矢野顕子」タグアーカイブ

マイ・フェイバリット・トーキョー・ミュージック


東京タワー「ダイヤモンドヴェール」

東京タワー「ダイヤモンドヴェール」(帰属:Kakidai、ライセンス:CC BY-SA 4.0、http://ja.wikipedia.org/wiki/東京タワー)

5月23日(月)、東京都心では今年初めて最高気温が30度以上になる「真夏日」になりました。
この日、関東各地の最高気温は、東京30.9度、横浜29.8度、千葉30.0度、熊谷33.0度、甲府32.4度でした。

残念ながら、梅雨入り前の貴重な「カラッとした暑さ」は、長く続きません。
西から雨の季節が近づいています。

残り少ない初夏の陽気を満喫しましょう。

さて、5月のお気に入り曲のテーマは「東京」です。
当ブログ執筆者がお勧めする「東京」に纏わる8曲を紹介します。

テレサ・テン|スキャンダル
https://www.youtube.com/watch?v=Qx11zFoDc2c (YouTube)

テレサ・テン プレミアム・コレクション BHST-161

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  • 歌詞の街名、三茶、下北、吉祥寺、恵比寿、十番、西麻布、私の30代、40代の「東京」でした。本当に曲にぴったりで、おしゃれな街です。何回カラオケで歌ったか。 今は、神田、新橋、門前仲町、でしょうか。(Hiro)

Yellow Magic Orchestra(YMO)|Technopolis(テクノポリス)
https://www.youtube.com/watch?v=Y2lOyCxRp5s (YouTube)

Solid State Survivor

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  • 「TOKIO」というヴォコーダーの音からスタートするYMOのヒット曲。アルバム「Solid State Survivor」の「Technopolis」→「Absolute Ego Dance」→「Rydeen」の冒頭の流れは何時聞いても「YMO」そのものです。(Koji)

アン・ルイス|六本木心中
https://www.youtube.com/watch?v=nFq-kJpH7MA (YouTube)

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  • 湯川れい子の作詞を含めて秀逸の名曲ですね。(Koji)
  • 当時、見ていた深夜ドラマのエンディング・テーマ曲で、ドラマ名は「トライアングルブルー」。とんねるずが主演で、故・可愛かずみも、出演していました。プロモーションビデオがそのまんまエンディング・ロールに使われる奔りだったと記憶しています。この曲自身は音楽ランキングで上位にランクインしませんでしたが、カラオケで長く歌われた、思い出深い曲です。(Yama)

矢野顕子|Walk On The Way Of Life
https://www.youtube.com/watch?v=qBVemdVfchU (YouTube)

東京は夜の7時

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  • タイトルや歌詞に「東京」は無いのですが、「矢野顕子」の2枚目のライブ・アルバム「東京は夜の7時」のラストを飾る名曲だと思います。途中メンバー紹介となりますが、亡き「松原正樹」をはじめメンバーが凄いです。最後に紹介のコーラス2人など今では考えられません。(MAHALO)

笠井紀美子|ベリー・スペシャル・モーメント(Very Special Moment)
https://www.youtube.com/watch?v=vLdwnL3tD8Q (YouTube)

トーキョー・スペシャル(期間生産限定盤)

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  • この曲もタイトルや歌詞に「東京」は無いのですが、「笠井紀美子」の「Tokyo Special」というアルバムに収録されています。Tokyo Specialという曲も収録されていますが、このアルバムではこの曲が大好きです。最初に聴いたのは40年近く前の事ですが、今でも東京といえばこのアルバム、そしてこの曲を思い出します。ちなみに作曲は「横倉裕」です。(MAHALO)
  • 笠井紀美子、懐かしいです。ずっと忘れていた名前です。マル・ウォルドロンの名前も浮かんできました。「ワン・フォー・レディ」(Hiro)

サディスティックス(Sadistics)|The Tokyo Taste
https://www.youtube.com/watch?v=Ca8g5H8xFiU (YouTube)

Sadistics

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  • サディスティックスのファーストに収録されたこの曲は今聴いてもお洒落です。(MAHALO)

