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リズム・カッティングのカッコ良さ(2)「デヴィッド・ウィリアムス」~「ポール・ジャクソン・Jr.」


リズム・カッティングのカッコ良さ(1)の続き

前回はモータウンに係ったセッション・ギタリストとして3人を紹介しましたが、今回紹介するギタリストもモータウンのアーティストと関わりのあるギタリストです。

デヴィッド・ウィリアムス(David Williams)

デヴィッド・ウィリアムスはバージニア州出身のギタリストです。
18歳でプロとして活動を開始しますが、途中ベトナム戦争に徴兵のため中断し、帰国後はロサンゼルスでセッションマンとして活動を再開します。
また、「ジェイムス・ジェマーソン・Jr(James Jamerson Jr.)」と「シャンソン(Chanson)」というディスコ・ユニットを結成しアルバムをリリースし、「Don’t Hold Back」がヒットとなります。
因みに、ジェイムス・ジェマーソン・Jrの父親は、映画「永遠のモータウン」で取り上げられたモータウンのセッション集団、ファンク・ブラザースの名ベーシスト「ジェームス・ジェマーソン」です。

シャンソン(Chanson) | Don’t Hold Back
https://www.youtube.com/watch?v=LSKT5_BL-FE (YouTube)

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私が初めてデヴィッドのギターを聴いたのはこのユニットではなく、「マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)」の「オフ・ザ・ウォール(Off The Wall)」というアルバムでした。
1曲目の「今夜はドント・ストップ(Don’t Stop ‘Til You Get Enough)」、「ロック・ウィズ・ユー(Rock With You)」と続けてカッコ良いギターを弾いています。

オフ・ザ・ウォール

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このようなデヴィッドのインタビューがあります。
中でギターを弾きますが、メインのボーカルとともに曲を印象づけるフレーズは聴けばあの曲だとお判りかと思います。

David Williams extract from DWT MTV Most Wanted.
https://www.youtube.com/watch?v=JQBaOH7Zeug (YouTube)

何かで読んだのですが、シャンソンの曲をラジオで聴いたマイケル本人が直接デヴィッドに、「新しいアルバムを作るのでオーディションに参加しないか」と電話し、そのオーディションで採用となり完成したアルバムが「オフ・ザ・ウォール」でした。
その後も「スリラー(Thriller)」、「BAD」などにも参加、またライブ・ツアーにも参加します。
中でも、「ビリー・ジェーン」の間奏のギター・カッティングはムーンウォークとともに今でも印象に残っています。

どの曲を紹介しようかと思い、マイケルの曲は皆さんご存知かと思いますので、私の中で名演の1曲と言える「アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)」がカヴァーした、「オーティス・レディング(Otis Ray Redding Jr.)」、そして「ブルース・ブラザース(The Blues Brothers)」で知られるこの曲です。
イントロからカッコ良いギターの一言です。

アレサ・フランクリン(Aretha Franklin) | お前をはなさない(I Can’t Turn You Loose)
https://www.youtube.com/watch?v=WregJESffF0 (YouTube)

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残念ながら2009年に58歳という若さで亡くなってしまいました。

ナイル・ロジャース(Nile Rodgers)

ナイル・ロジャースはニューヨーク州出身のギタリストで、15歳から音楽活動を開始します。
そして1977年に音楽仲間でベースの「バーナード・エドワーズ( Bernard Edwards)」とともにファンクバンド、「シック(Chic)」を結成します。

シック(Chic Feat. Nile Rodgers) | おしゃれフリーク(Le Freak) | Live at Eden Sessions 2013
https://www.youtube.com/watch?v=HvDiD_vbwpg (YouTube)

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「Guitar Magazine」という雑誌の付録かもしれませんが、このようなインタビューがあり、「ゲット・ラッキー (Get Lucky)」、「レッツ・ダンス(Let’s Dance)」など自身が関わった代表曲を取り上げ奏法について話しています。

Nile Rodgers Special Playing Analysis
https://www.youtube.com/watch?v=uNTRpxltSFY (YouTube)

ナイル・ロジャースのギターで私のお気に入りと言えばやはりこの2曲かと思います。

ダイアナ・ロス(Diana Ross) | アップサイド・ダウン(Upside Down)
https://www.youtube.com/watch?v=GIAtE6ywgwA (YouTube)

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ダフト・パンク(Daft Punk) | ゲット・ラッキー(Get Lucky)
https://www.youtube.com/watch?v=h5EofwRzit0 (YouTube)

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ポール・ジャクソン・Jr.(Paul Jackson Jr.)

