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ニューヨーク「バードランド」で夢のような一夜を


最近、東京近辺のジャズ・ライブ・ハウスにはちょくちょく出かけますが、海外、特にアメリカのジャズ・ライブ・ハウスには、今まで、1~2回しか行ったことがありません。是非、今度機会があったら行ってみたいと思います。

数あるアメリカのジャズ・ライブ・ハウスの中でも、ニューヨークの「バードランド(BIRDLAND)」はその歴史的なお店という点からも是非、一度は行きたいと思います。

「バードランド」は、1949年、ブロードウェイの52丁目にオープンしました。店名は、もちろん、チャーリー・パーカーのニックネーム「バード」にちなんでいます。1965年に一度閉店。その後20年の時を経て1986年にブロードウェイの106丁目で営業を開始しました。現在は44丁目に移転し営業しています。

何がすごいのかといえば、そのオープンから、歴史に残る多くの名プレーヤーが出演してきたということと、そのライブ盤にあると思います。

私がすぐに思い出せるミュージシャだけでも、チャーリー・パーカー、カウント・ベイシー、ディジー・ガレスピー、バド・パウエル、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、アート・ブレイキー、バディ・リッチ、秋吉敏子、セロニアス・モンク、スタン・ゲッツ、等。
ジャズ史を彩る偉大なるミュージシャンの数々が「ビ・バップ」ジャズのジャンルを創り出しました。そして、彼らが60年以上前に録音して残した数々名曲が今、色あせないで残っているところです。

そして1954年に「バードランド」で録音された「バードランドの夜」は「ハード・バップ」の歴史的名盤といわれています。演奏するのは「ジャズ・メッセンジャーズ」の前身となるアート・ブレイキーとピアノのホレス・シルヴァーによる双頭クインテット。後にドラマーのマックス・ローチとのクインテットを立ち上げるトランペットのクリフォード・ブラウンがセッションに参加しています。

アート・ブレイキー・クインテット(Art Blakey Quintet)|ピー・ウィー・マーケットによるアナウンス(Annoucement By Pee Wee Marquette)|バードランドの夜 Vol.1(A Night at Birdland, Vol.1)
https://www.youtube.com/watch?v=eAL-LccPFkI (YouTube)

アート・ブレイキー・クインテット(Art Blakey Quintet)|スプリット・キック(Split Kick)|バードランドの夜 Vol.1(A Night at Birdland, Vol.1)
https://www.youtube.com/watch?v=0to6_0kJ8XU (YouTube)

バードランドの夜 Vol.1

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Art Blakey – drums
Clifford Brown – trumpet
Lou Donaldson – alto saxophone
Curley Russell – bass
Horace Silver – piano

そして、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)の「バードランド1951」も名盤です。
アップテンポの曲が多く演奏されています。全ての曲に参加している「アート・ブレイキー」のドラムがコアとなっていて、「マイルス」のソロのときは、トランペットとドラムのジャムの緊張が伝わってきます。

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)|バードランド1951(Birdland 1951)
https://www.youtube.com/watch?v=B1Yvdu3c4-o (YouTube)

バードランド1951

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Art Blakey – drums
Eddie “Lockjaw” Davis – tenor saxophone
Miles Davis – composer, trumpet
Kenny Drew – piano
J.J. Johnson – trombone
Charles Mingus – piano
Big Nick Nicholas – tenor saxophone
Tommy Potter – double bass
Sonny Rollins – tenor saxophone
Billy Taylor – piano

八代亜紀もバートランドの舞台に立ちました。

八代亜紀|ライヴ・イン・ニューヨーク (ダイジェスト)
https://www.youtube.com/watch?v=7CpXX76oNJE (YouTube)
<iframe width=”560″ height=”315″ src=”https://www.youtube.com/embed/7CpXX76oNJE?rel=0″ frameborder=”0″ allowfullscreen></iframe>

