タグ別アーカイブ: SarahVaughan

JAZZ BEST COLLECTIONのお勧め「レイ・バレット」「ジョー・ファレル」「サラ・ヴォーン」


ワーナーミュージックの「JAZZ BEST コレクション 1000」というCDシリーズはご存じの方はもちろん、既に持たれている方も多いかと思います。

JAZZ BEST コレクション 1000
名門アトランティック・レベーベルから、ワーナー・ブラザース、リプリーズ、エレクトラ・ミュージシャンまでワーナーミュジックが保有する膨大なジャズ・カタログより厳選し、すべて1,000円(税込)でご提供する大好評シリーズ。

2012年4月にシリーズの第1弾が発売となり、既に第9弾までと数多くのアルバムが発売され、この11月には最終章となる第10弾が発売されます。
ジャズを殆ど聴かない私ですが、フュージョンとして活躍したアーティストのアルバムもシリーズで見かけ、ようやく第9弾にて今回紹介するアルバム3枚を購入しました。
1度はCD化されたアルバムもありますが輸入盤のみのためか情報も少なく、見つけた時には既に廃盤となり、中古、オークションでもプレミア価格での販売と手が出せず諦めていたところ、このシリーズでのリリースを知り直ぐに注文してしまいました。

今回紹介するアルバムはこの3枚です。

左から、Ray Barretto | Can You Feel It、Joe Farrell | Night Dancing、Sarah Vaughan | Songs Of The Beatles

左から、Ray Barretto | Can You Feel It、Joe Farrell | Night Dancing、Sarah Vaughan | Songs Of The Beatles

最初の1枚はパーカッショニストレイ・バレットRay Barretto)」の「キャン・ユー・フィール・イット(Can You Feel It)」です。
レイ・バレットは、1950年代からラテン、ジャズのパーカッショニストとして活動し、ファニア・オール・スターズのメンバーとしても知られています。
ただしフル参加ではなく、私も何枚かアルバムを所有していますが、クレジットされたアルバムは1枚だけでした。
また、ファニア・オール・スターズと並行し1970年代後半にはフュージョンブームの影響もありアルバムを何枚かリリース、このアルバムはその1枚としてニューヨークの売れっ子セッション・ミュージシャン参加による1978年の作品です。
パーカッショニストのアルバムだけにラテン・テイストを取り入たソウル、フュージョンとポップなアルバムに仕上がっています。

同時期に「ラルフ・マクドナルド」「パウリーニョ・ダ・コスタ」「ウィリー・ボボ」といったパーカッショニストもフュージョン・アルバムをリリースし、夏好き、ラテン好きな私は好んで聴き今でもよく聴いていますが、このアルバムもその1枚に加わりそうです。

アルバムより1曲紹介します。アルバムタイトルと同名の「キャン・ユー・フィール・イット」はディスコ受けしそうなソウルでポップな心地よい曲です。

レイ・バレット(Ray Barretto)|キャン・ユー・フィール・イット(Can You Feel It)
http://www.youtube.com/watch?v=x3mYMiXTrpI  (YouTube)

キャン・ユー・フィール・イット

新品価格
¥999から
(2013/10/29 12:51時点)

2枚目に紹介するのは「ジョー・ファレル(Joe Farrell)」の「ナイト・ダンシング(Night Dancing)」です。
ジョー・ファレルはチック・コリアのリターン・トゥ・フォーエヴァーの初期メンバーで、サックス、フルート等、マルチ・リード・プレイヤーとしての活躍はご存じの方も多いかと思います。
私もセカンドアルバム「Light As a Feather 」に収録の「Spain」のフルートは印象に残っています。
今回紹介のアルバムはソロとしてCTIからワーナーに移籍しての2枚目となり、ハービー・ハンコックや、リー・リトナー、チャック・レイニー、ハービー・メイソンなど豪華セッション・ミュージシャン参加による1978年の作品です。
このアルバムではビージーズやスティーヴィー・ワンダー、ロッド・スチュワートらのヒット曲をカバーし、メローでファンキーなアレンジによるフュージョン・アルバムに仕上がっています。

アルバムより1曲紹介します。スティーヴィー・ワンダーの名盤「Songs in the Key of Life」に収録の名曲「Another Star」のカバーです。
この曲はジェイ・グレイドンがリスム・ギターとして参加しています。

ジョー・ファレル(Joe Farrell)|アナザー・スター(Another Star)
http://www.youtube.com/watch?v=oSCFdmsR6UE  (YouTube)

ナイト・ダンシング

新品価格
¥999から
(2013/10/29 12:52時点)

ジョー・ファレルはタイミングよく、CTI SUPREME COLLECTIONでもCIT時代の2枚のアルバムがリリースされます。

最後に紹介するアルバムは「サラ・ヴォーンSarah Vaughan)」の「ソングス・オブ・ザ・ビートルズ(Songs Of The Beatles)」です。
サラ・ヴォーンは「エラ・フィッツジェラルド」「カーメン・マクレエ」とともに女性ジャズ・ヴォーカリスト御三家の1人です。
と書きましたが、私も名前は知っていましたがCMで聴いた「ラヴァーズ・コンチェルト」で初めてベスト盤を購入した程度の知識しかありません。
ただ、このベスト盤1枚を聴いただけでもその歌唱力の凄さを感じました。

