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月下美人とサボテンの花「チューリップ」


ゲッカビジン(著作権者:gogoさん、ライセンス:CC BY-SA 3.0、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:A_Queen_of_the_Night1.jpg)

ゲッカビジン(著作権者:gogoさん、ライセンス:CC BY-SA 3.0、http://ja.wikipedia.org/wiki/ゲッカビジン)

ゲッカビジン(学名: Epiphyllum oxypetalum、英名: Dutchmans pipe cactus、A Queen of the Night)は、メキシコの熱帯雨林地帯を原産地とするサボテン科クジャクサボテン属の常緑多肉植物です。そして、花言葉は「はかない美、儚い恋、繊細、快楽、艶やかな美人」と何か淡い美しさと派手な印象を与える美しさの両面をもつ花言葉です。そして何よりも、花は白く香りが強く、夜に咲き始め翌朝までの一晩でしぼみ、そして散ってしまう・・・。何とも切なく、妖しげな美しさを醸し出す花だと思います。

チューリップ」が1975年にリリースした「サボテンの花」を聴くと、「月下美人」を想ってしまいます。そして、歌詞の「愛の終わり、別れのはかなさ」は月下美人の花のはかなさを連想してしまいます。もちろん、この歌の歌詞の二人の別れは「ほんの小さな出来事」ではなく、いろいろ二人の間のわだかまりが積もり積もった結果、そして「小さな出来事」はそのきっかけだったのかも知れません。

「財津和夫」の声と、曲のメロディーは、印象に強く残ります。そして、カラオケで何度も何度も歌うようになりました。30年以上経ちますが今も歌い続けています。
すごく感情移入をしてしまう一曲だと思います。

チューリップ|サボテンの花
http://www.youtube.com/watch?v=IHg382PHoVA (YouTube)

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20年以上前ですが、六本木に「月下美人」という名のクラブがあり、夜な夜な取引先の方々と行ったことを思い出しました。店内にピアノがあり、そこでピアノ伴奏で歌わせてくれた店でした。
当時このお店は、IT系企業のみなさんが集まる店で、日頃はビジネスで競合している間柄の方々が同じ店で一緒に飲んでいるという独特の雰囲気の店でした。

「チューリップ」といえば、やはり1973年リリースの「心の旅」を思い出します。「ビートルズ」の匂いがぷんぷんする一曲です。

チューリップ|心の旅
http://www.youtube.com/watch?v=2wbAJzhR69o (YouTube)

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「だから今夜だけは~」と言葉にアクセントをつけて歌う歌い方、一定のリズムの刻みなど、独特の歌い方に新しさを感じました。「明日の今頃は僕は汽車のなか」は、一つの恋愛が終わったのですが、やはり明日志向で先の新しい恋愛に期待できる余韻を感じます。
1970年代は何と言っても若者たち(自分の世代ですが)が夢を持てた時代で、「心の旅」も新しい恋を求めての旅立とも取れる曲だと思います。

財津和夫作曲で好きな歌の一つに、1981年にリリースした「白いパラソル」があります。

松田聖子|白いパラソル
http://www.youtube.com/watch?v=eAI40-h3O74 (YouTube)

風立ちぬ

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作詞は「松本隆」です。このブログで紹介している曲の中に松本隆作詞は何曲かあります。歌っているのは「松田聖子」です。
「風立ちぬ」というアルバムのB面に入っている曲です。このアルバムは、A面の作曲・編曲を「大滝詠一」、B面の「白いパラソル」以外の編曲を「鈴木茂」、そして全曲の作詞は松本隆が行っています。

「渚に白いパラソル」のフレーズは本当に夏の真っ白な「渚(砂浜)」と「エメラルド色(青い)」の空、そして海が一面に広がって迫ってくる感じです。
松本隆の詩はいいですね。「砂浜」では無く「渚」で「青い空」は「エメラルド」ですから。
また、財津和夫は松田聖子の「夏の扉」の作曲もしています。2曲ともにメロディーと歌詞が透き通った若さに満ち溢れた夏の歌として聴いていて素直に明るくなれる曲です。

