事です。
ストーリーは、「ジュリアード学院(The Juilliard School)」でクラシック・ギターを学ぶ主人公「ユジーン」は卓越したテクニックで学院からも期待されながら、彼が本当に好きなのはブルースです。
ブルースへの憧れが高まるなか、「ブラインド・ドッグ・フルトン」ことウイリー・ブラウンが「懲役者専用療養所」に入院している事を知ります。
実在したウィリーは映画のタイトルとなった伝説のギタリスト「ロバート・ジョンソン(Robert Johnson)」の「クロスロード」の歌詞にも登場するロバートの友人でギタリストでしたが、この映画のウィリーは、ロバートの友人で同じくクロスロード(十字路)で悪魔と契約し、魂を担保にブルースの極意を得たブルースマンで、伝説のハーモニカ・プレイヤーとして登場しています。
ユジーンはウイリーの元へと押しかけ、ウィリーのみが知るとされる録音されていないロバートの幻の30曲目の曲を自分の物とし世界に披露したいと話を持ちかけますが、ウィリーは最初は断るものの自分の育った町でクロスロードのあるミシシッピ州ヤズーシティに連れて行けばその歌を教えると言い、ユジーンは療養所からウィリーを脱獄させ2人はミシシッピへと向います。
しかし、あてにしたバス代もなく、途中のメンフィスからは2人でヒッチハイクによる旅をすることとなります。
この先、人との出会いや事件ありミシシッピへと辿り着くのですが、ウィリーはユジーンに打ち明けていないミシシッピへ向かう本当の目的があります。
結末まで書いてしまうとまだご覧になっていない方も多いかと思いますので、映画よりギター絡みの2場面を紹介します。
クラシックよりブルース・ギターが好きだといった冒頭の場面と最後のスティーヴ・ヴァイとのギター・バトルの場面です。
なぜギター・バトルとなっていくのかは是非とも映画をご覧いただければと思います。
Crossroads Movie clip (1)
http://www.youtube.com/watch?v=YNuWtwOkgfo (YouTube)
Crossroads Movie clip (2)
http://www.youtube.com/watch?v=-_icctfc9Kw (YouTube)
ブルースをテーマとしたロードムービーですが、ブルース・ファン以外の方にもお勧めの映画かと思います。
先に映画の話となりましたが、全編で流れるブルース・ギターを担当しているのがスライドギター*の名手としても知られる「ライ・クーダー(Ry Cooder)」です。
もちろん映画には登場しませんがラルフ・マッチオが弾く殆どのギターはライ・クーダーの曲に合わせての当てのようです。
エンドロールには「Guitar Coach for Ralph Macchio: ARLEN ROTH」、「Classical Guitar Coach: WILLIAM KANENGISER」とあり、ここではライ・クーダーは関わっていないようですが、ギターを弾くどのシーンを見ても結構練習したのではと思います。
私はあのように弾けないものでポジショニングなどは?ですが、如何にも本人が弾いているようです。
サウンド・トラックについてはライ・クーダーのプロデュースによるアルバムもリリースされています。
残念ながらスティーヴ・ヴァイとのバトルで流れる曲は収録されていません。
また、ジョー・セネカはハーモニカは吹いていませんが、ボーカルで1曲参加しています。
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このアルバムよりタイトル曲「クロスロード」を紹介します。
この曲はやはり「エリック・クラプトン(Eric Clapton)」のカバーが有名ですが、ライ・クーダーがアレンジするとこのようになります。
このアルバムのみの収録で紹介の映画(DVD)では使われず聴く事はできません。
またこの曲はBS フジで放送中の「所さんの世田谷ベース」のオープニング曲としても使用されていますので聴かれた方も多いかと思います。
ライ・クーダー(Ry Cooder) | クロスロード(Crossroads)
http://www.youtube.com/watch?v=28XK3V3ACzc (YouTube)
ライ・クーダーを初めて聴いたのはセカンドの「紫の峡谷(Into the Purple Valley)」でした。
ギターを始めた頃でコードすらまともに押さえることが出来なかったのにライ・クーダーのスライドギターを知り「ボトルネック」**を買った思い出があります。未だに弾けません。
スライドもですが卓越したギター・テクニックは多くのミュージシャンに影響を与えたかと思います。
また、アメリカをはじめ世界各国のルーツミュージックに対する造詣も深く、その中でもキューバの音楽に関心を深め、地元の老ミュージシャンたちとセッションが切っ掛けで交流を深めレコーディングしたアルバム「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(Buena Vista Social Club)」は1997年のグラミー賞の「ベスト・トロピカル・ラテン・パフォーマンス賞」を受賞するなど日本をはじめ世界的なヒットとなりました。
