後に「はっぴいえんど」を結成する、細野晴臣と大滝詠一がはじめて出会った時、細野は大滝を「ビージーズにそっくり!」と思ったとのことです。そして、大滝の歌い方は「ロビン・ギブ」そのものという印象だったらしいです。確かに、よく似てます。
私が、高校生の時、ラジオから流れてくるとてもきれいなハーモニーの曲に強く魅かれました。「ニューヨーク炭鉱の悲劇(The New York Mining Disaster) 」という曲です。それは、「ビージーズ(Bee Gees)」というグループでした。
「ビージーズ」は、「バリー・ギブ(Barry Gibb)」「ロビン・ギブ(Robin Gibb)」「モーリス・ギブ(Maurice Gibb)」の三兄弟に、ドラマー「コリン・ピーターセン(Colin Petersen)」、リードギター「ヴィンス・メロニー(Vince Melouney)」を加えた5人編成で、1967年、「ニューヨーク炭鉱の悲劇」でレコード・デビューしました。
ビージーズ(Bee Gees)|ニューヨーク炭鉱の悲劇(The New York Mining Disaster)
https://www.youtube.com/watch?v=xxB9xpb7yws (YouTube)
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ビージーズの「ニューヨーク炭鉱の悲劇」は、石炭から石油に主力エネルギーが変わり、世界的にどんどん炭鉱は閉鎖された時代だったと思います。ビージーズのこの曲が出た時、炭鉱に華やかさは無く、暗い影が覆ってしまった時代だったと思います。ビージーズはビートルズとはまた違ったハーモニーを聴かせるバンドとして深く印象に残りました。
その後、「ビージーズ」はヒット曲を連発しました。
- 「マサチューセッツ(Massachusetts) (1967年)」 ※本ブログのヒッピーとフーテンの寅さん(1)で紹介しています。
- 「ホリデイ(Holiday) (1967年)」
- 「ジョーク(I Started A Joke) (1968年)」
- 「若葉のころ(First Of May) (1969年)」
- 「メロディ・フェア (Melody Fair (1971年)」 映画「小さな恋のメロディ」の主題歌
- 「ジャイブ・トーキン (Jive Talkin) (1975年) 」
- 「愛はきらめきの中に (How Deep Is Your Love) (1977年)」
- 「ステイン・アライヴ (Stayin’ Alive) (1978年)」
- 「恋のナイト・フィーバー (Night Fever) (1978年)」
- 「失われた愛の世界 (Too Much Heaven) (1979年)
- 「哀愁のトラジディ (Tragedy) (1979年)
- 「ラブ・ユー・インサイド・アウト (Love You Inside Out) (1979年)
ビージーズ(Bee Gees)|若葉のころ(First of May)
http://www.youtube.com/watch?v=ufsH8dOH0Zo (YouTube)
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「若葉のころ(First of May)」は、1969年リリースされました。そして、1971年にこの曲は、幼い少年少女の恋心を描いたイギリス映画「小さな恋のメロディ」のサウンドトラックにも使われました。
ダニエルとメロディーの初デートで、森の中の墓場に手をつないで入っていく時に流れている曲です。
本当に幼く淡いそして可愛い恋にピッタリの可憐で清くやさしいメロディがぴったりでした。
日本ではCMソングとして使用されり、テレビドラマのテーマ曲として使用されたりで、長く親しまれています。
ビージーズ(Bee Gees)|ステイン・アライヴ (Stayin’ Alive)
https://www.youtube.com/watch?v=fNFzfwLM72c (YouTube)
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「ステイン・アライヴ(Stayin’ Alive)」は、1977年に発売されました。映画「サタデー・ナイト・フィーバー」のサウンドトラック発売の1ヶ月後でした。
1970年代の「ディスコで踊る」ことで日常のつまらない生活を、刺激的している若者(ジョントラボルタ)。その若者が大人へと変わってくさまを描いた作品です。ニューヨークの、下町「ブルックリン」と、華やかな都会「マンハッタン」とが対比して描かれて、アメリカの格差を写した映画でもあります。
世界的に、若者のディスコ・ブーム、ディスコ文化をファッションやカルチャーで創りだし、世界の若者文化に大きな影響を与えた映画、そして音楽でした。
2003年に「モーリス・ギブ」が亡くなり、2012年「ロビン・ギブ」も亡くなり、ギブ3兄弟による「ビージーズ」グループ活動は不可能になりました。
「ビージーズ」は数多くあるグループの中でも、曲の「ハーモニー」はとても美しいグループとして忘れられませんん。