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優しい雨男「石原裕次郎」


先日タクシーに乗った時、運転手さんが、石原裕次郎の曲をずっとかけていました。私も久しぶりに聴くので思わず聴き入ってしまいました。今年は8月末から雨の日が多かったのですが、運転手さんが、「石原裕次郎は雨男だったらしいよ」とポツリと。
所謂、大事な行事のときはいつも雨だったそうです。お通夜、告別式、本葬、四十九日忌も雨だったそうです。そして、好きな花はあじさいだったとのことで、「命日」は「あじさい忌」と呼ばれているそうです。

石原裕次郎|二人の雨
https://www.youtube.com/watch?v=qfxoERYnjX8&feature=youtu.be&t=197 (YouTube)

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タクシーの中でかかっていた曲で、私は初めて聴いた曲でした。何んていう曲か聞いたら、「雨の二人」という曲だと教えてくれました。
「石原裕次郎」独特のやさしい歌い方、声、そしてちょっと変わった「こぶしっぽい」ところが、メロディー、歌詞にマッチしていて、ほのぼのとした男女の雨ににじんだシーンが浮かんできます。

「石原裕次郎」は戦後の青春映画の大スターです。そして、その時々で話題となる映画もプロデュユーサー兼主演男優として数多く撮っています。主な出演映画は、以下の通りです。

  • 「太陽の季節」(古川卓巳監督、1956年5月17日公開、日活、伊豆役)
  • 「狂った果実」(中平康監督、1956年7月12日公開、日活、滝島夏久役)
  • 「鷲と鷹」(井上梅次監督、1957年9月29日公開、日活、千吉役)
  • 「俺は待ってるぜ」(蔵原惟繕監督、1957年10月20日公開、日活、島木譲次役)
  • 「嵐を呼ぶ男」(井上梅次監督、1957年12月28日公開、日活、国分正一役)
  • 「風速40米」(蔵原惟繕監督、1958年8月12日公開、日活、滝颯夫役)
  • 「赤い波止場」(舛田利雄監督、1958年9月23日公開、日活、富永二郎役)
  • 「紅の翼」(中平康監督、1958年12月28日公開、日活、石田康二役)
  • 「あじさいの歌」(滝沢英輔監督、1960年4月2日公開、日活、河田藤助役)
  • 「天下を取る」(牛原陽一監督、1960年7月13日公開、日活、大門大太役)
  • 「あいつと私」(中平康監督、1961年9月10日公開、日活、黒川三郎役)
  • 「堂堂たる人生」(牛原陽一監督、1961年10月22日公開、日活、中部周平役)
  • 「憎いあンちくしょう」(蔵原惟繕監督、1962年7月8日公開、日活、北大作役)
  • 「花と竜」(舛田利雄監督、1962年12月26日公開、日活、玉井金五郎役)
  • 「太平洋ひとりぼっち」(市川崑監督、1963年10月27日公開、日活、青年役)
  • 「黒部の太陽」(熊井啓監督、1968年2月17日公開、日活、岩岡役)
  • 「栄光への5000キロ」(蔵原惟繕監督、1969年7月15日公開、松竹、五代高之役)
  • 「富士山頂」(村野鐵太郎監督、1970年2月28日公開、日活、梅原悟郎役)

など、大作といわれる映画を数多く撮っています。

また、テレビ番組も、

  • 「太陽にほえろ!」(1972年7月-1981年5月、1981年12月-1986年6月、1986年11月、日本テレビ)- 藤堂俊介・捜査第一係長(通称・ボス)
  • 「大都会」シリーズ(日本テレビ)
  • 「西部警察」シリーズ(テレビ朝日)

など、ヒット・シリーズを残しています。

もちろん、歌も「銀座の恋の物語」、「二人の世界」、「夜霧よ今夜も有難う」を含め数多くのヒット曲があります。

中でも「石原裕次郎」というと、「赤いハンカチ」を思い出します。

石原裕次郎|赤いハンカチ
https://www.youtube.com/watch?v=xlGMJdjMWmQ (YouTube)

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「赤いハンカチ」は、1962年10月に発売されました。何故か「アカシア」という言葉に昭和の匂いを感じます。
「アカシアの雨がやむとき」という「西田佐知子」のヒット曲、そして、「北原白秋」の「この道」の「この道はいつか來た道。ああ、さうだよ、あかしやの花が咲いてる」という詩など…。
そして、この歌を思い出すのは、仕事の元同僚とカラオケに行くと、同僚の十八番がこの、「赤いハンカチ」だからからでもあります。