そんな財津和夫の原点「チューリップ」の大変おもしろい企画DVDがあります。
TSUTAYAオリジナルの未公開映像を含むオーダーメイドDVD「LIVE ACT TULIP FILM HISTORY」です。全60曲のライブ映像からお好きな10曲を選んで自分だけのベスト「LIVE ACT TULIP」が作れます!
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1947年生まれ、もう一人の理系ミュージシャン「ブライアン・メイ」


前のBostonとMIT、そしてウォータータウンへで紹介した「ボストン」の「トム・シュルツ」ですが、1947年3月生まれで今年66歳になります。その同じ年の7月生まれなのが、ロックバンド 「クイーン(Queen)」のギタリスト「 ブライアン・メイ(Brian Harold May CBE、1947年 -、英国ミドルセックス州出身)」です。
名前の後ろについている「CBE」 とは大英帝国勲章のコマンダー (司令官) の受賞者であることを意味します。

ブライアン・メイもまたイギリスでも屈指の名門で、現在の (当時はロンドン大学の1カレッジ) インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London、略称 ICL)で学び、大学院で宇宙工学を専攻しています。クイーンの活動が軌道に乗るまでは中学校の講師をしていたそうです。
イギリスの名門大学と云えばオックスフォード大学(University of Oxford)とケンブリッジ大学(University of Cambridge)が有名ですが、ICL もそれらに比肩する名門の一つです。
イギリスの大学評価機関「クアクアレリ・シモンズ社(Quacquarelli Symonds :QS)」の「世界大学ランキング2012-2013版」ではMITが初の1位を獲得し、ICLも6位にランクされています。

1位 マサチューセッツ工科大学(MIT)(アメリカ)
2位 ケンブリッジ大学(イギリス)
3位 ハーバード大学(アメリカ)
4位 ロンドン大学(イギリス)
5位 オクスフォード大学(イギリス)
6位 インペリアルカレッジ・ロンドン(イギリス)
7位 イェール大学(アメリカ)
8位 シカゴ大学(アメリカ)
9位 プリンストン大学(アメリカ)
10位 カリフォルニア工科大学(アメリカ)

出典:QS 世界大学大学ランキング 2012-2013年度版(PDF)

因みに、日本は東京大学の30位が最高です。
1位のMITと3位のハーバード大学があるケンブリッジ市は、2位のケンブリッジ大学の所在地 (ケンブリッジ) にその名前の由来があります。

大学院で宇宙工学を専攻したブライアン・メイですが、音楽活動のために、その研究を中断していました。しかし、2007年夏に天体物理学の研究を再開し、その完成させた論文は母校の審査を通り、博士号(天体物理学博士) を授与されています。

 先のトム・シュルツとブライアン・メイの二人はロック界のオタク系ミュージシャンと称されることがあります。しかし、今流行のアキバ系オタクとは異なる、何事にも直向(ひたむき)な探究心で臨む真のオタクとも云えます。
二人については、たまたま備わった優れた科学的思考能力が、音楽の分野にも活かされた稀有な例だと思います。

ブライアン・メイのエピソードとしては、有名な手作りギター「レッド・スペシャル(コピー・モデル:Brian May Guitars」に関する逸話があります。

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ブライアンの友人の大工が、壊した家から暖炉を持ち出している時に、素晴らしい木目で、しかも程よく乾燥したマホガニー材の大きな木片を見つけた彼は、それを50ペンスで譲り受け、自主製作ギターを作ることにした。
・・・・・
こうして’62年彼が15歳の時に例のオリジナルギターが完成を見たのである。製作費はたったの8ポンドであった。

出典:アルバム「バック・トゥ・ザ・ライト」ライナー・ノート(著:有島博志)

 このギターの製作は、エンジニアであった彼の父親と共同作業であったとのことです。
それ以外にも独自の機材を駆使し、6ペンス・コインをピックとして使い、多重録音での凝った音創りはクイーン・サウンドの根幹を担います。
そのクイーンの初期のアルバムには、ボストンのアルバムと同様に「No Synthesisers」の言葉が記されていました。

