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<おくやみ>米ロックミュージシャンのプリンスさんが死去「レッツ・ゴー・クレイジー」「パープル・レイン」


ロックミュージシャンのプリンスさんが、2016年4月21日、米ミネソタ州チャナッセンの自宅兼スタジオで亡くなりました。57歳でした。

プリンス急死、スタジオで倒れたまま還らず 57歳(CNN.co.jp)

「パープル・レイン」「ビートに抱かれて」など数々のヒット曲を生み出した米ミュージシャン、プリンスことプリンス・ロジャーズ・ネルソンさんが21日、米ミネソタ州の自宅兼スタジオで急死した。57歳だった。
ミネソタ州カーバー郡の保安官によると、プリンスさんは同日午前、チャナッセンにあるペイズリーパーク…

1978年にデビューし、1982年のアルバム「1999」が大ヒットし、マイケル・ジャクソンと同じ時代に大スターになりました。

1984年、プリンス自身が主演した伝記的映画「パープル・レイン」とそのサウンドトラックが大ヒットし、アカデミー賞の「歌曲・編曲賞」と、グラミー賞の「最優秀サウンドトラック・アルバム作曲賞」を受賞しました。

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その後、映画「バットマン」のサウンドトラックを担当し、「マドンナ」との恋愛が噂されました。

全盛期後は、一時期改名をしましたが、2001年からは再び「プリンス」に名前を戻して活動を続け、リズム・アンド・ブルース部門で再びグラミー賞を3度受賞しました。

謹んで、哀悼の意を表します。

(編集長)

グラミー賞受賞歴
作品 受賞部門*
第27回グラミー賞(1985年) パープル・レイン(Purple Rain) 最優秀サウンドトラック・アルバム作曲賞 映画、テレビ、その他映像部門
最優秀ロック・パフォーマンス賞 ヴォーカル入りデュオまたはグループ部門
チャカ・カーン(Chaka Khan)|フィール・フォー・ユー(I Feel for You) 最優秀女性リズム・アンド・ブルース・ヴォーカル・パフォーマンス賞
第28回グラミー賞(1986年) キス(Kiss) 最優秀ロック・パフォーマンス賞 ヴォーカル入りデュオまたはグループ部門
第47回グラミー賞(2005年) ミュージコロジー(Musicology) 最優秀トラディショナル・リズム・アンド・ブルース・ヴォーカル・パフォーマンス賞
コール・マイ・ネイム(Call My Name) 最優秀男性リズム・アンド・ブルース・ヴォーカル・パフォーマンス賞
第50回グラミー賞(2007年) フューチャー・ベイビー・ママ(Future Baby Mama) 最優秀男性リズム・アンド・ブルース・ヴォーカル・パフォーマンス賞

注* 部門名はWikiPediaの表記に準じました。

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【追悼】プリンス

お気に入りのギタリスト(2)「ダニー・ウェイス」~「ジェフ・ゴルブ」


お気に入りのギタリスト(1)より

前回に続き、最近のお気に入りとしてよく聴くギタリストを紹介します。

ダニー・ウェイス(Danny Weis)

ダニー・ウェイスも初めて聞く名前でしたが、ソロ・アルバムを見つけたのも「この商品を買った人は~」のアルバム一覧からでした。

ロサンゼルス生まれでサンディエゴ育ちのダニー・ウェイスですが、カントリー・ジャズ・ギタリストとして知られた父親の「ジョニー・ウェイス」の影響を受け12歳でギターを始めたそうです。

確かにアルバムを聴くと、カントリー系のギタリストが得意とするチキンピッキングを披露しています。
と言ってもカントリー系のギタリストではなく、ブルースやジャズといったフレーズも聴かせるなど、マルチ・プレイヤーと言えます。

書いて説明するよりも聴いて頂くのが一番かと思い1曲紹介します。
アルバムにも収録されている曲ですが、アルバムと同じバックでギター・テクニックを披露といった感じで、収録曲よりもアドリブが多く荒さもありますが弾きまくっています。

Danny Weis | Graham St Shuffle
https://www.youtube.com/watch?v=St2NW0rknf4 (YouTube)

映像を見て頂ければお判りのように年齢も行った方で経歴を調べてみると、私は名前しか知しりませんが1966年に現在も活動しているサイケデリック・ロック・バンド、「アイアン・バタフライ(Iron Butterfly)」の結成メンバーでした。
ただ、内部不和などもありアルバムのリリース前に脱退し、その後、「ライノセロス(Rhinoceros)」に参加し3枚のアルバムをリリースしています。

何より驚いたのが、当ブログのマイ・フェイバリット・スクリーン・ミュージックで紹介しました「ベット・ミドラー」主演の映画「ローズ(The Rose)」でローズのコンサート・バンドのバンド・リーダー、ギタリストとして出演している事でした。

映画を見たのもかなり前の事で、どのように登場したかは覚えていませんが、サントラ盤をレコードで持っておりライナーを見てみると、「THE ROSE CONCERT BAND」と書かれ「Danny Weis Guitar」とクレジットされています。
また、このバンドの他のメンバーを見ると、キーボードが「マクサス(Maxus)」でお馴染みの「ロビー・ブキャナン(Robbie Buchanan)」、そしてコーラスには何と「ビル・チャンプリン(Bill Champlin)」がクレジットされていたのには驚きでした。
この映画はレンタルでもして、もう一度見てみようと思っています。

今回の記事が切っ掛けとなり眠っていたレコードを久しぶりに全曲聴きましたが、何曲かでギター・ソロを聴く事もできます。

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ダニーウェイスはキャリアとしては長いのですが、ソロ・アルバムは2005年にリリースされた「Sweet Spot」の1枚だけのようです。
あくまでも個人的な感想ですが、私が今年購入したギタリストのアルバムの中でこのアルバムが1番だと思っています。
曲の良さもですが、ギター・ソロ、そしてリズム・カッティングもカッコ良く、よく「泣きのギター」、「泣きのフレーズ」という言葉がありますが、このアルバムはその「泣き」を聴かせます。

このアルバムより1曲紹介します。

Danny Weis | Turn It Up
https://www.youtube.com/watch?v=n7kdgRTAckI (YouTube)

この曲以外にも、このアルバムの紹介文でフュージョンR&Bと書かれているように曲調もバラエティーに富んでおり、これぞダニーウェイスといったギターを聴かせるなど、どの曲もお勧めです。