最後はやはりこのギタリストです。
ポール・ジャクソン・Jr.はカリフォルニア州出身のギタリストです。
10代から数多くの地元のバンドで活動し、80年後半にソロ・アルバムをリリース、昨年リリースされたアルバムを含め8枚リリースしています。

ギター・エフェクター(ワウペダル)のプロモーション・ビデオに出演していますが、単音ミュートやカッティングなど如何にもポール・ジャクソンといった演奏です。

Paul Jackson Jr. Demo: Playing a song with Xotic Wah
https://www.youtube.com/watch?v=J1lmq3JQ-Eg (YouTube)

私もアルバムを購入して聴くなどソロとしての活動も好きですが、やはりセッション・ギタリストとしての活動に注目しています。
幅広いジャンルのアルバム、曲に参加し、「世界中で最も多く録音されたギタリストの一人」などと言われ、名前は知らなくとも皆さんがお持ちのアルバムにクレジットされ、ギターの音だけは聴かれているかもしれません。
因みに、今回ブログを書くにあたり日本のアーティストも何枚か見てみると「松任谷由実」のアルバムにクレジットされていました。
また、ナイル・ロジャースで紹介したダフト・パンクのゲット・ラッキーですが、プロモーション・ビデオに出演するなどナイル・ロジャースが目立ちますが、実はポール・ジャクソンもこの曲に参加し弾いています。
また、このアルバムの1曲目「Give Life Back to Music」はポール・ジャクソンの作曲です。

前記のように私もポール・ジャクソンの演奏を意識せず曲を聴いていたのかもしれませんが、好んで聴くようになった切っ掛けは、「ジョージ・デューク(George Duke)」の「ライト・メッセージ(Guardian Of The Light)」というアルバムでした。

ジョージ・デューク(George Duke) | オーヴァーチャー / ライト / シェイン(Overture / Light / Shane)
https://www.youtube.com/watch?v=5AN34LqEzbY (YouTube)

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このアルバムのリリース以降に日本でもライブがあり、渋谷公会堂に見に行きました。
ブームもありベースの「ルイス・ジョンソン(Louis Johnson)」がやたらと目立っていましたが、ポール・ジャクソン(若い!)もカッコ良いギターを弾いており、このライブは後に映像としてリリースされ、私も未だにVHSは手元にあります。
アメリカでは日本語字幕付きのままDVD化されたようですが、なんとYouTubeで全編見れます。

George Duke Band | Live Tokyo Japan 1983
https://www.youtube.com/watch?v=mojKHa9jtQc (YouTube)

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最後に、最近復刻された「笠井紀美子」のアルバムを購入しましたが、前2作がポール・ジャクソン参加でアメリカ録音、そして本作は日本で録音なのですが、ドラム、ベース、ギターのリズム隊の3名だけはアメリカから呼び、もちろんギターはポール・ジャクソンです。

笠井紀美子(Kimiko Kasai) | ギヴ・ミー・ユア・ハート・トゥナイト(Give Me Your Heart Tonight)
https://www.youtube.com/watch?v=7swMv2Td9cU (YouTube)

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前回、そして今回紹介のギタリスト6人の中でも特にデビッド・T.・ウォーカーとこのポール・ジャクソン・Jr.の2人はこれからも探しては聴いていくだろうと思います。

他にも紹介したいギタリストや今回紹介のギタリストも個々に1話が書ける方々で、簡単な紹介となりましたが機会をみて紹介したいと思っています。

「Daisuki Music」という名のお気に入りテープ(1)


先日部屋の整理をしていると「Daisuki Music」というタイトルのカセット・テープが何本も出てきました。
作ったのは1980年代~90年代前半だったと思いますが、レコードやCDからお気に入りの曲を集めたマイ・ベストといった内容です。

