タグ別アーカイブ: Zager & Evans

思い出のドーナツ盤(6)「オーシャン」~「ニール・ダイアモンド」


思い出のドーナツ盤(5)の続き

今回も前回に続き、アメリカ、カナダの曲を紹介します。

オーシャン(Ocean) | サインはピース(Put Your Hand In The Hand)最初の紹介は「オーシャンOcean)」の「サインはピース(Put Your Hand In The Hand)」(1971年)です。

オーシャンもザ・オリジナル・キャスト、マッシュマッカーンと同じカナダ出身の5人組のフォーク・ロック・グループ(ゴスペル・ロックとも紹介)です。
メンバーはカナダ人、アメリカ人の混成ですが、このグループもメイン・ボーカルは紅一点のジャニス・モーガンと女性ボーカルのグループです。

この曲はオーシャンによって大ヒットとなりましたが、オリジナルは当ブロクでも紹介のカナダ出身の女性シンガー「アン・マレー」で、作詞、作曲も「スノーバード」と同じ「ジーン・マクレラン」が担当し、ファースト・アルバムに収録、シングルとしてもリリースされました。
歌詞の内容からもゴスペル・ソング(ポップス)として作られ、楽曲の内容からもオーシャンがカバーしたのではと思います。

また、この曲はオーシャンの他にも原題の「Put Your Hand In The Hand」でYouTubeを検索していたければお判りのように、「アン・マレー」をはじめ、「ダニー・ハザウェイ」「ジョーン・バエズ」、そして「エルビス・プレスリー」などと多くのトップ・シンガーがカバーしていますので、聴き比べてるのも良いかと思います。

カナダでNo.1の大ヒットとなったオーシャンですが、アメリカで売り出したのが「ラヴィン・スプーンフル」をヒットさせた「カーマ・スートラ・レコード」で、解説にも書かれている「お得意のプロモーション」で1971年3月にBillboardで最高2位の大ヒットとなりました。

日本でも大ヒットとなりましたが、邦題名は「サインはピース」となり、ジャケットにも「☮」(ピース・マーク)が描かれるなど、歌詞の「手に手をとりあって…」からも、平和がテーマの曲といった印象がありました。
当時、このマークはグッズ等も多く販売されブームとなりました。あと、「」(スマイル・マーク)も懐かしいですです。

オーシャン(Ocean) | サインはピース(Put Your Hand In The Hand)
http://www.youtube.com/watch?v=AaV9_ZmfJ-E (YouTube)

Put Your Hand in the Hand

新品価格
¥2,407から
(2014/6/5 12:01時点)

オーシャンはこの曲以降もシングルを何枚かリリースしますが、Billboardを見ても40位以内はこの曲のみで、1975年に解散となりました。


ゼーガーとエバンズ(Zager & Evans) | 西暦2525年(In The Tear 2525)続いての紹介は「ゼーガーとエバンズZager & Evans)」の「西暦2525年(In The Tear 2525)」(1969年)です。

グループ名からもお判りのように「デニー・ゼーガー(Denny Zager)」と「リック・エバンス(Rick Evans)」の2人組みのグループです。
2人ともアメリカ、ネブラスカ州出身で、同じ地元の大学に在学中に結成されました。

当時、ネブラスカやオクラホマ周辺のマイナー・レーベルからリリースされた曲が地元ラジオ局でヒットとなり、やがて大手レコード会社に知れ渡り、大手各社が権利獲得へと動き出します。
その中でRCAレコードの主任プロデューサー、「アーニー・アルトシェラー」が目を付けたのがゼーガーとエバンズで、直接2人交渉するとソング・ライターとしの才能だけでなく、アーティストとしての才能を知り、激しい競争の上獲得し、2人はメジャー・デビューとなります。

全米デビューとしてこの曲がリリースされ、1969年6月にBillboardで1位を獲得、6週連続で1位となる大ヒットとなります。
日本でもアメリカより少し遅れてのリリースでしたが、アメリカでの大ヒットもあり、オリコン・チャートも1位とはなりませんでしたが、11週に渡って10位圏内という大ヒットとなりました。

ゼーガーとエバンズ(Zager & Evans) | 西暦2525年(In The Tear 2525)
http://www.youtube.com/watch?v=maPeQVMAojc (YouTube)