Sweet Spot

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ロニー・スミス(Ronny Smith)

当ブロクでも紹介の「ポール・ブラウン」と同時期に知り聴き始めたのがロニー・スミスでした。

この人も経歴について調べたのですがあまり書かれてないのですが、メリーランド州、ボルチモア出身との事です。
メリーランド大学で音楽を専攻し卒業後、1981年に軍隊に入隊し軍のバンドのギタリストとしてヨーロッパなどで活動しギタリストとしてのスキルを磨いたようです。

アルバム・デビューまでの経緯についてはわからりませんが、現在までに5枚(輸入盤のみ)のアルバムをリリースしています。
どのアルバムも殆どの曲はロニー・スミスのオリジナルですがカバ-曲もあり、「スティービー・ワンダー」の「迷信」を聴く事ができます。

アルバム「Can’t Stop Now」より「Left Off」を紹介します。
メロディーの良さもですが、私の大好きなギター・トーンです。

Ronny Smith | Lift Off
https://www.youtube.com/watch?v=bPw426mLxfk (YouTube)

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ジェフ・ゴルブ(Jeff Golub)

ジェフ・ゴルブは1955年オハイオ州生まれのギタリストです。
8歳でギタリストになることを決めギターを始めたそうですが、「エリック・クラプトン」や「ジェフ・ベック」、そして彼らのルーツでもある「三大キング」や「バディ・ガイ」などブルース・ギタリストの大御所達の影響を受けたそうです。
また、経歴には1年間バークリー音楽大学で学んだと書かれており、その後ニューヨークに移り本格的な活動を開始します。

ジェフ・ゴルブを初めて知った(聴いた)のは「ロッド・スチュワート」のバンド・メンバーとしてでした。
かなり前の事でしたが、ロッド・スチュワートの歌う「People Get Rady」を聴きたくYouTubeで検索すると、94年のライブ映像でイントロのギターから間奏のソロと、ステージではロッドの唄に負けない勢いで弾いており、上手いギタリストだなと思っていました。

気にはなっていましたが、あくまでもバンドのギタリストとして捉え名前すら知らなかったのですが、たまたまサイトで「アベニュー・ブルー(Avenue Blue Featuring Jeff Golub)」というグループを見つけ調べてみると、ジェフ・ゴルブという名前、そしてこの人がロッド・スチュワートのギタリストだったと知ります。

それからは私のお気に入りとしてアルバムを何枚も購入し、こればかり聴いていた時期もありました。

アルバムはアベニュー・ブルーとして3枚、ソロとしては12枚リリースしています。
何れもスムース・ジャズとして紹介される事が多いのですが、アルバムや曲によっては得意のブルースやロックといった曲も聴く事ができます。

200年リリースのアルバム「Dangerous Curves」よりジェフ・ゴルブの代表曲「Droptop」を紹介します。

ジェフ・ゴルブ(Jeff Golub) | Droptop
https://www.youtube.com/watch?v=O0gN7B9nh7I (YouTube)

Dangerous Curves

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少し間が空いたのですが久しぶりにネットで検索してみると2011年に失明したという記事を見つけました。
しかしキーボーディスト「ブライアン・オーガー」との共作アルバムを1枚リリースしたり、YouTubeでステージに立った映像を見たりと、その後も活動しているに安心していました。
しかし、今年になり「The Vault」というアルバムがリリースされる事を知り詳しく調べてみると、2014年に進行性核上性麻痺と診断され、2015年1月1日にその合併症により59歳という若さで亡くなってしまった事を知り驚きました。
このアルバムはアベニュー・ブルー時代の曲が多いのですが、眠っていた収録曲の別テイクなどを親しいミュージシャンの協力によって手を加えるなど作り直し昨年末に完成されました。
過去のアルバムの収録曲と聴き比べると、曲のテンポなどアレンジもこちらのアルバムのほうが今を感じる仕上がりとなっていのではと思います。

残念ながらジェフ・ゴルブはこのアルバムのリリースを見届ける事は出来ませんでした。

ジャケットを見ると微笑んだ顔がたまらなく、アルバムを全曲聴きましたが、私はこの「Open Up」という曲がこのジャケットにピッタリかと思います。

Jeff Golub (feat Jeff Lorber) | Open Up
https://www.youtube.com/watch?v=KcUaGWpOeM4 (YouTube)

Vault

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ジェフ・ゴルブの死はロッド・スチュワートのファンにも影響を与え、ファン・クラブがPeople Get Radyで追悼を表しています。

まだまだ紹介したいギタリストは多いのですが、また機会がありましたら紹介したいと思います。

Hawaiiに行きたい…2014「シーウィンド」


MMO_hawaitousanset2500

ハワイ島のサンセット

今年もこのタイトルを書く季節となりました。
タイトルが「行きたい」という事は…、残念ながら今年も叶わぬ夢となりました。

今年も、せめて音楽でも聴いて行った気分になれたらと思い、私の大好きなハワイのミュージシャンを紹介したいと思います。

今年のハワイ、そして音楽といえば9月に開催された「」のデビュー15周年記念ライブ「ARASHI BLAST in Hawaii」が話題となりました。
私もテレビの特番で見ましたが大盛況だったようで、嵐ファンの女の子に聞いたのですが、抽選に応募したけど外れてしまい、行く気満々だっただけにがっかりしていました。時期は違いますが日本から何人の方がハワイ行ったかと思うと羨ましい限りです。

さて、本題に戻りますが昨年はレムリアを紹介しましたが、ハワイといえばやはりこのグループ「シーウィンドSeawind)」の紹介です。

シーウィンドは1970年代のフュージョン・ブームにおいて、アメリカはもちろん日本をはじめ世界中で人気となったフュージョン/AORのグループです。

シーウィンド メンバー

  • ポリーン・ウィルソン(Pauline Wilson) – Vocals
  • ボブ・ウィルソン(Bob Wilson) – Drums & Primary Writer
  • バド・ニュアネス(Bud Nuanez) – Guitar
  • ケン・ワイルド(Ken Wild) – Electric & Acoustic Bass
  • ジェリー・ヘイ(Jerry Hey) – Trumpet & Flugelhorn
  • ラリー・ウィリアムス(Larry Williams) – Keyboards, Sax & Flutes
  • キム・ハッチクロフト(Kim Hutchcroft) – Saxophones & Flutes