井上陽水|Tokyo
https://www.youtube.com/watch?v=QVLE1JPiDeE (YouTube)

GOLDEN BEST

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  • 銀座、新宿、渋谷、青山、赤坂、浅草の地名が登場し、はとバス、地下鉄の情景が思い浮かぶ写実主義な歌詞に、少しメルヘンなワードが混じる井上節です。(Yama)

鈴木雅之&菊池桃子|渋谷で5時
https://www.youtube.com/watch?v=m_dbetkduoQ (YouTube)

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  • 携帯電話がなかった時代、渋谷の夕方の情景を思い出します。当初は鈴木雅之のアルバム収録曲でしたが、後に鈴木杏樹主演のポケベル「東京テレメッセージ」のCMに採用され、リメイクでシングルカットされました。(Yama)
  • カラオケでこの歌よく聴きました。鈴木雅之と菊池桃子とは知りませんでした。(Hiro)
  • ポケベルもカセット・ウォークマンも懐かしアイテムになりましたね。(Koji)

お気に入りが見つかれば幸いです。

(編集長)

マイ・フェイバリット・ミュージック・オン・ザ・ラジオ


紫陽花梅雨シーズンの東京は、空気の乾いた日と湿った日が交互に繰り返します。乾いた空気の日は、窓を開けて一日中ラジオの音楽番組を流して仕事をします。新しい曲も、古い曲も、ラジオで触れる機会が多く、やはりラジオが好きです。

歳を取ってから、ラジオを聴く機会が増えました。そして、今日も、窓を開けてラジオを聴きます。

6月の「お気に入り曲」のテーマは、「ラジオで聞いた忘れられない音楽」です。
当ブログ執筆者がお勧めするラジオ番組のテーマ曲を中心に、ラジオから流れた思い出深い8曲を紹介します。

フランク・プールセル(Franck Pourcel)|ミスター・ロンリー(Mr. Lonely)
https://www.youtube.com/watch?v=w7xEuf4sAbQ (YouTube)

フランク・プゥルセル

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もちろん、城達也のナレーションが入っていれば、より、空の上からいろいろ世界を眺めている夢の世界へと誘ってもらえるのですが。(ジェットストリーム テーマ曲)(Hiro)
有名なFM長寿プログラムの「ジェット・ストリーム」ですが、最近になって、またよく聞くようになりました。(Yama)

荒木一郎|空に星があるように
https://www.youtube.com/watch?v=rxRgOKWmoOk (YouTube)

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荒木一郎がパーソナリティを担当したラジオの番組「星に唄おう」のテーマ曲です。歌詞といい、メロディといい。名曲として忘れられない曲の一つです。(Hiro)
ラジオ番組「星に歌おう」のテーマ曲として思い出します。(Koji)

パーシー・フェイス(Percy Faith Orchestra)|夏の日の恋(Theme from “A Summer Place”)
https://www.youtube.com/watch?v=bz4DOlnh64Y (YouTube)

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ラジオ番組以上に、高校時代の昼休みの放送のテーマ曲として感慨深いものがあります。食堂のうどんの味が蘇ります。(Koji)

アジムス(Azimuth)|地平線を飛ぶ(Vôo Sobre o Horizonte)
https://www.youtube.com/watch?v=QJclNFmwEtU (YouTube)

aguia nao come mosca

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クロスオーバー、フュージョン・ファンにはお馴染みのNHK-FMの深夜番組「クロスオーバー・イレブン」のオープニング曲です。後にアレンジを変え、曲のタイトルも「Fly Over The Horizon」として流れましたが、やはりこちらのバージョンのほうが好きです。(MAHALO)
中学生~高校生の頃、このクロスオーバー・イレブンで、フュージョンのエア・チェックに、励んでいました。(Yama)

デイヴ・グルーシン(Dave Grusin)|カタヴェント (Catavento)
https://www.youtube.com/watch?v=347TFdzDr98 (YouTube)