老ミュージシャンと書いたようにアルバム制作時のミュージシャンの多くが他界してしまいましたが、今年の第12回東京JAZZにもメンバー初期とは異なりますが、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブが出演したことを皆さんご存知かと思います。
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ライ・クーダーの話に戻りますが、ギタリストとして関心はあったのですが、アルバムによっては私好みではなかったのかアルバムは数枚しか所有していませんでした。
いつかは聴いてみたいなと思っていたのですが、なんとこの11月に1970年のデビュー・アルバムからソロ名義としてのアルバム制作を休止してしまう1987年までの11枚をセットにしたBOX CDが発売となりました。
それも前に紹介しましたジョニ・ミッチェルとシカゴと同様にお買い得なセットとしてです。
私も早速購入し初めて聴くアルバムもありますが、ギタリストとしてのライ・クーダーはやはり良いです。
この曲数ですので曲の紹介は迷いますが2曲紹介します。
アルバム「Jazz」に収録の「The Dream」はご存じの方も多いかと思います。
ライ・クーダー(Ry Cooder) | 夢(The Dream)
https://www.youtube.com/watch?v=YqAEgMx_-hc (YouTube)
アルバム「Boomer’s Story」から「Dark End Of The Street」です。
スライド・ギターが心地よいです。
ライ・クーダー(Ry Cooder) | ダーク・エンド・オブ・ザ・ストリート(Dark End Of The Street)
http://www.youtube.com/watch?v=R8bAZFgUV4s (YouTube)
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長くなりましたが、ロバート・ジョンソンの幻の1曲を除く29曲はこちらで聴く事ができます。
新たに未テイクが追加されたアルバムもリリースされていますが、ご参考ください。
私が購入したCDは120ページ近くの英語、日本語の2冊のブックレットが付いていたとはいえ4,100円もしました。ブックレット無しとはいえ安くなったものです。
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* 編集部注: スライドバーと呼ぶ棒を指に装着または持ち、ピッキングする奏法のこと。
**編集部注: 主流は金属製の棒(管)だが、演者によってガラス製やジッポーライターなどの金属を使う場合もある。元々、酒瓶などの首の部分を切って使用したことからボトルネック(瓶の首)と呼ばれている。(スライドギター(奏法) → ボトルネック奏法)
先日いつものようにショッピングサイトでCDを探していると「ランディ・クロフォード(Randy Crawford)」のデビュー・アルバムから旧作品10タイトルのCD再発売を見つけました。
中には私にとってランディ・クロフォードの傑作アルバムとも言える「Windsong」も含まれており、このアルバムのCD再発売を待ち望んでいたファンの方も多いのではと思います。
私がランディ・クロフォードを初めて聴いたのは名曲: リオ・デ・ジャネイロ・ブルー(Rio De Janiero Blue)でも書いたように「クルセイダーズ(The Crusaders)」の「ストリート・ライフ(Street Life)」が切っ掛けでした。
当時SOUL、R&Bはラジオなどで聴いたりとジャンルとしては知ってはいたのですがアルバムを購入して聴くまでは至らなかったのです。しかし、この曲、そしてランディ・クロフォードの歌声は強烈に印象に残り、このジャンルを聴き初める切っ掛けともなりました。
初めてボーカルを取り入れたクルセイダーズの転機とも言えるアルバム、ストリート・ライフは1979年のビルボードのジャズ・チャートで1位、ブラック・チャート3位、ポップチャートでも18位と驚異的な大ヒットとなり、シングルカットされたこの曲もポップチャートで36位とヒットし、ジャズ、フュージョンファン以外にも親しまれた名曲です。
The Crusaders (Feat. Randy Crawford) | Street Life
http://www.youtube.com/watch?v=MMFWFBCEkGw (YouTube)
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ランディ・クロフォードは1952年2月8日、アメリカでもディープサウス(Deep South)と呼ばれるジョージア州メイコン生まれです。早くから教会で歌いゴスペルやブルースを吸収し、やがてソウル、ジャズシンガーの道へと進み、既に15歳でプロとしてナイトクラブに出演しています。16歳にはヨーロッパへと向かい、南仏サントロペのクラブで歌っていたそうです。その後帰国しジャズ・グループのボーカルとして活動するなどし、1972年に活動をニューヨークに移します。そのニューヨークで、キャノンボール・アダレーやジョージ・ベンソンなどと共演するなどで才能を認められ、1976年にワーナー・レコードよりレコードデビューとなります。ちなみにワーナーとの契約もジョージ・ベンソンの推薦によってと言われています。