クイーンでのブライアン・メイのギター・ソロでその独特の音創りを確かめてみて下さい。

Queen ブライアン・メイのギターソロ
http://www.youtube.com/watch?v=MgsSI-lNssU (YouTube)

ギタリストのChar(本名:竹中尚人(ひさと)、1955年 -)と、野村義男(元たのきんトリオ、1964年 -)が、ブライアン・メイについて語っています。

竹中くんと野村くんのエレキギター講座 ブライアン・メイ編
http://www.youtube.com/watch?v=74X1nnpigy8 (YouTube)

そんなブライアン・メイを知る上で、彼のソロアルバム「バック・トゥ・ザ・ライト(Back To The Light)〜光にむかって〜(日本版)」がお薦めです。ギター・プレーもさることながら、味のある彼のボーカルも聴きどころです。

Brian May | Too Much Love Will Kill You (Live At The Brixton Academy 1993)
http://www.youtube.com/watch?v=b2H92jn0riM (YouTube)

バック・トゥ・ザ・ライト~光に向かって~

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特に日本版では、バラード曲の「愛の結末(Too Much Love Will Kill You)」をボーカルとギターの2バージョンで聴くことができます。
このアルバムはクイーンのボーカリストのフレディ・マーキュリー(Freddie Mercury、1946年 – 1991年)がHIV感染合併症で亡くなった翌年(1992年)にリリースされました。

そして最近のクイーンとしての活動におけるブライアン・メイの演奏する映像があります。レッド・スペシャルと6ペンスのコインも健在です。

We Will Rock you (Queen encerramento Olimpíadas 2012 London)
https://www.youtube.com/watch?v=3Ta2lPKqp_4 (YouTube)

この際、クイーンのヒット曲と共にブライアン・メイの足跡を辿るのも良いでしょう。「グレーテスト・ヒッツ」を集めた3枚組「クイーン|Platinum Collection」がお買い得だと思います。

Platinum Collection

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個人的にはキムタク(木村拓哉)主演のフジテレビ系列「月9」枠で2004年に放送されたドラマ「プライド」の印象が強く残っています。クイーン人気再燃の原因ともなりました。

Pride Drama Ending ep.1 [ Queen- I was born to love you]
http://www.youtube.com/watch?v=cIr1lRA-YGk (YouTube)

プライド DVD-BOX

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日本の1947年生まれの理系ミュージシャンとしては、元オフコース小田和正(1947年 -)がいます。東北大学工学部建築学科を卒業し、早稲田大学の大学院を修了しています。
同じく元オフコースの鈴木康博(1948年 -)も東京工業大学工学部の卒業です。
初期メンバーでありながら脱退した地主道夫(1948年 -、東北大学金属学科及び早稲田大学建築学科卒業)だけは建築家になりました。
先のQS世界ランクでは東工大65位、東北大75位、早大198位となっています。

オフコース・グレイテストヒッツ 1969-1989

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近くて遠い隣の国々


私たちの国、日本はアジアの東の一番端にあり、歴史において、中国、台湾、韓国、北朝鮮の国々と隣同士の国として政治、文化など千数百年に渡って、切っても切れない長い歴史的関係をもっています。
今、近いお隣の国ゆえにいろいろな課題、問題も抱えています。
ここ数週間、北朝鮮の政治的振る舞いに大きな緊張感が高まっています。

1965年に結成されたバンド「ザ・フォーク・クルセダーズ」は、1967年~1968年にかけて「帰って来たヨッパライ」が大ヒットし、その後、1968年10月に解散という1年間という短い期間だけ音楽活動をしたグループです。
北山修加藤和彦はしだのりひこの3人の方々はそれぞれ音楽的にも作詞、作曲でもその才能を発揮され、多くのヒット曲を創りました。

今、彼らの「イミジン河」という曲を思い出します。
「イムジン河」は、1957年7月発表された、北朝鮮の「高宗漢 」作曲、「朴世永」作詞の曲です。
それを、ザ・フォーク・クルセダーズが1968年にリリースしました。ただ、リリース時、諸般のいろいろな状況、事情などから、発売の自粛となり、その後長年公には歌われなくなってしまいました。