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大阪の友人とこの曲が話題となり、関西ではラジオ大阪で放送されていた「笑福亭鶴瓶」の深夜番組「ぬかるみの世界」でオープニング曲としてと使われていたとの事でした。残念ながら私はこの番組は聴いていませんが、東京でもラジオかテレビで使われていたような気がします。(MAHALO)
軽快なサンバのテンポでノリがいいですね。渡辺貞夫の曲と通ずるものがありますね。(Hiro)

バーティ・ヒギンズ (Bertie Higgins)|キー・ラーゴ(Key Largo)
https://www.youtube.com/watch?v=Ru2tsT32pHA (YouTube)

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湘南のミニFM局「Kiwi」の設立をテーマとした「中山美穂」、「織田裕二」主演の映画、「波の数だけ抱きしめて」でラジオから流れる曲です。これからの季節、海辺でラジオからこの曲が流れると爽快かと思います。この映画のサントラ盤はヒット曲ばかりでお勧めです。(MAHALO)

山岸潤史|モア・コークスクリュー(MORE CORKSCREW)
https://www.youtube.com/watch?v=NdfXqwWgbBE (YouTube)

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1980年代のTBSラジオの番組「ラジオはアメリカン」のオープニング曲です。当時、多少フュージョンをかじっていたので、山岸潤史の名前を憶えていて、今回、WikiPediaとYouTubeを横断して検索して見つけました。ユニークなインストです。(Yama)
この曲は当時人気のギタリストに4人によるアルバム「GUITAR WORKSHOP Vol.2」でよく聴きました。このアルバムでは「CORKSCREW」というタイトルでした。レコードでは収録時間の都合上編集されていましたが、のちにCDでコンプリート盤がリリースされ聴きましたが、「Second Night」では16分近くの迫力のある演奏でした。(MAHALO)

矢野顕子|春咲小紅
https://www.youtube.com/watch?v=mIurxuToKgg (YouTube)

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高校生時代、地元の栃木放送(ラジオ局)に出入りし、はがき投稿に精を出していました。その頃、頻繁にリクエストしていた曲です。矢野顕子の初メジャー・ヒット曲で、カネボウ化粧品のCMにも起用され、ラジオでもよく聞きました。(Yama)
この曲はCMにも使われよく聴きました。矢野顕子はデビュー・アルバム「JAPANESE GIRL(日本少女)」からのファンです。このアルバムの登場は今でも印象に残っています。「丘を越えて」には笑えましたが。(MAHALO)

お気に入りが見つかれば幸いです。

(編集長)

世界遺産に認定されたミュージシャン「レイ・ハラカミ」(2)


世界遺産に認定されたミュージシャン「レイ・ハラカミ」(1)の続き

Himawari本格的な夏の訪れと共に咲き出したヒマワリ(向日葵)ですが、夏の季語でもあります。田舎の夏の風景にヒマワリは欠かせない花とも云えます。

矢野顕子によって「世界遺産」に認定されたレイ・ハラカミですが、2007年7月公開の映画「天然コケッコー」の音楽を担当しました。
山陰地方と思われる田舎町(S県香取郡木村)を舞台にした少女漫画が原作の映画ですが、レイ・ハラカミの紡ぎだす電子音楽が妙に溶け込んでいます。
主題歌も「くるり|言葉はさんかく 心はしかく」が使われています。

天然コケッコー
https://www.youtube.com/watch?v=Jw974PPLs-Q (YouTube)

 

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映画「天然コケッコー」の原作はくらもちふさこ(倉持房子、1955年 -)の少女漫画で、主人公「右田そよ」の中学時代のエピソードによって構成されています。
原作は読んでいませんが、田舎の日常風景と少女の恋愛感情が織りなす時間の流れが妙に印象的でした。

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主人公の中学3年生「そよ」役の夏帆(かほ、1991年 -)も好演ですが、相手の転校生「大沢」役の岡田将生(おかだまさき、1989年 -)は若干格好良すぎな所がありました。田舎の風景にそぐわない「星の王子さま」と考えれば、やむを得ませんが。

尚、この映画は同年の映画賞の幾つかを受賞した秀作で、主演当時15歳の夏帆は日本アカデミー賞等の新人賞を受賞しています。
レイ・ハラカミの音楽も毎日映画コンクールの音楽賞を受賞しています。
この夏のビデオ鑑賞の一つとしてお薦めします。特に、田舎生活と中学生時代の郷愁に浸るには最適だと思います。