夢の夜~ライヴ・イン・ニューヨーク

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録音場所:2013年3月27日、ニューヨーク、バードランドにてライヴ録音
パーソネル:八代亜紀:vocal
テッド・ローゼンタール:piano
ピーター・ワシントン:bass
クラレンス・ペン:drums
ピーター・バーンスタイン:guitar
【Guests】
ヘレン・メリル:vocal
カート・エリング:vocal
レジー ナ・カーター:violin

少女の頃に夢見ていた米国のジャズクラブでのステージ。憧れのヘレン・メリルとの共演。
その二つが同時に叶った、夢のような一夜でした。
-八代亜紀

マイルス・ディビス、ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズといったマイルスの門下生、30年以上にわたり、若手の登竜門「ジャズ・メッセンジャーズ」のリーダーとしてジャズ界を牽引するアート・ブレイキーら、Jazzの巨人のほとばしる情熱が、1960年代に絶頂期を迎えるJazz黄金時代を支えました。

50年代フランス映画とモダンジャズ


私がフランス映画の俳優としてすぐに浮かぶのは、アラン・ドロン、ジャン=ポール・ベルモンド、ジャン・ギャバン、ブリジッド・バルドー、カトリーヌ・ドヌーブ、達です。それぞれ出演した映画は強烈な印象で、今でも覚えています。特に1960年~1970年、あの頃は映画といえばフランス映画だったような気がします。

映画メディアの創成期においては、フランス映画の技術は世界一を誇っていたそうです。なぜならば映画が発明されたのがフランスであったためでもあります。1895年12月にパリで公開された「リュミエール兄弟」の「L’Arrivée d’un train en gare de la Ciotat(ラ・シオタ駅への列車の到着)」が 映画作品の誕生と言われています。

兄:オーギュスト・リュミエール(Auguste Marie Louis Lumière 、1862年10月19日 – 1954年4月10日)
弟:ルイ・リュミエール(Louis Jean Lumière 、1864年10月5日 – 1948年6月6日)
リュミエール兄弟は、トーマス・エジソンと並び称せられるフランスの映画発明者。「映画の父」と呼ばれる。世界初の実用カラー写真の開発者でもある。

https://ja.wikipedia.org/wiki/リュミエール兄弟

さて1950年代、フランスの映画界では若い監督を中心にモダン・ジャズをサウンドトラックとして使用するのが流行りました。
ロジェ・バディム監督(「危険な関係」監督)は1957年「大運河」で「モダン・ジャズ・カルテット(MJQ)を起用しました。いわゆる「ヌーベルバーグ(Nouvelle Vague)」と呼ばれる若手監督たちが「モダン・ジャズ」を映画音楽として多く用いました。

広義においては、撮影所(映画制作会社)における助監督等の下積み経験無しにデビューした若い監督達による、ロケ撮影中心、同時録音、即興演出などの手法的な共通性のある一連の作家・作品を指す。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ヌーヴェルヴァーグ

モダン・ジャズ・カルテット(MJQ, The Modern Jazz Quartet)|ひとしれず(One Never Knows)
https://www.youtube.com/watch?v=EDo8Fz04888 (YouTube)

たそがれのヴェニス

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「大運河」(1957年)
監督: ロジェ・ヴァディム
出演: フランソワーズ・アルヌール、クリスチャン・マルカン

ヴェニスの運河の風景に、MJQのジョン・ルイスが音楽を担当。ヴェニスの運河と透きとおったMJQの洗練された都会風ジャズが映画のシーンにピッタリあっています。この映画のサントラから、「ゴールデン・ストライカー」や「葬列」がMJQのヒット曲となっています。

この「ジャズ」と「映像」を見事に結びつけた作品が、「ルイ・マル監督」による「死刑台のエレヴェーター」だと思います。
「マイルス・デイヴィス」の緊張感に溢れた演奏が映画のスリリングな展開とぴったりあっています。