カセット・テープが登場してまもなく、我が家もラジカセの時代となりました。
ラジカセですので録音する内容もラジオからで、当時はFM雑誌にオンエアされる曲が書かれていましたが、ラジカセに張り付いて曲だけを録音するなどは面倒で、番組をまるごとというのが殆どでした。
のちにカセットデッキが発売となりステレオと繋いで録音できるようになりましたが、今のようにアルバムを沢山持っているわけでもなく、友人から借りたレコードを録音する程度でした。

初代ウォークマン TPS-L2(後期モデル)

初代ウォークマン TPS-L2(後期モデル)

ごく当たり前の使い方ではありましたが、それから月日が経ち、1979年に登場したのが初代ウォークマンです。
今ではスマートフォンや携帯プレイヤーで音楽を楽しむのが当たり前となり、街を歩いてもヘッドフォンを付けた方を多く見かけますが、このウォークマンの登場は驚きでした。
家で聴いていたレコードを外で何時でも、何処でも聴けるというのが画期的で、私の周りも殆どの人があの付属のヘッドフォンをしていました。
発売当時は品薄となり私も都内を探し回り購入した思い出があります。

ウォークマンも使い始めの頃はレコードを1枚をまるごと入れて聴いていましたが、レコードも増えてくると大好きな音楽だけを聴きたいと作り始めたのがこのDaisuki Musicというテープです。

さて、今回見つけたテープには何れもサブ・タイトルが付けられ、その中に「Summer」というのがあり、聴き直してみましたが、今聴いても良い曲かと思い何曲か紹介したいと思います。

90分のテープで今のように圧縮して曲を取り込むことが出来ないため曲数は少ないのですが、このような曲です。
やはり音源は殆どがレコードですのでノイズなども入っていましたが、当時はよく聴いていたなと懐かしくなりました。

Daisuki Music “Summer”

Side: A

  1. Morning Dance / Spyro Gyra
  2. Sudden Samba / Neil Larsen
  3. Wind from Oahu / 増尾元章
  4. Happy Song / Ronnie Foster
  5. Suger Loaf Mountain / George Duke
  6. Dreamflow / Paulinho Da Costa
  7. South Beat / Rene Toledo
  8. There Are Many Stops Along The Way / Joe Sample
  9. Affirmation / George Benson
  10. Fly Over The Horizon / Azymuth

Side: B

  1. Palos / Willie Bobo
  2. Te amo / Alex Acuña & The Unknows
  3. Walking On Air / 堀井勝美プロジェクト
  4. Summer Dream / Mezzoforte
  5. Girl Talk / Greg Phillinganes
  6. You’re My Every Need / John Tropea
  7. Darlin’ Darlin’ Baby (Sweet Tender, Love) / Steve Khan
  8. That’s The Way Of The World / Richard Tee
  9. Street Dreams / Chet Atkins
  10. Sun Song / Dave Grusin

まずはSide Aからの紹介です。

Morning Dance / Spyro Gyra
スパイロ・ジャイラ」を初めて聴いたのが、この「モーニング・ダンス」という曲でした。
スパイロ・ジャイラはニューヨーク州バッファローで、リーダーでサックスのジェイ・ベッケンスタインを中心としたセッションから生まれたグループです。
メンバーは殆どが入れ替わってしまいましたが、現在も活動しています。
私はこの曲が収録された同名のアルバム「モーニング・ダンス」が最初に購入したレコードでしたが、この曲のヒットによりアルバムも70万枚以上の売り上げとなり、ゴールド・ディスクも獲得しています。
「マンハッタン・トランスファー」が取り上げた「シェーカー・ソング」もスパイロ・ジャイラで、この曲も私のお気に入りです。

スパイロ・ジャイラ(Spyro Gyra) | モーニング・ダンス(Morning Dance)
https://www.youtube.com/watch?v=bVDZ5UY_oDw (YouTube)

