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ワールドクラスの「上を向いて歩こう(SUKIYAKI)」


東日本大震災の直後、坂本九の「見上げてごらん夜の星を」と「上を向いて歩こう」を、総勢71人の有名人が歌いつなぐサントリーの企業CMが流れて、話題になりました。このCMは、2011年のADCグランプリを受賞しました。

サントリーCM 『見上げてごらん夜の星をC』篇 60秒
http://www.youtube.com/watch?v=u65HlmBbFGU (YouTube)

サントリー CM 「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」
https://www.youtube.com/watch?v=JYSsLOTwEgA (YouTube)

その坂本九は、1985年8月12日の日航機墜落事故の犠牲者の一人です。あの日から、もう28年が経とうとしています。
43才の若さで亡くなっています。1960年の「悲しき60歳」がデビュー曲ですので、25年の音楽、芸能活動でした。

坂本九の歌で最初に好きになった歌は「ステキなタイミング(1960年10月)」でした。そして、次が「九ちゃんのズンタタッタ」です。声色もまねて、何度も何度も歌いました。

坂本九・ダニー飯田とパラダイス・キング|九ちゃんのズンタタッタ
https://www.youtube.com/watch?v=IHE1cFoSWPw (YouTube)

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この曲で、坂本九は「ズンズタッタ、ズンズタッタ、ズンズッタ、ズン」と歌っています。タイトルにある「ズンタタッタ」ではありません。しかし良く聴いてみたら、バック・コーラスの「ダニー飯田とパラダイスキング」が「ズンタタッタ」と歌っていました。

確か、小学校4年生ぐらいの頃の曲です。小学校は違いましたが、通っていた「そろばん塾」でほのかな想いをもった女の子がいて、その子に想いを伝えられたらいいなぁ、なんって子供心に思って歌っていたような気がします。

坂本九の曲は、ニール・セダカのヒット曲をカバーした「カレンダー・ガール」、原曲はスペイン民謡の「幸せなら手をたたこう」、「ともだち」、「レット・キス(ジェンカ)」、「明日があるさ」、「あの娘の名前はなんてんかな」、「涙くんさよなら」など好きな曲はたくさんありますが、その中で、「見上げてごらん夜の星を」がとても好きです。

坂本九|見上げてごらん夜の星を
https://www.youtube.com/watch?v=3hNQsRmAAC0 (YouTube)

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ミュージカル「見上げてごらん夜の星を」のテーマソングです。脚本:永六輔(作詞)、音楽:いずみたく(作曲)のコンビの作品です。その後、松竹にて、映画化されています。
1963年のリリースですから、そのころは、ちょうど高度経済成長の真っただ中でした。私たちは自分の将来に大きな夢をもち、昨日よりも今日、今日よりも明日が必ず「豊か」になって行く、「幸せ」が手の届くところにあるんだと、その言葉に酔った時代でもあったかもしれません。
この歌を聴いていると、その頃の事が思い出され、本当に涙腺がゆるみます。

そして、坂本九の一押し曲といえば、やはり「上を向いて歩こう(SUKIYAKI)」です。

坂本九|上を向いて歩こう(SUKIYAKI)
https://www.youtube.com/watch?v=SPWDhYiHl44 (YouTube)

上を向いて歩こう

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レコード売上は2,000万枚以上。作詞は永六輔、作曲は中村八大のコンビです。
テレビ番組「夢であいましょう」の1961年10月と11月の「今月のうた」として発表され、10月にレコードがリリースされました。1962年、同名の映画が公開されます。こちらは日活です。
この曲をカバーしている歌手は、日本、海外合わせて、80名弱いるというのも、如何にこの曲が全世界的に歌われ、親しまれているかということだと思います。

最近「由紀さおり」の「夜明けのスキャット」が日本語のまま、米国でヒットしたということですが、やはり、坂本九の「上を向いて歩こう(SUKIYAKI)」を凌ぐものではないのではと思います。

