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5人目のビートルズメンバー「ジョージ・マーティン」


先日「ららら♪クラシック」~ザ・ビートルズの魅力を探る~の再放送を見ました。作曲家の宮川彬良の解説と実際の演奏、とても興味深かったです。

「宮川彬良のクラシック・スコープ ~ザ・ビートルズの魅力を探る~」 – ららら♪クラシック – NHK
「宮川彬良のクラシック・スコープ 〜ザ・ビートルズの魅力を探る〜」 - ららら♪クラシック - NHK

私たちの年代は、ほぼすべての人が「ビートルズ」の楽曲、髪型、衣装、演奏スタイル、言動・行動に感動し、音楽の趣向、ファッション性、既成の規範に対しての反発、など、青春時代に多くの影響を受けた世代だと思います。

もちろん、「ビートルズ」は「チャック・ベリー」「エルビス・プレスリー」などロックンロールの巨人たちの影響を受けて曲作りをしていたと思います。ただ、今でも50年以上変わらず魅了する曲、そしてまた多くのミュージシャンにカバーされ、クラシックを含め、いろいろな音楽分野でアレンジされて演奏される魅力は何なのかと昔から昔から素朴に思ったりもしていました。

この「ららら♪クラシック」~ザ・ビートルズの魅力を探る~をみて、それぞれの曲の構成の深さ、クラシック音楽の手法を取り入れた普遍性と、ロックなど現代音楽とのハーモニーの斬新性、というところに「ビートルズ」の曲の魅力があり、私たち以外の幅広いジェネレーションをも広く魅了し、今後とも次の世代、またその後の世代へと引き継がれていくという、「普遍性」を持つ曲ばかりだと改めて感動してしまいました。

番組の中で、ビートルズの楽曲のプロデューサーであった「ジョージ・マーティン」氏の息子が出演していました。そして、クラシック音楽でよく使われる作曲法の「対位法」と「ハーモニーを組み合わせた作曲」について語っていました。メロディー、ハーモニー、リズム感と、音楽の三要素が全部網羅されているのが、「ビートルズ」の「対位法的な音楽」だと解説していました。

ジョージ・マーティン」(George Martin)は、1926年、イギリスに生まれ、「ビートルズ」のほぼ全作品の全作品のプロデュースを手掛け、「5人目のビートルズ」とも言われています。

クラシック音楽の訓練を受け、オーボエ奏者であるマーティンは、「ビートルズ」の楽曲にクラシック音楽を取り入れ、マーティンの高い音楽技術力のおかげで、「ビートルズ」はいろいろ創造性のある突拍子もないアイディアを試すことができたそうです。「ジョン・レノン」と「ポール・マッカートニー」は自分たちが作った曲の編曲を、ほぼマーティンに任たとのことです。

「ジョージ・マーティン」は、「「ロックンロール」と「クラシック音楽」との違いはありません。大勢に好かれて、何かしら意味のある音を作り出すことが、すべてである」といっています。

宮川彬良は、「ビートルズの曲には、ピアノの白鍵ばかりで構成されるメロディーはモーツァルトにも通じる」と指摘します。しかし、「メロディーラインの合いの手となる箇所では、ロック音楽を彷彿させる音符が連なります。」と。

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「ミッシェル」は、「クリシェ」と呼ばれる下声部の下降の用法が用いられています。「クリシェ」は、バロック音楽で「ラメント・バス(嘆きのバス)」と呼ばれ、音楽家が悲しみを表現するのに使った手法とのことです。「ミッシェル」以降、ビートルズの数多くの楽曲で「クリシェ」が取り入れられています。また、他のロックバンドも使うようになりました。

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「対位法」とハーモニーの組み合わせて作曲されていました。多くの楽曲においてボーカルとベースはそれぞれ独自の旋律を持ち、それらの融合によって音楽は豊かになっています。

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「対位法」は、ヨハン・セバスチャン・バッハの楽曲で有名ですが、「ヘルプ」のボーカル・パートに「対位法」が使われているとのことです。「ジョン・レノン」のボーカル旋律だけでは、非常にシンプルな曲です。それに、「ポール・マッカートニー」の独自のメロデーが重なり、曲の深みと豊かさが表現されています。宮川彬良は、それぞれがどちらかに従属しているのではなく、「民主的」な演奏だとコメントしています。