モーニング・ダンス

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Wind from Oahu / 増尾元章
ギタリスト「増尾好秋」の弟でギタリストの増尾元章の代表曲です。
ギタリスト好き、特にストラトキャスター好きにはたまらない音色です。
増尾元章のレコードは全て持っており、「リバプール・ドリーミング」だけはCDで復刻されましたが、のちに2枚組のベスト盤がリリースされた時は感激しました(現在は入手困難かもしれませんが、たまに中古で出品されます)。
この「オアフ島の風」はタイトルからもハワイ好きにはお勧めかと思います。

増尾元章 | オアフ島の風(Wind from Oahu)
https://www.youtube.com/watch?v=oq7NqFYFtHk (YouTube)

増尾元章セレクション MOTOAKI MASUO SELECTION (2CD)


Happy Song / Ronnie Foster
ギタリストの「フィル・アップチャーチ」、そして今回紹介のキーボーディスト「ロニー・フォスター」を知ったのは「ジョージ・ベンソン」の「ブリージン」でした。
この2人はジョージ・ベンソンとともにアルバムを購入し、今でもよく聴いています。
ロニー・フォスターはこの曲が収録された「ラヴ・サテライト(Love Satellite)」と「ディライト(Delight)」の2枚がお勧めです。

ロニー・フォスター(Ronnie Foster) | ハッピー・ピープル(Happy Song)
https://www.youtube.com/watch?v=iDb74vZsdbk  (YouTube)

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Suger Loaf Mountain / George Duke
モノログとジョージ・デュークの想い出でも紹介、残念ながら2013年に亡くなってしまったジョージ・デュークですが、私がジョージ・デュークを聴く切っ掛けとなったのが、この曲が収録されたアルバム「A Beazilian Love Affair」で、夏になると聴くお気に入りのアルバムの1枚です。
ジョージ・デュークは、このアルバムの後に「Guardian of the Light by Sony」をリリースし来日公演を行いますが行くことが出来ず、「スーパー・キーボーズ」というタイトルのVHSを購入し今でも持っています。
当時はVHSも12,000円と高価で、公演のチケット代より高かったかと思います。

曲についてですが、印象に残るイントロのギター・カッティングは「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」のメンバーとしても知られる「ローランド・バウチスタ」です。

ジョージ・デューク(George Duke) | シュガー・ローフ・マウンテン(Suger Loaf Mountain)
https://www.youtube.com/watch?v=Itbh8BTdjNA  (YouTube)

A Beazilian Love Affair ~ Expanded Edition

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South Beat / Rene Toledo
レネー・トレド」は90年代の「アール・クルー」というキャッチでGRPよりデビューしたギタリストです。
キューバ出身でハバナで10歳から8年間クラシック・ギターを学んだとの事ですが、当時は政治的にもキューバでジャズを学ぶ事が出来ず、1980年にマイアミに移住し本格的にジャズへと進みます。
GRPとの関わりは、GRPへの楽曲提供ならびにミュージシャンとしての参加が切っ掛けとなり自身のアルバム・デビューとなります。
このアルバムのリリースは1992年でCDでしたので、このテープを作ったのもこの頃だったのかと思われます。

レネー・トレド(Rene Toledo) | サウス・ビート(South Beat)
https://www.youtube.com/watch?v=QqJZSQJGZ4A  (YouTube)

ザ・ドリーマー

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簡単な紹介となりましたが、私のお気に入り曲による当時の夏のイメージでした。

なお、紹介できなかった曲もYouTubeで検索して頂くと聴く事が出来ます。(2015/7/28時点)

「Daisuki Music」という名のお気に入りテープ(2)へ続く

ジョー・サンプルを偲んで、「虹の楽園」に憧れて…(2)


ジョー・サンプルを偲んで、「虹の楽園」に憧れて…(1)より

ジョー・サンプルを偲んで、「虹の楽園」に憧れて…(1)ではザ・クルセイダーズを中心にジョー・サンプルJoe Sample)を紹介しましたが、ザ・クルセイダーズと並行してソロとしてリリースしたのが「Rainbow Seeker虹の楽園)(1978年)」でした。

