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<おくやみ>ザ・ワイルドワンズの加瀬邦彦さんが死去「想い出の渚」「危険なふたり」「TOKIO」


加瀬邦彦さんが死去 ワイルドワンズのリーダー (47NEWS)

「想い出の渚」などのヒット曲で知られるグループサウンズ「ザ・ワイルドワンズ」のリーダー、加瀬邦彦(かせ・くにひこ)さんが、東京都港区の自宅で亡くなりました。74歳でした。

1966年に「ザ・ワイルドワンズ」を結成し、デビュー曲「想い出の渚」が大ヒットし、グループサウンズブームの一翼を担いました。
1971年の解散後は、沢田研二さんのプロデューサー、作曲家としても活躍。ヒット曲「危険なふたり」「TOKIO」を手がけました。

1981年に「ザ・ワイルドワンズ」を再結成し活動を再開していました。しかし、昨年夏から、病気療養を理由に公演をキャンセルしていました。

謹んで、哀悼の意を表します。

(編集長)

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高度経済成長とGS「ザ・タイガース」


1971年1月24日の武道館ライブを最後に「ザ・タイガース」は解散しました。
しかし、今年(2013年)、オリジナルメンバーで再結成し、東京ドーム、日本武道館を含め全国ツアーを開催することを発表しました。

チケットぴあ一般発売 | ザ・タイガース | 2013/12/3(火) ・ 2013/12/27(金) | 東京ドーム(東京都) / 日本武道館(東京都)icon
長崎ブリックホール 大ホール(長崎県)、名古屋国際会議場 センチュリーホール(愛知県)、京セラドーム大阪(大阪府)、仙台サンプラザホール(宮城県)
icon

ザ・タイガースのオールナイトニッポンGOLD

9月27日(金)22時から放送された「ザ・タイガースのオールナイトニッポンGOLD」の様子。

これに先立ち、ラジオ番組「オールナイトニッポンGOLD」に、ザ・タイガースのオリジナルメンバーが勢ぞろいし、全国ツアーにかける思いを語りました。

ザ・タイガースのデビュー当時のオリジナルメンバーは、

  • 沢田研二(ジュリー)ボーカル
  • 岸部修三*(サリー)ベース
  • 加橋かつみ(トッポ)ギター
  • 森本太郎(タロー)ギター
  • 瞳みのる(ピー)ドラム

の5名です。

ザ・タイガースが「僕のマリー」でデビューしたのは、1967年でした。まさに、1964年の「東京オリンピック」開催の前後から日本の高度経済成長がはじまり、「団塊の世代」が、昨日よりも今日、そして今日よりも明日の「豊かさ」を求め、ひた走りに走り始めた時代でした。

GS(グループ・サウンズ)が全盛になる前は「ロカビリー」時代で、代表的歌手は「ミッキー・カーチス」「平尾昌晃」「山下敬二郎」でした。みなさん、容易にスターになった訳では無く、それぞれ苦労はされていたと思いますが、もともと音楽、主に洋楽を小さいころから身近で聴けた環境で育ち、音楽の分野で活躍できるチャンスが一般の人たちよりは恵まれていたのではと推察します。

ちなみに山下敬二郎の父親は有名な落語家「柳家金語楼」(家庭環境は複雑だったようです。そして、「カレッジフォーク」の「ザ・ブロードサイドフォー」には、世界的に有名な映画監督「黒沢明」の息子「黒沢久雄」が、「ザ・サベージ」には俳優宇野重吉の息子「寺尾聰」、さらに、「加山雄三」は有名な二枚目俳優「上原謙」と女優「小桜葉子」(岩倉具視は曽祖父)の息子で、さらに「荒木一郎」は女優「荒木道子」の息子、などなど、小さいころから音楽的には恵まれた環境で育った人たちが、まず、先陣を切って出てきました。