「ひこうき雲」と「青い影」で紹介したスタジオジブリの最新作「風立ちぬ」が7月20日から公開になりました。宮崎駿(みやざきはやお)監督の思いが凝縮された映画になっているようです。アニメ映画といっても幅広い世代に訴求する何かを感じます。

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この作品のモチーフともなった堀辰雄の小説「風立ちぬ」や「菜穂子」は、中学生の頃に読んだ記憶があります。今では聞かれなくなった「サナトリウム(英: sanatorium、主に結核の療養所)」という言葉を知ったのはこの本だったと思います。

 

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風立ちぬ・菜穂子

この映画に併せて、特別企画盤の「ユーミン×スタジオジブリ ひこうき雲 40周年記念盤 (CD+DVD)(完全生産限定盤)(LPサイズ絵本仕様)」が7月31日発売となります。

荒井由実 – ひこうき雲 MUSIC CLIP

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このアルバムの2曲目は「荒井由実|曇り空」ですが、矢野顕子とレイ・ハラカミのユニット「yanokami」もカバーしています。結果的に二人にとって最後のアルバムとなった「yanokami|遠くは近い」の同じく2曲目にあります。

遠くは近い

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このアルバムの制作途中で急逝したレイ・ハラカミですが、完成済みの音源と共に、彼の盟友であるタブラ奏者U-zhaan(ユザーン、本名:湯沢啓紀、ゆざわひろのり、1977年 -、埼玉県出身)と矢野顕子による曲を加え、2011年末にリリースされています。

インドの民族楽器のタブラ(英:Tabla)ですが、シタールとノルウェイの森(1)で紹介したように、同じインドの民族楽器であるシタールの演奏に登場しています。実際は高音用のタブラ(tabla)と低音用のバヤ(baya)が一緒に使われる太鼓の一種です。

世界遺産の「神」がいなくなったヤノカミ(yanokami)ですが、その活動自体は止めていないようです。yanokami(矢野顕子 x レイ・ハラカミ)オフィシャル・ホームページも健在です。

しかし、レイ・ハラカミの公式ページの方は2011年7月8日のライブ・スケジュールの記事以降は更新が止まっています。

但し、レイ・ハラカミの残した音源、謂わば「神の遺産」はyanokamiの音楽活動を今でも支えているようです。昨年の7月30日に行われたイベント「100%ユザーンvol.3」で、前回に聴き比べて貰った「ばらの花」 を「yanaokami x U-zhaan」で演奏する映像があります。このバージョンも聴き比べてみて下さい。

yanokami × U-zhaan – ばらの花
http://www.youtube.com/watch?v=oPQ44DL3ztc (YouTube)

タブラが加わり、更に進化しているように思います。
yanokamiのホームページで告知されていますが、この8月30日に「yanokami Indoor festival」が、恵比寿にあるライブハウスLIQUIDROOM(リキッドルーム)iconで開かれるようです。

8/30(金)「yanokami Indoor festival」によせて by 矢野顕子

チケットぴあ一般発売 / yanokami | 2013/8/30(金) | LIQUIDROOM(東京都)icon

このイベントにもゲスト参加が予定されているU-zhaanですが、<キャンペーン情報>連続テレビ小説「あまちゃん」をより楽しむための音楽ガイドで紹介の「あまちゃん」のサウンド・トラックにもタブラで参加しています。タブラの演奏が使われているシーンを探してみて下さい。

Inaho盛夏を迎え、稲穂も実を付けだした今日この頃です。
こんな田園の風景は映画「天然コケッコー」や「風立ちぬ」にも共通するような気がします。

余談になりますが、「風立ちぬ」に特別協力している読売新聞で、菜穂子の描いている絵コンテストの募集があります。但し、参加資格は中学生以下です。
菜穂子のキャンバスの先に見えているのは、「ヒマワリの咲き誇る田舎の夏の風景」のような気がします。