シーウィンドといえばハワイ出身のグループというイメージなのですが、メンバーのうち紅一点のボーカルの「ポリーン・ウィルソン」がハワイ島のヒロ出身、ベースの「ケン・ワイルド」は生まれは違いますがホノルル育ちとハワイ出身は2人のみで、他のメンバーは全員アメリカ本土出身で、本土での活動後、ハワイへと活動の場を移します。

ハワイで集まったメンバーはオアフをはじめ他の島でも活動しますが、ハワイ島で歌っていたポリーン・ウィルソンと出会いその歌声に衝撃を受け、やがてポリーンを誘い活動拠点をオアフ島に移します。

オアフへ移ったメンバーは1970年の初頭にシーウィンドの前身となる「OX」を結成します。当時はメンバー全員が同じ家に一緒に住み多くの時間をリハーサルやギグなどに費やしていました。

OXは最初「トップ40」などを聴かせる会場で「タワー・オブ・パワー」、「コールド・ブラッド」、「ハービー・ハンコック」などのカバーを演奏していました。
その実力からハワイでの人気も高まり、ハワイにツアーや休暇で来ていた「ニール・ショーン」、「ジェフ·ポーカロ」、「リー·リトナー」といったミュージシャンもシーウィンドを耳にします。
のちにアルバムのプロデューサーでもあるドラマーの「ハーヴィー・メイソン」もその一人でした。

プライベートでは1975年にボブ・ウィルソンとポリーン・ウィルソンが結婚します。
またオリジナル曲も書くようになりオリジナル・グループとしての活動を目指し、ハーヴィー・メイソンの勧めもあり1976年に活動拠点をロサンゼルスへ移します。

ロサンゼルスでは名門ライブ・ハウス「ベイクド・ポテト(Baked Potato)」で毎週月曜日に開催される「マンディ・ナイト」に出演するなど本土での人気も高まります。
この出演の後押し、グループ名をOXからシーウィンドへの改名を勧めたのもハーヴィー・メイソンとの事です。

そしてハーヴィー・メイソンはレコーディングなどで付き合いのあった名プロデリューサーで「CTIレーベル」の社長「クリード・テイラー」に強く推し契約を結びます。

CTIレーベルは皆さんご存知のようにフュージョンがまだクロスオーバーと呼ばれていた頃にロスオーバー・ミュージックの名門レーベルで、CTIからはジャズ、クロスオーバーといったジャンルのアーティストにより数多くのヒット・アルバムが誕生しています。

そして1976年にリリースされたのがデビュー・アルバム「Seawind(シーウィンド)」です。
私もこのアルバム(当時はレコード)で知り、曲の良さ、ポリーン・ウィルソンの歌声、そしてホーン・セクションを取り入れたグループのリズム・アンサンブルの良さに驚きました。

このアルバムからヒット曲「ヒー・ラヴズ・ユー(He Loves You)」を紹介します。
アルバム収録曲8曲のうち6曲(1曲のみ共作)がボブ・ウィルソンの曲で、この曲の作詞、作曲もボブ・ウィルソンです。

シーウィンド(Seawind) | ヒー・ラヴズ・ユー(He Loves You)
https://www.youtube.com/watch?v=gLs4YTTLcK4 (YouTube)

SEAWIND(紙ジャケット仕様)

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このアルバムはハーヴィー・メイソンのプロデュースですが、CTIのアルバムでクリード・テイラー以外の人がプロデュースするのは初めての作品となります。

続く1977年にCTIより、やはりハーヴィー・メイソンのプロデュースでリリースされたのが2作目となる「Windows Of Child(邦題:太陽の伝説)」です。
ファースト・アルバムがヒットし期待されたセカンド・アルバムで、全9曲のうち8曲がボーカル曲となり、よりポップでR&B傾向となった仕上がりかと思います。

シーウィンド(Seawind) | ワン・スウィート・ナイト(One Sweet Night)
https://www.youtube.com/watch?v=hb1eVHSq9e8 (YouTube)

WINDOW OF A CHILD(紙ジャケット仕様)

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CTIからはこの2作で終わり、新たに「A&Mレコード」へ移籍となります。
A&Mに移籍し1979年にリリースとなったのが3作目となる「ライト・ザ・ライト(Light The Light)」です。

このアルバムのプロデュースはグラミー賞を獲得した「ジョージ・ベンソン」の「ブリージン」や「ナタリー・コール」の「アンフォゲッタブル」などで知られる「トミー・リピューマ」です。
トミー・リピューマがA&Mに所属していた時に傘下として自己のレーベル「ホライゾン(Hrizon)」を設立し、このアルバムもホライゾンからです。
エンジニアは名コンビの「アル・シュミット」がクレジットされています。

アルバムはトミー・リピューマらしくよりポップさを増し、ボーカル(メロディー)を聴かせる仕上がりかと思います。
前2作に比べると軽いかもしれませんが、「ホールド・オン・トゥ・ラヴ」をはじめそのサウンドはAORファンにもお馴染みかと思います。洗練された演奏もお気に入りです。

シーウィンド(Seawind) | ホールド・オン・トゥ・ラヴ(Hold On To Love)
https://www.youtube.com/watch?v=PBCG6BhDOSc (YouTube)

ライト・ザ・ライト(紙ジャケット仕様)

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このアルバムでジェリー・ヘイが脱退となります。

そして1980年にA&Mから4作目となる「Seawind(シーウィンド)」がリリースとなります。日本ではジャケットのイメージからか「海鳥」という邦題名が付けられています。

このアルバムのプロデュースは当ブログでも紹介のジョージ・デュークです。
メンバー以外にジョージ・デュークをはじめ、彼と親交のあるパウリーニョ・ダ・コスタなど、そしてジェリー・ヘイもゲスト・ミュージシャンとして参加しています。

ジョージ・デュークらしい、ポップで洗練された曲ばかりです。

シーウィンド(Seawind) | ホワッチャ・ドゥーイン(What Cha Doin’)
https://www.youtube.com/watch?v=Nb3u9YZxKYs (YouTube)

海鳥(紙ジャケット仕様)

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また、A&Mの2枚は輸入盤ですが2in1でこのようなCDもリリースされています。

Light the Light/Seawind

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この曲がヒットとなりA&Mはこの路線のアルバム制作を提案しレコーディングに入りますが、メンバーとの方向性の違いから発売とならず、やがてシーウィンドは活動を停止し解散となります。