そして時代の変化に呼応し、2002年に加藤和彦、北山修、そしてTHE ALFEEの坂崎幸之助の3人で、ザ・フォーク・クルセダーズを再結成し、一度だけコンサートを開き、そして「イムジン河」を再リリースしました。

ザ・フォーク・クルセイダーズ|イムジン河
http://www.youtube.com/watch?v=1-eJDL3zLCQ (YouTube)

若い加藤和彦のように

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北緯38度線を境界線として、親米反共の韓国、社会主義国の北朝鮮の2つの国に分かれ、1950年6月から38度線で朝鮮戦争が始まります。
そして、今にいたるまで、両国は平和条約を締結していません。

この「イムジン河」を全編で流した映画に「パッチギ!」(2005年1月公開)があります。
監督は井筒和幸、主演は塩谷瞬(松山康介)と沢尻エリカ(リ・キョンジャ)、音楽監督を加藤和彦が担当しています。
2006年の日本映画の「賞」をほぼ総なめにして、井筒監督、新人女優沢尻エリカを一躍有名にした映画でした。

パッチギ!予告編
http://www.youtube.com/watch?v=3NLd059ALyo (YouTube)

パッチギ! (特別価格版) [DVD]

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「あの素晴らしい愛をもう一度」のフルコーラスは、こちらです。

ザ・フォーク・クルセイダーズ|あの素晴らしい愛をもう一度
http://www.youtube.com/watch?v=gY4G_G2pyRo (YouTube)

さて、韓国といえば2003年4月から始まった「冬のソナタ」から、韓流ブームが始まりました。
私もそのブームに「どっぷり」浸かって、ほとんどの韓国TVドラマは観てしまいました。「宮廷女官チャングムの誓い」「朱蒙」「IRIS-アイリス-」「九尾狐伝〜愛と哀しみの母〜」などなど。これらには、大変泣かされました。やっと最近その呪縛から解放されつつあります。

韓国TVドラマの中でも特に泣かされたのは、「雪の女王」でした。

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アンデルセンの童話「雪の女王」を心の支えとする、お金持ちだが病弱な小学生の女の子と、貧乏だが天才の頭脳を持つ高校生の男の子がひょんなきっかけで出会い、それは少女の初恋となりました。
成長して、またまた思いもかけない出会いをする二人が、反目しあい、魅かれあい、運命に翻弄されながら、お互いが好きになったり別れたりを繰り返して行き、相思相愛となるけど、最後に女性が亡くなってしまうという儚くも切ないドラマです。
主演の男優(ヒョンビン)、女優(ソン・ユリ)も素晴らしいのですが、主演二人に、それぞれに想いを寄せる役の男女、母親役、父親役、男優の友人役などの脇役が、時には敵役になったり、友情や熱い思い入れて支えたりして、非常に素晴らしい演技を見せてくれています。

雪の女王 主題歌
http://www.youtube.com/watch?v=Wi12San-lag (YouTube)

私は十代の時、武者小路実篤の「愛と死」を読み感動し、ニ十代の時、米国映画「ある愛の歌」を観て感動しましたが、五十代で「雪の女王」に感動しました。
本当にこのドラマは涙腺が緩んでしまいます。

ちびまる子ちゃんの「呪い」~一番暗い曲伝説


「ピーヒャラ ピーヒャラ おどるポンポコリン」と来れば、日曜18時からフジテレビ系列で放映されている、アニメ「ちびまる子ちゃん」のオープニング曲「B.B.クイーンズ|おどるポンポコリン」です。

B.B.クイーンズ|おどるポンポコリン
http://www.youtube.com/watch?v=77sp9OtpZO4 (YouTube)

1990年の放送開始の時はエンディング曲として使われていましたが大ヒットとなり、その年の第32回レコード大賞を受賞しています。
方や、エンディング曲として1回だけ使われたことがある曲に、「山崎ハコ|呪い」があります。

山崎ハコ呪い
http://www.youtube.com/watch?v=weLA22wlSq4 (YouTube)