このアルバムのリリースは1978年とストリート・ライフの前年でしたが、タイトルの「Rainbow Seker」、邦題が「虹の楽園」は如何にも夏を連想させ、夏好きの私の購入意欲をそそるものでした。
ジャケットも夏をイメージしたのか淡い緑のポートレートが印象に残り、このジャケットは「リッキー・リー・ジョーンズ」の「浪漫」や「ジョニ・ミッチェル」の「逃避行」など、数多くの名盤のジャケット写真を手掛けた写真家「ノーマン・シーフ」によるもので、雰囲気の良さが伝わります。

リリースと同時にアルバムを購入しましたが、ザ・クルセイダーズのサウンドとは違い、ジョー・サンプルの作曲のセンスが開花したとも言える内容で、何よりメロディー・ラインが美しく、どの曲もタイトルの虹の楽園にピッタリかと思います。
30年以上経った今でも古さを感じさせないサウンドはフュージョンの名盤の1枚だと思います。

このアルバムは大ヒットとなり当時はラジオなどでもよく流れましたので、フュージョン・ファンでない方もこのアルバムでジョー・サンプルを知り、ファンとなった方も多いのではと思います。

アルバムより一番好きな曲は最後に残し、アルバムのタイトルとなった曲「Rainbow Seeker(虹の楽園)」と「There Are Many Stops Along The Way(道草)」を紹介します。

ジョー・サンプル(Joe Sample) | 虹の楽園(Rainbow Seeker)
http://www.youtube.com/watch?v=uCvQnJoywMM (YouTube)

ジョー・サンプル(Joe Sample) | 道草(There Are Many Stops Along The Way)
http://www.youtube.com/watch?v=Ec88DUR4EHs (YouTube)

虹の楽園

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このアルバムでファンとなり次作の「Carmel渚にて)」をはじめリリースされたアルバムは殆ど購入し聴きました。
どのアルバムも私の定番としてよく聴いていますが、その中で私のお勧めを紹介します。

1枚は「SpellBoundスペルバウンド)(1989年)」です。
長年在籍していたMCAレコードからワーナー・ブラザースに移籍して最初となるアルバムです。
プロデューサーに「トミー・リピューマ」を迎え、曲作りも10曲のうち4曲が「マイケル・フランクスMichael Franks)」などと共作するなど、この新しい取り組みは今までのアルバムに比べポップなサウンドに仕上がっているかと思います。ジョー・サンプルのファンからは賛否あるかもしれませんが私は大好きなアルバムです。

このアルバムより1曲紹介します。マイケル・フランクスとの共作で、マイケル・フランクスのボーカルによる「Leading Me Back To You(あなたのもとへ)」はフリュージョンというよりAORと言える仕上がりかと思います。
もちろんジョー・サンプルのソロも心地良いです。

ジョー・サンプル(Joe Sample Feat. Michael Franks) | あなたのもとへ(Leading Me Back To You)
http://www.youtube.com/watch?v=VG0m4PKEuqk (YouTube)

スペルバウンド

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もう1枚は1997年リリースの「Sample Thisサンプル・ディス)」です。
ジョージ・デュークGeorge Duke)をプロデュースに迎えたこのアルバムはセルフ・カバーによるベスト盤です。
収録曲もザ・クルセイダーズの曲やソロとなってリリースした曲など、ジョー・サンプルの名曲、名演をアルバム・タイトルの通りサンプル的に集めた内容となっています。

セカンド・アルバムに収録された「Carmelカーメル)」を取り上げていますが、このようなアレンジで聴くのも良いかと思います。
アルバムを通してジャズ寄りのアレンジで、この曲もオリジナルに比べしっとりと聴けます。

ジョー・サンプル(Joe Sample) | カーメル(Carmel)
http://www.youtube.com/watch?v=SS7qc-Xg_T8 (YouTube)

Sample This

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また、インストゥルメンタルだけでなくボーカルをフューチャーしたアルバムとして「ダニー・ハザウェイ」の娘「レイラ・ハザウェイ」とのデュオ・アルバムや、ストリート・ライフでお馴染みの「ランディ・クロフォードRandy Crawford)」とは3枚のアルバム(1枚はライブ盤)をリリースしています。