このお蔵入りとなった曲は1995年リリースのCTI時代のベスト盤に追加曲として5曲収録されています。
当時はこの5曲を聴きたくこのアルバムを購入した方も多いかと思います。
廃盤となり私は聴けませんでしたが、先に紹介したファースト・アルバムとセカンド・アルバムの2枚に4曲がボーナス・トラックとして収録され、ようやく聴く事が出来ました。

Remember

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また、当時はレーベルが「コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック(Contemporary Christian Music) (以降:CCM)」系という事もありレコードも輸入盤のみでしたが、1981年に「ボブ&ポリーン・ウィルソン」名義でリリースされた「SOMEBODY LOVES YOU」というアルバムもよく聴きました。

解散前にシーウィンドのメンバーが参加しレコーディングされた事から、これが5作目ではという情報もありましたが、あくまでもCCMとして2人の名義で作られたアルバムでした。
CCMというよりはAORの名盤だと思います。

Somebody Loves You

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復刻されたCDのライナーにシーウィンドの裏話的なボブ・ウィルソンのインタビューが書かれており、紹介できないのが残念ですが面白いです。

そして2009年に29年振りにオリジナル・メンバーが再集結(ジェリー・ヘイは不参加)しアルバムがリリースとなりました。
新曲とセルフ・カバーから構成された内容ですが、今も大活躍のメンバーだけに演奏など全てが良い内容かと思います。

アルバム・リリースに併せて来日公演もあったのですが、見れなかったのが残念です。

REUNION

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シーウィンドについては簡単な紹介となり書き足りないのですが、またの機会に紹介できればと思います。

今年もブログをご覧頂きありがとうございました。
また来年も私の大好きな音楽を紹介したいと思います。

夏の終わりに夏の歌を「チャッド&ジェレミー」~「ブライアン・ハイランド」


夏の終わりは、祭りの後のように、大騒ぎした後の何かもの哀しい雰囲気をもった時期ですね。
過ぎゆく夏をしのんで夏の歌を。

チャッド&ジェレミー(Chad & Jeremy)|夏(A Summer Song)
https://www.youtube.com/watch?v=VvD0_aeAf2E (YouTube)

Very Best of Chad & Jeremy

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最初に「チャッド&ジェレミー」で聴いた曲は、「明日の雨(Early Morning Rain)」でした。
「夏(A Summer Song)」は、1964年の発売のも軽やかなブリテッシュサウンドです。
この時代のイギリスの代表的グループは、「ザ・サーチャーズ」、「デイヴ・クラーク・ファイブ」、「ザ・ホリーズ」、「ピーター&ゴードン」等のアーティストたちでした。特徴として、メロディーがとても聴きやすく、爽やかな曲調の曲が多いと思います。
「夏(A Summer Song)」は、チャド&ジェレミーの軽く温かみのある歌声で、歌詞も、曲調に合せて、ほんのりとしたムードで、夏のギラギラ感はありません。
「良いこととというのはみんないつかは終わってしまうもの、秋になれば木の葉がかならず落ちるように」とセンチでナイーブな、ひと夏の恋を歌っています。
そして、「雨が窓ガラスを叩くと、夏のことを想い、きみのことを想い出してしまいます」と・・・


渚のボードウォーク(Under the boardwalk) | ザ・ドリフターズ(The drifters)
https://www.youtube.com/watch?v=EPEqRMVnZNU (YouTube)

Up on the Roof / Under the Boardwalk

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1964年発売の「ザ・ドリフターズ」のヒット曲です。
同じ年、「ザ・ローリングストーンズ」がカバー曲が多いアルバム「12 X 5」でこの曲を歌っています。

渚のボードウォーク(Under the boardwalk)|ザ・ローリングストーンズ(The Rolling Stones)
https://www.youtube.com/watch?v=B2FCAu79pTE (YouTube)

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ボードウォークの下で「光と風と波に包まれて」愛を語る。とてもロマンチックな夏の歌です。
「ザ・ドリフターズ」は、「スタンド・バイ・ミー」のヒット曲で有名な、ベン・E・キングがいたグループです。


ブライアン・ハイランド(Brian Hyland)|ビキニスタイルのお嬢さん(Itsy Bitsy Teenie Weenie Yellow Polka Dot Bikini)
https://www.youtube.com/watch?v=ICkWjdQuK7Q (YouTube)

Sealed With a Kiss & All the Great Hits 1960-62

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米国では1960年に発売され、日本では、邦題、「ビキニスタイルのお嬢さん」で「ダニー飯田とパラダイス・キング」や「田代みどり」が歌いました。
大変テンポ・乗りの良い曲調で、いかにも「夏」、「海」、そして若さあふれる「10代の女の子」というイメージの曲です。

夏の曲は数多くあります。やはり、子供のころ、若いころに聴いた曲は長く忘れられないで覚えています。

<お知らせ>6/16に中園亜美ライブ「New horizons」が決定!


当ブログの桜島と太陽とサクソフォンで紹介した中園亜美の単独ライブ「New horizons」が、6月16(月)にBLUES ALLEY JAPAN(東京都目黒区)iconで開催されます。

Ami Nakazono Live”New horizons” (中園亜美公式ホームページ)

6.16.mon Live@目黒ブルースアレイ

アメリカ・ニューヨークから拠点を東京に移して1年半、 ついに日本で大活躍のミュージシャン達を従えての単独ライブが実現します。
これまでのオリジナルの楽曲に加え、プロデューサー安部潤による新曲をいくつか初披露。
スムースジャズ・フュージョン・R&B・Gospelとさまざまなジャンルを中園亜美らしくメロウに演奏しようと思います! 初めましての方々も多いと思いますが、是非私の音楽を聞いてジャンルにとらわれずに音楽そのものの良さを感じてほしいです。
一人でも多くの人に届きますように!お待ちしております!!!(中園亜美)