子供向けのアニメのエンディングには似つかわしくないと思いますが、案の定テレビ局には抗議の電話が多くあったようです。
2002年の七夕に放映された「まる子、フォークコンサートへ行く」の巻のことでした。

山崎ハコ|ヨコハマ~呪い|ちびまる子ちゃん「まる子、フォークコンサートへ行く」の巻
http://www.youtube.com/watch?v=u8LHz09gTv4 (YouTube)

クラスメートの野口さんが「クックックッ・・・。」と喜ぶ様子は秀逸です。

原作者のさくら ももこ(本名(旧姓):三浦美紀、1965年 – 、静岡市清水区出身)が、山崎ハコ(やまさきはこ、本名:安田(旧姓:山崎)初子、1957年 -、大分県日田市出身)のファンであったことから登場したようです。
山崎ハコは実名で登場し、その声も本人が行い、彼女の曲「ヨコハマ」を「さくら家の人たち」に披露しています。

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この「呪い」ですが、筋肉少女帯のボーカル「大槻ケンヂ」がパーソナリティ時代のニッポン放送「オールナイトニッポン」で「一番暗い曲」の称号を獲得しています。
そんな事もあり山崎ハコ本人の思いとは別に、暗い歌手の印象が強く残ります。

同様に暗い歌手として印象が強いのが、山崎ハコと同じ1975年デビューの中島みゆき(なかじまみゆき、本名:中島美雪、1952年 -、札幌市出身)がいます。
これも暗い、或いは怖いと云われる曲「中島みゆき|うらみ・ます」があります。

中島みゆきうらみ・ます (カバー)
http://www.youtube.com/watch?v=-apnKHCgCZE (YouTube)

最後は泣き声で歌う この曲は、アルバム「中島みゆき|生きていてもいいですか」に収録されています。

生きていてもいいですか

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中島みゆきのドロドロ系名曲の一つとも云えます。

中島みゆき、山崎ハコ、そして「サヨナラ」ダケガ人生ダの記事で紹介した森田童子を加えると、1975年にデビューした鉄板の暗いシンガーソングライター3強だと思います。
1975年はオイルショックの影響が残り、倒産や就職難のあった年でした。
今程ではないかも知れませんが、バブル前の一時的低迷期の暗い瞬間だったかも知れません。

最近の山崎ハコはギタリストの安田裕美(やすだひろみ)を公私のパートナーに選び、精力的にライブ活動を行なっています。
安田裕美も森田童子の時に紹介したアコースティック・ギターの名手の石川鷹彦と同じく、小室等の「六文銭」に在籍したことがあり、井上陽水を支えた名ギタリストです。
夫の伴奏で元気な曲を歌う彼女の映像があります。曲名も「気分を変えて」です。

山崎ハコ気分を変えて
https://www.youtube.com/watch?v=YRGTCAOE7qI (YouTube)

「呪い」「ヨコハマ」そして「気分を変えて」が含まれるアルバム「Anthology 山崎ハコ best」があります。

Anthology 山崎ハコ best

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そして、ライブハウスSTB139スイートベイジル(東京都港区)で、5月17日(金)にライブが予定されています。

チケットぴあ 一般発売 / 山崎ハコ | 2013/5/17(金) | STB139スイートベイジルicon

 一方の中島みゆきの方の活躍は言うに及びません。
「みゆき節」で歌う元気な曲、人々を勇気付ける曲も多くあります。
吉田拓郎(よしだ たくろう、1946年 -、鹿児島県出身 )も歌う「ファイト」も中島みゆきの提供曲の一つです。
そして何と言っても二人の共演で盛り上がったのが「つま恋2006」の時の「永遠の嘘をついてくれ」でした。

吉田拓郎&中島みゆき永遠の嘘をついてくれ (つま恋2006)
https://www.youtube.com/watch?v=PQhKMNVKmrU (YouTube)

