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久しぶりに聴くのも良いものです(3)「アンドリュー・ゴールド」


久しぶりに聴くのも良いものです(2)の続き

イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーのアルバム4枚が収められたCDの購入を切っ掛けに、その後購入したCDを紹介してきましたが、最後に購入したのがアンドリュー・ゴールドのCDでした。

アンドリュー・ゴールド(Andrew Gold)

アンドリュー・ゴールドは、1951年カリフォルニア州バーバンク生まれです。

父は映画「栄光への脱出」でアカデミー賞を受賞した作曲家「アーネスト・ゴールド」、母も歌手としてミュージカル映画「ウエスト・サイド物語」のナタリー・ウッドや「マイ・フェア・レディ」のオードリー・ヘップバーンなど、大女優に代って映画の歌の部分のみを吹き替えで歌ったことで知られ、「ハリウッドの声」との異名もつ「マーニ・ニクソン」と音楽一家です。

また、バーバンクといえば「ドゥービー・ブラザーズ」、「リトル・フィート」などウェスト・コーストを代表するグループがバーバンク・サウンドと呼ばれるなど、まさに音楽に進むのに恵まれた環境に育ちます。

早くから色々な楽器を習得し13歳には作曲を始め、まもなくしてイギリスへ留学しますが、その時に作ったデモ・テープが英ポリドールに認められ、友人の「チャーリー・ヴィラーズ」と「Villiers & Gold」というデュオ・グループで1967年にシングル盤をリリースします。

その16歳の時に作った曲がこちらです。

Villiers and Gold | Of All the Little Girls
https://www.youtube.com/watch?v=ZMkOYBlKA2c (YouTube)

その後、アメリカに戻り地元ロサンゼルスで音楽活動を開始、そこで「カーラ・ボノフ」らと知り合い「ブリンドルBryndle)」*というグループを結成します。
*ブリンドルにつきましてはカーラ・ボノフの記事をご参照ください。

ブリンドル解散後は「ケニー・エドワーズ」とグループの結成や、セッション・ミュージシャンとして活動しますが、まもなくしてリンダ・ロンシュタットのバンドにギタリストとして参加します。そこでピーター&ゴードンのピーター・アッシャーのプロデュースによるアルバム「Heart Like A Wheelでマルチ・プレイヤーとして才能を発揮したことにより、レコーディングなどの音楽面でも重要な役割を果たすようになり、その評判がロサンゼルスで広り、まもなくしてリンダ・ロンシュタットと同じレーベル「アサイラム」と契約となりソロ・アルバムのリリースとなります。

長くなりましたが、今回購入したのがこのアサイラムからリリースされた4枚のアルバムが4in3で収録されたCDです。

Andrew Gold + What’s Wrong With This Picture + All This and Heaven Too + Whirlwind…Plus

収録アルバム

  • Andrew Gold (1975年)
  • What’s Wrong with This Picture? (1976年)
  • All This and Heaven Too (1978年)
  • Whirlwind (1980年)

*Disc1~2に4枚のアルバムが収録されDisc3は各アルバムよりオリジナル・バージョンやライブ・バージョンなどが20曲も収録されています。

Andrew Gold & What’s Wrong With This Picture & All

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このCDより私の好きな曲を何曲か紹介します。

1975年にリリースされたファースト・アルバム「Andrew Gold」からのシングル曲「That’s Why I Love You」です。
最高68位と大ヒットとはなりませんでしたが、ウェスト・コーストらしい爽やかな曲です。

Andrew Gold | That’s Why I Love You
https://www.youtube.com/watch?v=R_pHzY7wOFk (YouTube)

ピーター・アッシャーのプロデュースで、1976年リリースのセカンド・アルバム「What’s Wrong with This Picture? 」からのシングル曲「Lonely Boy」は最高7位の大ヒットとなります。
また、アルバム・タイトルのとおりジャケット写真は32個の間違い探しになっており、当時は話題になりました。
当時はLPレコードとサイズも大きかったのでこのようなことが出来たのかもしれませんが。

Andrew Gold | Lonely Boy
https://www.youtube.com/watch?v=0kbgjmmr5vw (YouTube)

1978年リリースのサード・アルバムはアンドリュー・ゴールドとブロック・ウォルシュの共同プロデュースです。
このアルバムからの最初のシングル曲が「Thank You For Being A Friend」で最高25位のヒットとなります。

Andrew Gold | Thank You For Being A Friend
https://www.youtube.com/watch?v=bfjCPzIqX_k  (YouTube)

そしてこのアルバムには私の一番大好きな曲「Genevieve」が収録されています。
この曲はシングル・カットされていませんが、AORファンには欠かせない名曲かと思います。
アントニオ・カルロス・ジョビンとスティービー・ワンダーからの影響で作られた曲との事です。

Andrew Gold | Genevieve
https://www.youtube.com/watch?v=jLaeeCPVBd4  (YouTube)

そして最後のアルバムが1980年リリースのアンドリュー・ゴールドのセルフ・プロデュースによるアルバム「Whirlwind」です。
セールス的には失敗となりアサイラムとの契約も切られてしまいますが、この「Whirlwind」などは好きな曲です。

Andrew Gold | Whirlwind
https://www.youtube.com/watch?v=BWo2BrGlaDo (YouTube)

このようにCDには4枚のアルバムとボーナス・トラックが収録され、アンドリュー・ゴールドはベスト盤もリリースされていますが、これから聴かれる方にもこのCDはお勧めかと思います。

アサイラム以降もソロとしてのアルバムや、元「10CC」の「グラハム・グルールドマン」とデュオ・グループ「WAX」を結成してアルバムのリリース、また前記のように1990年代にはブリンドルの再結成によるアルバムのリリースなど積極的に活動しています。

また、プロデューサーとしても活動し、矢沢永吉のアメリカ進出に深く関わったことで知られています。

最後に私はこのCDで久しぶりにアンドリュー・ゴールドを聴き、懐かしくもその良さを再認識したのですが、残念ながら2011年6月3日に心臓発作のため亡くなられました。享年59歳でした。

まだまだCDの購入は続きそうですが、また紹介したいと思います。

ウェスト・コーストの女性シンガーソングライター(2)「カーラ・ボノフ」


ウェスト・コーストの女性シンガーソングライター(1)より

ウェスト・コーストの女性シンガーソングライターとして「ローレン・ウッド」を紹介しましたが、もう一人私の大好きな女性がいます。
ご存知の方も多いかと思いますが、「カーラ・ボノフ(Karla Bonoff)」です。

1970年代からウェスト・コーストの音楽が注目され、女性では「リンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt)」が日本でも大人気となりました。
私もファンとなり1981年に横浜スタジアムで開催された「CALIFORNIA LIVE」も見に行き、「ジェームス・テイラー」、「J.D.サウザー」、そしてリンダ・ロンシュタットを生で聴けた事は今でも印象に残っています。

リンダ・ロンシュタットの代表曲となった「イッツ・ソー・イージー(It’s So Easy)」は当時ラジオで頻繁に流れ、この曲が収録された「Simple Dreams(邦題:夢はひとつだけ)(1977年)」は全米でNo.1となる大ヒットとなりました。

私もこのアルバムはよく聴きましたが、お気に入りはやはり前年にリリースされた「Hasten Down The Wind(邦題:風にさらわれた恋)(1976年)」です。
ジャケットもウェスト・コーストらしく気に入っています(決して「カーリー・サイモン」のアルバムとの共通点ではありませんが)。
このアルバムで1977年にグラミー賞の最優秀女性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞を獲得しています。

このアルバムは1曲目の「Lose Again(邦題:またひとりぼっち)」からお気に入り曲ばかりです。

リンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt) | またひとりぼっち(Lose Again)
https://www.youtube.com/watch?v=sIQsVU6UqRk  (YouTube)

