シャボン玉ホリデーでも書きましたが、双子ディオの「ザ・ピーナッツ」(伊藤エミ、伊藤ユミ)の歌唱力は多くのファンもさることながらプロのミュージシャン、そして海外の音楽関係者からも高い評価を受けていました。それが、証拠に日本人で「ザ・ピーナッツ」ほど海外での音楽番組、ステージに出た歌手も少ないのではと思います。
- 1963年 オーストリアのテレビ番組「カテリーナ・ヴァレンテ・ショー」に出演
- 1964年 西ドイツ、テレビ番組出演
- 1966年 アメリカで「エド・サリヴァン・ショー」に出演
- 1967年 アメリカで「ダニー・ケイショー」に出演
- 1967年 オランダにて「カテリーナ・ヴァレンテ・ショー」に出演
- 1968年 アメリカ公演「ホノルル~サンフランシスコ~ロスアンゼルス~サンタモニカ」
1963年から1968年の5年間に、年1回(1965年以外)、海外での番組出演、公演を行っています。
この当時としてはとても驚かされることです。
ザ・ピーナッツ|恋人よ我に帰れ(LOVER COME BACK TO ME)|エド・サリヴァン・ショー
https://www.youtube.com/watch?v=lg9GW6iAifQ (YouTube)
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「エド・サリヴァン・ショー(Ed Sullivan’s Show)」での「恋人よ我に帰れ」です。
「恋人よ我に帰れ」は、ブロードウェイのミュージカル「ニュー・ムーン(The New Moon)」の中の、シグマンド・ロンバーグ作曲、オスカー・ハマースタイン2世作詞の曲です。ザ・ピーナツの実力をみせつけられる一曲と思います。ジャズアレンジで米国の有名なテレビショーで堂々とここまで歌える歌手は、そうは日本にはいなと思います。
カテリーナ・ヴァレンテ(Caterina Valente)&ザ・ピーナッツ|恋のバカンス
http://www.youtube.com/watch?v=-SqyrLZirzo (YouTube)
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「恋のバカンス」は宮川奉作曲、岩谷時子作詞です。「恋のバカンス」を、カテリーナ・バレンテもカバーしました。バレンテは「ザ・ピーナッツ」のことを「どの国で歌っても通用する」と高く評価していました。
そして、「クリムゾン・キングの宮殿(In The Court Of The Crimson King)」の「エピタフ」のカバーがあります。キング・クリムゾンのプログレッシブ・ロックというジャンルを確立した記念碑的な曲です。女性コーラスの「エピタフ」は、世界でもザ・ピーナッツだけという話です。
ザ・ピーナッツ|エピタフ(Epitaph)
https://www.youtube.com/watch?v=Nsf_wK_fHpo (YouTube)
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「ザ・ピーナッツ」は、民謡からシャンソン、ポップス、ハードロックまで、ジャンルを問わず歌いこなしてしまう圧倒的な歌唱力があっと思います。そして、「ザ・ピーナッツ」は、ユニゾンと、ハーモニーを巧みに使いこなし、聴く側に素晴らしい感動をもたらす天才デュオだと思います。
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