その中から当ブログでも紹介しましたリオ・デ・ジャネイロ・ブルーを紹介します。
この曲はランディ・クロフォードが自身のアルバムでカバーしたのは紹介しましたが、ジョー・サンプルとの共演ではこのようにジャージーでしっとりとしたアレンジとなります。

ランディ・クロフォード & ジョー・サンプル(Randy Crawford & Joe Sample) | リオ・デ・ジャネイロ・ブルー(Rio De Janeiro Blue)
http://www.youtube.com/watch?v=ep0mKBt1mD0 (YouTube)

Feeling Good

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今年の夏にはFUSION BEST COLLECTION 1000のシリーズとして何枚かのアルバムが再発売されました。
また、この11月、12月にも「虹の楽園」などの再発売が決まっており、残念ながら新作を聴く事は出来ませんが、これらのアルバムが追悼盤となってしまったのが残念です。

まだまだ紹介したい曲もありますが、最後はやはりこの曲、「虹の楽園」より「Melodies Of Love(メロディーズ・オブ・ラブ)」で終わりたいと思います。

ジョー・サンプル(Joe Sample) | メロディーズ・オブ・ラブ(Melodies Of Love)
http://www.youtube.com/watch?v=FcnQc_ZwiVE (YouTube)

最後にジョー・サンプルへ 「いつも良い音楽を、ありがとうございました。」

モノログとジョージ・デュークの想い出


liner notes

モノログとジョージ・デューク共演の時の写真

当ブログでも推薦中の、ボストン在住のYuki Kanesaka(1981年 -、千葉県茂原市出身)によるプロジェクト「monolog」の最新オリジナル・アルバム「17 LIVING SOULS」ですが、彼の「ソウル」が詰まった楽曲には様々な想いが込められているようです。

このアルバム・ジャケットのポケット部分に挿入されている彼自身の書いたライナー・ノートには、昨年8月に亡くなったジョージ・デューク(George Duke、1946年 – 2013年)へのメッセージが綴られています。

Dear Mr. George Duke

2004年にボストンのバークリーで共演してから早いもんで、あれから10年になる。あの時は僕が強引にステージに乗って一緒に踊ったり弾きちぎったりして、観客はスタンディングオベーション。楽しくてクレージーな夜だった。
当時、学生だった僕も、何年かの駆け出しのキーボーディストそして、何年かのプロデューサーのキャリアを経て、Little Yukiからmonologとしてメジャーレーベルから自分の作品を発表することになったよ。自分ひとりでドラム、パーカッション、ベース、ギター、もちろんキーボード全般を、打ち込みなんて使わずに頭から最後まで、すべて生演奏して最高のシンガー達と一緒に作り上げたんだ。まだ慣れない草履を何足も履ききれないぐらい履きつぶしているいるし、正直すっごくチャレンジが多い。
でも、自分のフレーズをグルーブにのせるときには、ジョージがいつもいっていた、お決まりの無茶な台詞、「JB<ジェームスブラウン>見たいに弾いてみな!!」が聞こえるよ。まあ聴いてみてよ。
また一緒に演奏しょうぜって話は、口約束に終わっちゃったけど、少なくとも僕がジョージのソウルを、受け継ぐから心配いらないよ。
今でも、そしてこれからもインザポケットしていないときはないんだろ?知ってる、知ってる。。。。トライせずにもう信じて音出してるからだいじょうぶ。All SET!!

P.S.今回参加してくれたMs.Patrice Rushenもよろしくいってたから電話して。またハービーといっしょにヘッドハンターズをやれっていっといて、、、ぶったまげるぜ!!!。。。

今回monologのレコーディング中に亡くなられたMr.George Dukeへ、ボストンのLittle Yukiこと、Yuki monolog Kanesaka から愛を込めて。

このアルバムを尊敬するMr. George Dukeとすべての音楽ファンに捧げます。

 出典:「monolog | 17 Living Souls」ライナー・ノート

 そんな敬愛するジョージ・デュークへのトリビュート曲はアルバム9曲目の「From Dusk To Dawn」です。

9.From Dusk To Dawn ~George Duke tribute~ <George Duke cover>
music: George Duke

全体がFunk且つGrooveする楽曲で構成されるアルバムにおいて、このインストルメント曲は中盤の聴かせ所になっています。エレクトリックピアノと生ピアノ、そして生ドラムがジョージへの想いを語りかけるようです。