その後については冒頭のクルセイダーズとの共演はもちろん、ソロシンガーとしての活躍は皆さんご存知の事と思います。
さて、今回リリースのアルバムは輸入盤のみとなりますが、デビュー・アルバムの「Everything Must Change」から「Through the Eyes of Love」までの10タイトルとなり、何れも1つのパッケージに2タイトルが収録されています。いわゆる2in1*です
Everything Must Change (1976年リリース)
デビュー・アルバムとなるこのアルバムのプロデューサー「スチュワート・レビン」はクルセイダーズも手掛けた人です。レコーディングも殆どの曲にジョー・サンプル、ラリー・カールトンなどクルセイダースのメンバーが参加と、既にこのアルバムからクルセイダーズと関わりを持ちます。
Miss Randy Crawford (1977年リリース)
アルバム「Everything Must Change」よりラリー・カールトンのアレンジによる「ビートルズ」のヒット曲「Don’t Let Me Down」のカバーを紹介します。
Randy Crawford | Don’t Let Me Down
http://www.youtube.com/watch?v=0UlWWe3HV_w (YouTube)
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Raw Silk (1979年リリース)
邦題は「絹の響き」としてリリースされました。
Now We May Begin (1980年リリース)
このアルバムはクルセイダーズのストリート・ライフの成功後、クルセイダーズのプロデュースで制作されたアルバムで、邦題は「道標(みちしるべ)」としてリリースされました。
アルバム「Now We May Begin」より作詞「ウィル・ジェニングス」、作曲「ジョー・サンプル」の「Last Night at Danceland」を紹介します。
Randy Crawford | Last Night at Danceland
http://www.youtube.com/watch?v=HkelyCu5ToU (YouTube)
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Secret Combination(1981年リリース)
私が最初に購入したアルバムで、このアルバムより3作が「トミー・リピューマ」プロデュースによる三部作として知られています。
ミュージシャンも当時流行のTOTOのスティーヴ・ルカサー、ジェフ・ポーカロなどが参加しています。
名曲「リオ・デ・ジャネイロ・ブルー」もこのアルバムに収録されています。
アルバム「Secret Combination」より、「You Might Need Somebody」を紹介します。
Randy Crawford | You Might Need Somebody
http://www.youtube.com/watch?v=XTSXPTaOhM4 (YouTube)
Windsong(1982年リリース)
トミー・リピューマのプロデュース2作目となるこのアルバムは多くの方が待ち望んだアルバムかと思います。
既に廃盤となり、このブログを書くにあたってアルバムを探しましたが国内では中古盤も見つかりませんでした。アメリカのamazon.comで探してみると同じ出品者が新品、中古の両方で出品しており、同じ商品みたいですが何れも価格が「5,659.9ドル」には驚きました。アメリカでも注目なのでしょうが誰が買うのかです。
のちに2in1として再発売されましたが、やはり廃盤となり同様に高価なようです。
アルバム「Windsong」より「Look Who’s Lonely Now」を紹介します。
この曲は今年の第12回東京JAZZに出演の「ラリー・カールトン」のゲストとして出演した「ビル・ラバンティ(Bill Labounty)」のAORの定番曲とも言える名曲のカバーです。
Randy Crawford | Look Who’s Lonely Now
http://www.youtube.com/watch?v=Cgnvs88c39E (YouTube)
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Nightline (1983年リリース)
トミー・リピューマのプロデュース3作目となるこのアルバムも1、2作と同様にスティーブ・ルカサーなど、ロサンゼルスで活躍の豪華ミュージシャンの参加です。
Abstract Emotion (1986年リリース)