そして、1987年4月21日発売の石原裕次郎の最後のシングル曲「わが人生に悔いなし」。リリースの3ヶ月後に52才で亡くなりました。

石原裕次郎|わが人生に悔いなし
https://www.youtube.com/watch?v=K_-7aMAdFXI (YouTube)

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「石原裕次郎」が多くの人に慕われている理由として、
「人に困っていることがあると自ら率先して助けてあげるべく動く」、「人の悪口は絶対に口にするな」、「人にしてあげたことはすぐ忘れろ、人にして貰ったことは生涯忘れるな」という生き方を実践していたことにあるように思います。

昭和の価値観には、お金とか競争での勝ち負け、とか一種ぎらぎらしたところもありましたが、義理人情にも通じる、「やさしさ」の価値観も大きかったと思います。人の「知性」とは、「知識」では無く、この「やさしさ」ではないかと思います。
石原裕次郎の歌には、この「やさしさ」をとても感じます。

昭和の歌姫「三人娘」


https://www.youtube.com/watch?v=I5n5WV3Wy1Q私より上の団塊世代以前の人に、昭和を代表する日本人女性歌手と問えば、「美空ひばり」「江利チエミ」「雪村いづみ」の三人を挙げるのではないでしょうか。この三人は歌い手として、それぞれ異質の歌手ではありますが、その三人三様の実力は多くの人が認めるところだと思います。
そして、戦後間もない時代に三人が主役の映画は「○○三人娘」としてシリーズ化され大いに人気をはくしました。

美空ひばり 雪村いづみ 江利チエミ|ジャンケン娘
https://www.youtube.com/watch?v=NVfW905XZB8 (YouTube)

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美空ひばりは幼少の時から歌の才能を発揮しており、12歳で「悲しき口笛」という映画と主題歌のレコードを大ヒットさせています。
この時のスタイル「シルクハットに燕尾服」は、美空ひばりの代名詞ともなりました。

「東京キッド」「リンゴ追分」「ひばりのマドロスさん」「ひばりの佐渡情話」「哀愁波止場」、そして「柔」は東京オリンピックともあいまって、180万枚という最大のヒット曲となりました。
また、その後も、第7回日本レコード大賞受賞曲の「悲しい酒」や「真赤な太陽」、そして小椋佳作曲の「愛燦燦」など本当に多くのヒット曲があります。

1988年4月11日、東京ドームのこけら落しに「不死鳥コンサート」を行いました。
体調が悪くなっていたのにもかかわらず、合計39曲を熱唱しました。
「戦後」から日本が復興を果たし、アメリカに次ぐ経済大国となった、その日本の「軌跡」が美空ひばりの歌と共にあったように思います。

私は、美空ひばりの曲の中で「愛燦燦」が一番好きな歌です。
美空ひばり|愛燦燦
https://www.youtube.com/watch?v=LrQ0jSeI_T8 (YouTube)

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江利チエミは、音楽、芸能関係に係わりのある父母をもって、小さい時から歌い始め、米国進駐軍のキャンプまわりの仕事などをしていました。そして進駐軍のアイドル的存在となり、愛称は「エリー」で芸名の江利チエミの由来となりました。そのころ聴いた「テネシー・ワルツ」はその後、江利チエミの代表曲となりました。
米国でのレコード録音、ステージなども行い、日本人ジャズ・ボーカリストとして評価されます。その後の活動は、歌にとどまらず、舞台、映画、そしてテレビとその活躍の場は多岐にわたりました。

ヒット曲「テネシー・ワルツ」については、テネシーと横浜、ブルースと「柳ジョージ」で「江利チエミ」とのテレビでの共演に触れましたが、米国で「パティ・ペイジ」が歌ってヒットさせています。そのカバーですが、何とも言えない情感に溢れた歌になっています。日本における「カバー歌手」のメジャー化のさきがけともなりました。

江利チエミ|テネシー・ワルツ
https://www.youtube.com/watch?v=bCn1-oRDEPU  (YouTube)

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1999年に公開された映画「鉄道員 (ぽっぽや)」の主題歌です。江利チエミの元夫である高倉健が「僕なら、テネシー・ワルツですね」と発言したのがきっかけになったそうです。

雪村いづみも少女歌手として16歳の時、テレサ・ブリュワーのカバー曲「想い出のワルツ」(Till I Waltz Again with You)でレコード・デビューしてます。
その後、「青いカナリヤ」「オウ・マイ・パパ」「はるかなる山の呼び声」「マンボ・イタリアノ」「チャチャチャは素晴らしい」などの曲をヒットさせています。