そして、この曲を作ったのが今回紹介のカーラ・ボノフで、このアルバムでは他にも2曲取り上げた事によりカーラ・ボノフが注目となります。

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カーラ・ボノフは1952年ロサンゼルス生まれで、ピアニストだった母の影響でピアノを習い始めますが、興味がなかったのか長くは続かずギターに夢中になり、やがて姉とデュオを組みロサンゼルスのフォーク・クラブに出入りしするまでになります。
ただ、クラブへの出演やレコード会社のオーディションなどにもトライしますが評価さなかったようで姉は大学に戻ってしまいソロとなります。

その後も名門「トルバドール」に出演するなど音楽活動を続け、この頃に知り合ったのがリンダ・ロンシュタットとグループを組んでいた「ケニー・エドワース」で、やがて「アンドリュー・ゴールド」、「「ウェンディ・ウォルドマン」を加え結成したのが「ブリンドルBryndle)」というグループです。
ブリンドルはA&Mと契約しアルバムをレコーディング、先に1971年にシングルを1枚リリースしますが、当時人気の「ママス&パパス」路線にしたかったA&Mと折り合いがつかず、アルバムもリリースされないまま解散となります。

このような理由による解散でもあり以降も交流は続き、解散から20年近く経ち、何れもソロとしてアルバムをリリースするなどと大活躍の中でブリンドルを再結成し、1995年と2001年に2枚のアルバムをリリースしています。

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ブリンドル解散後は個々の活動となり、ケニー・エドワースとアンドリュー・ゴールドはリンダ・ロンシュタットのバンド・メンバーとなりますが、彼らによってカーラ・ボノフをリンダ・ロンシュタットに引き合わせ、コーラスとして参加となります。

そして、この時期にカーラ・ボノフのデモ・テープを聴いたリンダ・ロンシュタットが曲を気に入り、これが切っ掛けとなりアルバムに収録となります。

このように曲を聴いたのはリンダ・ロンシュタットが先ではありましたが、私もこのアルバムでカーラ・ボノフを知り、まもなくしてケニー・エドワースのプロデュースにより1977年にファースト・アルバム「Karla Bonoff」がリリースされます。

このアルバムにはリンダ・ロンシュタットが歌った3曲が収録され、「リンダ・ロンシュタットが私のベストの3曲を見事に歌ったので私の出る幕が無いような気がした」と語っていますが、やはり本人が歌うと良いもので、その歌声は癒されます。

リンダ・ロンシュタットがアルバムのラストに歌った「Someone To Lay Down Beside Me(邦題:誰かわたしの側に)」を日本公演のライブ映像で紹介します。
このライブ映像のベースがケニー・エドワースですが、残念ながらカーラ・ボノフのツアーに同行中に倒れ亡くなってしまいました。64歳でした。

カーラ・ボノフ(Karla Bonoff) | 誰かわたしの側に(Someone To Lay Down Beside Me)
https://www.youtube.com/watch?v=LDkt2dlbSmM  (YouTube)

カーラ・ボノフ

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このアルバムは日本でも話題となりますが、やはり人気を決定づけたのが1979年にリリースされたセカンド・アルバム「Restless Nights(邦題;ささやく夜)」です。
当時、このジャケットも話題となりました。

このアルバム1曲目の「Trouble Night(邦題:涙に染めて)」もリンダ・ロンシュタットが取り上げるなど、まさにウェスト・コースト・サウンドといえる名曲かと思います。

カーラ・ボノフ(Karla Bonoff) | 涙に染めて(Trouble Again)
https://www.youtube.com/watch?v=y7VtKAw-a-Q (YouTube)

他にも良い曲ばかりですが、ラストの「The Water Is Wide(邦題:悲しみの水辺)」はトラディショナル曲ですが、「ジェームス・テイラー」のハーモニー、そしてギターが心地よいです。

ささやく夜

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このアルバムから3年のインターバルを挟んで1982年にリリースされたのがサード・アルバム「Wild Heart Of The Young(邦題:麗しの女 ~香はバイオレット~)」です。
このアルバムもファースト、セカンドと同様にケニー・エドワースのプロデュースです。

1曲目の「Personally(パーソナリー)」のみポール・ケリーというニューヨークのソングライターの曲ですが、ウェスト・コーストらしいアレンジでカーラ・ボノフもお気に入りとの事です。
この曲は当ブログでも紹介の映画「波の数だけ抱きしめて」で使われ、この曲でカーラ・ボノフを知られた方も多いかと思います。

カーラ・ボノフ(Karla Bonoff) | パーソナリー(Personally)
https://www.youtube.com/watch?v=KUnPOaFN9UI (YouTube)

麗しの女~香りはバイオレット

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これら3枚のアルバムは2014年にリマスターされ再発となりましたが、このような3in1のアルバム(輸入盤)もリリースされています。

Karla Bonoff/Restless Nights/Wild Heart of the You

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CBSレコードからはこの3枚のみとなり、レコード会社を移籍、プロデュースも「マーク・ゴールデンバーグ」となり、前作より6年振りとなる4枚目のアルバム「New World(ニュー・ワールド)」を1988年にリリースします。

リンダ・ロンシュタットが「アーロン・ネヴィル」とデュエットしヒットした「All My Life(オール・マイ・ライフ)」をこのアルバムで披露しています。
この曲もリンダ・ロンシュタットで知られていますが、カーラ・ボノフのバージョンは、日本では「たばこのCMソング」として使われましたので、耳にされた方も多いかと思います。

また、日本ではあまり知られてないのですが、アメリカでは結婚式の定番曲との事です。

カーラ・ボノフ(Karla Bonoff) | オール・マイ・ライフ(Personally)All My Life
https://www.youtube.com/watch?v=tLblG-XV_X4  (YouTube)

New World

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スタジオ・レコーディングによるアルバムはこの4枚(ベスト盤を除く)のみとなりますが、カリフォルニア、サンタ・バーバラ公演、そして日本公演を音源とした2枚組のライブ・アルバムを2007年にリリースしています。

このアルバムは大手レーベルでなく自主レーベルのようで、私はアメリカのamazonで購入しましたが、マーケット・プレイスに「Karla Bonoff Store」として出店し販売しています。
私が購入した時は1ドルが70円台の頃でしたが、当時は日本向けの送料も今の半額程度でしたので、新品を安く購入することができました。

カーラ。ボノフとケニー・エドワースの共同プロデュースで、ケニー・エドワースもギター、ベースなどで参加、メンバーはSomeone To Lay Down Beside Meを紹介したライブ映像と同じ4人による小編成でのライブですが、カーラ・ボノフのベスト盤としても楽しめる内容であり、お勧めの1枚です。

Karla Bonoff Live

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以降はアルバムのリリースもないのですが、昨年もJ.D.サウザーと来日するなど現在も活動しており、アルバムのリリースを期待したいものです。

ローレン・ウッド、そしてカーラ・ボノフを紹介しましたが、まだまだ紹介したい女性シンガーソングライターも多く、機会を設けたいと思います。

元祖ラッパー「吉幾三」の詩が沁みる


最近ふとしたきっかけで、吉幾三の「父子じゃないか」をカラオケでよく歌うようになりました。
で、吉幾三の歌の巧さ、そして、曲作りのセンスに感心しています。

吉幾三|父子じゃないか
https://www.youtube.com/watch?v=uMg0jQrm6CM (YouTube)

全曲集~父子じゃないか・・・

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私の父はすでに他界してますが、生前に、父からこの歌の歌詞(息子、娘に抱く親子のお情愛)にあるような、「息子への想い」を直接感じた事はほとんどありませんでした。唯一、病床に伏してる時、母に、「今度は、いつ、見舞いに来るんだ…」と何回も訊いていたと母から聞かされた時…、そういえば、ずっと親元を離れて暮らしてきたけど、父は必ず、「今度はいつ帰って来るんだ?」と母に訊いていたと聞かされていたのを思いだしました。
「あぁ、この言葉に、この吉幾三が歌う、父子じゃないかの歌詞の意味が凝縮してるんだ」とあらためて気づき、父の息子への想いを感じました。
そして、今、晩年の父の年に近ずく自分が、私の息子たちとの関係を考え、いろいろ考える中で、やはり、「父子じゃないか」は、すごく意味のある言葉として強く心に響いてくるようになりました。