アルバム「Abstract Emotions」より「Almaz」を紹介します。 この曲は邦題「スウィート・ラブ」として、かなり前になりますが1991年にフジテレビ系列で放送されたドラマ「もう誰も愛さない」の挿入歌に使われましたので聴かれた方も多いかと思います。
Randy Crawford | Almaz
http://www.youtube.com/watch?v=n6vlSgaKeG8 (YouTube)
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Rich & Poor (1989年リリース)
Through the Eyes of Love (1992年リリース)
アルバム「Through the Eyes of Love」より「Who’s Crying Now」を紹介します。 この曲は皆さんご存知かと思いますが、「ジャーニー(Journey)」の大ヒット曲のカバーです。
名曲をランディ・クロフォードの歌声で聴くのも心地よいです。
Randy Crawford | Who’s Crying Now
http://www.youtube.com/watch?v=RB7bMOyLhK0 (YouTube)
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長くなり全てのアルバムを紹介できないのが残念ですが、何れも私のお気に入りです。
また、これらのアルバムと同時期となりますが、「ORIGINAL ALBUM SERIES」の1枚として5枚組のBOX CDもリリースされています。こちらも参考にしてください。
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*編集部注:2in1とは、オリジナルアルバムを2タイトルを1セットにして、期間限定生産される2枚組CDのこと。
テレサ・テンとカレン・カーペンター。このブログで好きな女性ボーカルを紹介して、ふと「アレサ・フランクリン」(Aretha Franklin)が頭に浮かんできました。
前の2人と比べると、私の好きな曲は圧倒的に少なく、もちろん、カラオケでもアレサの歌は全く歌えません。
でも、あまたいる女性ボーカルのなかで、何か直感的に「歌のうまい人」という印象が強い歌手です。
それもそのはず、アレサ・フランクリンは「米国ローリング・ストーン誌」の選ぶ「歴史上最も偉大な100人のシンガー」において堂々第1位です。
そして、2005年11月には、「アメリカ合衆国の国益や安全、または世界平和の推進、文化活動、その他の公的・個人的活動に対して特別の賞賛に値する努力や貢献を行った個人」に贈られる「大統領自由勲章」を、たぶん文化活動にて授与されています。
グラミー賞受賞回数は20回とこれまた、女性では歴代2位の回数を受賞しているという、最高レベルの女性ボーカルに間違いありません。
私が大好きな曲は、1968年リリースされた、「小さな願」(I say a little prayer)です。
そのころ、オーティス・レイ・レディング(Otis Ray Redding)の「ドック・オブ・ベイ」もラジオではよくかかっていていました。2曲ともに大変好きな曲です。2人ともに「ソウル」という音楽分野ではトップの人たちだと思っています。
Aretha Franklin|小さな願い(I say a little prayer)
http://www.youtube.com/watch?v=KtBbyglq37E (YouTube)
女性の愛する想い、切ないを恋心を相手に伝えて、そして、男性の心を振り向かせてほしいと祈りに託す、純粋で愛らしい女心の歌です。
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この「小さな願」は、ジュリア・ロバーツとキャメロン・ディアス出演の1997年のアメリカ映画「ベスト・フレンズ・ウェディング」(My Best Friend’s Wedding)でも劇中に使われています。その1シーンは、こちらです。
My Best Friend’s Wedding | I say a little prayer for you
http://www.youtube.com/watch?v=lUyFZUKo6u8 (YouTube)
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「小さな願い」の1年前(1967年)に、「リスペクト」(Respect)で、ヒットチャートで7週間全米1位になりました。
Aretha Franklin – Respect [1967] (Original Version)
http://www.youtube.com/watch?v=6FOUqQt3Kg0 (YouTube)
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この「リスペクト」の歌詩について、泉山真奈美さんが解説しています。
Sanseido Word-Wise Web [三省堂辞書サイト] Respect(1967, 全米No.1)/アレサ・フランクリン(1942-)
大変勉強になりました。
昨年2012年7月、アレサは70才で再婚しました!