歌手、映画、ファッションモデルなど、そして米国での音楽活動等、活躍の多岐に幅広く、歌のレパートリーもジャズから反戦メッセージソング「約束」(藤田敏雄作詞、前田憲男作曲)など大変幅広い活躍をしています。

荒井由実(現:松任谷由実)の代表曲「ひこうき雲」は、雪村いづみのために書き下ろされた曲だったそうです。
この雪村いづみの未発表音源が1990年(平成2年)発売のアルバム「COME ON BACK」で初めて陽の目ています。

雪村いづみ|ひこうき雲
https://www.youtube.com/watch?v=jECkUO4nHec (YouTube)

ひこうき雲

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荒井由美とはまた違った歌の巧さを感じる曲です。
荒井由美のひこうき雲は「ひこうき雲」と「青い影」で紹介されています。

今、昭和から平成と時代はかわっていますが、戦後の「昭和」は戦争も無く、貧しさから豊かさへの成長の過程、そしていわゆる経済的繁栄とみんなが「」を持って、そしてそれを実現できた、そんな時代だったと思います。これこそ人間の「HEAVEN」なのかもしれません。

昭和30年代の想い出の男性歌手「フランク永井」「村田英雄」「三橋美智也」


私が小学生低学年の頃、口ずさんだ歌を歌った3人の男性歌手を紹介します。
この「昭和を代表する男性歌手」のくくりにおいては、他にも「三波春夫」「春日八郎」「藤山一郎」などヒット曲をもつ有名な男性歌手は数多くいます。しかし、私はこの3人の歌が子供ごころに印象に強く残っています。

  • フランク永井

フランク永井(ながい)の曲で私がよく口ずさんだ曲は、「君恋し」です。
この曲は1961年の日本レコード大賞受賞曲です。低音が「フランク永井」の魅力と言われていて、一所懸命低音で歌おうとしたことと、ビブラートをきかせて歌う歌い方などで、誰に聴かせるでもありませんが、一人で歌って遊んでいました。
フランク永井|君恋し
https://www.youtube.com/watch?v=y490ZcD4Jlg (YouTube)

  • 歌:フランク永井
  • 作詞:時雨音羽
  • 作曲:佐々紅華

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フランク永井の歌は、「重量感」があって、そして「ぬくもり」のある音質、だと思います。ヒット曲は数多くあり、「夜霧の第二国道」「有楽町で逢いましょう」 「東京ナイト・クラブ」 「大阪ぐらし」「おまえに」など、これからも長く歌い継がれていく曲だと思います。

  • 村田英雄

村田 英雄(むらた ひでお)は、5歳のときから浪曲の世界に入り、13歳で真打昇進、14歳で「酒井雲坊一座」の座長となって九州で公演を続けていました。25才で「村田英雄」と改名して、浪曲の世界では若手浪曲師として大変注目されるようになりました。
良く知られていることですが、三波春夫(歌手)は、もともと浪曲の世界にいましたが、村田英雄の浪曲の世界での血筋、経験、人気を目のあたりにして、浪曲の世界に見切りをつけ、「歌謡曲」の世界に転向したというのは有名な話です。

さて、私の好きな曲は、テレビドラマの主題歌「柔道一代」です。

村田英雄|柔道一代
https://www.youtube.com/watch?v=HEBa15IW78s (YouTube)

  • 歌:村田英雄
  • 作詞:星野哲郎
  • 作曲:山路進一

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ドラマ「柔道一代」は、御木本伸介の主演で、講道館創設者「嘉納治五郎」が柔道塾を開き、海外に柔道を広めるまでを、講道館の四天王の活躍などをエピソードとして描いていました。
村田英雄のヒット曲には、「王将」「皆の衆」「人生劇場」などがあります。任侠映画に出演したり、バラエティー番組やコント番組などに出演して、ものまねをされたりで、いろいろ幅広く活動していました。

  • 三橋美智也

三橋美智也(みはしみちや)は、子供の頃から民謡歌手として活動していて、11歳で全道民謡大会で優勝しています。その後、歌謡曲、演歌の歌手としてデビューして、次々にヒット曲をだしました。
「哀愁列車」「夕焼けとんび」「古城」「達者でナ」「星屑の町」などは、私が今でもカラオケで歌う曲です。その他にも多くのミリオンセラー曲を出しました。
民謡をベースにした伸びとつやのある美声は、一度聴いたら忘れられなくなります。
生涯のレコード売上は1億600万枚、18曲がミリオンセラーを記録し、代表曲の一つ「古城」の売上は300万枚売れたとの事です。
私は、「快傑ハリマオ」も大好きな一曲ですが、この「星屑の街」がやはり一番好きです。