チケットは、こちらから。

思い出のドーナツ盤(2)「ロビン・トロワー」~「エマーソン・レイク・アンド・パーマー」


思い出のドーナツ盤(1)の続き

今回もイギリスの曲を紹介します。

ロビン・トロワー 最初に紹介する曲は「ロビン・トロワーRobin Trower)」の「カレドニア(Caledonia)」(1976年)です。

ロビン・トロワーは1959年にゲイリー・ブルッカー、クリス・コッピングらとともにR&Bバンド「パラマウンツ」を結成、途中メンバーの入れ替わりもありますが、6枚のシングルをリリースするなど、「イングランド最高のR&Bバンド」などと呼ばれていました。
1966年に解散、解散後にゲイリー・ブルッカーが結成したのが当ブログでも紹介の「プロコル・ハルム」です。
当初、ロビン・トロワーは別のグループを結成し活動しますが、プロコル・ハルムは大ヒットとなったデビュー・シングル「青い影」のレコーディング直後にドラム、ギターが解雇、脱退となり、その補充としてゲイリー・ブルッカーの誘いにより1967年に「プロコル・ハルム」のメンバーとなります。
メンバーとして活動も順調なロビン・トロワーでしたが、ジミ・ヘンドリックスとの出会いは自身のギター・スタイルをも変えるほど影響され、そのスタイルはやがて他のメンバーとの音楽性の相違となり、1971年に「プロコル・ハルム」を脱退します。
脱退後はソロとして活動を開始しアルバムもリリース、セカンド・アルバムがアメリカでもヒットし、アメリカでも人気となります。

今回紹介する 「カレドニア」はサード・アルバム「Long Misty Days」からのシングル曲ですが、印象に残るギター・カッティングの良さと、ブリティッシュ・ロックとしてはポップなメロディーで気に入った曲でした。

ロビン・トロワー(Robin Trower) | カレドニア(Caledonia)
http://www.youtube.com/watch?v=iW2ljETmqWY (YouTube)

Long Misty Days / In City Dreams

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クリスティー2曲目は「クリスティーChristie)」の「イエロー・リバー(Yellow River)」(1970年)です。

「クリスティー」はシンガーソングライターのジェフ・クリスティを中心にイギリスで結成された3人組のグループです。

メンバー

  • ジェフ・クリスティ(Jeff Christie) / ベース、オルガン、ピアノ、リード・ボーカル
  • マイク・ブラクレイ(Mike Blakley) / ドラムス
  • ヴィック・エルメス(Vic Elmes) / ギター、ボーカル

元々作曲家志望だったジェフ・クリスティは自作曲の評価をと、自ら演奏し歌うデモテープを音楽出版社に送っていました。
そのデモテープが出版社の目にとまり作曲家として活動を開始します。

この曲「イエロー・リバー」は作曲家として、「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」、「サイレンス・イズ・ゴールデン」などのヒットで知られる「ザ・トレメローズ」のシングル盤としてリリースするために作った曲でした。
しかし直前になり、「ザ・トレメローズ」が自作曲をシングル盤としてリリースする事となり、この曲はアルバムの収録曲となってしまいます。
曲の良さや周囲のアドバイスなどもありジェフ・クリスティは急遽グループを結成、この曲を自らのシングル曲としてデビューする事となります。それが「クリスティー」です。

なお、デビューまでの詳しい経緯はわかりませんが、「クリスティー」としてリリースした「イエロー・リバー」ですが、実は3人の演奏ではなく、ザ・トレメローズがレコーディングした演奏にボーカルだけをジェフ・クリスティに差し替えたものです。
ザ・トレメローズもイエローリバーを演奏していますが、バックのサウンドはまったく一緒です。

初めてこの曲を聴いた時は軽快なサウンドとメロディーが心地よく、カントリー・タッチからも最初アメリカのグループだと思っていました。
私もですが、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)ファンには好まれたのではと思います。
続く「想い出のサンバーナディーノ(San Bernadino)」も所有していましたが見つかりませんでした。

クリスティー(Christie) | イエロー・リバー(Yellow River)
http://www.youtube.com/watch?v=qJ5-FoiBuVc (YouTube)

Feat.San Bernadino & Y

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カプリコーン3曲目は「カプリコーンCapricorn)」の「ハロー・リバプール(Liverpool Hello)」(1971年)です。

カプリコーンはイギリス、リバプール出身の女性1人、男性2人のグループです。

メンバー

  • スー・アボリーSue Avory) / リード・ボーカル
  • コーリン・トラバースColin Travers) / ギター、コーラス
  • エリック・フランシス / ギター、コーラス

この曲「ハロー・リバプール」は元々英国BBC放送制作のミュージカル「ライム・ストリート行きの電車はない」の主題歌として作られ、当初はレコード化の予定はなかったのですが、ファンの強い要望によりレコード化されたそうです。
日本でも発売は予定され、先に一部のラジオ局で流したところリクエストが殺到し、急遽発売となりヒットします。
私もレコードを購入しよく聴きましたが、紅一点のスー・アボリーの歌声は今でも印象に残っています。
ただ、この曲はイギリスでもヒットはしましたが、セールス的には日本のみだったと何かで読んだことがあります。

このヒットによりセカンド・シングル「明日にこんにちは」をリリースしますが、こちらはヒットとはならず、俗に言う「一発屋」かとも思われました。
しかし、続く「恋のフィーリング(Feeling)」は、ヤマハ主催の「第3回 世界歌謡祭」(1971年)でグランプリを受賞し、賞の影響もありヒットとなるなど、日本での人気を感じます。
「世界歌謡祭」といえば、「小坂明子」が「あなた」で「第4回グランプリ」(1973年)、当ブログでも紹介の中島みゆきが「時代」で「第6回グランプリ」(1975年)を獲得したコンテストでした。

カプリコーン(Capricorn) | ハロー・リバプール(Liverpool Hello)
http://www.youtube.com/watch?v=yBJ39NmaU6c (YouTube)

エマーソン・レイク・アンド・パーマー最後の曲は「エマーソン・レイク・アンド・パーマーEmerson, Lake & Palmer、以下EL&P)」の「ナットロッカー(Nutrocker)」(1972年)です。

EL&Pは、私が語る必要もないイギリスを代表する1970年結成のプログレッシブ・ロック・バンドです。

メンバー

  • キース・エマーソン(Keith Emerson) / キーボード
  • グレッグ・レイク(Greg Lake) / ベース、ギター、ボーカル
  • カール・パーマー(Carl Palmer) / ドラムス

当時は聴く音楽もラジオから流れる流行り曲、ヒット曲が殆どで、なかでもロック、特にブリティッシュ・ロックは友人の間でも人気とともに広まり、「クリーム」「レッド・ツェッペリン」「ディープ・パープル」などはファンも多かったです。
私も「移民の歌」「ファイアー・ボール」など何枚かはシングル盤を購入し聴きましたが、ブリティッシュ・ロックはあまり好みでではなかったのか、当ブログでも紹介のシカゴやクリスティーでも登場のCCRのファンとなり、聴く音楽もアメリカン・ロックへと移っていきました。