3度目の結婚です。
何か「リスペクト」の歌詞を思い出してしまうのは、私だけではないのでは・・・。
アレサと「マライア・キャリー」(Mariah Carey)が「チェイン・オブ・フールズ」(Chain Of Fools)*を一緒に歌っています。二人とも抜群の歌唱力です。
Mariah Carey And Aretha Franklin|Chain Of Fools
https://www.youtube.com/watch?v=1kczjPCEJR8 (YouTube)
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現在も、自身のインディーズレーベル「Aretha Records」を立ち上げ、2011年に「A Woman, Falling Out of Love」を発売し、昨年は「How Long I’ve Been Waiting」をリリースしました。
現役で活躍中です。
* 編集部注:「チェイン・オブ・フールズ」はアレサ・フランクリンのアルバム「LADY SOUL」に最初に収録されました。紹介した「5CD ORIGINAL ALBUM SERIES BOX SET / ARETHA FRANKLIN」に、この「LADY SOUL」が収納されています。もちろん、「小さな願い」と「リスペクト」を収録したアルバムも、収納されています。
以前に「お買い得な「箱入り」CD」のタイトルで、シカゴ(Chicago)とジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)のCD-BOXを紹介しましたが、何と2月末に「ヴァン・ヘイレン(Van Halen)」の「Studio Albums 1978-84 」がCD 6枚入りでリリースされました。
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先の2セットを知ってから、同じようなCD-BOXがリリースされないかとインターネットで探していたのですが、何枚かある中、「まさかヴァン・ヘイレンが出すとは!」と驚き、早速予約し購入しました。
こちらもCD 6枚組で2千円を切る価格設定で、聴くのが目的の私には助かります。
ヴァン・ヘイレンのアルバムは、レコードとCDで何枚か持ってはいますが、殆どベスト盤や後期のアルバムです。
昨年11月の来日公演の予定があり(ヴァン・ヘイレンの病気により今年6月に延期された)、その影響かもしれませんが、初期のアルバムが聴きたいなと思っていたところにこのアルバムのリリースです。
手元にCDが届き早速聴きましたが、懐かしさもありますが、やはり全アルバムとも良く、大満足です。
ヴァン・ヘイレンと言えば、「エドワード(エディ)・ヴァン・ヘイレン(Edward Van Halen)」のギター・テクニックの凄さですが、やはりボーカルの「デイヴィッド・リー・ロス(David Lee Roth)」もこのバンドの要です。メンバー・チェンジが何回かありましたが、デイヴィッドの復帰はファンにとっては待ち望んでいたのでは思います。
私もヴァン・ヘイレンのライブは、1989年に東京ドームへ見に行きましたが、この時はのボーカルはデイヴィッドでなく、「サミー・ヘイガー(Sammy Hagar)」でした。
もちろん目当てはエディのギターでしたので十分に楽しんだ記憶があります。
昨年も来日する予定でしたが病気で延期となり、チケットを購入していた弟はがっかりしていました。
現在のメンバーは、ギター、ドラムはエディ、アレックスのヴァン・ヘイレン兄弟、ヴォ-カルは復帰したデイヴィッド、そしてベースは2006年よりバンドに参加のエディの息子「ウルフギャング・ヴァン・ヘイレン(Wolfgang Van Halen)」です。
ウルフギャングという名前はギターにも使われ、販売していましたので知ってはいたのですが、まさか父親と活動するとは思っていませんでした。
やはりCDを聴くと会場で聴きたくなりますが、残念ながら延期となった今年も行ず、私はこのアルバムを聴いて我慢です。
それでも充分に満足できるCDかと思います。
今回発売されたBOX CDの内容は以下通りです。
Van Halen – Studio Albums 1978-84
どれも良いアルバムですが、私のお気に入りは1stアルバム「Van Halen (炎の導火線) 」と「1984」です。
では、このCDより曲の紹介です。
スタジオ録音で曲の紹介も考えましたが、やはりライブの良さをご覧いただければと思います。
1曲目はヴァン・ヘイレンを初めて聴いた曲で、1stアルバム「Van Halen」より「キンクス(Kinks)」のカバー曲「You Really Got Me」です。