三橋美智也|星屑の町
https://www.youtube.com/watch?v=o9R2t_UbB3E (YouTube)

  • 歌:三橋美智也
  • 作詞:東條寿三郎
  • 作曲:安部芳明

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三橋美智也の歌い方の特徴である「高く透き通っ張りのある声」と、独特のこぶしは、聴いていてとても気持ちが良くなります。私ももちろん、カラオケでは下手なりに気持ち良く歌います。

まさに三人三様です。
フランク永井は、進駐軍キャンプの地廻りのJazzや洋楽畑から、村田英雄は、浪曲から、そして三橋美智也は民謡の出身です。それぞれ歌った曲調も違うのですが、私からすると昭和の日本の歌、男性歌手ということで何か同じテイストを感じます。
もちろん、三人とも大変歌が上手であるということはあるのですが、私たちの心に訴える何かを持っている歌手だと思います。そして、もちろん、多くの歌がいつまでも忘れられない曲となっています。

4月~新しい恋の「芽生え」


4月は草木花が、花を咲かせたり、新芽、新葉をつけて生きている息吹を感じさせてくれます。
私たちも春の心地よさ、解放感から、新しい恋も多く芽生えます。
日本では、入学、入社、転勤などで4月には新しい出会いのチャンスが多くなり、男女の恋と発展することも数多い思います。
そんな出会いの歌を紹介します。

麻丘めぐみ|芽ばえ (1972年)
http://www.youtube.com/watch?v=o7KEi3HYC0I (YouTube)

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歌詞には「4月」という言葉は見当たりませんが、「芽生え」というタイトルがこの季節を連想してしまいます。

個人的には、1970年ごろのグループサウンズ(GS)やフォークなどの音楽から、Jazz世界に興味が移っていった時期でしたが、「麻丘めぐみ」の初々しさ、可憐さに心をときめかせた年頃でした。

松田聖子|赤いスイートピー (1982年)
http://www.youtube.com/watch?v=J4Uw93DtX-w(YouTube)

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この曲の作詞は「松本隆」、作曲は「呉田軽穂」、編曲は「松任谷正隆」です。
呉田軽穂は、荒井由美のペンネームです。
この「赤いスイートピー」は、男の純情が女性の想いをより深いものしていくという、ひょっとしたら今時代では考えられない事かもしれません。

余談ですが、私は「松本隆」の詩が、大好きです。
歌謡曲にストーリー性を持ちこんだ詩は、本当に歌から、物語の主人公たちのしぐさからシチュエーションの背景まで、本当に自分で描く事ができます。
「木綿のハンカチーフ」「ルビーの指環」「恋するカレン」「外は白い雪の夜」など、曲も良いのですが、どれも歌詞が素晴らしいです。

Pat Boone | April Love (1957年)
http://www.youtube.com/watch?v=-mErJPN_tsY (YouTube)

四月の恋~パット・ブーン・ベスト・セレクション

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パットブーン(Pat Boone)、シャーリー·ジョーンズ主演の映画「四月の恋」(April Love)の主題歌です。
この曲も歌詞が素晴らしいです。

4月の恋は初々しく、星さえも輝き照らしてくれる。
軽いキスが本当の恋を伝えてくれる。
雨で花も咲き乱れている。
だけど、4月の恋は指の隙間から流れ落ちるような、はかなさもある。
どうか、この彼女への愛が終わらないように・・・

パット・ブーンは、たくさんのヒット曲を出しています。
私は子供のころから、「Love Letters in the Sand」と「I’ll Be Home」は良く聴きました。

「1969」の頃~オールナイトニッポン~


ゴールドディスク大賞で特別賞を受賞した「由紀さおりピンク・マルティーニ | 1969」ですが、「日本の歌謡曲が世界のKAYO-KYOKUに!」といって話題になりました。
確かに、iTuneジャズ・チャートでアメリカ1位、カナダ1位、シンガポール16位など世界中で大ヒットということで、喜ばしいことでした。
このアルバムは「1969年に発表、またはその時代を象徴する名曲をカヴァーする」とのコンセプトですが、多少の違和感も残ります。1969年の音楽トピックをまとめた、EMI Music JapanのPVがあります。
由紀さおり&ピンク・マルティーニ| 「みんなの音楽1969」ニュース