その頃にこの「チャイコフスキー」の「くるみ割り人形」を題材にした「ナットロッカー」を聴いたのですが、この曲でEL&Pを知り、プログレッシブ・ロックを知ります。
EL&Pはこの曲収録のアルバム「展覧会の絵」を購入し聴きましたが、ムソルグスキーの原曲を題材にしたロックとはいえ、ライブ音源ですが3人による演奏の壮大さに驚きでした。
これを切っ掛けにEL&Pをはじめ、イエス(Yes)、ピンク・フロイド(Pink Floid)のアルバムを購入し、プログレッシブ・ロックのファンとなりましたが、その切っ掛けとなったのがこの曲でした。

このナットロッカーはアルバム「展覧会の絵」ではアンコール曲として最後に収録されています。

1980年に解散となったEL&Pですが、ロンドンでの行われた「ハイ・ボルテージ・フェスティバル」に一夜限りの再結成コンサートとして登場した映像を見ました。
キース・エマーソンもですが、特にベースのグレッグ・レイクの体型の代わり様と、ドラムのカール・パーマーが最後に上半身裸となり演奏する姿と見ましたが、おなかが出たりと、当時を知る者としては驚きとともに時代を感じました。

エマーソン・レイク・アンド・パーマー(Emerson, Lake & Palmer)(EL&P) | ナットロッカー(Nutrocker)
http://www.youtube.com/watch?v=CiRBQ_hSNt0 (YouTube)

Pictures at An Exhibition

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今回もイギリスの曲となりましたが、また紹介したいと思います。

思い出のドーナツ盤(3)へ続く

「ストリート・ライフ」が切っ掛けの歌姫(DIVA) 「ランディ・クロフォード」


先日いつものようにショッピングサイトでCDを探していると「ランディ・クロフォード(Randy Crawford)」のデビュー・アルバムから旧作品10タイトルのCD再発売を見つけました。
中には私にとってランディ・クロフォードの傑作アルバムとも言える「Windsong」も含まれており、このアルバムのCD再発売を待ち望んでいたファンの方も多いのではと思います。

私がランディ・クロフォードを初めて聴いたのは名曲: リオ・デ・ジャネイロ・ブルー(Rio De Janiero Blue)でも書いたように「クルセイダーズ(The Crusaders)」の「ストリート・ライフ(Street Life)」が切っ掛けでした。
当時SOULR&Bはラジオなどで聴いたりとジャンルとしては知ってはいたのですがアルバムを購入して聴くまでは至らなかったのです。しかし、この曲、そしてランディ・クロフォードの歌声は強烈に印象に残り、このジャンルを聴き初める切っ掛けともなりました。
初めてボーカルを取り入れたクルセイダーズの転機とも言えるアルバム、ストリート・ライフは1979年のビルボードのジャズ・チャートで1位、ブラック・チャート3位、ポップチャートでも18位と驚異的な大ヒットとなり、シングルカットされたこの曲もポップチャートで36位とヒットし、ジャズ、フュージョンファン以外にも親しまれた名曲です。

The Crusaders (Feat. Randy Crawford) | Street Life
http://www.youtube.com/watch?v=MMFWFBCEkGw  (YouTube)

ストリート・ライフ

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ランディ・クロフォードは1952年2月8日、アメリカでもディープサウス(Deep South)と呼ばれるジョージア州メイコン生まれです。早くから教会で歌いゴスペルやブルースを吸収し、やがてソウル、ジャズシンガーの道へと進み、既に15歳でプロとしてナイトクラブに出演しています。16歳にはヨーロッパへと向かい、南仏サントロペのクラブで歌っていたそうです。その後帰国しジャズ・グループのボーカルとして活動するなどし、1972年に活動をニューヨークに移します。そのニューヨークで、キャノンボール・アダレーやジョージ・ベンソンなどと共演するなどで才能を認められ、1976年にワーナー・レコードよりレコードデビューとなります。ちなみにワーナーとの契約もジョージ・ベンソンの推薦によってと言われています。
その後については冒頭のクルセイダーズとの共演はもちろん、ソロシンガーとしての活躍は皆さんご存知の事と思います。

さて、今回リリースのアルバムは輸入盤のみとなりますが、デビュー・アルバムの「Everything Must Change」から「Through the Eyes of Love」までの10タイトルとなり、何れも1つのパッケージに2タイトルが収録されています。いわゆる2in1*です

  • Everything Must Change & Miss Randy Crawford

Everything Must Change (1976年リリース)
デビュー・アルバムとなるこのアルバムのプロデューサー「スチュワート・レビン」はクルセイダーズも手掛けた人です。レコーディングも殆どの曲にジョー・サンプル、ラリー・カールトンなどクルセイダースのメンバーが参加と、既にこのアルバムからクルセイダーズと関わりを持ちます。

Miss Randy Crawford (1977年リリース)

アルバム「Everything Must Change」よりラリー・カールトンのアレンジによる「ビートルズ」のヒット曲「Don’t Let Me Down」のカバーを紹介します。

Randy Crawford | Don’t Let Me Down
http://www.youtube.com/watch?v=0UlWWe3HV_w  (YouTube)

Everything Must Change & Miss Randy Crawford

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  • Raw Silk & Now We May Begin

Raw Silk (1979年リリース)
邦題は「絹の響き」としてリリースされました。

Now We May Begin (1980年リリース)
このアルバムはクルセイダーズのストリート・ライフの成功後、クルセイダーズのプロデュースで制作されたアルバムで、邦題は「道標(みちしるべ)」としてリリースされました。

アルバム「Now We May Begin」より作詞「ウィル・ジェニングス」、作曲「ジョー・サンプル」の「Last Night at Danceland」を紹介します。

Randy Crawford | Last Night at Danceland
http://www.youtube.com/watch?v=HkelyCu5ToU  (YouTube)

Raw Silk & Now We May Begin

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  • Secret Combination & Windsong

Secret Combination(1981年リリース)
私が最初に購入したアルバムで、このアルバムより3作が「トミー・リピューマ」プロデュースによる三部作として知られています。
ミュージシャンも当時流行のTOTOのスティーヴ・ルカサー、ジェフ・ポーカロなどが参加しています。
名曲「リオ・デ・ジャネイロ・ブルー」もこのアルバムに収録されています。

