先日近くにある中古CDショップに行ったところ「中古CD ワゴン・セール」として、棚の陳列とは別に300枚近くのCDがワゴンで売られていました。
どうせ中古ショップでは定番の「スキャットのおじさん」や、少し前にお菓子のCMに出ていた「ロシアの女の子2人組み」などといった物ばかりだろうと覗いてみると、「このようなCDが…」といったものが多く目に入りました。
因みにこのショップはDVDのレンタルがメインで中古CDも販売し、全店舗かはわかりませんが380円までのCDは全てレジにて50円というショップで、このように書けばお判りの方も多いかと思います。
ワゴンのCDは全て50円という事で探してみるとこのようなCDを見つけました。
マーク・ホイットフィールド(Mark Whitfield)
フュージョン、ジャズ系のギタリストは新旧を問わず聴いているつもりですが、このマーク・ホイットフィールドは初めて聞く名前で、購入も「ジャケットにギターの写真」と完全にジャケ買いでした。
早速聴いてみましたがフュージョン(コンテンポラリー、スムース)ありジャズありと1曲目から私好みのサウンドで、一気に全曲聴いてしまう程気に入ったアルバムでした。
私も初めて聞く名前と詳しくないのですが、調べるとジョージ・ベンソンの後押しで1990年代にデビューを飾ったギターの新星と書かれ、最初ベースを弾いていたそうですが15歳でギターに転向、その後バークリーの奨学金を獲得しギターを学び、1987年にバークリーを卒業したのちニューヨークで本格的に活動を開始します。
まもなくワーナー・ブラザースと契約を結びアルバム・デビューとなります。
今回購入したアルバムは3作目との事でした。
マーク・ホイットフィールド(Mark Whitfield) | ストローリン(Strollin’)
https://www.youtube.com/watch?v=dNTmHiPQTSo (YouTube)
私の購入したアルバムは1993年リリースのCDでしたが、調べてみると「JAZZ BESTコレクション 1000 ~モア・セレクション編」の第2弾として2014年3月に再発売となっていました。
このアルバムを気に入り他のアルバムも聴いてみようとセカンド・アルバムの「Patrice」とこのアルバムの次作となる「Tlue Love」を購入しました。何れも完全にジャズ・ギターといった内容で、このアルバムが異色のようですが、フュージョン・サウンドが大好きな私としてはこのアルバムがお勧めです。ただ、どのアルバムもそのテクニックは流石です。
 |
パトリース
新品価格
¥942から
(2015/2/6 12:12時点)
|

|

|
ジョージ・ハワード(George Howard)
ジョージ・ハワードは「グローバー・ワシントン Jr.」に見い出され、1982年にデビューとなったソプラノ・サックス・プレイヤーで、10数枚のアルバムをリリースするなど実力者です。
私はレコードは今回紹介のアルバムしか持っておらず他のアルバムは聴いていませんが、このレコードは当時渋谷の輸入レコード・ショップで壁に飾っていた1枚で、購入切っ掛けはジャケットの雰囲気と「シャーデー(Sade)」の「The Sweetest Taboo」をカバーしていたからだったと思います。
このアルバムもCDで聴きたいと思っていたのですが、まさかワゴンの中で見つかるとは驚きでした。
ジョージ・ハワード(George Howard) | No, No
https://www.youtube.com/watch?v=waeTu09zz-M (YouTube)

なお、残念ながらジョージ・ハワードは1998年に41歳という若さで亡くなってしまいました。
この2枚のアルバム以外にも価格の安さもあり、このようなアルバムも購入してしまいました。
- Joe Gilman / Joe Gilman
- Grover Washington Jr, / Anthology Of Grover Washington Jr,
- Clifford Brown And Max Roach / Stuby In Brown
- Nat Adderley / Soul Zodiac
- Michel Polnareff / Le Meilleur De Michel Polnareff (Best)
- 山下達郎 / Season’s Greetings
- 布袋寅泰 / Battle Without Honor or Humanity (Single CD)
- 土岐麻子 / Talkin’
他にも何枚かです。
これだけまとめての購入は「大人買い」と言いたいところですが、なにせ価格からも合計しても新譜1枚よりも安く購入でき、聴きたかったアルバムだけに大満足です。
また、このショップとは別にもう1店舗よく行くショップがあります。
「本の買い取り」といえばお判りかと思いますが、こちらも中古CDを取り扱っています。
このショップは108円、280円、500円のコーナー、そして新作が流れたものなどの高価なコーナーがあります。
高価なコーナーについては何を参考に価格を付けたのかと疑ってしまうような物も多く殆ど見る事もなく、いつも安価なコーナーばかり探しています。
高価なコーナーとは逆に、このCDがこの価格なのとといった物を見つけることもあります。
昨年末でしたがこのようなCDを見つけました。
カンサス(Kansas)
- Kansas Original Album Classics
カンサスはメンバーの「フィル・イハート」がイギリス留学時に全盛期のプログレッシブ・ロックを目の当たりにし衝撃を受け、帰国後の1974年にカンサスとしてメジャー・デビューとなったアメリカのプログレッシブ・ロック・グループです。
カンサスを初めて聴いたのは学生の頃ですので30年以上も前の事です。
名前は知っていましたが、曲として初めて聴いた曲が「Dust in the Wind(邦題:すべては風の中に)」で、この曲が収録されたレコードは購入しました。
他にも好きな曲があったのですが、この頃はウェスト・コーストばかり聴いていたのか他のレコードは購入とはなりませんでした。
今回購入したのはOriginal Album Classicsシリーズで、このシリーズでリリースされていたのは知っていましたが、まさかこちらのショップで見つかるとはという気持ちでした。
因みに500円のコーナーでした。
カンサス(Kansas) | すべては風の中に(Dust in the Wind)
https://www.youtube.com/watch?v=tH2w6Oxx0kQ (YouTube)

もう1枚はこのアルバムです。
ジェシ・コリン・ヤング(Jesse Colin Young)
ジェシ・コリン・ヤングは、はっぴいえんど」の世界で細野と大滝の出会いの切っ掛けとして紹介の「ヤングブラッズ(The Youngbloods )」のメンバーだったアメリカのシンガーソングライターです。
私が聴き始めたのはソロとなってからですが、大好きなアーティストでレコードは何枚か購入しよく聴きました。
今回購入したオン・ザ・ロードはレコードは持っておらず欲しかったアルバムでした。ライブ・アルバムですが、大好きな名曲サンライトから始まり、ホワッツ・ゴーイング・オン/マーシー・マーシー・マーシーとマーヴィン・ゲイのカヴァーを演奏するなどアコースティックの響きの良い名盤かと思います。
こちらも見つけた時はまさかといった気持ちでしたが、ようやく購入することができました。
因みに最初は高価のコーナーにあったようですが、価格シールが何枚も重ねて貼られており、多少傷などは有りましたが、なんと280円のコーナーにありました。
ジェシ・コリン・ヤング(Jesse Colin Young) | サンライト(Sunlight)
https://www.youtube.com/watch?v=_paNk1V7Up8 (YouTube)
 |
オン・ザ・ロード
新品価格
¥1,558から
(2015/2/6 12:15時点)
|

今回のような事はめったにないかもしれませんが、皆さんもお近くに中古ショップがありましたら覗いてみてはと思います。
探していたアルバムが見つかるかもしれません。