吉幾三は1952年青森県に生まれです。そして、演歌歌手では数少ない、「シンガーソングライター」です。デビュー当初はコミックソング的歌を歌っており、中でも、1984年リリースの「俺ら東京さ行ぐだ」は大ヒットしました。

吉幾三|俺ら東京さ行ぐだ
https://www.youtube.com/watch?v=LnHMoln_v8s (YouTube)

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吉幾三は、テレビ番組で、元祖日本語ラップ曲「俺ら東京さ行ぐだ」の誕生について、「ニューヨークにいた友人が、ニューヨークで流行っているといると送ってくれたCDを聴いた時、ただ英語でしゃべっているだけで、バックに、「ズン・ダッタ・ズンッ」て(ビートが)入っる。それを聴いて、「なんだこれ?これが歌か?」って。
「でもそれを聴いていたせいもあるんでしょうね。なんとなく…俺ら東京さ行ぐだをギターで作ったんだけど、やっているときにそういう「ラップ的な」フレーズになってきたのね。」と話しています。

また、番組の締めで、(ラッパー的なハンドサインを出しながら)「あーそいでー、言っておくけどー」、こっちカメラ?「言っとくけど」、「俺60になるんだけどー」、「分かった?」、「アレ、ラッパーの連中よ」、「いい?」、「俺、ラッパーだから」、「そこんところ」、俺の演歌聴いても、「違うんだよ。吉は本当はラッパーなんだよ!」って言ってくれれば、「チョーありがてーし」、「ヨロシク!」と、決めました。
やはり、日本での元祖ラップミュージシャンです!

吉幾三|酒よ
https://www.youtube.com/watch?v=Hjq0R_fggzk (YouTube)

吉幾三 ベスト 雪國 海峡 酒よ 秋風 酔歌 津軽平野 夜更けのメロディー 情炎 東日流 つがる と・も・子・・・ 哀のブルース エレジー 哀酒歌 男の船歌 女のかぞえ唄 KB-061

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「酒よ」(さけよ)は、1988年にリリースしたシングル曲です。
この歌には、3番、4番、5番があります。

ふるさとの駅からは恩師と友が
青森の駅からは母ひとり
泣きながら追いかける着物の母がいた
いつの日かまたいっしょ
暮らせる夢乗った

居酒屋の片隅に置いてたギター
つまびけば歌い出す演歌節
冷酒と酔いどれと涙とふるさとと
年老いた父と母
子どもとなぁ女房

それぞれにひとは皆ひとりで旅に立つ
幸せになるために
別れてなぁ酒よ
わかるよなぁ酒よ

涙、心、夜、夢、酒、演歌、ふるさと、駅、母、父、旅、こういう言葉、演歌に似合います。

コミックから演歌と幅広く曲を作り、出してきている吉幾三の歌、これからますます、カラオケでハマって行く気がしてます。

ウェスト・コーストの女性シンガーソングライター(1)「ローレン・ウッド」


「ジュリア・ロバーツ」、「リチャード・ギア」主演による1990年公開の映画「プリティー・ウーマン」は世界中で大ヒットとなり、ご覧になった方も多いかと思います。
ストーリーの良さはもちろんですが、私が一番印象に残ったのがジェット機でデートするシーンで流れた「フォーレン(Fallin)」という挿入曲でした。

ローレン・ウッド(Lauren Wood) | フォーレン(Fallen)
https://www.youtube.com/watch?v=aGpOcVy2A8I (YouTube)

この曲を歌ったのが私の大好きなシンガーソングライター「ローレン・ウッドLauren Wood)」です。
映画の大ヒットとともにこの曲が注目されますが、オリジナルは1981年リリースのアルバムに収録と古いのですが、この映画で初めて聴かれた方も多いかと思います。

また、サウンド・トラックもこの曲をはじめ、ナタリー・コール、デヴィッド・ボウイなど層々たるアーティストが参加するなど、こちらも全世界で1,700万枚を超える大ヒットとなりました。
もちろんタイトルとなった「ロイ・オービソン」の「プリティー・ウーマン」は皆さんご存知の大ヒット曲です。

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ローレン·ウッドを聴く切っ掛けは当時ジェイ・グレイドンがプロデュースやミュージシャンとして参加したアルバムを聴きまくっていた中の1枚でした。
このアルバムでファンとなり以降にリリースのアルバムなどを購入し聴きましたが、今回はアルバムとともにローレン・ウッドを紹介します。

タイトルにも書いたようにローレン・ウッド(本名アイリーン・ラッパポート)はウェスト・コーストというイメージが強いのですが、出身はアメリカ東部のペンシルベニア州のピッツバーグです。

幼い頃から両親にロックン・ロールなどのレコードを買い与えられ音楽に接し楽器を始め、既に10歳の頃にはオリジナルを作っていたそうです。

やがて10代半ばに従姉妹でヴィオラ奏者のノヴィ(アイリーン・ノヴォッグ | Ilene Novog)らとともに「Rebecca & The Sunnybrook Farmers」というグループを地元ピッツバーグで結成し、1969年にはアルバムもリリースしますがヒットとはならず解散となります。
※YouTubeでこのグループ名で検索して頂ければ曲を聴く事ができます。

1970年にローレン·ウッドとノヴィ、そしてメンバーでベーシストのアニー・タエ(Ernie Eremita)の3人は意気投合し、新たなグループとしての活動を目指し拠点をロサンゼルスへと移します。
ロサンゼルスでは音楽活動をしながら積極的な売り込みをかけ、やがてワーナー・ブラザースの大物プロデューサー「テッド・テンプルマン」の目に留まり「チャンキー・ノヴィ&アニー」として1973年にレコード・デビューとなります。
因みにまだこの当時はローレン・ウッドではなく、本名、そしてニックネームのチャンキーを名乗り、ローレン・ウッドという名前は後にソロ活動となった際に自らが付けた芸名です。

アルバムは「Chunky, Novi & Ernie (1973年)」,「Chunky, Novi & Ernie (1977年)」と同名のタイトルですが2枚リリースされました。
私は参加ミュージシャンからもセカンドアルバムが気に入っています。

セカンドアルバムよりこの曲を紹介します。

チャンキー・ノヴィ&アニー(Chunky, Novi & Ernie) | キャント・ゲット・アウェイ・フロム・ユー(Can’t Get Away From You)
https://www.youtube.com/watch?v=YVUnLBxYqM0 (YouTube)

残念ながらテッド・テンプルマンが関わったと言えヒットとはならず4年間は下積み活動だったようです。
日本でも知名度が低かったのか私も後に知りCDで聴きましたが、その初となるCDの復刻も日本という事からもアメリカでの評価が伺えます。

ただ、テッド・テンプルマンとの関係を築けた事により彼がプロデュースしたアルバムに関わる事となり、紹介したこの曲は「ニコレット・ラーソン」がファーストアルバムでカバーしています。
同年にデビューした「ヴァン・ヘイレン」の「エディ・ヴァン・ヘイレン」がクレジットに「Lead Guitar ?」と名前を伏せてリード・ギターで参加した曲として話題となりました。
また「ドゥービー・ブラザース」の全米No.1となった大ヒット曲「ブラック・ウォーター」の印象に残るヴィオラはノヴィの演奏で、こちらもアルバムにもクレジットされています。

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残念ながらヒットとはならずグループとしてはこの2枚のアルバムで解散となります。