今回紹介するアルバムは「マーティ・ペイチ(Marty Paich)」 と「デヴィッド・ペイチ(David Paich)」の親子によるプロデュース作品です。
マーティ・ペイチはジャズ、ポップス、映画音楽のピアニスト、アレンジャー、作曲家として活躍された方ですが、私としてはやはりデヴィッド・ペイチです。
デヴィッド・ペイチは皆さんご存知かと思いますが、TOTOの中心メンバーで、そのデヴィッド・ペイチがこのアルバムに参加しているというのが購入の切っ掛けでした。
もちろんアルバム制作もジャズ・ミュージシャンではなくTOTOのメンバーのジェフ・ポーカロ、デヴィッド・ハンゲイトをはじめ、リー・リトナーなど売れっ子セッション・ミュージシャン参加による1977年の作品です。

アルバムについてはアレンジ、ミュージシャンからもジャズというよりロック、フュージョン、ボサノヴァをバックにサラ・ヴォーンがビートルズを歌うといった内容で、いかにも当時流行ったサウンドです。
ジャズ・ボーカルとしてサラ・ヴォーンが好きな方からは賛否あるかもしれませんが、私にとってこのサウンドは気に入っています。

ジャズのアルバムが売上不況のこの時代、当時の流行でもあったジェイ・グレイドンとデイヴィッド・フォスターのユニット「Airplay」などに代表されるAORや流行のフュージョン路線といえるこのアルバム制作はサラ・ヴォーン自身が望んだかは定かではありません。
これはジャズに限らず、ソウル界ではアレサ・フランクリン、カントリー界ではケニー・ロジャースと大御所の2人ですらこのサウンドのアルバムをリリースしていました。

アルバムより1曲紹介します。ビートルズの名曲「エリナー・リグビー(Eleanor Rigby)」ですが、いかにも当時流行ったアレンジに仕上がっています。

サラ・ヴォーン(Sarah Vaughan)|エリナー・リグビー(Eleanor Rigby)
http://www.youtube.com/watch?v=6CRgadFaCU4  (YouTube)

ソングス・オブ・ザ・ビートルズ

新品価格
¥850から
(2013/10/29 12:53時点)

花の季節に


3月後半となり、このところの暖かさで桜前線の北上のスピードは予想より早まりました。
当初東京の開花は3月25日ごろと言われていましたが、そろそろ満開の声が聞こえてきます。
都内のさくらの名所ではお店を出す業者のみなさんがあわてて出店の準備をしています。

「桜」「花」「春」にまつわる歌を紹介します。

先にこのブログで紹介しました、「ブルー・ミッチェル(Blue Mitchell), trumpet」が、「ホレス・シルヴァー(Horace Silver), piano」の「ホレス・シルヴァ―・クインテット(HORACE SILVER QUINTET)」に参加していた時代、1962年に来日しました。
この帰国後、彼らは「The Tokyo Blues」をリリースしました。その中に「Cherry Blossom (Ronnell Bright)」という曲が収められています。

ホレス・シルヴァー(Horace SILVER) | Cherry blossom (1962)
http://www.youtube.com/watch?v=nvoIC-0XK-M (YouTube)

Tokyo Blues

新品価格
¥2,892から
(2013/3/22 14:08時点)


この曲から、日本ののどかな春の心地よさが、ピアノの旋律から伝わってきます。

1963年~1970年ごろまで、イタリアの「カンツォーネ・ポップス」が流行りました。
「ボビー・ソロ(Bobby Solo)」「ジリオラ・チンクェッティ(Gigliola Cinquetti)」とともによく覚えている歌手が「ウィルマ・ゴイック(Wilma Goich)」です。

花のささやき(In Un Fiore)」は、恋する女性が「その愛を好きな男性にわかってもらえないはがゆさを、花からの愛のささやきとして、早く気付いて欲しい」と歌っているのです。
桜の花に重ねてみますと、「開花」から、あっという間に花吹雪となって散っていく「はかなさ」、そしてウィルマ・ゴイックの歌声とで、本当に切ない気持ちになります。
まさに今のこの春爛漫の華やかな季節の中、花開いた一瞬を好きな人に見てもらいたいという「花のささやき」を感じますね。

ウィルマ・ゴイック(Wilma Goich)| 花のささやき(In Un Fiore)
http://www.youtube.com/watch?v=JIrwfQO61k0 (YouTube)

カンツォーネ~イタリアン・ポップス・ベスト・セレクション

新品価格
¥1,665から
(2013/3/22 14:46時点)


この曲は1966年の「サンレモ音楽祭(イタリア語:Festival della canzone italiana)」の入賞曲です。

春の如く(It Might As Well Be Spring)」は、1945年のミュージカル映画「ステート・フェア(State Fair)」の主題歌です。

ステート・フェア (製作60周年記念版) [DVD]

新品価格
¥579から
(2013/3/22 14:50時点)


オスカー・ハマースタイン2世(Oscar Hammerstein II)リチャード・ロジャース(Richard Rodgers)の二人がこの映画のために曲を書きおろしています。
「ロジャース&ハマースタイン」として知られるこのコンビは、「王様と私」「南太平洋」「サウンド・オブ・ミュージック」など多くのミュージカルを手掛けています。

サラ・ヴォーン(Sarah Vaughan) ft マイルスデイビス(Miles Davis) on Trumpet|It Might As Well Be Spring
http://www.youtube.com/watch?v=g1VEifmf9Uw (YouTube)

Complete Musicraft Master

新品価格
¥1,690から
(2013/3/22 15:05時点)

クロッカスの花も、バラの蕾も、コマドリの翼も見たことがない・・・、
憂鬱なのに・・・
けれども、また、陽気な気分・・・
それはまるで春のよう・・・

春の予感を感じて心騒ぐ気分を表現しています。