アルバム「Secret Combination」より、「You Might Need Somebody」を紹介します。

Randy Crawford | You Might Need Somebody
http://www.youtube.com/watch?v=XTSXPTaOhM4  (YouTube)

Windsong(1982年リリース)
トミー・リピューマのプロデュース2作目となるこのアルバムは多くの方が待ち望んだアルバムかと思います。
既に廃盤となり、このブログを書くにあたってアルバムを探しましたが国内では中古盤も見つかりませんでした。アメリカのamazon.comで探してみると同じ出品者が新品、中古の両方で出品しており、同じ商品みたいですが何れも価格が「5,659.9ドル」には驚きました。アメリカでも注目なのでしょうが誰が買うのかです。
のちに2in1として再発売されましたが、やはり廃盤となり同様に高価なようです。

アルバム「Windsong」より「Look Who’s Lonely Now」を紹介します。
この曲は今年の第12回東京JAZZに出演の「ラリー・カールトン」のゲストとして出演した「ビル・ラバンティ(Bill Labounty)」のAORの定番曲とも言える名曲のカバーです。

Randy Crawford | Look Who’s Lonely Now
http://www.youtube.com/watch?v=Cgnvs88c39E  (YouTube)

Secret Combination & Windsong

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  • Nightline & Abstract Emotion

Nightline (1983年リリース)
トミー・リピューマのプロデュース3作目となるこのアルバムも1、2作と同様にスティーブ・ルカサーなど、ロサンゼルスで活躍の豪華ミュージシャンの参加です。

Abstract Emotion (1986年リリース)

アルバム「Abstract Emotions」より「Almaz」を紹介します。   この曲は邦題「スウィート・ラブ」として、かなり前になりますが1991年にフジテレビ系列で放送されたドラマ「もう誰も愛さない」の挿入歌に使われましたので聴かれた方も多いかと思います。

Randy Crawford | Almaz
http://www.youtube.com/watch?v=n6vlSgaKeG8  (YouTube)

Nightline & Abstract Emotions

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  • Rich & Poor & Through the Eyes of Love

Rich & Poor (1989年リリース)
Through the Eyes of Love (1992年リリース)

アルバム「Through the Eyes of Love」より「Who’s Crying Now」を紹介します。   この曲は皆さんご存知かと思いますが、「ジャーニー(Journey)」の大ヒット曲のカバーです。
名曲をランディ・クロフォードの歌声で聴くのも心地よいです。

Randy Crawford | Who’s Crying Now
http://www.youtube.com/watch?v=RB7bMOyLhK0  (YouTube)

Rich & Poor & Through the Eyes of Love

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長くなり全てのアルバムを紹介できないのが残念ですが、何れも私のお気に入りです。

また、これらのアルバムと同時期となりますが、「ORIGINAL ALBUM SERIES」の1枚として5枚組のBOX CDもリリースされています。こちらも参考にしてください。

Original Album Series

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*編集部注:2in1とは、オリジナルアルバムを2タイトルを1セットにして、期間限定生産される2枚組CDのこと。

フィラデルフィア・ソウルの要「MFSB」


Hiroさんが「フィラデルフィア発のソウルミュージック」で、フィリー・ソウルと呼ばれるフィラデルフィア・ソウルを紹介されました。フィリー・ソウルといえばそのサウンドの良さ、美しさではないかと思います。
今回紹介するのはそのサウンドの要ともいえる「MFSB」です。

MFSBは、Mother Father Sister Brotherの略称で、シグマ・サウンド・スタジオ所属のスタジオ・ミュージシャンにより結成された、数十人からなるミュージシャン集団(オーケストラ)です。

私がMFSBを初めて聴いたのは中学生の頃です。
当時はソウル・ミュージックが何かも知りませんでしたが、「ソウル・トレイン(Soul Train)」という音楽番組を毎週のように見ていました。
出演も初めて名前を聞く黒人アーティスト、曲に合わせて派手なダンスを披露するカップル、そして印象に残る司会者と、アメリカにはこのような音楽もあるんだなと思い、その番組のテーマ曲として流れていたのが「ソウル・トレインのテーマ」という曲でした。
この曲は日本では「スリー・ディグリーズ(Three Degrees)」のヒット曲としての印象が強いのですが、元々はMFSBの「T.S.O.P.(The Sound Of Philadelphia)」というインストルメンタル曲で、スリー・ディグリーズは曲中のコーラスとしての参加です。
1974年4月にビルボードNo.1の大ヒットとなりますが、アーティスト名としては「MFSB and Three Degrees」と紹介されています。もちろん楽曲はギャンブル、ハフの2人です。

MFSB | T.S.O.P.(The Sound Of Philadelphia)
https://www.youtube.com/watch?v=4Z0QE44smfo  (YouTube)

MFSBのメンバー構成については、

19才の若者から、実に50才を超える決して青年とは呼べない数十人のミュージシャンミュージシャンから構成されています。行動的で革新的な若者から、ややもすると保守的であり、しかしまた音楽に対する情熱を失わない”頑固”なミュージシャン達。また人種的にいえば、ブラック・ピープルは勿論の事、アングロ・サクソン等の白人、イタリアン、プエルトリカン、チャイニーズといった肌の色を超えた絆によって結ばれているのです。男性もいれば勿論女性の奏者もいます。

とライナーにも書かれているように人数も多く全員を紹介することはできませんが、アルバムによっては「ボビー・マーチン&MFSB」と書かれているように、指揮、アレンジを担当しリーダーでもある「ボビー・マーチン(Bobby Martin)」がキーマンかと思います。
「ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツ」の「二人の絆」、「オージェイズ」の「裏切り者のテーマ」もボビー・マーチンのアレンジです。
また、ギタリストの「ノーマン・ハリス」やストリングスのチーフである「ドン・レナルド」なども良き片腕として活躍し、のちにノーマン・ハリスは「ブルー・マジック」などをプロデュースしヒットとなります。ソウル・トレインのテーマにスリー・ディグリーズをコーラスとして起用したのはドン・レナルドです。

もう1曲私の好きな曲を紹介します。
タイトルは「T.L.C. (Tender Lovin’ Care)」という曲ですが、山下達郎ファンは気に入っていただけるかと思います。

MFSB | T.L.C. (Tender Lovin’ Care)
http://www.youtube.com/watch?v=A_wk5fr6AwQ  (YouTube)