「上を向いて歩こう」は、世界70ヵ国でレコードが発売され、アルゼンチンで空前のヒット曲となったり、イギリスでは数年前にアルバム「メモリアル・ベスト」が発売されたりしています。
今なお「上を向いて歩こう」は世界中で歌い継がれているのですから。

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ザ・スプリームスがモデルの「ドリームガールズ」


今回は2回目の映画紹介です。前回は、「フォレスト・ガンプ/一期一会」でした。

ミュージカル映画「ドリームガールズ」は何度か見ましたが、ストーリーの良さもですが挿入曲が良く、サウンドトラックを購入して何度も聴きました。

「ドリームガールズ」オリジナル・サウンドトラック

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先日この映画の「スペシャル・コレクターズ・エディション」というDVDを入手しました。
このDVDには本編のディスクとは別に、ブロードウェイ初演から25年経っての映画化への経緯や、衣装、照明、振り付けなど、185分にも及ぶメイキング映像が収録されたディスクが付いていました。
早速見ましたが非常に良く作られた内容で、改めてこの映画の良さを知り、ますます気に入ってしまいました。

 

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この映画はご覧になった方も多いかと思いますが、大ヒットした1981年初演のブロードウェイ・ミュージカルの初映画化作品です。
ストーリーはデトロイトを舞台に、「ザ・スプリームス(The Supremes)」がモデルとなり、モータウン・レコードや所属するマーヴィン・ゲイ、スモーキー・ロビンソンなど、ストーリーに絡む人々の15年間の体験が描かれています。

モデルとなったザ・スプリームスはのちに「ダイアナ・ロス&ザ・スプリームス(Diana Ross & the Supremes)」となり、ダイアナ・ロスをメインに活動します。
映画でもバック・コーラスからスタートし、グループ名「ドリームス」としてデビュー、やがてメイン・ボーカルの人気とともに「ディーナ・ジョーンズ&ドリームス」と描かれ、「典型的なショービジネスの話よ。グループで1人目立つ存在がいる場合のね」とローレル役のアニカ・ノニ・ローズが語っていました。

また、衣装やヘアー・スタイルはもちろん、至る所でザ・スプリームスが再現され、記者発表の場面に登場するレコード・ジャケットなど、ザ・スプリームスの何枚かのアルバム・デザインを1枚にしたジャケットを使用するなど細かく再現されています。
他にもメッセージ・ソングを作るが会社からは反対され、その後に歌う時の毛糸の帽子など、明らかに「マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)」だと、モータウン・サウンドのファンの方にはたまらないのではと思います。

やはりメイキング映像を見て、もっとも気になったのが配役でした。

主な配役

  • カーティス・テイラーJr.  –>  ジェイミー・フォックス(「Ray/レイ」でアカデミー主演男優賞受賞)
  • ディーナ・ジョーンズ  –>  ビヨンセ・ノウルズ(デスティニーズ・チャイルド(Destiny’s Child)、世界の歌姫としてソロ活動)
  • ジェームス・”サンダー”・アーリー  –>  エディ・マーフィ(コメディアン、俳優としては「ビバリーヒルズ・コップ」シリーズ、他)
  • マーティー・マディソン  –>  ダニー・グローバー(「リーサル・ウェポン」シリーズ、他)
  • エフィ・ホワイト  –>  ジェニファー・ハドソン

監督、脚本のビル・コンドン(Bill Condon)が、「監督の仕事の90%は配役で、この作品では配役の90%をエフィ役に費やした」と語っています。
他の配役についても演技以外に歌って踊れる人物がミュージカルでは重要であり、オーディションや、今ではあまり行われない衣装を着けてのスクリーン・テストを行うなどして今回の配役となりました。
ビヨンセも、本人とは違う歌手を演じられるかと心配したそうですが、出演は本人の希望でもあり、役柄として本来の歌声を抑えてまでの演技は適役でした。

