2017年8月3日、銀座ノーバードで行われた本ブログ常連のアルトサックスプレイヤー・中島あきはが出演していたライブに行きました。
演奏メンバーは以下のアーティストでした。
- 植松孝夫 (ts)(Takao Uematsu)
- 中島あきは (中島朱葉) (as)(Akiha Nakashima)
- 北島佳乃子 (p)(Kanoko Kitajima)
- 高橋陸 (b)(Riku Takahashi)
- 濱田省吾 (ds)(Shogo Hamada)
中島あきはのライブは4回目です。
今回は、植松メインのライブでしたが、もちろん中島あきはもサイドというわけではなく、植松と同等に演奏していました。
植松孝夫は、「ジョージ大塚カルテット」、そして「渡辺香津美」、「日野元彦」、「日野皓正クィンテット」等に参加していたベテランのテナーサックスプレーヤーです。
ですので、中島との共演は、ベテランの奥の深い味わいの演奏と、若さが満ち満ちている、中島の溌剌としたアルトサックスが、とてもGrooveでした。
セットリストは、
- いそしぎ
- everything happens to me
- 朝日のようにさわやかに
- オールブルース
- マイルス
(休憩)
- 枯れ葉
- body and Soul
- カーニバルの朝
- Mr. Syms
この中で、普段、私がよく聴く曲を紹介します。
デクスター・ゴードン・カルテット(Dexter Gordon Quartet )|シャドウ・オブ・ユア・スマイル(The Shadow Of Your Smile)
https://www.youtube.com/watch?v=8PttNhYVY3c (YouTube)
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「いそしぎ(The Sandpiper)」は、1965年公開のエリザベス・テイラーとリチャード・バートン主演の映画です。その主題歌「シャドウ・オブ・ユア・スマイル」は、「ポール・フランシス・ウェブスター」作詞、「ジョニー・マンデル」作曲で、ジャック・シェルドンのトランペット・ソロで演奏されました。
1965年第38回アカデミー賞の歌曲賞および、1966年のグラミー賞最優秀楽曲賞を受賞したヒット曲です。
そして、歌としては、、バーブラ・ストライサンド、ブレンダ・リー、アンディ・ウィリアムス、トニー・ベネット、アストラッド・ジルベルト、ペギー・リー、サラ・ヴォーン、フランク・シナトラ等多くの有名歌手によって歌われています。
映画のタイトルに由来して「いそしぎ」とよく呼ばれます。
ジョン・コルトレーン(John Coltrane)|朝日のようにさわやかに(Softly, As in a Morning Sunrise)
https://www.youtube.com/watch?v=e57F_Rm3xI4 (YouTube)
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Live at the Village Vanguard (Reis) (Rstr) 新品価格 |
「朝日のようにさわやかに」は、緻密で繊細なジャズ「モダン・ジャズ・カルテット」でも紹介しております。今回は、ジョン・コルトレーンです。
1961年の11月、New Yorkの「ヴィレッジ・ヴァンガード(Village Vanguard)」に出演したコルトレーン・グループのライヴ版です。
チェット・ベイカー&ポール・デスモンド(Chet Baker & Paul Desmond)|枯れ葉(Autumn Leaves)
https://www.youtube.com/watch?v=Gsz3mrnIBd0 (YouTube)
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Together: The Complete Studio Recordings 新品価格 |
「枯れ葉」この曲は、もう、ほとんどのジャズ・アーティストが演奏している曲です。テイク・ファイヴを作曲した「ポール・デスモンド」でも紹介しています。
1992年のアルバム。チェット・ベイカー(Chet Baker)、ジム・ホール(Jim Hall)とチェット・ベイカー(Chet Baker)。
そして、この3名は言わずもがなですがベースはロン・カーター(Ron Carter)、ピアノはボブ・ジェームス(Bob James)、ドラムはトニー・ウィリアムス(Tony Williams)と、本当に素晴らしいメンバーで演奏しています。
植松孝夫と中島あきは、の演奏はここで紹介できないのですが、二人の演奏も、植松の円熟した演奏と、中島の若さの躍動する演奏とで、とても熱いライブでした。