解散後もテッド・テンプルマンと繋がりがあり、1979年にローレン・ウッドとしてソロ・アルバムのリリースとなります。

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左「Lauren Wood(1979年)」、右「Cat Trick (1981年)」

1979年リリースの「Lauren Wood(邦題名:恋のトライアングル)」が私が聴き始める切っ掛けとなったアルバムです。
ただレコード・ジャケットは表はローレン・ウッドのソロといったデザインですが、、ジャケットの裏やライナーにはノヴィとアニーの写真も大きく掲載されミュージシャンとしても参加するなど、チャンキー・ノヴィ&アニーの3作目として作られたようですが、なぜソロ・アルバムとなったかの経緯は解りませんが、ウェスト・コーストらしいポップな作りとなり、数少ない女性のAORアルバムといった内容かと思います。

アルバムよりA面1曲目となる「行かないで」を紹介します。
マイケル・マクドナルドがコーラスで参加し全米最高24位のヒットとなりました。

ローレン・ウッド(Lauren Wood) | 行かないで(Please Don’t Leave)
https://www.youtube.com/watch?v=6C3y3dqO6EY  (YouTube)

 

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こちらのジャケット写真は、リンク先のAmazon.co.jpで、ご覧いただけます。

そして1981年にリリースされたのが「Cat Trick(邦題;キャット・トリック)」です。
このアルバムはテッド・テンプルマンから離れ、新たに「クラッキン」の「リック・チューダコフ」と「ピーター・ブネッタ」の売れっ子2人をプロデューサーに迎え作られました。
ファーストアルバムが自身の思った内容とはならなかったのか、R&B好きとしてはもっとソウルフルなアルバムを作りたく2人を迎えたと何かで読んだ事があります。

ファーストアルバムよりも洗練された内容となっており、女性版ブルー・アイド・ソウルといった雰囲気を聴かせる内容でどの曲も良く、AORの名盤としてファンからも評価の高いアルバムだと思います。

冒頭で紹介したフォーレンは元々ニコレット・ラーソンのために書いた曲でしたが、このアルバムでセルフ・カバーとして収録されました。
そしてプリティー・ウーマンの大ヒットとともにこのアルバムも再注目される事となりました。

このアルバムより私の好きな曲を紹介します。
デュエットはプロデューサーの2人でお馴染みの「ロビー・デュープリー」です。

ローレン・ウッド(Lauren Wood) | ワーク・オン・イット(Work On It)
https://www.youtube.com/watch?v=zJtRDl7pO5c (YouTube)

キャット・トリック

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ソロとしてリリースされた2枚のアルバムはCDで復刻されましたが既に廃盤となり、オークションなどの中古価格も高価となっています。
この2枚の再復刻を望む方は多いかと思います。

ワーナー・ブラザースとはこの2枚で離れてしまいます。

その後は他のアーティストやテレビ番組、CMへの楽曲提供と幅広く活動していたようですがアルバムのリリースは無く日本でも忘れられた存在となってしまいました。
私もですが何年も経ってプリティー・ウーマンでフォーレン流れたのにはファンの方は驚かれたのではと思います。

そしてキャット・トリックから16年、映画から6年経って日本でアルバムのリリースとなります。
自宅のスタジオ(映画の印税で作られたとの事)で自費で作ったアルバムですが、これに目を付けた日本のレーベルによってリリースされました。

私もリリースを知り購入しましたが前2作のようなAORといった雰囲気は無く、これが現在のローレン・ウッドなのかと聴く機会は少なく期待していただけに残念でした。

ローレン・ウッドは後にオリジナル・レーベルを立ち上げ、このアルバムのU.S.バージョンをアメリカでリリースしています。

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そして2006年にやはりオリジナル・レーベルよりアルバムがリリースとなります。
前作が期待外れだっただけに購入は迷ったのですが、ファンとしては聴いてみたいとという気持ちでの購入でしたが、ファーストアルバム、セカンドアルバムの派手さはありませんが、私の好きなローレン・ウッドが蘇ったのかと満足のいくアルバムかと思います。

「ザ・ゾンビーズ」の「二人のシーズン」のカバーも良いですが、私はこの曲を聴くとフォーレンの頃のローレン・ウッドを感じます。

ローレン・ウッド(Lauren Wood) | コントラディクション(Contradictions)
https://www.youtube.com/watch?v=AgzfkZFPRyM (YouTube)

ラヴ・デス&カスタマー・サーヴィス

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最近の活動についてはオフィシャル・サイトを見てもニュースも昨年の春以降の更新も無いようで詳しい情報は知りませんが、曲作りの良さや歌声は定評あるだけにアルバムが4枚とは少く、ファンとしては新たなアルバムのリリースを期待しています。

「ナイアガラ・トライアングル」に「夢で逢えたら」


はっぴいえんど解散後、大滝詠一は、1974年に自主レーベル「ナイアガラレコード」を設立しました。名前の由来は、大滝=ナイアガラです。

そして、「NIAGARA TRIANGLE Vol.1(ナイアガラ・トライアングル ヴォリューム・ワン)」は、1976年に発売されました。
「NIAGARA TRIANGLE Vol.1」は大滝詠一、山下達郎伊藤銀次、3名のシンガーソングライター、プロデューサーが、各々の曲を持ち寄って、アルバムを作るという、それまでのレコード業界で無かったやり方でレコーディングされました。
大滝が、「ごまのはえ」というバンドで活動を始めていた伊藤銀次、「シュガー・ベイブ」で活動していた山下達郎を誘い、音楽的のにもいろいろ新しい手法を駆使してレコーディングしました。

NIAGARA TRIANGLE Vol.1
SIDE A:

  • ドリーミング・デイ
    作詞 : 大貫妙子、作曲・編曲 : 山下達郎
  • パレード
    作詞・作曲・編曲 : 山下達郎
  • 遅すぎた別れ
    作詞 : 伊藤銀次、作曲・編曲 : 山下達郎
  • 日射病
    作詞・作曲・編曲 : 伊藤銀次
  • ココナツ・ホリデイ’76
    作曲・編曲 : 伊藤銀次

SIDE B:

  • 幸せにさよなら
    作詞・作曲・編曲 : 伊藤銀次
  • 新無頼横町
    作詞・作曲・編曲 : 伊藤銀次
  • フライング・キッド
    作詞 : 吉田美奈子、作曲・編曲 : 山下達郎
  • FUSSA STRUT Part-1
    作曲・編曲 : 大滝詠一
  • 夜明け前の浜辺
    作詞・作曲・編曲 : 大滝詠一
  • ナイアガラ音頭
    作詞・作曲・編曲 : 大滝詠一

この「NIAGARA TRIANGLE Vol.1」で一番の話題になった曲は、布谷文夫(ぬのや・ふみお)が歌う「ナイガラ音頭」でした。
また、ほとんどの曲のキーボートは坂本龍一が担当しています。そして、パーカッションの齋藤のぶ、ベースの吉田健と、大滝、山下、伊藤に加えて、次に来るの音楽シーンに無くてはならないミュージシャンたちががこのレコーディングには参加しています。

伊藤銀次|幸せにさよなら
https://www.youtube.com/watch?v=DCBMp0tD2G4 (YouTube)

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伊藤銀次のプロとしての音楽キャリアが始まった曲と言われています。大滝にこの曲を聴いてもらい、大滝もこの曲を気にいって、「NIAGARA TRIANGLE Vol.1」を作る時大滝が誘ってくれたきっかけになった曲との事です。

「NIAGARA TRIANGLE Vol.2(ナイアガラ・トライアングル ヴォリューム・ツー)」は、1982年3月発売されました。大滝詠一、佐野元春杉真理、メンバー3人の2作目のスタジオ・アルバム。
1981年7月、「新宿のルイード」で行われた「JAPACON(ジャパコン・ウィーク)」で、大滝詠一がお客さんに向かって「Vol.2を杉と佐野と作ろうと思っている!」と発表して、その場で作ることが決まったとの事です。