エフィ役はブロードウェイでは「ジェニファー・ホリディ(Jennifer Holliday)」が演じ、その歌唱力の凄さが話題となり、今でも伝説として語られています。
私はジェニファー・ハドソン(Jennifer Hudson)の歌唱力の凄さに驚いたのですが、そこまでエフィの配役に悩むジェニファー・ホリディをどうしても聴きたく、ブロードウェイ・オリジナル・キャストのCDを購入しました。

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このCDを手にして驚いたのがプロデュースは、Airplayのデイヴィッド・フォスター(David Foster)です。
アレンジとしての参加は1曲のみでしたが、このアルバムにも関わっていたことを初めて知りました。

早速聴いてみたのですが、「いやー、さすがアメリカだ!」の一言です。
やはりジェニファー・ホリディの歌唱力は凄く、配役に悩むのがわかりました。

ジェニファー・ハドソンは「アメリカン・アイドル(American Idol)」というオーディション番組の出身です。
この番組はアメリカ全土からオーディション形式でアイドル(スター)を発掘する番組です。
審査員の辛口コメントが有名で、ジェニファー・ハドソンもファイナリストに残ったものの落とされ、審査員からは「別の道を進め」とまで言われ、「私は諦めない」と喝采とともにステージを去ったそうです。

ジェニファー・ハドソンは候補として最初にオーディションしたのですが直ぐには決められず、アメリカの主要都市で公募を行い、700人以上を審査したそうです。
しかし全ての条件を満たしているのはとジェニファー・ハドソンだと再度オーディションを行い決定となりました。
ジェニファー・ハドソンは声で勝負するから踊りは不要と言うタイプで振り付けが大変でしたが、上達も早く見事に演技をこなし、結果としてこの映画で「アカデミー賞最優秀助演女優賞」を獲得しています。

ジェニファー・ハドソンは映画出演の後、2008年にファースト・アルバムをリリースしますが、同年母と兄を銃殺で亡くすなどで活動を休止します。
翌年2009年にアメリカの一大イベントとも言える「スーパー・ボウル」で歌声を披露し、同月にファースト・アルバムが第51回グラミー賞最優秀R&Bアルバム賞を受賞し、活動再開となります。

映画をご覧になった方でもメイキング映像はまだの方は一度ご覧になると、新たな気持ちでこの映画ご覧いただけるのでは思います。

では映画ドリームガールズより曲をご紹介します。

1曲目は映画のタイトルでもある「Dreamgirls」です。
この曲はフジテレビ系列で2012年に放映された天海祐希主演のドラマ「カエルの王女さま」のオープニングに使われていましたのでご存じの方も多いかと思います。

Dreamgirls(Beyonce, Jennifer, Anika) | Dreamgirls
https://www.youtube.com/watch?v=kD_Fm04l7hA (YouTube)

2曲目はジェニファー・ハドソンが歌う「And I Am Telling You I’m Not Going」です。
エフィの配役を悩ませた曲とも言えます。
この曲でジェニファー・ホリディーは1983年にグラミー賞の最優秀女性R&Bパフォーマンス賞を獲得しています。

Jennifer Hudson | And I Am Telling You I’m Not Going
http://www.youtube.com/watch?v=QsiSRSgqE4E (YouTube)

3曲目はビヨンセが歌う「Listen」です。
この曲は映画用に新たに作られた曲で、映画の後半で夫との別れを決意するディーナ(ビヨンセ)の心境を唄っています。

Beyonce | Listen
http://www.youtube.com/watch?v=OMZGMk8RXfc (YouTube)

最後に、また「And I Am Telling You I’m Not Going」ですが、ジェニファー・ハドソンとジェニファー・ホリディがコンサートで共演しています。
2人のジェニファーの歌唱力の凄さを聴いていただければと思います。

Jennifer Hudson & Jennifer Holliday | And I Am Telling You I’m Not Going(Live)
http://www.youtube.com/watch?v=Uo4uo0flCu8 (YouTube)