世界遺産に認定されたミュージシャン「レイ・ハラカミ」(1)


https://www.youtube.com/watch?v=BVA2lz2SZXYの記事で触れましたが、先月6月22日にカンボジアで開催された第37回ユネスコ世界遺産委員会において、「富士山と信仰・芸術の関連遺産群」の世界遺産登録が正式決定いたしました。改て、日本人として喜びを覚えます。

音楽界で世界遺産に認定されたミュージシャンがいます。レイ・ハラカミ(本名:原神玲、1970年 – 2011年、広島県出身)です。
とは云っても、ユネスコの世界遺産とは全く無関係で、ニューヨーク在住のシンガーソングライター矢野顕子(やのあきこ、1955年 -)の独断による「世界遺産」の認定です。

レイ・ハラカミとしてのアルバム「Rei Harakami|Lust」をリリースした当時のキャッチ・コピーとして使われました。
それを記したミュージック・エンターティメント・サイト「BARKS」の2005年5月の記事があります。

矢野顕子認定、レイ・ハラカミの世界遺産的最新作 (BARKS)

このアルバムの中では、当ブログで何度か登場している細野晴臣の名作「終わりの季節」をカバーしています。レイ・ハラカミ自身がカメラを持って制作したと云われるPVが残っています。

rei harakami|owari no kisetsu|Official Original MV (2005)
https://www.youtube.com/watch?v=BVA2lz2SZXY

Lust

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レイ・ハラカミの創り出す音楽は、基本的にDTMdesktop music、和製英語、パソコンを前提とした音楽制作)による電子音楽ですが、独特の浮遊感のある儚(はかな)げな音色は、彼独自の世界観を醸(かも)し出していると思います。

矢野顕子と細野晴臣による「終わりの季節」のライブ映像があります。こちらは、以前のシタールとノルウェイの森(3)で紹介した2007年の「音楽のちから~吉野金次の復帰を願う緊急コンサート~」に於けるものと思います。

Akiko Yano + Haruomi Hosono – 終わりの季節 (Owari No Kisetsu)
http://www.youtube.com/watch?v=zDtkXLd12Kg (YouTube)

音楽のちから ~吉野金次の復帰を願う緊急コンサート [DVD]

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余談ですが、「終わりの季節」は細野が「はっぴいえんど」解散後の1973年にリリースしたソロ・アルバム「HOSONO HOUSE」に収録されています。これが、昨年「Bellwood 40th Anniversary Collection」として復刻されています。尚、この細野のソロ第1作参加メンバーはキャラメル・ママ~ティン・パン・アレーへと発展しますが、「ひこうき雲」と「青い影」で紹介した「ひこうき雲」の制作メンバーとも重複します。

  • 細野晴臣[B/G/Mnd/Vo/P/Per]
  • 松任谷正隆[P/Key]
  • 鈴木茂[G]
  • 林立夫[Ds/Per]
  • 駒沢裕城[G]

さて、矢野顕子がレイ・ハラカミを知り、後に「世界遺産」として認定するに至ったキッカケは、「くるり|ばらの花」のレイ・ハラカミによるリミックス(remix、既存曲を編集して新たな楽曲にすること)を耳にしたことだそうです。

くるり ばらの花 ~ Rei Harakami remix
https://www.youtube.com/watch?v=CaJc1MGAr8o (YouTube)

くるり(Quruli)は京都出身のロックバンドで、立命館大学を卒業した岸田繁(きしだしげる、1976年 -、京都市出身)と佐藤征史(さとうまさし、1977年 -、京都府亀岡市出身)がオリジナル且つ現メンバーとして活動しています。

ベストオブくるり/ TOWER OF MUSIC LOVER

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レイ・ハラカミもまた、広島出身ながら京都に在住し、そこを主たる活動拠点としていました。

このリミックス楽曲を聴いて、「これはやばい。これは天才だ。」と惚れ込んだ矢野顕子のオファーにより、二人のユニットが実現します。
「矢野顕子+レイ・ハラカミ=yanokami」の誕生です。
そして2007年にアルバム「yanokami|yanokami」でデビューしました。矢野顕子の楽曲のセルフカバーが中心ですが、先の「終わりの季節」もyanokamiバージョンで収録されています。

yanokami

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ニューヨーク在住の矢野顕子と京都在住のレイ・ハラカミによるスカイプ(skype、インターネット電話サービス)を使った遠距離プロジェクトだったようです。yanokamiバージョンの「終わりの季節」はこちらです。