3人は共に大好きな「リヴァプール・サウンド」を基本テーマに、各自が持つ独自のセンスを発揮した楽曲で構成されたアルバムとなりました。このアルバムは、オリコンで最高2位を記録し、50万枚の販売したヒットアルバムになりました。

NIAGARA TRIANGLE Vol.2
SIDE 1:

  • A面で恋をして
    作詞 / 松本隆、作曲 / 大滝詠一
  • 彼女はデリケート
    作詞・作曲 / 佐野元春
  • Bye Bye C-Boy
    作詞・作曲 / 佐野元春
  • マンハッタンブリッヂにたたずんで
    作詞・作曲 / 佐野元春
  • Nobody
    作詞・作曲 / 杉真理
  • ガールフレンド
    作詞・作曲 / 杉真理
  • 夢みる渚
    作詞・作曲 / 杉真理

SIDE 2:

  • Love Her
    作詞・作曲 / 杉真理
  • 週末の恋人たち
    作詞・作曲 / 佐野元春
  • オリーブの午后
    作詞 / 松本隆、作曲 / 大滝詠一
  • 白い港
    作詞 / 松本隆、作曲 / 大滝詠一
  • Water Color
    作詞 / 松本隆、作曲 / 大滝詠一
  • ♥じかけのオレンジ
    作詞 / 松本隆、作曲 / 大滝詠一

大滝詠一|A面で恋をして
https://www.youtube.com/watch?v=NRnKEepGV80 (YouTube)

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「A面で恋をして」はアルバム「NIAGARA TRIANGLE Vol.2」の発売に先行して出したシングルです。大滝は、この曲ヒットと1981年にリリースした「A LONG VACATION(ア・ロング・バケイション)」のヒットで「NIAGARA TRIANGLE Vol.2」の制作を決断したとのことです。

「A LONG VACATION」には、私の大好きな、「恋するカレン」が入っています。
元歌は1979年に「スラップスティック」に提供した「海辺のジュリエット」。またこの曲はアーサー・アレキサンダーの「Where Have You Been All My Life」とメロディラインが酷似しています。大滝の楽曲は意図的に既存の曲を下敷きにすることが多いとの事です。

そして、「A LONG VACATION」では大滝の「さらばシベリア鉄道」がヒットしました。
太田裕美、小林明がカバーしています。「霧の中のジョニー」をプロデュースした、「ジョー・ミーク」へのトリビュートソングと大滝はいっています。

大滝詠一|さらばシベリア鉄道
https://www.youtube.com/watch?v=0G-0oMzdE64 (YouTube)

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それから、大滝詠一、作詞・作曲で大好きな曲があります。
「夢で逢えたら」です。
この曲は、本当に多くのミュージシャンに歌われています。

リミックス|夢で逢えたら
https://www.youtube.com/watch?v=Z4R7lhjV5J4 (YouTube)

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※大滝詠一歌唱の「夢で逢えたら」収録アルバムです。

大滝詠一自身が歌っている録音が遺されていたことが、2014年1月4日の「内田樹」のツイートにより明らかとなりました。そして、大滝の葬儀にて、出棺時のレクイエムとして用いられたという事です。
内田樹のブログ「内田樹の研究室」に、内田がいかに大滝詠一に影響され続けてきたか、詳しく書いています。
内田は「日本辺境論」とか「街場の憂国論」などを含め多くの思想的、哲学的書を書いています。

2年前、渋谷の円山町にあるビートルズ好きが集まるライブハウス「Lantern」(ランタン)に私の友人が出演していて、そこに観に行ったとき、お客さんとして杉真理が来ていました。そして、杉真理が飛び入りでビートルズを2曲歌いしました。
杉真理は、慶応大学で竹内まりやの先輩で、竹内が音楽の世界に入る切っ掛けを作った人です。また、「ウイスキーが、お好きでしょ」の作曲者としても有名です。

エヴァ・キャシディの軌跡と奇跡(3)~「The Other Side」


エヴァ・キャシディの軌跡と奇跡(2)の続き

今まで紹介したエヴァ・キャシディの曲は、フィギュアスケートのエキシビションで使われたり、彼女の名声を高めた曲と云えます。基本的には有名な曲を彼女流の表現で歌い、それまでの誰とも違う表現力で惹きつけられます。
その歌声の余韻は聴いた後も残り、そのエヴァの世界に暫く浸ることができます。
特に、フォーク調のバラード曲は、そのピュアな歌声と相まって最大の魅力だと思います。多くのフィギュアスケーターに好んで使われるように、伸びやかな声とゆったりとしたスケーティングの演技が良く調和するのではないでしょうか。

エヴァ・キャシディを知る上で1枚だけアルバムを選ぶとしたら、最初に「フィギュアスケートと音楽と(1)」で紹介した2012年リリースの20曲入りベスト盤「The Best of Eva Cassidy」がエヴァ入門用としてはお薦めですが、彼女本来の歌へのアプローチを感じ取るアルバムとして、ライブ盤の「Live at Blues Alley」が個人的にはお気に入りです。

 

The Best of Eva Cassidy

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Live at Blues Alley

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このアルバムの「Amazonレビュー」の一部を紹介しておきます。

1996年1月にジャズクラブ、ブルーズアレイで行われたこのライヴの聴衆をうらやまずにはいられない。エヴァ・キャシディのボーカルには、アレ サ・フランクリンのソウルとビリー・ホリディのくすんだメランコリーとジャニス・ジョプリンの生々しい情熱がひとつに溶けあっている。だが、その声が二度 とレコーディングされることはない。このライヴのあった年の暮れにエヴァは癌で帰らぬ人となった。
・・・・・
エヴァのリリースしたアルバムはわずか4枚しかなく、うち1枚は他の3枚のコンピレーション盤である。そんな彼女の 歌声に病みつきになったリスナーにとって本作はマストアイテムと言える。(Mark Walker, Amazon.co.uk)

1996年1月2日と3日に行われたこのライブこそ、その後の彼女の信奉者に残された貴重な音源となったことは一つの奇跡だったのではないでしょうか。初日の録音は必ずしも満足のいくものではなかったようですが、その映像と併せて生前の彼女を知る貴重な手掛りだと思います。
映像の方はホームビデオで撮影されたと思われるカメラワークですが、彼女の一つの側面を映し出していると思います。未だ、結果的に彼女の命を奪うこととなった病気には気が付いていない頃でした。

アルバムにも収録されたジャズ的アプローチやブルース調の曲の説得力にも触れてみて下さい。

エヴァ・キャシディ(Eva Cassidy) | チーク・トゥ・チーク(CHEEK TO CHEEK) – Live At Blues Alley
https://www.youtube.com/watch?v=CEDZqsBZgso (YouTube)

エヴァ・キャシディ(Eva Cassidy) | ストーミー・マンディ(Stormy Monday) – Live at Blues Alley
http://www.youtube.com/watch?v=CIaHrU8Hetk (YouTube)

このアルバムの選曲等にはエヴァ本人も関わったようだが、完璧主義だったと思われる彼女には必ずしも満足がいかず、リリースもためらったようです。しかし、このアルバムのプロモーションの最中であった7月に体調の異変により精密検査の結果、余命数ヶ月の宣告を受け抗癌剤治療を受けるようになったそうです。
保険に加入していなかったエヴァの為に、友人たちが9月に開いたライブでは1曲を歌うのが精一杯だったとのことで、それが人前での最後のパフォーマンスとなりました。その後、メリーランド州にあるジョンズ・ホプキンス病院に運ばれますが、2ヶ月後に自宅で息を引き取ります。

その後のアルバムは彼女の意図とは別に第三者により手が加えられ、その収録楽曲は必ずしも本人の好みと一致してはいないと思います。
しかし、本人が発表を望まなかった録音もまた未発表音源の一つとしてアルバム化されているようですが、少しでもエヴァの残された歌声に接したいファンにとっては、それもまた一つの楽しみでもあります。