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)|死刑台のエレベーター(Ascenseur pour L’echafaud)
https://www.youtube.com/watch?v=7sUsxtbNCWE (YouTube)

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「死刑台のエレベーター」(1957年)
監督: ルイ・マル
主演: モーリス・ロネ

マイルスはモード奏法の先駆け的演奏です。「コード進行」を基にしたアドリブから「音階」を用いたアドリブが演奏されています。より即興的な演奏を行なって、緊張感の溢れる演奏となって、映画のシーンをより印象付けています。

そして、
「ピアニストを撃て」(1959年)
監督: フランソワ・トリフォー
主演: シャルル・アズナヴール

揺れるカメラや、ハードボイルド映画を思わせる脈絡無しのストーリー、カットにJazzの音楽。

ジョルジュ・ドルリュー(Georges Delerue)|ピアニストを撃て(Shoot the Piano Player)
https://www.youtube.com/watch?v=tjd6Eg9APAs (YouTube)

ドルリュー:ピアニストを撃て/

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フランソワ・ロラン・トリュフォー(François Roland Truffaut)は、「ヌーヴェルヴァーグを代表する監督の一人と言われています。
私がトリフォーを思い出すのは、映画「未知との遭遇」での科学者役として出演し、「宇宙人」手話で会話するシーンです。

ヌーベルバーグでモダン・ジャズは映画のサウンドトラックとして切れない間柄にありました。シネマ・ジャズはジャズの歴史で一つの大きなムーブメントであったと思います。ジャズを用いた新進気鋭の監督たち、そして彼らの映像に共鳴し、より印象的なシーンにするサウンドを演奏した、ジャズ・ミュージシャンたち。双方の創造性がひとつになって、このムーヴメントは大きく広がっていったと思います。映画監督も ジャズ演奏を用いることで、脚光を浴びるようになり、モダン・ジャズも同様に注目されるようになりました。そして双方が、世界中の人々にその魅力を伝えることになったと思います。

春風に誘われて~「ちぐさ」再訪


以前に、「野毛のJazz喫茶「ちぐさ」を訪れて」で、Jazz喫茶「ちぐさ」を紹介しました。この桜の季節、春爛漫、春風に誘われて、「ちぐさ」に行ってきました。
変わらず、Jazz喫茶そのものの風格を持たれている「マスター」(今回は、若い男性の人がコーヒーなどひいていました。「マスター」は変わらず、オーダーとりとレコード替えを担当していました。ですので、勝手に「マスター」と呼ばせていたきました。)が、「何かリクエストは?」(もちろん無言で)と、曲の分厚いリストをもって聞いてくれました。
今回もリクエスト無しで、かけていただく曲を聴いて楽しみました。

まずは、かかっていたレコードは、「ドナルド・バードDonald Byrd):トランペット」の「Byrd in Hand」。高校在学中に「ライオネル・ハンプトン(Lionel Hampton):ヴィブラフォンの第一人者」と共演していたという早熟のトランペット奏者です。

ドナルド・バード(Donald Byrd)|ヒア・アム・アイ(Here Am I)|バード・イン・ハンド(Byrd in Hand)
https://www.youtube.com/watch?v=CewhwrPi044 (YouTube)

Byrd in Hand

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  • Donald Byrd (trumpet)
  • Charlie Rouse (tenor saxophone)
  • Pepper Adams (baritone saxophone)
  • Walter Davis Jr. (piano)
  • Sam Jones (bass)
  • Art Taylor (drums)

「Here Am I」は、 アルバムの2曲目ですが、40数年前のJazz喫茶にいる感覚にス~っといざなわれました。

「ちぐさ」はそれほど大きい店ではありません。カウンターを含めて、席が20席ぐらいです。今回、1時間ぐらいいましたが、お客は全てシニア世代(男性90%、女性10%、要は女性客は3名でした)。そして、席はほぼ満席。私がいた時間帯で、3組5名ぐらいのお客が入店できなく、覗いて帰っていきました。コーヒー一杯、500円です。