Yanokami – Owari no Kisetsu
http://www.youtube.com/watch?v=lAXPWpjmAwQ (YouTube)

このyanokamiとくるり(岸田繁)による「ばらの花」のライブ映像があります。この映像は2007年の放送と思われますが、レイ・ハラカミがローランド社のVS-880EXと覚しきMTR(マルチトラックレコーダー)を駆使する姿が残っています。

yanokami+くるり|バラの花
https://www.youtube.com/watch?v=DeWijb5v25Y (YouTube)

レイ・ハラカミの音源制作の殆どは、ローランド社のDTM向け音源モジュールSC-88Pro(1996年発売当時の価格:89,800円)によって行われたとのことです。そのサンプリング音の逆再生が独特のサウンドとなったようです。
まさしく京都流モノ作りに通じる、ローコースト宅録が生み出すデジタルサウンドが源(みなもと)です。



その矢野顕子とレイ・ハラカミのユニットyanokamiが突然の活動停止を余儀なくされます。2011年7月27日、原神玲の脳出血による突然の死(享年40歳)でした。
予定されていた夏フェス(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2011, SUMMER SONIC 2011, ARABAKI ROCK FEST.11)出演の直前の出来事でした。yanokami 残りのメンバー矢野顕子によって各々のステージは務められました。

この27日で「世界遺産」認定されたレイ・ハラカミの3回忌となります。そして、今年も夏フェスが近づきました。当ブログ記事の<キャンペーン情報>夏フェス2013NAVIから、お好みの夏フェスを見つけて下さい。

Rose_2013

旧古河庭園の梅雨時の「春バラ」

一方の「バラの花」ですが、梅雨の季節は見頃だった東京都北区にある旧古河庭園の春バラも、梅雨明けと共に「終わりの季節」となりました。

世界遺産に認定されたミュージシャン「レイ・ハラカミ」(2)に続く

シタールとノルウェイの森(3)


シタールとノルウェイの森(2)の続き

シタールとノルウェイの森(2)の最後で聞いていただいた「はっぴいえんど|風をあつめて」は、アルバム「風街ろまん」に収録されています。これは、「はっぴいえんど」のセカンドアルバムとして1971年にリリースされました。

風街ろまん

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このアルバムに細野晴臣に誘われてミキサーとして参加したのが、東芝音楽工業(当時、後に東芝EMI、現EMIミュージック・ジャパン)を退社した直後の「吉野金次 (1948年、東京生れ)」でした。
伝説のレコーディング・エンジニア、プロデューサーである吉野金次の、フリー初仕事でした。
吉野が東芝音楽工業(録音部)を解雇に近い形で辞めた直接の原因は、ザ・ランチャーズにいた喜多嶋修との匿名ユニットで活動していたことに起因するようです。
ザ・ランチャーズは加山雄三のバンドとして有名ですが、その従弟の喜多嶋は女優:喜多嶋舞の父です。また、妻は元女優の内藤洋子です。彼女は「白馬のルンナ」という曲と共に、私の記憶に残っています。

そんな吉野金次は、先の(1)で紹介したビートルズのアルバム「Rubber Soul」を含めて、殆どのビートルズのアルバムをプロデュースした、ジョージ・マーチン(Sir George Henry Martin,1926年-)の影響を強く受けたそうです。
ビートルズの音楽に強い影響を与えたといわれるジョージ・マーチンは、イギリスでナイトの称号を受けており、「5人目のビートルズ」と呼ばれます。この表現は、元マネージャーのブライアン・エプスタインなど他の人にも使われますが、彼もその一人です。

さて吉野金次の足跡ですが、日本におけるフォークやロックの黎明期の頃から、音楽のジャンルに囚われず、J-POP、歌謡曲、そしてクラシックまで幅広く携わり、数々の名盤を世に送り出しました。『素晴らしい音楽は素晴らしい』を実践し、日本の音楽界の至宝とも言える人だと思います。

