父と娘の「黄昏」


ヘンリー・フォンダ(Henry Fonda)とキャサリン・ヘプバーン(Katharine Hepburn)主演の「黄昏(On Golden Pond)」は、1981年度の第54回アカデミー賞で、「最優秀主演男優賞(ヘンリー・フォンダ)」「最優秀主演女優賞(キャサリン・ヘプバーン)」そして「脚色賞」を受賞しました。また、作品賞、最優秀助演女優賞(ジェーン・フォンダ、Jane Fonda、ヘンリー・フォンダの娘)、最優秀監督賞を含め10部門にノミネートされていました。

Main Theme | On Goldon Pond
http://www.youtube.com/watch?v=efTo4szOe8A (YouTube)

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この映画のストーリーの重要なテーマは、「父と娘の不仲」。父親役のヘンリーフォンダと娘役のジェーン・フォンダは実生活でも不仲であり、ジェーン・フォンダは父親と和解するために、この「黄昏」の映画化権を取得しました。

ジェーン・フォンダは、父親との不仲をこの映画で修復したいと強く願っていましたから、父親ヘンリー・フォンダが最も尊敬する、男優「スペンサー・トレイシー(Spencer Tracy)」のパートナーであったキャサリン・ヘプバーンに母親役を依頼します。

撮影が始まっても、ヘンリー・フォンダとジェーン・フォンダの親子関係はぎくしゃくして、中々良くはなりませんでした。そこで、キャサリン・ヘップバーンがスペンサー・トレーシーの形見の帽子をヘンリー・フォンダにあげ、いかに自分がヘンリー・フォンダとジェーン・フォンダの関係修復を望んでいるか伝えました。
そこから、ヘンリー・フォンダが娘に歩み寄り、現実においても、父と娘は和解すことができました。それが、映画の中でも娘(ジェーン・フォンダ)が不得手な「宙返り」を一生懸命頑張って成功させ、父、娘がわだかまりを無くして抱擁するシーンへとなっていきます。

映画の虚構の世界と実生活をオーバーラップさせ、父親の人生の黄昏時を心温まるものにするこの映画は、やはり、高い評価を得ても当然のように思います。
ヘンリー・ファンダは、アカデミー賞の授賞式には出席できず、数ヶ月後に亡くなりました。

「黄昏」というと、「島耕作」シリーズで有名な「弘兼憲史」の作品に「黄昏流星群」(たそがれ・りゅうせいぐん)というのがあります。小学館発行の青年向け漫画雑誌「ビッグコミックオリジナル」に連載されていました。

英語の題は「Like Shooting Stars in the Twilight」。テーマは、「老いゆく中、何か光輝く」という中高年の恋愛ストーリー集です。
テレビドラマ化(NHK「黄昏流星群 -恋をもう一度-」とフジテレビ「黄昏流星群 〜C-46星雲〜」)されたり、映画化されたりしています。

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フジテレビ「黄昏流星群 〜C-46星雲〜」は、CHAGE and ASKAの曲「C-46」をもとに書き下ろした話が原作でした。
CHAGE and ASKA | C-46
http://www.youtube.com/watch?v=NhUcLb2yH7A (YouTube)

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「黄昏」時を歌にした曲に「黄昏のビギン」があります。
NHK「夢で逢いましょう」の名コンビ、永六輔(詩)、中村八大(曲)の歌です。いろいろな歌手が歌っていますが、「ちあきなおみ」バージョンが素晴らしいです。

ちあきなおみ | 黄昏のビギン
http://www.youtube.com/watch?v=rI92dh-jpUw (YouTube)

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こちらは、男女の恋の歌ですが「知りあって、そして、恋となる」という過程が雨がやんだ黄昏時の一瞬に、とても暖かく歌い込まれていて、また、「ちあきなおみ」歌のうまさとあいまって、聴くものの心をほんのりと包みます。

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