そういう意味では、GSの多くのメンバーはあまり音楽になじみのない一般の家庭から出てきた人たちでした。しかし、ザ・スパイダースには、喜劇俳優「堺俊二」の息子「堺正章」と、ジャズミュージシャン「ティーブ・釜萢」の息子「かまやつひろし」がいて、少し違いますが。
この時のGSブームは、「高度経済成長」の中で主役となる「中流階級」という意識をもつ一般人、サラリーマンの「夢の実現」のシンボルの先駆けではなかったかと振りかえることがあります。「ひょっとしたら、自分もGSの仲間入りができで、スターになれるんじゃないか」というような・・・、手に届く「夢」の象徴として。同年代で、同じころ「ギター」を手にして、同じころ、「ザ・ベンチャーズ」「ザ・ビートルズ」に熱狂した世代として。

そして、この「GSブーム」や「夢」の頂点にいたのが、やはり、「ザ・タイガース」だったように思います。

1967年2月5日発売の「僕のマリー」がザ・タイガースのデビュー曲でした。
ザ・タイガース|僕のマリー
http://www.youtube.com/watch?v=He59Y5GjC7o (YouTube)

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ザ・タイガースはメンバーそれぞれがスタイルとルックスがよく、そして、このデビュー曲からも、沢田研二の甘くやさしい声が、独特の印象を与えています。

GSは、その音楽性もさることながら主にルックスやファッションを強調した、今の「アイドル」の原型だったと思います。そしてザ・ビートルズローリング・ストーンズザ・ンキーズといった海外バンドの曲を多く演奏はしていましたが、音楽的には歌謡曲といわれる範疇の曲が多かったと思います。
ザ・タイガースの1968年リリース「ヒューマン・ルネッサンス」は、タイガースが音楽性にチャレンジした意欲的な曲が多かったように思います。
その中で「廃墟の鳩」は印象的でした。

ザ・タイガース|廃虚の鳩
http://www.youtube.com/watch?v=Fw5zsZQ669o (YouTube)

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アルバム「ヒューマン・ルネッサンス」は全曲オリジナルで、「人類の復興」というメッセージ性をもったアルバムでした。
「スター千一夜」という人気歌手を取り上げる有名なテレビ番組の企画では、タイガースは富士山頂で演奏し、曲のイメージをよりメッセージの強いものへと作り上げていったように思います。

そして、私はオリジナルメンバーで、やはりこの曲を是非もう一度聴きたいと思っています。
沢田研二がサビの部分で客席のファンに向かい「君だけに~」と指を指すポーズ。そして客席のファンの「キャー」という嬌声。
「黄金の人差し指」でコンサートでは失神者が続出したという伝説の曲です。

ザ・タイガース|君だけに愛を
http://www.youtube.com/watch?v=B_VDPOnhOSs (YouTube)

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ザ・タイガース、そしてGSに憧れていた時代から、すでに40年以上が経ちました。いろいろな事に「熱く」なれる年代でした。ザ・タイガースも再結成ということですので私ももう一度あのころに戻った気持ちで、日々「熱く」なる何かをみつけ、新しい「夢」を見たいと思います。

*編集部注:「岸部修三」は、現在の「岸部一徳」の改名前の名前。

銀座ACBと「ザ・スパイダース」


私が初めて「ザ・スパイダース」のライブ演奏を聴いたのは、「銀座ACB(アシベ)」でした。
銀座ACBは、銀座7丁目の銀座ガスホールの地下にありました。二つのフロアーがあり、演奏するステージは、円形で回転するものでした。
そのころ、ミリタリー・ルックのコスチュームがグループサウンズでは流行っていて、ミリタリーのコスチュームで演奏していたスパイダースを良く銀座ACBに観に行きました。銀座ACBは都会の雰囲気が漂い、回転ステージのすぐそばで、演奏を観て聴くことができました。この時に、誰かが付けていたコロンに気付き、すごくよい香りがしたので、それ以来、45年以上、私は「コロン」に凝っています。

その頃の銀座ACBの映像があります。

東京伝説の喫茶店物語 熱狂のステージ~銀座ACB~
http://www.youtube.com/watch?v=zRwd3HmYPxE (YouTube)