Fender Rhodes

Fender Rhodes(著作権者:CasinoKatさん、ライセンス:CC BY-SA 3.0、http://ja.wikipedia.org/wiki/ローズ・ピアノ)

生前のジョージ・デュークが演奏する「From Dusk To Dawn」の映像があります。1998年リリースのアルバム「George Duke|After Hours」収録曲です。モノログとジョージ・デューク各々のエレクトリックピアノ(フェンダー・ローズ、Fender Rhodes)の演奏を聞き比べるのも興味深いと思います。

George Duke | From Dusk To Dawn
http://www.youtube.com/watch?v=JCq3vu4CuRI (YouTube)

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フェンダー・ローズと云えばパトリース・ラッシェン(Patrice Rushen、1954年 -)もまた忘れられない存在です。「17 Living souls」の8曲目にパトリースの「Remind Me」がカバーされていますが、次の様にクレジットされています。

8. Remind Me feat. Patrice Rushen <Patrice Rushen cover>
Lyric & Music: Patrice Rushen, Karen Evans
keyboard solo/vox/synth bass/fender rhordes: Patrice Rushen

モノログ旧知のパトリース本人が歌の他、フェンダー・ローズも弾いています。モノログの奏でるドラムや以前の記事で紹介したピアニカ(鍵盤ハーモニカとリコーダとキラキラ星)との共演が聴ける筈です。

そのパトリースの「Remind Me」を演奏するステージの様子をYouTube動画で御覧下さい。

Patrice Rushen | Remind Me
http://www.youtube.com/watch?v=8weIweiwb7w (YouTube)

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パトリースとモノログですが、1昨年11月リリースのmonolog名義最初のアルバム「monolog | Re:Live -JAZZ meets HIP HOP CLASSICS-」のアルバムトレーラーの中で、「先端技術と伝統の出会いで無かったものを生み出すのよ!」と云ったコメントを寄せてくれています。

Re:Live – JAZZ meets HIP HOP CLASSICS

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何れにしろ、このアルバム「17 Living Souls」の中にはmonologの様々な思いと音への拘りが詰まっています。スタンダードな名曲のカバーだけでなく、彼の音楽仲間と創り上げたオリジナル曲も必聴です。そんな名曲たちと違和感なく溶け込んだ17曲ノンストップ・アルバムに仕上がっています。

イギリスでの発売以来は、現地のラジオSoulsorts on Hot FM等でも取り上げられていますので、時間が許せばこれらの番組を聴いてみてください。UKの音楽事情に触れられるかも知れません。

SOULSORTS ON HOT FM – SUNDAY 8th DECEMBER 2013 (PodOmatic)
SOULSORTS ON HOT FM – SUNDAY 15th DECEMBER 2013 (PodOmatic)

そして偶然monologの音楽を耳にした、ファンク好きのブロガーtakumixさんも取り上げています。

ファンクひとりでできるもん!monolog『17 Living Souls』 (Make The Groove!)

まさしく「音楽に人種や国籍は関係ない!」と云ったことを証明するアルバムだと思います。

<おくやみ>米ジャズピアニストのジョージ・デューク氏が死去


ジャズ・ピアニストのジョージ・デューク、死去 (BARKS)

米ジャズ・ピアニストのジョージ・デュークGeorge Duke)氏が、8月5日に、米ロサンゼルスで死去。慢性リンパ性白血病を患っていた。67歳でした。ジャズやR&Bなどを融合したフュージョン界で活躍しました。7月にアルバム「DreamWeaver」をリリースしたばかりでした。
謹んで、哀悼の意を表します。

(編集長)

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気になる女性アーティスト「ディー・ディー・ブリッジウォーター」


気になる女性アーティスト「パトリース・ラッシェン」の続き

気になる女性アーティストとして「The Mosaic Project」のメンバーの「パトリース・ラッシェン」を紹介しましたが、今回はジャズシンガーの「ディー・ディー・ブリッジウォーター(Dee Dee Bridgewater)」を紹介します。