次は、「マイルス・デイヴィスMiles Davis)」の「TUTU」です。

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)|ツツ(TUTU)|ツツ(TUTU)
https://www.youtube.com/watch?v=4qoNZnWcb7M (YouTube)

Tutu

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マイルス・デイヴィスが1986年に発表したアルバム。このアルバムは、1987年のグラミー賞最優秀ジャズ・インストゥメンタル・パフォーマンス・ソロ部門を受賞しています。また、アルバム・ジャケットは、石岡瑛子がデザインし、石岡は、この作品で1987年のグラミー賞最優秀アルバム・パッケージを受賞しました。

マーカスミラーのカラオケ(打ち込み&一人演奏トラック)にマイルスがトランペットを吹き入れたアルバム。パワーに溢れている感じです。
「TUTU」はデズモンド・ツツ(1931年ヨハネスブルグ生まれ)という反アパルトヘイト運動の旗手で1984年のノーベル平和賞受賞者のことを指しているとのことです。このアルバムを出した時マイルスは60才。還暦で新しい音に挑んだ「熱さ」をひしひしと感じます。

3曲目は、「ソニー・クラークSonny clark):ピアノ」トリオの「 朝日のように爽やかに(Softly as in A Morning Sunrise)」。

ソニー・クラーク(Sonny clark)| 朝日のように爽やかに(Softly as in A Morning Sunrise)
https://www.youtube.com/watch?v=4cek1cBMMHQ (YouTube)

ソニー・クラーク・トリオ

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  • Sonny Clark(Piano)
  • Paul Chambers(Bass)
  • Philly Joe Jones(Drums)

ソニー・クラークをリーダーとするピアノトリオ。1957年の録音。「ブルーノート」での演奏。メンバーは、ソニー・クラーク(p)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)。
「朝日のようにさわやかに」は文字通り、クールで爽やかな演奏です。スイングした2拍子で、しっとりとした感じもあります。

そして、4曲目は、「ミルト・ジャクソンMilt Jackson):ヴィブラフォン)の「リリー(Lillie)」、アルバム「ウィザード・オブ・ザ・ヴァイブ(Wizard of the Vibes) 」です。

ミルト・ジャクソン(Milt Jackson)|リリー(Lillie)|ウィザード・オブ・ザ・サバイブス(Wizard of the Vibes)
https://www.youtube.com/watch?v=JiTSOBuSYLA (YouTube)

Wizard of the Vibes

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  • Lou Donaldson(alto saxophone)
  • Thelonious Monk(piano)
  • John Simmons(bass)
  • Shadow Wilson(drums)
  • Milt Jackson(vibraphone)

1951年のセロニアス・モンクのグループでの演奏です。ビブラフォンの魔術師(アルバムの題名でもあります)のスイングしてる演奏です。溢れ出るスウィング感は時代を超えて伝わってきます。

小一時間、横浜野毛の一角のJazzのお店で、「タイムトンネルで40数年前の時代へワープ」してきました。

野毛のJazz喫茶「ちぐさ」を訪れて


ひょんなことから、知人に横浜・桜木町駅近くにある野毛町の飲食店を紹介していただき、その後も、何回か行く機会がありました。
私たちにとって横浜の繁華街といえば、JR線の西側のイメージが強いですが、最近はJR線の東側の「横浜ランドマークタワー」や「みなとみらい」の方が、人気があるようです。

そのように野毛の街をぶらぶらしていたら、Jazz喫茶ちぐさ」の看板に出会いました。

「ちぐさ」は、Jazz喫茶として本当に古く、おそらく日本で最初のJazz喫茶で、多くのJazzミュージシャンが訪れた店と聞いたり、また何かで読んだりしていました。
そんな「ちぐさ」に、先日、初めて入ってみました。
本当に20代の頃に通い詰めた、昔、懐かしいJazz喫茶の雰囲気そのもの店でした。
一時期、閉店していましたが、2年前から、「ちぐさ」のファンの方々でNPO法人化を経て営業再開し、運営されていると知りました。