Van Halen | You Really Got Me
http://www.youtube.com/watch?v=9V6VBKsO-Fk (YouTube)
2曲目はアルバム「1984」より「Panama」です。
このアルバムには大ヒット曲「Jump」が収録されていますが、私はこの曲が1番です。
私を含め、今年のライブに行くことのできない方へ、2012年のライブ映像です。
1曲目の映像と比べると歳をとってしまいましたが、良い曲は何時聴いても良いです。
Van Halen | Panama
3曲目はタップリと、アルバム「1984」より「I’ll Wait」と「Hot For Teacher」、アルバム「Van Halen II」より「Woman In Love…」の3曲メドレーです。
こちらも2012年のライブ映像です。
Van Halen | I’ll Wait + Hot For Teacher + Women In Love…
http://www.youtube.com/watch?v=jG-nntlGsIQ (YouTube)
他にも紹介したい曲があります。
例えばエディがセッション・マンとして参加した「マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)」の「ビート・イット(Beat It)」などです。
この曲のギター・ソロは有名で、何時聴いても良いです。
この「箱入り」CDシリーズは、今後どのようなアーティストが登場するのか楽しみです。
昨年末に、2組みのCD-BOXを購入しました。アルバムをまとめて復刻したアルバム・ボックスCDです。「箱入り」と呼ばれるやつです。
昨日は「Chicago」を紹介しましたが、今日は「ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)」のボックスCD「Studio Albums 1968-79」を紹介します。
私は女性アーティストの曲が好きで良く聴きます。
ジョニ・ミッチェルは「Both Sides Now(邦題:青春の光と影)」が好きで、この曲が収録されたアルバムをCDで持っています。しかし、不思議と、この1枚しか持っていませんでした。
実は、男性だと「ボブ・ディラン(Bob Dylan)」、女性だと「ジョーン・バエズ(Joan Baez)」あたりは私の好みではなく、殆ど聴くことはありません。
ジョニ・ミッチェルも同じ系統のアーティストだと思っていたかもしれません。
もう何年か前ですが、NHKのBS放送(BS2の頃)で「Shadows And Light」と言うタイトルの番組を見ました。内容は、ジョニ・ミッチェルが米国カリフォルニア州サンタ・バーバラ(Santa Barbara)で行った野外ライブにイメージ映像を挿入したものでした。
この番組を見て驚いたのがバックを固めるミュージシャン達の豪華さです。
ギターは「パット・メセニー(Pat Metheny)」、ベースは、「ジャコ・パストリアス(Jacob Pastorius)」、そしてサックスは「マイケル・ブレッカー(Michael Brecker)」でした。何れも、私の大好きなミュージシャン達です。
私も、アルバムにジャコ・パストリアス参加していることは知っていましたし、友人からは「Blue」と「Mingus」を薦められていましたが、これまで聴かずじまいでした。
この番組を見てジョニ・ミッチェルに対してのイメージが変わり、何枚かのアルバムは購入しようと思いつつも月日が経ってしまいました。
しかし、去年「Chicago」と同じ時期にこのアルバム・ボックスCDを見つけ購入しました。
商品の作りは「Chicago」よりは多少は良く作られていますが、こちらも特典やライナーなどは無く、ただCDでジョニ・ミッチェルをの曲を聴くだけの商品です。ジョニ・ミッチェルに興味がある方には安く購入出来るのでお勧めです。
収録アルバム
では、このCD-BOXの中から、最初に「Both Sides Now(邦題:青春の光と影)」、続いてジャコ・パストリアスが参加した「Coyote」と「Talk To Me」をご紹介します。
Joni Mitchell | Both Sides Now
http://www.youtube.com/watch?v=Pbn6a0AFfnM (YouTube)
Joni Mitchell | Coyote
http://www.youtube.com/watch?v=Hbr0hXkArWg (YouTube)
Joni Mitchell | Talk To Me
http://www.youtube.com/watch?v=oYMQMc3eB5s (YouTube)