この映像には、銀座ACBを有名にした、平尾昌晃、ミッキー・カーチス、山下敬二郎らのロカビリーブームの出演者が登場します。しかし、私はロカビリー世代より少し若く、銀座ACBには、もっぱら、「ザ・スパイダース」、「ザ・テンプターズ」「オックス」や、「ザ・ジャガーズ」といったグループサウンズの演奏を観、聴きしたく、通っていました。

また、あの頃は「ライブハウス」という言葉は無く、「ジャズ喫茶」と呼んでおり、「ジャズ喫茶に行ってくる」「ジャズ喫茶でザ・スパイダースを観てきた」と、得意になっていました。
その雰囲気は独特で、音楽を聴くというより熱狂の中に同化してるという感じでした。そして、本当に間近に生の演奏を観ることができました。
例えば、ザ・スパイダース田辺昭知のバスドラの踏み方を間近で感じ、とても刺激的でした。

ザ・スパイダース | ノー・ノー・ボーイ
http://www.youtube.com/watch?v=85qTTNzL5H4(YouTube)

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作詞「田辺昭知」、作曲「かまやつひろし」の「ノー・ノー・ボーイ」です。
最初は詩の内容を理解せず、メロディが聴きやすく、いい歌だなあと思っていました。しかし、この歌詞は、年上の夫とか彼氏のいる女性に恋する若い男の歌だ知って、そうか、田辺昭知は、子供の恋では無く、許されない恋の歌、そんな大人の詩を作ってたんだ、「大人だぁ!」と妙に感心しました。

ザ・スパイダース | サマー・ガール
http://www.youtube.com/watch?v=oxQFXYTzW2A(YouTube)

「ノー・ノー・ボーイ」と同じ1966年リリースのザ・スパイダースの初期の名曲です。
ザ・ビートルズとかザ・ビーチボーイズの曲を「フッ」と思い出させる曲調で、とても好きでした。

ザ・スパイダースのメンバーでは、やはり、「堺正章」「井上順」「かまやつひろし」の3人がボーカルを担当していたこともあり、目立っていました。
特に堺正章のMCでの話は、お父さんが喜劇俳優(堺俊二)ということもあり巧みで、銀座ACBなどのライブでは、本当に可笑しかったと覚えています。
もちろん、子役として芸能界での経験が長いということが、多くの才能を発揮できる基になっているのだと思います。

ザ・スパイダース | あの時君は若かった
http://www.youtube.com/watch?v=MmDyxbkBg1A(YouTube)

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1968年発売の大ヒット曲です。堺正章と井上順がデュエットで歌っています。
作曲のかまやつひろしは、ジャズミュージシャンの「ティーブ・釜萢」が父親で、そして「森山良子」は従妹、「森山直太郎」は従甥になります。
かまやつひろしと何かと縁がある人が私の廻りに2人ほどいまして、直接的には存じ上げないのですが、何か近くにいる親しい人のような錯覚をしてしまいす。
かまやつひろしは当ブログで、ローリング・ストーンズのキース・リチャードが煙草を吸いながら演奏するギター奏法の解説ビデオで、紹介したことがありました。

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「ザ・タイガース」「ブルーコメッツ」、そして「ザ・スパイダース」がやはり、グループサウンズの御三家ではなかったでしょうか。

(編集注:銀座ガスホールは立て替えられ、現在、ファッションビルの「GINZA gCUBE(ギンザ ジーキューブ)」になりました。)

ザ・タイガースと「沢田研二」


高校生のころ、東京にあるジャズ喫茶の「銀座ACB(アシベ)」「新宿ACB(アシベ)」「新宿ラセーヌ」「池袋ドラム」などのライブハウスに行き、グループサウンズの演奏をみる事を楽しみにしていました。まさに都会の空気に触れている感じでした。