1969

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1969年は、以前の「シタールとノルウェイの森」で触れたように、村上春樹の小説「ノルウェイの森」の舞台として描かれた時代でもあります。当時学生運動の象徴的できごとでありました、「東大安田講堂攻防戦」があり、東京大学の入学試験が中止された年です。

「センター試験」や「共通1次試験」などの統一試験の無かった時代です。国立大学は一期校と二期校に分かれての一斉試験の時代でした。
東大の入試中止は、多くの受験生に少なからず影響したと思います。

そんな受験生に支持されていたのが、ニッポン放送の「オールナイトニッポン」(深夜25:00-29:00)だったと思います。
ラジオを聴きながら勉強しているつもりの「ながら族」にとって、その良否は定かではありませんが、受験失敗の言い訳にするつもりもありません。

今ではオールナイトニッポンどころか深夜放送を聴く機会も殆ど無くなりましたが、放送開始から45年、今も続いている長寿番組です。テーマ曲はハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラスの「ビタースイート・サンバ」です。

Herb Alpert & The Tijuana Brass|Bittersweet Samba
https://www.youtube.com/watch?v=uhOMW_NOXDU (YouTube)

「1969」収録の由紀さおり(本名:安田章子)の代表曲、「夜明けのスキャット(作詞:山上路夫、作曲:いずみたく)も、TBSラジオの深夜放送のBGM曲として評判を呼び、そのヒットで「由紀さおり」として紅白初出場をもたらした曲です。

こういった深夜放送で話題となり、若い世代の支持を得ていた曲の多くは、「フォーク」と呼ばれる曲が多かったように思います。
グループサウンズ(GS)がやや下火になり、日本のフォークソングを「フォーク」と呼んでいた時代でした。
「フォーク」がカレッジ・フォークを経て、反戦歌や学生運動等の愛唱歌として、多くの若者に浸透して行きました。

アルバム「1969」における選曲が、その年の歌謡曲系ヒット曲であるのに対し、アルバム「オールナイトニッポン EVERGREEN (1) 1967-1971」は深夜放送からのヒット曲主体に選曲されています。

オールナイトニッポン EVERGREEN(1)1967-1971

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1967年から1971年当時のヒット曲がオリジナルで収められている他、テーマ曲やジングルも入っているので、その記憶を呼び戻してくれることと思います。尚、1969年の収録曲は次の6曲です。

  • はしだのりひことシューベルツ|風
  • カルメン・マキ|時には母のない子のように
  • ズー・ニー・ヴー|白いサンゴ礁
  • 五つの赤い風船|遠い世界に
  • カメとアンコー|水虫の唄
  • 千賀かほる|真夜中のギター

1969年8月に行われたアメリカのウッドストック・フェスティバルより1週間早かった、第1回中津川フォークジャンボリーにも出演した、「五つの赤い風船|遠い世界に」をお聴き下さい。
五つの赤い風船|遠い世界に
https://www.youtube.com/watch?v=fBa89mBl8P4 (YouTube)

ドーナツ盤が擦り減る位、よく聴いた記憶があります。冒頭のオートハープの音色が新鮮でした。

もう1曲は、「カメとアンコー|水虫の唄」です。ザ・フォーク・クルセダーズが別名のザ・ズートルビーとしてヒットさせた曲のカバーです。
当時のパーソナリティであった亀淵昭信と斉藤安弘によってもヒットしました。
亀淵昭信は後にニッポン放送の社長を努め、ライブドアによる買収騒動の際にも、その名前を良く耳にしました。
カメとアンコー|水虫の唄 (1969年)
https://www.youtube.com/watch?v=WhYRAMrWKcQ (YouTube)

そんなラジオの時代に耳にして、気になっていた曲がありました。その歌い手と曲の意味は判りませんでしたが、妙に語呂の良い印象的な響きが気になっていました。
「アンドレ・カンドレ|カンドレ・マンドレ」です。
アンドレ・カンドレ|カンドレ・マンドレ
https://www.youtube.com/watch?v=DOdqMRw-Dl4 (YouTube)

アンドレ・カンドレ=井上陽水が、三度目の受験に失敗し、歌手デビューを果たした曲でした。当時の録音とは異なりますが、全編弾き語りの「井上陽水|弾き語りパッション(2008年)」に収録されています。

弾き語りパッション

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話はアルバム「1969」に戻しますが、最後の収録曲「季節の足音 (作詞:秋元康、作曲:羽場仁志)」に違和感を感じるのは、私だけでしょうか。