MFSBのアルバムは何枚かリリースされていますが、このブログを書くにあたりレコード、CDを探したところ何枚かありましたが紹介した2曲はこちらのアルバムに収録されています。

左が「LOVE IS THE MESSAGE」で「T.S.O.P.」が収録され、右が「UNIVERSAL LOVE」で「T.L.C.」が収録されています。

左が「LOVE IS THE MESSAGE」で「T.S.O.P.」が収録され、右が「UNIVERSAL LOVE」で「T.L.C.」が収録されています。

フィラデルフィア・ソウルの良さはアーティスト、楽曲の良さはもちろんですが、MFSBがいてからこそ、この美しいサウンドが誕生したのかと思います。

私も聴いていますがベスト盤の「Best Of: Love Is the Message」は紹介の2曲をはじめ全曲ともお勧めです。

Best Of: Love Is the Message

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余談ですが、「ホール&オーツ」の「ダリル・ホール」はフィラデルフィア出身ですが、学生時代からソウル、R&Bに触れ、ホール&オーツとしてのデビュー前にはシグマ・サウンド・スタジオで多くのアーティスト(グループ)のバックコーラスに参加、その影響もあり「ブルー・アイド・ソウル」の第一人者として大成功を収めます。

最後に私のフィリー・ソウルのお勧めのグループ、曲を紹介します。何れもそのサウンドはMFSBです。

1曲目は「デルフォニックス(Delfonics)」の「ララ・ミーンズ・アイ・ラブ・ユー(La-La Means I Love You)」です。
この曲は多くのアーティストにカバーされていますので聴かれた方も多いかと思います。
山下達郎も「JOY」というライブ・アルバムで取り上げています。

Delfonics | La-La Means I Love You
http://www.youtube.com/watch?v=fmQPp2G6BdE  (YouTube)

La La Means I Love You: The Definitive Collection

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2曲目は「ブルー・マジック(Blue Magic)」の「サイドショウ(Sideshow)」です。
この曲が収録されたファースト・アルバムはフィリー・ソウルの名盤かと思います。
プロデュースは前記のMFSBのギタリスト、ノーマン・ハリスです。
ノーマン・ハリスは3曲ですが楽曲も提供しています。

Blue Magic | Sideshow
http://www.youtube.com/watch?v=eamL5JBdcM8  (YouTube)

ブルー・マジック

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フィラデルフィア発のソウルミュージック


今、夏の真っ盛りの熱い日が続く毎日、ちょっと秋を先取りして、フィラデルフィア発のソウルミュージックはいかがでしょうか?
フィラデルフィア・ソウルPhiladelphia soul)とよばれる、フィラデルフィア・インターナショナル・レコードPhiladelphia International Record, PIR)から生まれた名曲を聴いてみませんか?

「フィラデルフィア・インターナショナル」は、「ケニー・ギャンブル」(Kenny Gamble)と「レオン・ハフ」(Leon Huff)が立ち上げた音楽レーベルです。
ギャンブル&ハフの2人は1965年以降、インディーズ・レーベルを立ち上げて幾つか曲をだしていました。しかし、本格的な活動は、CBSコロンビア・レコードの傘下で、「フィラデルフィア・インターナショナル」を立ち上げました。さらに後に「マイティー3」とよばれるようになる、「ケニー・ギャンブル」とアーティストとしてコンビを組んでいた、「トム・ベル(Thom Bell)」が加わりました。
後にフィラデルフィアのスタジオとして有名になる「シグマ・サウンド・スタジオ」でのレコーディングを行い、次々とミリオンセラーを出していきます。

1970年後半、「フィラデルフィア・インターナショナル」はR&B、ソウルの時代の最後の輝きであるかのように、「フィラデルフィア・ソウル」の特徴となる、華麗なストリングスと美しいコーラスで次々にヒット曲を出していきました。

ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツ(Harold Melvin & The Blue Notes)|二人の絆(If You Don’t Know Me By Now)

http://www.youtube.com/watch?v=nbaSh8i5eyE (YouTube)

ベスト・オブ・ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツ

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1972年リリースのこの曲の歌詞の内容は日常的な夫婦の喧嘩と受け取れます。
「なんで俺の事がわかってくれないのか・・・」という旦那の愚痴のような歌詞ともとれますし、また、夫が妻に、二人の夫婦生活を振りかえって、お互いのより深いものを求めて歌っているようにも聴けます。
いずれにしても曲調とメロディ、そして歌声は、メローな感じで、何か夜空を見上げて聴くと、たまらなく癒されてしまいます。
ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツ」は、1970年に「テディ・ペンダーグラス」(Teddy Pendergrass)をメインボーカルとしてヒット曲を数多く出しています。

ザ・スタイリスティックス(The Stylistics)|愛がすべて(Can’t Give You Anything But,My Love)
http://www.youtube.com/watch?v=nlQ8te4BOhY (YouTube)

〈おとなBEST〉愛がすべて~スタイリスティックス・ベスト

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ザ・スタイリスティックス」は、1973年にリリースした「誓い(You Make Me Feel Brand New)」の大ヒットで有名なコーラスグループです。また、この「愛がすべて」は日本のコミックバンド「ビジーフォー」がものまねしたり、替え歌が木村拓哉が出演したマンダム「ギャツビー」のCMで使用されたので、結構聴きなれた曲だと思います。「KENTO’S」(ケントス)などライブハウスで、今でもよく演奏されている曲です。

オージェイズ (The O’Jays)|裏切り者のテーマ(Back Stabbers)
http://www.youtube.com/watch?v=hzTeLePbB08 (YouTube)

裏切り者のテーマ

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オージェイズ」は、1958年に結成されたソウル・トリオです。フィラデルフィア・インターナショナルから、1972年のこの「裏切り者のテーマ」をリリースし、初のヒット曲となりました。日本でも、ラジオに限らず、ディスコはもちろんの事、パチンコ店とか居酒屋など、いたるところで聴いた記憶があります。
その後もグループは活躍し続けて、1987年には、「ラヴィン・ユー」というバラードのヒット曲を出しています。

今年は、「ペルセウス座流星群」を観測するのに最良の年だったようです。
この暑い夏真っ盛りの今、夜空を仰ぎながら、華麗な「フィラデルフィア・ソウル」を聴いて、ひと足早く「秋の夜空」を想ってみてはいかがでしょうか。

夏の夜空を彩ったペルセウス座流星群 (CNN)

世界中で撮影された流星の映像です。