私のお気に入りは、「ザ・スパイダース」「ブルーコメッツ」「ザ・タイガース」「ザ・テンプターズ」「オックス」「シャープ・フォークス」「スイングウエスト」「ザ・サベージ」「ザ・ジャガーズ」「ザ・ワイルドワンズ」「ザ・モップス」「ザ・カーナビーツ」「パープル・シャドウズ」「ザ・ゴールデンカップス」などで、多くのバンドのステージを観て回りました。
そして、やはり、グループサウンズの御三家といえば、「ザ・スパイダース」と「ブルーコメッツ」、そして「ザ・タイガース」では、ないでしょうか。

その中でも、「ザ・タイガース」、そして「沢田研二」の印象は強烈でした。
所謂「オーラ」が本当に強かったと思います。

初めて、そのザ・タイガースを観たのは、「新宿ACB(アシベ)」でした。
確か、バンド名は「内田裕也&ザ・タイガース」だったと思います。まだ、デビュー直後あたりでした。
演奏する曲は、まず、ローリング・ストーンズの「サティスファクション」「テル・ミー」、「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」が定番で、その後「僕のマリー」です。
お客さんの大半は女の子で、ちょっと恥ずかしい思いをしながら観ていました。

私の好きな曲は「銀河のロマンス」です。「ザ・タイガース」の初めての主演映画、「ザ・タイガース 世界はボクらを待っている」のエンディングで歌われた曲です。

ザ・タイガース|銀河のロマンス
http://www.youtube.com/watch?v=TAC9R0l2MXk

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この映画のロケが、千葉県九十九里浜にある白子町の海岸であり、親戚の一人が沢田研二と一緒に撮った写真を配っていて、羨ましかったです。もちろん私ももらいました。

そして、沢田研二のソロ・デビュー曲は、「君をのせて」でした。

沢田研二|君をのせて
https://www.youtube.com/watch?v=BLE3ED3wbEo

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沢田研二自身が語っていますが、この曲の中で「あぁあ~ああ」というフレーズがあります。この曲以降、沢田研二の曲には「あぁあ~」のフレーズがよく使われるようになったとの事です。

そして、もう、「ザ・タイガーズ」と「沢田研二」という名前を知らない世代が多くなってきた昨今、2011年、加橋かつみ以外の旧メンバーの瞳みのる、森本太郎、岸部一徳が「沢田研二コンサートツアー」に参加し、ステージの上で「ザ・タイガース」の復活となりました。

沢田研二LIVE ツアー・ファイナル 日本武道館 02
http://www.youtube.com/watch?v=_Qaet1i-gKQ (YouTube)

そして、懐かしい「ローリング・ストーンズ」の「サティス・ファクション」の演奏です。

沢田研二LIVE ツアー・ファイナル 日本武道館 14
http://www.youtube.com/watch?v=KcS0w8DMa1E(YouTube)

 

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瞳みのる、森本太郎、岸部一徳がゲストの、2012年1月14日に日本武道館で行われた沢田研二のライブのDVDです。こちらのジャケット写真は、リンク先のAmazon.co.jpで、ご覧いただけます。

そして、沢田研二は2013年1月6日の正月コンサートで、「オリジナル・メンバー(瞳みのる、森本太郎、岸部一徳、加橋かつみ、沢田研二)で「ザ・タイガース」を再結成してコンサートを開催する」と発表しました。
今年12月に日本武道館や東京ドームなどでコンサートを開催する予定との事です。

「ザ・タイガース」は、1960年~1970年代の社会現象的になった一大ムーブメントでした。
長髪とかファンの熱狂的な声援の様子が、教育的に好ましく無いということで、テレビ出演なども拒否されたときもありました。
しかし、TBSテレビの人気ドラマ「寺内貫太郎一家」の定番シーンに、悠木千帆(現在:樹木希林)が「ジュリ~~!」と発する場面があり、年齢を問わず熱狂的に支持されていたことがうかがえました。

そのころの熱狂的ファンの多くが、還暦を過ぎた今でも、「ザ・タイガーズ」と「沢田研二」のファンとして、「コンサート」に通い続けています。
それは、沢田研二のソロ・デビュー以降毎年欠かさず行っている全国ツアーコンサートを「ずっと続ける」というファンへの姿勢と、ファンの方でも「ファンであり続ける」という両者の「絆」になっているのだと思います。