気になる女性アーティスト「パトリース・ラッシェン」


KojiさんのJAZZと不易流行~第55回グラミー賞より~(2)で「The Mosaic Project」のメンバー紹介がありました。その中に、私もよく聴いていた2人の女性アーティストの名前を見つけました。
懐かしい名前だと改めてアルバムを聴き直しましたが、よく聴いたアルバムだけに今聴いても心地よく、皆さんに紹介したいと思います。

最初に紹介するのはキーボーディストとして多くのアルバムにセッション・ミュージシャンとして参加し、またシンガーとしてもアルバムをリリースなどと活躍をする「パトリース・ラッシェン」(Patrice Rushen)です。

パトリース・ラッシェンを初めて聴いたのはリー・リトナーが1977年にリリースした「Lee Ritenour and His Gentle Thoughts」というアルバムです。
ジャケットの裏面にはリー・リトナーをはじめ、デイヴ・グルーシン、ハービー・メイソンなど層々たるメンバーの写真が描かれる中、私には初めて聞く名前でした。

ちなみにこのアルバムは、テープへの録音を経由せず、片面全曲を直接レコード・プレスの基となるラッカー盤を削る「ダイレクトカッティング」と呼ばれる方法で、演奏ミスをしたら1曲目から取り直しとミュージシャン泣かせのレコーディングでした。
パトリース・ラッシェンはB面の3曲を見事に演奏していました。

後に知るのですが、パトリース・ラッシェンは既に1974年にファースト・アルバム「Prelusion」を含む4枚のアルバムをリリースし、リー・リトナーやデイヴ・グルーシンとも交流があるなど、実力、実績からもこのアルバムへの参加となったのではと思います。
また、レコードのライナーを見てみると、まだ南カリフォルニア大学(USC)の学生と書いてあったのには驚きました。

以降、セッション・ミュージシャンとしての活動を行い、リー・リトナーのダイレクト・カッティング2作目「Sugar Loaf Express」では全曲ともキーボードはパトリース・ラッシェンの演奏です。
この頃のセッション・ミュージシャンとして私が一番印象に残っている演奏は「高中正義」の初の海外ミュージシャンによるサード・アルバム「An Insatiable High」に収録の「Malibu」かと思います。
ギタリストのアルバムなのですが、この曲はメロディーをパトリース・ラッシェンがフェンダー・ローズでを弾いており、今でもよく聴いている曲です。

高中正義 | Malibu
https://www.youtube.com/watch?v=JShbF-5-kyw  (YouTube)

AN INSATIABLE HIGH

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その後、1982年の事ですが、ラジオから流れた女性ボーカルの曲が気になり誰だろうと調べました。
その曲名は「Forget Me Nots(邦題:忘れな草)」、そしてその歌声がパトリース・ラッシェンだったのには驚きました。
セッション・ミュージシャンとして活動や、ソロ・アルバムをリリースしているのは知っていましたが、まさかこのような曲で耳にするとは思ってもいませんでした。

Patrice Rushen | Forget Me Not(忘れな草)
http://www.youtube.com/watch?v=W2XhhuM9GZo (YouTube)

早速レコードを購入しようとショップに行き、ジャケットを手にしてまた驚きです。
この曲は「Straight From The Heart(邦題:ハート泥棒)」というアルバムに収録されていますが、リー・リトナーのアルバム写真のイメージが強かったのか、別人ではと思ったくらいです。
このアルバムは当時は結構聴いていた記憶があります。

Straight From the Heart

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このアルバム、そして1986年リリースの「Watch Out」以降はご無沙汰となってしまうのですが、良いCDはないかとショップに行き探していると、「Signature」というCDを見つけました。
売り場もジャズ・フュージョンのコーナーにあり、「シャーデー(sade)」のカバーも気になり久しぶりに聴きたく購入しましたが、全体的に心地よく、アルバム1曲目の「Almost Home」などを聴くと、やはり私はパトリース・ラッシェンは歌も良いですがキーボーディストとして聴くのが好きなのかなと思いました。

Patrice Rushen | Almost Home
http://www.youtube.com/watch?v=joqmamM_WBQ  (YouTube)

Patrice Rushen | Sweetest Taboo
http://www.youtube.com/watch?v=STQVGms6Z3w&list=ALBTKoXRg38BAkE6A6AfTfbRwByk6HSt0I (YouTube)

Signature (Patrice Rushen/wounded Bird)

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このアルバムの購入も1997年とかなり前の事でした。
以降もDVDでですが、クインシー・ジョーンズの「セレブレーション・アット・モントルー2008」や、リー・リトナーの「アンソロジー・ライヴ~ジェントル・ソウツ・リユニオン」でキーボーディストとしての活動は聴いていました。

しかし、一番驚いたのは当ブログ推薦のYuki Monolog Kanesakaの「Re:Live – JAZZ meets HIP HOP CLASSICS」のプロモーションビデオで、パトリース・ラッシェンがコメントしていることでした。

思わぬところで、パトリース・ラッシェンが登場して嬉しかったです。

気になる女性アーティスト「ディー・ディー・ブリッジウォーター」に続く

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1 thought on “気になる女性アーティスト「パトリース・ラッシェン」

  1. ピンバック: 気になる女性アーティスト「ディー・ディー・ブリッジウォーター」Dee Dee Bridgewater | 東京 | TokyoとBostonをつなぐ音楽ブログ

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