君よ永遠の嘘をついてくれ
いつまでもたねあかしをしないでくれ
永遠の嘘をついてくれ
出会わなければよかった人などないと笑ってくれ

デビュー前には拓郎の追っかけでもあったという中島みゆきです。
一時期二人の関係がどうであったかは知りませんが、この曲は拓郎が中島みゆきに依頼して生まれた曲だそうです。
長い年月を経て実現した二人のサプライズ共演に拍手です。
そして最後にコーラスの女性とハイタッチでステージを去る中島みゆきが何とも云えません。
余談ですが、このハイタッチ相手の女性こそ、先の「おどるポンポコリン」を歌っているB.B.クイーンズのリード・ボーカル坪倉唯子(つぼくら ゆいこ、1963年 – 、大阪府出身)です。

「つま恋2006」を収めたDVD「Forever Young Concert in つま恋 」があります。

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色々あった吉田拓郎ですが、現在の夫人である女優の森下愛子(もりしたあいこ、本名:吉田佳代、1958年 -、東京都出身)が、3月30日に完結したNHK朝のテレビ小説「純と愛」で、純の母親役を好演していることを付け加えておきます。

 

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マイ・フェイバリット・ウインター・ソングス


節分と立春を過ぎましたが、東京は、まだまだ寒い日が続きます。
そんな厳冬を彩る当ブログ執筆者4人のお気に入りのウインター・ソングを紹介します。
1人1曲づつ、「好き」な曲はもちろん、印象に残った曲、インパクトのあった曲を選びました。

吉田拓郎|外は白い雪の夜
http://www.youtube.com/watch?v=r6-QoJefRRQ (YouTube)
この詩は、松本隆さん作です。本当にメロディと詩がぴったりな曲だと思います。
特に、情景が、冬そして雪で、ある必然性は無いのですが、女性のすごく悲しい想いが残る別れの歌が「白い雪の夜」で、「全ての悲しさを白い雪で覆い尽くすきれいな幕切れ」にして、聴くものにより強く悲し想いを伝えてくれます。(Hiro)

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イ・ムジチ合奏団ヴィヴァルディ「四季」より冬
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=4MSt8Qv_Iq4 (YouTube)
日本におけるクラシック最大のヒット曲であるヴィヴァルディの四季。春も有名ですが、特に冬はその情景が見事に浮かんできます。
第一楽章、第二楽章、第三楽章、それぞれで冬の色々な光景を魅せてくれると思います。
イ・ムジチ合奏団がお薦めです。(Koji)

ヴィヴァルディ:協奏曲集 四季 / 調和の幻想 第6・8・10番

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アン・マレー(Anne Murray)スノーバード(Snowbird)
http://www.youtube.com/watch?v=6sRrbvoV_6I (YouTube)
冬の曲で真っ先に思いついたのがこの曲です。
私のiTunesライブラリを「Snow」「Winter」で検索すると何十曲もヒットしましたが、やはりお勧めはこの曲です。
1970年のアン・マレーの初ヒット曲です。私はまだ中学生で洋楽を聴き始めた頃でした。歌詞はわかりませんでしたがメロディー・ラインが非常に良く、今でも印象に残っています。
「Snowbird」はホオジロ科の鳥の名前ですが、「冬になると南の暖かい地方へ移り住
む人」と言う意味もあり、まさにHawaii好きの私にピッタリの曲名です。(MAHALO)

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大滝詠一さらはシベリア鉄道
http://www.youtube.com/watch?v=ECb-XFMZ5EQ (YouTube)
1980年に太田裕美にシングル盤を発売後、大滝詠一自身がロングセラーになった1981年のアルバム「A LONG VACATION」にセルフ・カバーを収録した。永井博のイラストで飾ったジャケットのアルバムは「南国リゾート」全開だが、アルバムの最終曲の歌詞は、「白い氷原」「北の空を追う」「十二月の旅人」と凍えそうな歌詞に彩られていた。この大胆な閉めに唖然としたが、このギャップがナイアガラ系にハマルきっかけになりました。(Yamazaki)

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この中から、お気に入りが見つかれば幸いです。

(編集長)