先のジョージ・マーチンは、プロデュース業を専門し、録音などは他のスタッフを使っていたと思いますが、当時、分業制の進んでいなかった日本の音楽業界では、幅広く活躍する吉野の役割は大きかったと思います。

今回は、彼の関わった一つひとつの作品には触れません。秘蔵のアルバムのクレジットに、「吉野金次」探すのも一興かと思います。CDやLP盤のアルバム購入の魅力は、そのリーフレットも重要な楽しみの一つです。最近は簡単な物も増え、その楽しみは減りましたが。

そんな彼は2006年に脳梗塞で倒れました。
その復帰を願うチャリティ・コンサートが、矢野顕子、細野晴臣の提唱で、佐野元春、大貫妙子、友部正人、ゆず等が参加して行われました。そのコンサートの様子は「音楽のちから ~吉野金次の復帰を願う緊急コンサート」としてDVD化されています。

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そして、吉野金次がミキサーとして復帰したのが、「矢野顕子|音楽堂」の10年振りの弾き語りアルバムのレコーディングとなりました。2009年夏に、彼の提唱した「神奈川県立音楽堂」で、5日間1発録りプロジェクトです。

矢野顕子「音楽堂」トレイラー(Long Version)
http://www.youtube.com/watch?v=ITb7s2GnYJo (YouTube)

「コンビニで才能売ってないかな?」と言いつつ、必死に音作りをする矢野と、最後に車椅子の不自由な体で漸く「OKマーク」を出す吉野など、二人の交流プロセスを描く短編映像です。詳しくは、「矢野顕子の音楽堂」公式サイトを参照下さい。

音楽堂

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そんな「ハッピーエンド|風街ろまん」の時代から約30年後のボストンに、吉野金次を「日本の宝」と崇拝する若者が、バークリー音楽大学で学びました。 当ブログでRecommendationしている”monolog”こと、”Yuki Monolog Kanesaka(1981年、千葉県生れ)”です。
幼少の頃、忍者ハットリくんに憧れ、彼の母親の「忍者になるためには、ピアノのレッスンが必要だよ」という言葉で、ピアノ教室に通いだしたのが、音楽を志す第一歩でした。
バークリー卒業後もボストンに留まり、忍者(音楽)修行を未だに続けているようです。 そんな彼が、今年11月28日にmonolog名義でリリースしたアルバムが「monolog|Re:Live – JAZZ meets HIP HOP CLASSICS-」です。 打ち込みやサンプリングを使わず、100%「生音一発録り」の「オーガニックな音の世界」を確かめてみて下さい。

そのクレジットの一部を紹介します。彼の「こだわり」の一端が見えてくるかも知れません。他の隠された秘密等は彼のTwitter(@yukikanesaka)に委ねます。

monolog as known as Yuki Kanesaka plays
Drums set&percussion,Electric Bass&Electric Upright bass,
Electric Piano,Clavinet,Synthesizer,Grand Piano,Organ&Melodica,
Electric&Acoustic Guitar,
Alto Saxophone,Turn Table&Disco Mixer,Vibraphone,Voice
Vocalists Shakyma Horacius,#1,4,8,  OJ Matori#3,4,5,9,12, Saucy Lady#11
Piano Tuning:Fred Mudge
Microphone set up and signal pass setting:Matt Hayes
Recording operation:Yuki Ohnishi
Produced,Arranged,Recorded and Mixed by Yuki Kanesaka
at Komugiko Studio Boston,MA,USA
Over dub recorded at Wellspring sound,Acton,MA,USA
Mastring by Tom Waltz at Waltz Mastering,Watertown MA,USA

その彼のスタジオのあるボストンのニューベリー・ストリート(Newbury St.)の風景をご覧ください。原宿の表参道のような場所で、ボストンで一番のお洒落な通りです。

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最後に、このシリーズのきっかけとなった、ラヴィ・シャンカール氏のご冥福を祈り、このシリーズを一旦終わりといたします。