2525 (Exordium Terminus) / Zager & Evans

中古価格
¥1,452から
(2014/6/5 12:00時点)

残念ながらこの曲が良すぎたのか続くヒット曲も出せず、アメリカでも「一発屋」となり解散となります。


ニール・ダイアモンド(Neil Diamond) | スィート・キャロライン(Sweet Caroline)最後の紹介は「ニール・ダイアモンドNeil Diamond)」の「スィート・キャロライン(Sweet Caroline)」(1969年)です。

ニール・ダイアモンドは私が紹介する必要もないアメリカを代表するトップ・シンガーであり、優れたソング・ライターでもあります。

当時、私もですが友人も好きなミュージシャン、音楽といえば、やはりロックでした。
ただ、レコードを購入するとなると意外にもロックではなく、このシリーズでも紹介のようにポップスが多かったかと思います。
当時、音楽の情報源はラジオであり、もちろんロックもヒットし流れていましたが、洋楽チャートの上位はやはりポップスからかポップスが流れる回数も多く、流行りというだけでポップスのレコードを購入したのかと思います。

当時は今回紹介のニール・ダイアモンドをはじめ、「グレン・キャンベル」、「トム・ジョーンズ」、「エンゲルベルト・フンパーディンク」などもよくよく聴きました。もちろん「エルビス・プレスリー」もその一人です。
今でも彼らの曲がCMやBGMなどで使われるなど耳にする事も多く、聴くと当時を思い出します。

ニール・ダイアモンドについては省略させていただきますが、この人もシンガーとして成功する前はトニー・オーランドと同じ「アルドン・ミュージック」にソング・ライターとして所属し、アーティストへの曲の提供をしていました。
モンキーズの1967年にBillboardでNo.1となった大ヒット曲「アイム・ア・ビリーヴァー(I’m a Believer)」はニール・ダイアモンドの曲です。

私はこの「スィート・キャロライン」でニール・ダイアモンドを知りましたが、当時はこの曲のタイトルや歌詞は気にもせず、曲の良さだけで聴いていたのですが、このキャロラインとは2013年に現在の駐日アメリカ合衆国大使に就任した「キャロライン・ケネディ」がまだ11歳と幼かった頃の印象を歌ったものだと後になって知り、昨年の就任式のニュースなどでもこの曲のエピソードが話題となり、初めてこの事を知られた方も多いのではと思います。
この曲は1969年7月12日にBillboardで最高4位を獲得しています。

また、アメリカではスポーツにおいてもピュラーな曲として使われ、当ブロクのタイトルで、ケネディ大統領のゆかりの地でもあるボストンですが、レッドソックスの本拠地であるフェンウェイ・パークでは、8回裏の攻撃の前にこの曲が流れ観客が総立ちで歌うなど、レッドソックスの応援歌でもあります。今や絶対的ストッパーとして大活躍の上原浩治投手もこの曲を聴きながら登板の準備をしている事でしょう。
2013年は悲惨なテロ事件がありましたが、事件後の初試合では本人自らが歌ったとの事です。

ではスィート・キャロラインと、2013年4月20日にニール・ダイアモンドが登場したフェンウェイ・パークの模様が映像にありましたので紹介します。

ニール・ダイアモンド(Neil Diamond) | スィート・キャロライン(Sweet Caroline)
http://www.youtube.com/watch?v=NsLyI1_R01M (YouTube)

Neil Diamond Singing Sweet Caroline In FenWay Park 4/20/13
http://www.youtube.com/watch?v=jF__vAm_qRM (YouTube)

Very Best of Neil Diamond

新品価格
¥669から
(2014/6/5 12:01時点)

ニール・ダイアモンドはこの曲以降もヒット曲は多く、1970年2月にBillboardで1位となった「クラックリン・ロージー(Cracklin’ Rosie)」や、1972年5月にやはり1位となった「ソング・サング・ブルー(Song Sung Blue)」なども大好きでよく聴いていました。
CDはベスト盤とライブ盤の2枚しか所有していませんが、今でもよく聴くアルバムです。

最後に、今だ一度も来日公演の無いアーティストでもあります。

思い出のドーナツ盤(7)へ続く