先週のバス・ストップのように、私は同じタイトルだが異なる曲が全て好きなケースがなぜか多い。「ふりむかないで」も、そんな「同名異曲」な1タイトルです。
「ザ・ピーナッツ」、「シモンズ」そして「ハニー・ナイツ」が同名の異なる曲を歌っています。
ザ・ピーナッツ|ふりむかないで
http://www.youtube.com/watch?v=ZP8POMdGYAg (YouTube)
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「ザ・ピーナッツ」の「ふりむかないで」は、1962年リリースです。
本当に明るくアメリカンポップス的な雰囲気の曲で、すごく新しさを感じた曲でした。
この曲に出てくる女の子は、私たちの憧れのイメージでした。明るくて、おしゃれで、かわいくて、豊かさを感じるようになってきた時代の象徴だったのかもしれません。
後から知ったのですが、添付のYouTubeの「ふりむかないで」はステレオ録音だそうです。そのころは全てモノラル録音でしたのですが、この曲は立体録音されているそうです。高音のところがとてもきれいです。
シモンズ|ふりむかないで
http://www.youtube.com/watch?v=ctIWv-1gOxo (YouTube)
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「シモンズ」は、1971年デビューの女性2人のデュオ(玉井妙子、田中由美子)です。
「シモンズ」という名前は、アメリカの有名な男性デュオ「Simon & Garfunkel」の「Simon」からとったと言われています。
この「ふりむかないで」はアリスの谷村新司が作詞、作曲しています。
曲調が二人の澄み切った声にピッタリで、別れの歌なのですがなんとも言えない爽やかさを感じてしまいます。
ハニー・ナイツ|ふりむかないで
http://www.youtube.com/watch?v=dgvqSzEge9U (YouTube)
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「ハニー・ナイツ」は、男性コーラス・グループです。吹き込んだCMソングやアニメソングの総数は5,000曲に達するそうです。
この「ふりむかないで」は1972年、ライオン「エメロンシャンプー」のCMソングです。
各都市の街頭で女性に「ちょっとふりむいてもらえますか?」とマイクを向け、その反応をそのままテレビで流すコマーシャルでした。素人の方々なので、今までのコマーシャルとはまったく違った印象を受けました。
この曲はご当地ソングとして72番まで歌詞があるとのことです。作曲はドラマ「寺内貫太郎一家」で「寺内貫太郎」を演じた「小林亜星」です。
明るく軽やかで、そしてシンプルな繰り返しの曲調ですが、各都市の紹介が映像とともに映されますので、飽きることなく観ました。
3曲とも、ヒットした曲です。
日本が経済成長の真っただ中、全てが自身に満ちた時代の歌です。
だから、基本、明るく、爽やかな、そして歌いやすく、乗りやすい、シンプルな曲だと思います。
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