ぼくの昭和ジャズ喫茶

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ジャム「A列車で行こう」
http://www.youtube.com/watch?v=RW3N6FdweWg (YouTube)

メンバー:

  • 秋吉敏子
  • 日野皓正
  • 原信夫
  • 谷啓
  • 安田伸

「ちぐさ」でのジャム風景です。店主の吉田衛さんと並んで石橋エータローも映っています。20年以上前の映像と思われます。

先週の9月13日~14日、野毛本通りで、ジャズで盆踊り 2014 in 野毛のイベントが催されていました。
「A列車で行こう」の曲に合わせて盆踊りを踊ったようです。

ちぐさの想い出
http://www.youtube.com/watch?v=5pqGWaU4ikE (YouTube)

このビデオで語っている方が、私が「ちぐさ」に行った時も、飲み物注文、レコード・リクエスト、そしてレコードをかけていました。すごく「ちぐさ」の雰囲気にピッタリの方でした。長く「ちぐさ」に通った風格を感じます。そして、お勧めの一曲が、「ビル・エヴァンスBill Evans)」の「ワルツ・フォー・デビーWalts for Debby)」でした。

ビル・エヴァンス(Bill Evans)|ワルツ・フォー・デビー(Walts for Debby)
http://www.youtube.com/watch?v=dH3GSrCmzC8 (YouTube)

Waltz for Debby

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  • ビル・エヴァンス(Bill Evans) – Piano
  • スコット・ラファロ(Scott LaFaro) – Bass
  • ポール・モチアン(Paul Motian) – Drum

ワルツ・フォー・デビイは、ビル・エヴァンスが、1961年にNYグリニッジ・ビレッジのヴィレッジ・ヴァンガードで行ったライブを収録したアルバムです。演奏の11日後、共演したベーシストのスコット・ラファロが交通事故で亡くなられました。曲の始まりからの優しい旋律が、すごく透き通った透明感と繊細さを感じさせます。心が癒される曲です。

マイルス・デイヴィスMiles Davis)との共演では、「カインド・オブ・ブルー(Kind of Blue)」を発表しました。エヴァンスの弾くピアノは、それまでのJazzとは違った音楽を生み出しました。「モード奏法」が生まれ、マイルスはエバンスのピアノを「輝く水のようだ」と評しました。

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)|カインド・オブ・ブルー(Kind of Blue)
http://www.youtube.com/watch?v=HMPL_ACKmHk (YouTube)

Kind of Blue

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新しいジャズ、それまでのバップのスタイルを一新し、新しい演奏「モード奏法」と呼ばれる音楽理念を導入しました。
新時代のジャズとして、60年代のジャズシーンの主流になりました。どれだけ、Jazz喫茶でこのアルバムを聴いたかわからないほどです。そして、今でも年間40万枚以上売れてるということです。)

菊地成孔|モード奏法の説明
http://www.youtube.com/watch?v=RDM0wvrevVI (YouTube)

Jazz喫茶には、20代の想い出が結構詰まっています。全く忘れているJazzの名盤やプレーヤーが、ふっと思い出されます。
また、ぶらりと立ち寄っていきたいと思います。

70年代のJazz喫茶「御茶ノ水」


都内で通ったジャズ喫茶の一つが、お茶の水NARUです。NARUのオーナーは、成田勝男ですでに亡くなっていますが、お店は今でも御茶ノ水と代々木で続いています。

成田勝男にささげる曲~Adieu~(さようなら)
http://www.youtube.com/watch?v=p2K0rEio3pc (YouTube)