私が最初に聴いたのは「Bad for Me(邦題:涙より美しく)」というアルバムでした。ちなみに、まだLPレコードの時代です。このアルバムで初めてディー・ディー・ブリッジウォーターを知るのですが、彼女をジャズシンガーと紹介しましたが、アルバムの内容から、フュージョン系のソウル/ポップシンガー として聴いていました。

ディー・ディー・ブリッジウォーターは知らなかったけど、ジョージ・デューク(George Duke)がプロデュース、ギターが全曲ローランド・バウチスタ(Roland Bautista)という事で購入した記憶があります。
ジョージ・デュークはフュージョン全盛期によく聴いたキーボーディストですが、やはり大好きなセッション・ギタリストであるローランド・バウチスタの参加に魅かれてしまいました。
ローランド・バウチスタはアース・ウィンド・アンド・ファイアー(Earth, Wind & Fire)のメンバーとしても知られ、カッティングの名人です。このアルバムでも1曲目の「Bad For Me」はイントロからカッコよいギターを弾いています。
このアルバムはスロー、アップと全曲ともお勧めですが、キャロル・ベイヤー・セイガーが自身のアルバム「…TOO」に収録し、マイケル・ジャクソンもカバーした「It’s The Falling In Love」も収録されています。

Dee Dee Bridgewater | Bad For Me
http://www.youtube.com/watch?v=i_uPsWA4hp8 (YouTube)

Dee Dee Bridgewater | Tequila Mockingbird
http://www.youtube.com/watch?v=rji1ozWgg4M (YouTube)

Bad for Me

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また、このアルバムを気に入ってしまい、他のアルバムを聴いてみようと購入したのが前作の「Just Family」でした。
こちらはベーシストのスタンリー・クラークStanley Clarke)がプロデュースしていますが、やはりキーボードに盟友ジョージ・デュークGeorge Duke)が参加するなど、「Bad For Me」ほどの派手さはありませんが、このアルバムもフュージョン系のソウル/ポップとして仕上がっています。
内容もですがジャケット写真に驚き、やはりLPレコードでしたのでサイズも大きく、表を隠してレジに向かった記憶があります。

Dee Dee Bridgewater | Just Family
http://www.youtube.com/watch?v=7TO_5n2OZwE (YouTube)

Just Family

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この2枚のアルバムを聴いたからだと思いますが、彼女がジャズシンガーだというイメージはありませんでした。

ディー・ディー・ブリッジウォーターは1950年、米国テネシー州メンフィス生まれです。
幼い時にミシガン州へと移りますが、父がジャズ・トランペット奏者の影響もあり、既に高校、大学在学中から父のグループで歌うなど歌手活動をしていました。
卒業後、プロとして活動を始め、1974年にサド・ジョーンズ=メル・ルイス・オーケストラの専属歌手として来日した際、日本でレコーディングを行います。
これがファースト・アルバム「Afro Blue」となり、レコードデビューは日本発となります。
その後、アトランテック・レコードから1枚アルバムをリリースしますが、エレクトラ・レコードへ移籍しました。エレクトラではジャズ/フュージョン部門の所属となり、フュージョンのブームもあり今回紹介の2枚のアルバムのリリースとなります。
その後ブラック・コンテンポラリー路線アルバムのリリースやミュージカルへ出演など活動は幅広くなりますが、活動は本来のジャズ部門で成功し、「Dear Ella」と「To Billie with Love」のアルバムで、グラミー賞のベスト・ジャズヴォーカル・アルバム賞を2度受賞しています。

 

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私も90年代に入ってからのアルバムを何枚か聴きましたが、やはり最初に聴いたアルバムの印象が強いのか、ディー・ディー・ブリッジウォーターといえば今でも「Bad For Me」「Just Family」の2枚ばかり聴いています。

なお、以前に「東京JAZZ 2009」をテレビで見る機会があり、その時、「チャイナ・モーゼス(China Moses)」というジャズ・シンガーが出演していました。
彼女の紹介テロップに、「母がグラミー賞受賞のジャズ・シンガー、ディー・ディー・ブリッジウォーター」と書かれていたのには驚き、時代を感じました。