このライブ・アルバムから4年前の1992年に、ゴー・ゴー・サウンドの先駆者チャック・ブラウンCharles Louis “Chuck” Brown、1936年 – 2012年)とのデュエット・アルバム「 The Other Side」がリリースされています。当時は殆ど無名に近いエヴァ・キャシディですが、大御所と対等以上にジャズのナンバーを歌う「別の側面」を見せています。こちらも魅力的です。

チャック・ブラウン & エヴァ・キャシディ(Chuck Brown & Eva Cassidy) | フィーバー(Fever)
http://www.youtube.com/watch?v=MddipQEMbLQ (YouTUbe)

Other Side

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ある意味、最初にエヴァ・キャシディの魅力を引き出したチャック・ブラウンですが、一昨年にエヴァ・キャシディが運ばれた病院と同じジョンズ・ホプキンス病院で75歳の生涯を閉じています。再び、天国で久方振りにデュエットしているのではないでしょうか。

さて、彼女の未発表音源は本人の想像しない形でひとり歩きしているようですが、1998年に自主制作したLP盤が2002年にCD化されています。20代前半のエヴァがヴォーカルを担当したアルバム「Method Actor」があります。エヴァの遺族からは認められていないようですが、楽しそうに音楽をする彼女の原点があるような気がします。

エヴァ・キャシディ(Eva Cassidy) | ゲッティング・アウト(Getting Out)
http://www.youtube.com/watch?v=Da_bSQb0n1U (YouTube)

Method Actor

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最後に、エヴァ・キャシディのパフォーマンスとなった曲で、彼女の両親に捧げた曲「What A Wonderful World」をお聴き下さい。ブルース・アレイのライブ音源に、グルジア出身でイギリスのシンガーソングライターのケイティ・メルア(Katie Melua、1984年 – )がデュエットしています。1996年の時は未だ11歳ですが、そんな彼女もまたエヴァ・キャシディの信奉者の一人かも知れません。

エヴァ・キャシディ & ケイティ・メルア(Katie Melua & Eva Cassidy) | ワンダフル・ワールド(What A Wonderful World)
https://www.youtube.com/watch?v=cFoXcO8llNI (YouTube)

What a Wonderful World

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日本においてエヴァ・キャシディのアルバムが1枚もリリースされていないのは不思議ですが、彼女の歌声は遙かな時を超えて愛され続けるのではないでしょうか。

Forever Eva!

新・名盤探検隊のお気に入り(3)「ネッド・ドヒニー」


新・名盤探検隊のお気に入り(2)の続き

これまで新・名盤探検隊のお気に入りとして、アメリカ東部、南部のミュージシャンを紹介しましたが、やはり最後はアメリカ西部、ウェスト・コーストのミュージシャンを2回に渡って紹介します。

ネッド・ドヒニー(Ned Doheny)

  • ネッド・ドヒニー・ファースト(Ned Doheny)

今回紹介のアルバムは「ネッド・ドヒニー」の同名タイトル「ネッド・ドヒニー」です。
私が最初にネッド・ドヒニーを聴いたのはセカンド・アルバム「ハード・キャンディ」でした。 以降もベストを含め何枚か購入しましたが、何故かファースト・アルバムだけは聴いていませんでした。

ネッド・ドヒニーは1948年、ロサンゼルス生まれのシンガーソングライターです。 ロサンゼルスでも有名な財閥の家系というのは知っていましたが、調べてみると祖父がエドワード・ドヒニーという、ブラック・ゴールド・ラッシュと呼ばれる金ならぬ石油を掘り当て巨万の富を得た人物です。

その財力は凄く、地元への貢献もあり、ビバリーヒルズには「ドヘニー通り」と名前が付けられた道があります。また、その道沿いに息子のために建てたドヘニー・マンションと呼ばれた豪邸があり、多くの映画の撮影地としても使用されています。

ご覧になった方も多いかと思いますが、、映画「ボディー・ガード」でホイットニー・ヒューストン演じるレイチェルの住む豪邸、あの豪邸がネッド・ドヒニーの生家という事からもその凄さがお判りかと思います。 現在はビバリーヒルズが管理しグレイストン・マンション公園と呼ばれ、観光スポットとして人気のようです。

大きな地図で見る
子供の頃から父の膨大なレコード・コレクションやラジオで音楽に目覚め、8歳からギターを弾きはじめます。すでにハイ・スクールではバンドを結成をし、演奏もサーフ・ロックと、如何にもロサンゼルスだなと思います。

やがてロサンゼルスの名門ライブ・ハウス「トルバドゥール」に出入りするようになり、そこでジャクソン・ブラウンらと交流を持ち、一緒に音楽活動を行います。また、プロとしての活動ではジャズのサックス奏者、チャールズ・ロイドのバンドにギタリストとしてツアーに参加するなど、ネッドにとっては作曲などを学ぶ良い機会となります。

その後、イギリスの人気グループ、トラフィックの活動休止とともに頻繁にロサンゼルスに来ていたギタリストのデイブ・メイソンと交流を持ち、ライブを一緒に行なったりします。 また、デイブと交流のあったキャス・エリオット(ママス&パパス)とも親しくなり。3人でグループ結成の話となりますが、実現とはなりませんでした。

なお、デイブ・メイソンとキャス・エリオットは2人組によるアルバムを1971年にリリースしますが、このアルバムにネッド・ドヒニーは「オン・アンド・オン」という曲を提供しています。

やがてネッド・ドヒニーにもチャンスが訪れ、ジャクソン・ブラウンの紹介でデヴィッド・ゲフィンが設立したばかりのレーベル、アサイラムと契約となり、1973年に今回紹介のファースト・アルバムのリリースとなります。

アサイラムは皆さんご存知のとおり、ジャクソン・ブラウン、イーグルス、J.D.サウザーなど当時としてはまだ新人や、リンダ・ロンシュタットやジョニ・ミッチェルを移籍により獲得し何れも大ヒットさせるなど、ウェスト・コーストを代表する名門レーベルです。

ASYLUM RECORDS-アサイラム・レコードとその時代 (CDジャーナルムック)

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このアルバムについてですが、先に聴いたセカンド・アルバムのような派手さはありませんが私好みの曲ばかりで、どの曲もアコースティック・ギターが心地よく、まさにウェスト・コースト・サウンドかと思います。

ファーストアルバム1曲目の「ファインライン」と「デイブ・メイソン&キャス・エリオット」にも収録された「オン・アンド・オン」です。

ネッド・ドヒニー(Ned Doheny)|ファインライン(Fineline)
http://www.youtube.com/watch?v=W1dGvgciTuc (YouTube)

ネッド・ドヒニー(Ned Doheny)|オン・アンド・オン(On and On)        http://www.youtube.com/watch?v=F8PB07-0Brw (YouTube)

ネッド・ドヒニー・ファースト

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残念ながら、アサイラムからはこのファースト・アルバムのみでCBSへ移籍し、1976年にAORファンにも人気の名盤「ハード・キャンディ」、そしてアメリカではリリースされず日本のみとなった「プローン」が1979年にリリースとなります(のちにヨーロッパでもリリース)。

アルバムのリリースはこの3枚のみで、以降はアーティストへの曲の提供といった活動となり、代表曲として「アヴェレイジ・ホワイト・バンド」の「ハミッシュ・スチュアート」との共作で、「チャカ・カーン」でヒットとなった「ホワッチャ・ゴナ・ドゥ・フォー・ミー」などがあります。