甲斐恵美子他のメンバーが、成田勝男にささげた曲です。

ジャズライブハウスのメッカとして知られるNARU。
その歴史は、1969年にジャズ喫茶から始まり、とりわけジャズを奏でる『人』=ミュ­ージシャンが好きだったオーナーは、ライブハウスとしてミュージシャンの場を守って来­た。
その創立者のナルさん、こと成田勝男氏が亡くなって、今年の1月18日で12年になる­。(2013年2月)
いま、まさに夜ごとにライブが繰り広げられ、また陸続と素晴らしいミュージシャンが出­てきている様を、草葉の陰でほくそえんでいることだろう。
そんな成田氏に感謝して、この曲を捧げたい。

動画の概要より

お茶の水NARUには、開店当初から行っていました。
昨年、友人たちと久しぶりに行きました。
その日は、山口真文(ts)が出演していました。山口真文は、昔、板橋文夫(p)や、川崎瞭(Guitar)、そして、ジョージ大塚(ds)クインテッドで、大野俊三(Tp)大徳俊幸(p)古野光昭(b)と一緒に演奏してたと思います。本当に懐かしかったです。他にも 、故日野元彦(ds)、佐藤允彦(p)、辛島文雄(p)、向井滋春(tb)などのライブ演奏をそのころ良く聴きました。

その他、御茶ノ水では「ニューポート」、水道橋は「スイング」と「響」などのジャズ喫茶に行きました。
また、渋谷では「デュエット」「音楽館」「オスカー」に行きました。
そのころ良く聴いた曲は、マイルス・ディビスの「ビッチェズ・ブリュー」でした。

マイルス・ディビス(Miles Davis)|ビッチェズ・ブリュー(Bitches Brew)
http://www.youtube.com/watch?v=YRj67oAC6TA (YouTube)

Bitches Brew Live

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この、「ビッチェズ・ブリュー」は、マイルスが「フュージョン」と呼ばれるジャンルを確立し、ジャズ史上最も革命的な作品の一つといわれています。マイルスのアルバムとしては初めて、アメリカでゴールド・ディスクとなり、総合チャートのビルボード(Billboard) 200で自身唯一のトップ40入りを果たしてマイルス最大のヒット作品となりました。

演奏メンバー:

  • マイルス・デイヴィス(tp)
  • ウェイン・ショーター (ss)
  • ベニー・モウピン (bc)
  • ジョン・マクラフリン (eg)
  • ジョー・ザヴィヌル(ep)
  • チック・コリア(ep)
  • ラリー・ヤング(ep)
  • デイヴ・ホランド (eb)
  • ハーヴェイ・ブルックス(eb)
  • レニー・ホワイト(dr)
  • ジャック・ディジョネット(dr)
  • ドン・アライアス(dr)
  • ジム・ライリー(pc)

次代を担う錚々たるメンバーが参加しています。
ウェイン・ショーターとジョー・ザヴィヌルは70年に「ウェザー・リポート」を結成、チック・コリアは72年に「リターン・トゥ・フォーエヴァー」など、その後素晴らしい活躍する多くのジャズ・プレーヤーたちです。

マイルスの卒業生として、ジョン・コルトレーンはやはり異彩を放っています。

ジョン・コルトレーン(John Coltrane) | 至上の愛(A Love Supreme)
http://www.youtube.com/watch?v=TmD16eSy-Mg (YouTube)

至上の愛

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演奏メンバー:

  • ジョン・コルトレーン(ts)
  • マッコイ・タイナー(p)
  • ジミー・ギャリソン(b)
  • エルビン・ジョーンズ(ds)

重厚なジャズを感じる一曲です。

ジョン・コルトレーンと並ぶサックス奏者は、やはりソニー・ロリンズだと思います。
演奏の歌心とかゆったりと聴けるプレイは、ロリンズ独特だと思います。

ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)|セント・トーマス(St.Thomas)
http://www.youtube.com/watch?v=UA2XIWZxMKM (YouTube)

Saxophone Colossus

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演奏メンバー:

  • ソニー・ロリンズ(ts)
  • トニー・フラナガン(p)
  • ダグ・ワトキンス(b)
  • マックス・ローチ(dr)