さて、アーティストによっては、やれ「紙ジャケット化」とか、やれ「最新リマスター」などを「売り」にして、同じタイトルのアルバムを繰り返しリリースする場合があります。
そのアーティストが好きで、コレクション目的や、常に高音質を求めるには良いと思いますが、私と同じように、多くのアーティストの曲をいろいろ聴いてみたいと言う考えの方には、このようにアルバムをまとめて復刻したボックスCDのシリーズはお勧めです。
これからも同様のCD-BOXのリリースを期待します。
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昨年末に、2組みのCD-BOXを購入しました。アルバムをまとめて復刻したアルバム・ボックスCDです。「箱入り」と呼ばれるやつです。
最初に紹介するのは「シカゴ(Chicago)」のボックスCD「Studio Albums 1969-78」です。
シカゴを最初に聴いたのは、中学生の頃です。
同級生の殆どは、洋楽なら「ビートルズ(The Beatles)」や「サイモン & ガーファンクル(Simon & Garfunkel)」を聴いた時分です。
私もその1人でしたが、ある日ラジオから流れたシカゴの「長い夜(25 or 6 to 4)(’70)」に衝撃を受けました。
メロディーもですが、当時、初めて耳にしたロックにブラスが加わる「ブラス・ロック」は、サウンドに厚みと深さが加わり、新鮮で感動しました。
また、間奏などで弾きまくる「テリー・キャス(Terry Kath)」のギター・テクニックに驚いたものです。
直ぐにシカゴのレコードが欲しくなりましたが、シングル盤でも400円でしたから、中学生の私には高価で、お小遣いを貯めてやって購入した記憶があります。
また、シカゴのLPレコードは、デビュー・アルバムからサード・アルバムまで2枚組みだったので、すべて4,000円近い値段であり、購入することも出来ませんでした。
だから、シカゴで最初に購入したLPレコードは、星条旗をイメージしたバックにシカゴのロゴが描かれたジャケットのベスト・アルバムでした。
そこに輪を掛けて、4枚目のアルバム「シカゴ・アット・カーネギー・ホール(Chicago At Carnegie Hall)」は、4枚組みのライブ盤としてリリースされました。確か日本盤は7,800円と高価でした。シカゴを聴きたい私にとっては殆どイジメです。
しかし、このアルバムはどうしても欲しくて、お年玉や小遣いをこつこつと貯めて、やっとの思いで購入しました。懐かしい思い出です。
その後、シカゴのアルバムは、12~13枚目迄は購入しましたが、殆ど手放してしまいました。今も手元に残っているのは最初に購入したベスト盤と「シカゴ・アット・カーネギー・ホール」の2枚です。
また、このブログを書くにあたり、シングル盤をチェックしたら、何と「ロウダウン(Lowdown)」の初来日記念としてリリースされた「日本語盤」を見つけました。訳詞は北山修でした。あのシカゴでも、当時はこのような企画盤もリリースしたのだと、笑ってしまいました。
やはりシカゴには思い入れがあり、あらためて初期の作品をCDで揃えようかと思っていたところ、このボックス・セットを見つけたので、早速購入しました。
内容は、「Chicago Transit Authority」から「Hot Street」迄の10枚組みです。何れも海外盤らしい雑な作りの紙ジャケットがボックスに収められていただけです。特典やライナーなどは無く、ただCDでシカゴの曲を聴くだけの商品です。
ただ、私は2,500円を切った価格で購入できたので、CD 1枚当たり250円以下と安く、私のように聴くことが目的であればお勧め出来るCD-BOXです。
収録アルバムリスト
では、このCD-BOXの中から、私が最初にシカゴと出会った曲「長い夜(25 or 6 to 4)」、私の大好きな「ビギニングス(Beginnings)」、そしてシカゴと言えばこの曲と言われる大ヒット「サタデー・イン・ザ・パーク(Saturday In The Park)」をご紹介します。
Chicago | 25 or 6 to 4
http://www.youtube.com/watch?v=XvnDd-meR6M (YouTube)
Chicago | Beginnings
http://www.youtube.com/watch?v=XI5aD6m7ub0 (YouTube)
Chicago | Saturday In The Park
http://www.youtube.com/watch?v=f-Eplv6PDvE (YouTube)
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