そしてプローンから9年近くと月日が経ちますが、何と日本の「ポリスター」と1988年に契約し、ベスト盤を含め5枚のアルバムをリリースしています。

また、日本とは関わりも深く、ポリスター絡みのようですが、FM横浜で1990年から1991年の日曜のお昼に放送された「ポストカーズ・フロム・ハリウッド」という番組のDJとして活動しました。
月に1度アコースティック・ギター1本による弾き語りを紹介し
、この曲を集めたアルバムが1991年にポリスターからの1枚としてリリースされています。
ギター1本とシンプルではありますが
、ボーカル、ギターとも心地よく、私も購入しよく聴きました。

番組名のポストカーズ・フロム・ハリウッドは曲のタイトルでもあり、この曲もオリジナルがファーストに収録されています

ネッド・ドヒニー(Ned Doheny)|ポストカード・フロム・ハリウッド(Postcards From Hollywood)
http://www.youtube.com/watch?v=xXY0-_jONC8 (YouTube)

その後の活動については詳しくないのですが、2010年に17年振りとなる自主製作のアルバムをリリースしています。 新曲ではなく、ポリスター時代の曲のセルフ・カバーといった内容です。

そして、同年には16年振りとなる来日を果たし、東京と大阪でライブが行われています。 また、2011年3月にもプライベートでも来日し、忘れる事のない3月11日、その日は東京にいたとの事です。

新・名盤探検隊のお気に入り(4)へ続く

「棚から本マグロ」の紫綬褒章~中島みゆき伝説


去る11月2日に今年秋の叙勲が発表されました。

「AKIRA」作者の大友克洋さんら16人に紫綬褒章 (スポニチ)

中でも「紫綬褒章」は科学技術分野における発明・発見や、学術及びスポーツ・芸術分野における優れた業績等に対して、例年、春(4月29日)と秋(11月3日)に授与されています。
2003年に褒章の年齢制限が撤廃されたことから、スポーツ分野ではオリンピックの金メダリストが授与されることが通例となってきました。一方芸術分野の歌手では所謂大御所の受章が最近でも多いようです。最近の受章者としては、

  • 五木ひろし(2007年)
  • 森山良子(2008年)
  • 中島みゆき(2009年)
  • 都はるみ(2010年)
  • 由紀さおり(2012年)
  • 松任谷由実(2013年春)

といった所です。因みに去る8日に75歳で亡くなった島倉千代子は1999年に受章しています。

最近の受章者で五木ひろし、森山良子、都はるみ、由紀さおりは何れも1948年生まれで今年で65歳です。一番早い五木ひろしでも59歳での受章ということになります。
一般的にシンガーソングライターと云われる中島みゆきと松任谷由実(ユーミン)はそれぞれ1952年と1954年生まれですので、57歳と59歳での受章となり、中島みゆきの受章年齢の方が若かった訳です。その時の受章コメントに有名な「棚から本マグロ」という表現が使われました。

「棚から本マグロ」の驚き 褒章受章 (朝日新聞デジタル)

とかくライバル関係に見られたり、対比されることの多い中島みゆきとユーミンですが、デビューは1972年(「返事はいらない」)のユーミンが1975年(「アザミ嬢のララバイ」)の中島みゆきより3年程早いです。

しかし、何と言っても1975年の第10回ヤマハポピュラーソングコンテスト(略称:ポプコン)で「時代」によってグランプリ受章し、続く第6回世界歌謡祭でもグランプリとなったことは鮮烈でした。その時の「時代」を歌う中島みゆきの映像があります。
私にとっても彼女を最初に知った曲で、今でも一番好きな曲です。彼女のTV出演等が殆ど無かった当時の貴重な映像です。

中島みゆき | 時代
http://www.youtube.com/watch?v=-icKxIxGNAM (YouTube)

1975年12月にセカンド・シングルとして発売されました。

時代 [EPレコード 7inch]

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※これはレコードです。CDではありません。購入する場合は、ご注意ください。

その後「わかれうた」「悪女」と云った自らのヒット曲や「かもめやかもめ(研ナオコ)」など提供曲のヒットも多くあります。
そしてオリコンで4つの年代でシングルチャート1位を獲得した唯一のソロ・アーティストという勲章も持っています。

  • 1970年代:わかれうた(1977年)
  • 1980年代:悪女(1981年)
  • 1990年代:空と君のあいだに/ファイト!(1994年)、旅人のうた(1995年)
  • 200年代:地上の星/ヘッドライト・テールライト(2003年)

中でも「地上の星/ヘッドライト・テールライト」は、NHKのテレビ番組「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」の主題歌として幅広い世代に支持されました。その結果、オリコンのウィークリーシングルチャートTOP100に連続174週に渡ってランクインするという驚異的な記録となりました。オリコンの歴代1位のようです。
2002年の紅白歌合戦では黒部ダムからの生中継で「地上の星」を歌いました。私にとっても「動く中島みゆき」を見たのは初めてでした。

そんな中島みゆきの人気シングルコレクション最新作「十二単~Singles 4~」が11月20日に発売されます。

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中島みゆき 「十二単 ~Singles 4~」トレーラー [公式]

初回限定盤には、21年ぶりに歌われた「時代」のライヴ映像を収録したDVDも付くそうです。

中島みゆき | 時代 -ライヴ2010~11- (東京国際フォーラムAより)

それ以外にも、TVドラマ「Dr.コトー診療所」、「南極大陸」、映画「ゼロの焦点」などの主題歌等、馴染みの曲が多く収録されています。

ユーミンが「恋愛歌の女王」と云う称号を持つのに対して、中島みゆきが「失恋歌の女王」、「女の情念を歌わせたら日本一」などの評価もあります。
そして、以前にちびまる子ちゃんの「呪い」~一番暗い曲伝説で紹介したように、「暗いシンガーソングライター」の印象もありますが、飽くまでもその制作曲のイメージに起因すると思います。ラジオ番組や稀に見る「動く中島みゆき」からは、結構ひょうきんな性格も伝わってきます。

彼女の勲章の一つとして、2006年(平成17年度)の芸術選奨 文部科学大臣賞(「コンサートツアー2005」の評価)を受賞しています。こちらもシンガーソングライターとしては初の受賞のようです。

「動く中島みゆき」を観る機会として、1989年から続けている舞台「夜会」ですが、今年は「中島みゆき『夜会』工場」Vol.1」として赤坂ACTシアター(東京都港区)iconで11月22日(金)~26日(火)に行われるようです。

チケットぴあ 一般発売 | 中島みゆき 夜会工場 Vol.1 | 2013/11/22(金) ~ 2013/11/26(火) |赤坂ACTシアター(東京都)icon

「夜会」としての最新作DVDは「夜会VOL.17 2/2」があります。

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中島みゆき伝説の原点とも云える「時代」ですが、女性ボーカリストの曲をカバーした徳永英明のアルバム「VOCALIST」の1曲目として収録されています。
結局「VOCALIST」は「VOCALIST 4」まで続きました。ここでは、「徳永英明|25th Annivesary (初回限定盤B CD2枚組+DVD1枚)SUPER BEST ALBUM VOCALIST & BALLADE BEST」をお薦めします。

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「時代」と併せて、ユーミンの「卒業写真」も収録されています。

徳永英明 | 時代

徳永英明 | 卒業写真

青春時代の心に残る女性シンガー


今日紹介する3曲は、それぞれ異なる女性シンガーが1972年~1973年にかけてリリースしたものです。
私がこの3人の女性シンガーで覚えている曲は、それぞれ、今日紹介する1曲ずつしかありません。
その頃私は20代で、それなりに女性を意識していた時代とかぶり、これらの曲を、今でも忘れることができません。
そして、今でもカラオケでもよく歌っています。

もとまろ|サルビアの花
http://www.youtube.com/watch?v=VDfxLoCccDw (YouTube)