このセント・トーマスは、数多く聴いた曲です。とても聴きやすく、メロディアスです。いまだにに聞きあきることのない名曲だと思います。

ジャズ喫茶で聴いた曲は、どれもこれも数十年たった今もきっちり記憶の中に残っています。

ところで、こんな音源を見つけました。

大滝詠一のスピーチバルーン かまやつひろしさんを迎えて
http://www.youtube.com/watch?v=8dSS_uiX-4w (YouTube)

この中で面白いのは、終戦後米軍キャンプを廻っていた日本の元祖ジャズ・プレーヤーたちが、キャンプ廻りの仕事が減っていったことで、稼ぐための職場として喫茶店とか飲み屋さんで演奏し始め、それがジャズ喫茶となっていった、との話。
また、米軍キャンプを廻っていたジャズ・プレーヤーの面々の中で、コミックバンド(クレージー・キャッツ、ザ・ドリフターズ、ドンキー・カルテット等)になっていった人たち、歌謡歌手になっていった人たち(水原宏、フランク永井、守屋浩、井上ひろし等)など、話が50年前にタイムスリップして楽しいです。

<キャンペーン情報>ブルーノート輸入盤スペシャル・セール2013 タワーレコード


ブルーノート輸入盤スペシャル・セール2013タワーレコードオンラインで、期間限定のセール「ブルーノート輸入盤スペシャル・セール2013」が行われています。

お勧めは、ドナルド・バード(Donald Byrd)とマイルス・デイヴィス(Miles Davis)。破格のオンライン限定プライス590円です。

1990年代以降の新しいブルーノートの名作も、590円、990円、1290円、1890円のお買い得なプライスです。
~6/3(月)11:59までのセールです。

コレクションを充実させたいジャズのへビー・リスナーから、これからジャズを聴きはじめたい音楽ファンまで、注目のスペシャル・セール!です。

(編集長)

タモリのJazz観


タモリ(本名:森田 一義、もりた かずよし)」は、テレビで司会、タレントとして長年活躍されています。
タモリは、ものまねや話芸で天才的な多彩な才能を披露していますが、Jazzとのかかわりが強いことでも有名です。
早稲田大学在学中にモダン・ジャズ研究会でトランペットを演奏していたそうです。そこで「マイルス・デイヴィスのラッパは泣いているが、お前のラッパは笑っている」と言われ、演奏よりもマネージャー、司会を担当することになったそうです。
いろいろ芸能界で活躍されるきっかけとなったのも、Jazzクラブでの山下洋輔(Jazzピアノ)との出会いがきっかけだだったとの事です。

テレビ番組でそのJazzへの思い入れの一端を観ることができます。

1984年に「笑っていいとも」で、モダン・ジャズ・カルテット (Modern Jazz Quartet)と共演したことがあります。MJQの演奏は管楽器は使わず、ミルト・ジャクソンのビブラフォンを中心にしたクールな演奏なので、この共演はおもしろいと思いました。
MJQは1974年に一度解散していますが、1981年に再結成しているので、この共演は再結成後でした。

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タモリは、Jazz演奏の仕方をネタに、いろいろものまねをしています。
例えば、「日野照正(Jazzトランペット)の吹いた後のしぐさが面白く、クレージーキャッツとの共演の際にも披露しています。

そして、タモリのユニークさをだしているのが、「努力なしでチック・コリア風ピアノ演奏」です。
タモリ「努力なしでチック・コリア風ピアノ演奏の技法発表」
http://www.youtube.com/watch?v=IHTBFfyWPg4 (YouTube)

やはり、本物とは違いますが・・・
Chick Corea Piano Solo | This Nearly Was Mine
http://www.youtube.com/watch?v=lCOtDcSRMYE (YouTube)

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Jazzの巨匠、Miles Davis(マイルス・デイビス)のインタビューでは、マイルス相手に相当苦労されていますが・・・。
マイルス・デイビス インタビュー
http://www.youtube.com/watch?v=Hhnb215rkrE (YouTube)

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また、古くから、新宿のライブハウスJazz Spot Jを贔屓にしていて、山下洋輔たちと気が向けば飛び入りして歌っていたそうです。

タモリは、ものまねやデタラメ外国語を使った漫談とか、いろいろな司会を含めて、テレビ番組をやっていますが、いつも新しいユニークな「何か」を創り出していると思います。やはりまれにみる才人だと思います。

花の季節に


3月後半となり、このところの暖かさで桜前線の北上のスピードは予想より早まりました。
当初東京の開花は3月25日ごろと言われていましたが、そろそろ満開の声が聞こえてきます。
都内のさくらの名所ではお店を出す業者のみなさんがあわてて出店の準備をしています。

「桜」「花」「春」にまつわる歌を紹介します。

先にこのブログで紹介しました、「ブルー・ミッチェル(Blue Mitchell), trumpet」が、「ホレス・シルヴァー(Horace Silver), piano」の「ホレス・シルヴァ―・クインテット(HORACE SILVER QUINTET)」に参加していた時代、1962年に来日しました。
この帰国後、彼らは「The Tokyo Blues」をリリースしました。その中に「Cherry Blossom (Ronnell Bright)」という曲が収められています。

ホレス・シルヴァー(Horace SILVER) | Cherry blossom (1962)
http://www.youtube.com/watch?v=nvoIC-0XK-M (YouTube)

Tokyo Blues

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この曲から、日本ののどかな春の心地よさが、ピアノの旋律から伝わってきます。

1963年~1970年ごろまで、イタリアの「カンツォーネ・ポップス」が流行りました。
「ボビー・ソロ(Bobby Solo)」「ジリオラ・チンクェッティ(Gigliola Cinquetti)」とともによく覚えている歌手が「ウィルマ・ゴイック(Wilma Goich)」です。

花のささやき(In Un Fiore)」は、恋する女性が「その愛を好きな男性にわかってもらえないはがゆさを、花からの愛のささやきとして、早く気付いて欲しい」と歌っているのです。
桜の花に重ねてみますと、「開花」から、あっという間に花吹雪となって散っていく「はかなさ」、そしてウィルマ・ゴイックの歌声とで、本当に切ない気持ちになります。
まさに今のこの春爛漫の華やかな季節の中、花開いた一瞬を好きな人に見てもらいたいという「花のささやき」を感じますね。

ウィルマ・ゴイック(Wilma Goich)| 花のささやき(In Un Fiore)
http://www.youtube.com/watch?v=JIrwfQO61k0 (YouTube)

カンツォーネ~イタリアン・ポップス・ベスト・セレクション

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この曲は1966年の「サンレモ音楽祭(イタリア語:Festival della canzone italiana)」の入賞曲です。

春の如く(It Might As Well Be Spring)」は、1945年のミュージカル映画「ステート・フェア(State Fair)」の主題歌です。

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オスカー・ハマースタイン2世(Oscar Hammerstein II)リチャード・ロジャース(Richard Rodgers)の二人がこの映画のために曲を書きおろしています。
「ロジャース&ハマースタイン」として知られるこのコンビは、「王様と私」「南太平洋」「サウンド・オブ・ミュージック」など多くのミュージカルを手掛けています。

サラ・ヴォーン(Sarah Vaughan) ft マイルスデイビス(Miles Davis) on Trumpet|It Might As Well Be Spring
http://www.youtube.com/watch?v=g1VEifmf9Uw (YouTube)

Complete Musicraft Master

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クロッカスの花も、バラの蕾も、コマドリの翼も見たことがない・・・、
憂鬱なのに・・・
けれども、また、陽気な気分・・・
それはまるで春のよう・・・

春の予感を感じて心騒ぐ気分を表現しています。