POPCONシングルコレクション70’s

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もとまろ」は、女子学生3人のグループです。1972年リリースの「サルビアの花」は、ちょっとメランコリニックな感じの曲調です。そして、何故か曲の出だしの「いつも~いつも~・・・」のフレーズが記憶に強く残っています。
この歌詞にあるように、若いころは、映画「卒業」の有名なシーンと同じように、好きになった女性を諦めきれず、結婚式に乗り込み花嫁を奪って逃げてしまう行動を、「男の純情」と「正義」として感じていました。しかし、今の時代、これは犯罪になってしまいますね。
最近は、この歌をカラオケで歌いにくくなってきました。なぜなら、女々しくて、暗いストーカーの歌と思われてしまいますから。

高木麻早|ひとりぼっちの部屋
http://www.youtube.com/watch?v=1JRbCNQi4O8 (YouTube)

高木麻早

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高木麻早」は、1973年の「ヤマハ第5回ポピュラーソングコンテスト」に出場し、「ひとりぼっちの部屋」で入賞しました。そして同年9月にレコードリリースした「ひとりぼっちの部屋」は、40万枚を超えるヒットとなりました。
明るくカントリー風のメロディーと日常のたわいない歌詞が、「すう~っと」渇いた心に沁みていくような歌です。
一時音楽活動を休止していましたが、現在も名古屋で音楽活動を続けているとのことです。

丸山圭子|どうぞこのまま
http://www.youtube.com/watch?v=nJ4rutpq4Iw(YouTube)

丸山圭子 パーフェクト・ベスト

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丸山圭子」の「どうぞそのまま」は、1972年のリリースです。ボサノヴァでシックな曲調で、歌詞とともにやさしく、ささやかれるような声で、とても心が和んだ曲です。
有線放送からじわじわとヒットして50万枚のヒットとなった曲と、きいています。
聴き込むほどに、歌詞、曲とともに本当に「洒落ている」と思います。

「もとまろ」「高木麻早」「丸山圭子」の3人の歌は、歌謡曲ではなく「ニューミュージック」とよばれる世界だと思います。
だから、ここから、「松任谷由美(荒井由美)」「竹内まりや」「山下久美子」等、女性シンガーソングライターが彩る、「フォーク」でも「歌謡曲」でもない、新しい「ニューミュージック」の世界が出現してきたのだと思います。

ちびまる子ちゃんの「呪い」~一番暗い曲伝説


「ピーヒャラ ピーヒャラ おどるポンポコリン」と来れば、日曜18時からフジテレビ系列で放映されている、アニメ「ちびまる子ちゃん」のオープニング曲「B.B.クイーンズ|おどるポンポコリン」です。

B.B.クイーンズ|おどるポンポコリン
http://www.youtube.com/watch?v=77sp9OtpZO4 (YouTube)

1990年の放送開始の時はエンディング曲として使われていましたが大ヒットとなり、その年の第32回レコード大賞を受賞しています。
方や、エンディング曲として1回だけ使われたことがある曲に、「山崎ハコ|呪い」があります。

山崎ハコ呪い
http://www.youtube.com/watch?v=weLA22wlSq4 (YouTube)

子供向けのアニメのエンディングには似つかわしくないと思いますが、案の定テレビ局には抗議の電話が多くあったようです。
2002年の七夕に放映された「まる子、フォークコンサートへ行く」の巻のことでした。

山崎ハコ|ヨコハマ~呪い|ちびまる子ちゃん「まる子、フォークコンサートへ行く」の巻
http://www.youtube.com/watch?v=u8LHz09gTv4 (YouTube)

クラスメートの野口さんが「クックックッ・・・。」と喜ぶ様子は秀逸です。

原作者のさくら ももこ(本名(旧姓):三浦美紀、1965年 – 、静岡市清水区出身)が、山崎ハコ(やまさきはこ、本名:安田(旧姓:山崎)初子、1957年 -、大分県日田市出身)のファンであったことから登場したようです。
山崎ハコは実名で登場し、その声も本人が行い、彼女の曲「ヨコハマ」を「さくら家の人たち」に披露しています。

ちびまる子ちゃん大図鑑

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この「呪い」ですが、筋肉少女帯のボーカル「大槻ケンヂ」がパーソナリティ時代のニッポン放送「オールナイトニッポン」で「一番暗い曲」の称号を獲得しています。
そんな事もあり山崎ハコ本人の思いとは別に、暗い歌手の印象が強く残ります。

同様に暗い歌手として印象が強いのが、山崎ハコと同じ1975年デビューの中島みゆき(なかじまみゆき、本名:中島美雪、1952年 -、札幌市出身)がいます。
これも暗い、或いは怖いと云われる曲「中島みゆき|うらみ・ます」があります。

中島みゆきうらみ・ます (カバー)
http://www.youtube.com/watch?v=-apnKHCgCZE (YouTube)

最後は泣き声で歌う この曲は、アルバム「中島みゆき|生きていてもいいですか」に収録されています。

生きていてもいいですか

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中島みゆきのドロドロ系名曲の一つとも云えます。

中島みゆき、山崎ハコ、そして「サヨナラ」ダケガ人生ダの記事で紹介した森田童子を加えると、1975年にデビューした鉄板の暗いシンガーソングライター3強だと思います。
1975年はオイルショックの影響が残り、倒産や就職難のあった年でした。
今程ではないかも知れませんが、バブル前の一時的低迷期の暗い瞬間だったかも知れません。

最近の山崎ハコはギタリストの安田裕美(やすだひろみ)を公私のパートナーに選び、精力的にライブ活動を行なっています。
安田裕美も森田童子の時に紹介したアコースティック・ギターの名手の石川鷹彦と同じく、小室等の「六文銭」に在籍したことがあり、井上陽水を支えた名ギタリストです。
夫の伴奏で元気な曲を歌う彼女の映像があります。曲名も「気分を変えて」です。

山崎ハコ気分を変えて
https://www.youtube.com/watch?v=YRGTCAOE7qI (YouTube)

「呪い」「ヨコハマ」そして「気分を変えて」が含まれるアルバム「Anthology 山崎ハコ best」があります。

Anthology 山崎ハコ best

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そして、ライブハウスSTB139スイートベイジル(東京都港区)で、5月17日(金)にライブが予定されています。

チケットぴあ 一般発売 / 山崎ハコ | 2013/5/17(金) | STB139スイートベイジルicon

 一方の中島みゆきの方の活躍は言うに及びません。
「みゆき節」で歌う元気な曲、人々を勇気付ける曲も多くあります。
吉田拓郎(よしだ たくろう、1946年 -、鹿児島県出身 )も歌う「ファイト」も中島みゆきの提供曲の一つです。
そして何と言っても二人の共演で盛り上がったのが「つま恋2006」の時の「永遠の嘘をついてくれ」でした。

吉田拓郎&中島みゆき永遠の嘘をついてくれ (つま恋2006)
https://www.youtube.com/watch?v=PQhKMNVKmrU (YouTube)

君よ永遠の嘘をついてくれ
いつまでもたねあかしをしないでくれ
永遠の嘘をついてくれ
出会わなければよかった人などないと笑ってくれ

デビュー前には拓郎の追っかけでもあったという中島みゆきです。
一時期二人の関係がどうであったかは知りませんが、この曲は拓郎が中島みゆきに依頼して生まれた曲だそうです。
長い年月を経て実現した二人のサプライズ共演に拍手です。
そして最後にコーラスの女性とハイタッチでステージを去る中島みゆきが何とも云えません。
余談ですが、このハイタッチ相手の女性こそ、先の「おどるポンポコリン」を歌っているB.B.クイーンズのリード・ボーカル坪倉唯子(つぼくら ゆいこ、1963年 – 、大阪府出身)です。

「つま恋2006」を収めたDVD「Forever Young Concert in つま恋 」があります。

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色々あった吉田拓郎ですが、現在の夫人である女優の森下愛子(もりしたあいこ、本名:吉田佳代、1958年 -、東京都出身)が、3月30日に完結したNHK朝のテレビ小説「純と愛」で、純の母親役を好演していることを付け加えておきます。

 

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