「1969」の頃~オールナイトニッポン~


ゴールドディスク大賞で特別賞を受賞した「由紀さおりピンク・マルティーニ | 1969」ですが、「日本の歌謡曲が世界のKAYO-KYOKUに!」といって話題になりました。
確かに、iTuneジャズ・チャートでアメリカ1位、カナダ1位、シンガポール16位など世界中で大ヒットということで、喜ばしいことでした。
このアルバムは「1969年に発表、またはその時代を象徴する名曲をカヴァーする」とのコンセプトですが、多少の違和感も残ります。1969年の音楽トピックをまとめた、EMI Music JapanのPVがあります。
由紀さおり&ピンク・マルティーニ| 「みんなの音楽1969」ニュース

1969

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1969年は、以前の「シタールとノルウェイの森」で触れたように、村上春樹の小説「ノルウェイの森」の舞台として描かれた時代でもあります。当時学生運動の象徴的できごとでありました、「東大安田講堂攻防戦」があり、東京大学の入学試験が中止された年です。

「センター試験」や「共通1次試験」などの統一試験の無かった時代です。国立大学は一期校と二期校に分かれての一斉試験の時代でした。
東大の入試中止は、多くの受験生に少なからず影響したと思います。

そんな受験生に支持されていたのが、ニッポン放送の「オールナイトニッポン」(深夜25:00-29:00)だったと思います。
ラジオを聴きながら勉強しているつもりの「ながら族」にとって、その良否は定かではありませんが、受験失敗の言い訳にするつもりもありません。

今ではオールナイトニッポンどころか深夜放送を聴く機会も殆ど無くなりましたが、放送開始から45年、今も続いている長寿番組です。テーマ曲はハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラスの「ビタースイート・サンバ」です。

Herb Alpert & The Tijuana Brass|Bittersweet Samba
https://www.youtube.com/watch?v=uhOMW_NOXDU (YouTube)

「1969」収録の由紀さおり(本名:安田章子)の代表曲、「夜明けのスキャット(作詞:山上路夫、作曲:いずみたく)も、TBSラジオの深夜放送のBGM曲として評判を呼び、そのヒットで「由紀さおり」として紅白初出場をもたらした曲です。

こういった深夜放送で話題となり、若い世代の支持を得ていた曲の多くは、「フォーク」と呼ばれる曲が多かったように思います。
グループサウンズ(GS)がやや下火になり、日本のフォークソングを「フォーク」と呼んでいた時代でした。
「フォーク」がカレッジ・フォークを経て、反戦歌や学生運動等の愛唱歌として、多くの若者に浸透して行きました。

アルバム「1969」における選曲が、その年の歌謡曲系ヒット曲であるのに対し、アルバム「オールナイトニッポン EVERGREEN (1) 1967-1971」は深夜放送からのヒット曲主体に選曲されています。

オールナイトニッポン EVERGREEN(1)1967-1971

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1967年から1971年当時のヒット曲がオリジナルで収められている他、テーマ曲やジングルも入っているので、その記憶を呼び戻してくれることと思います。尚、1969年の収録曲は次の6曲です。

  • はしだのりひことシューベルツ|風
  • カルメン・マキ|時には母のない子のように
  • ズー・ニー・ヴー|白いサンゴ礁
  • 五つの赤い風船|遠い世界に
  • カメとアンコー|水虫の唄
  • 千賀かほる|真夜中のギター

1969年8月に行われたアメリカのウッドストック・フェスティバルより1週間早かった、第1回中津川フォークジャンボリーにも出演した、「五つの赤い風船|遠い世界に」をお聴き下さい。
五つの赤い風船|遠い世界に
https://www.youtube.com/watch?v=fBa89mBl8P4 (YouTube)

ドーナツ盤が擦り減る位、よく聴いた記憶があります。冒頭のオートハープの音色が新鮮でした。

もう1曲は、「カメとアンコー|水虫の唄」です。ザ・フォーク・クルセダーズが別名のザ・ズートルビーとしてヒットさせた曲のカバーです。
当時のパーソナリティであった亀淵昭信と斉藤安弘によってもヒットしました。
亀淵昭信は後にニッポン放送の社長を努め、ライブドアによる買収騒動の際にも、その名前を良く耳にしました。
カメとアンコー|水虫の唄 (1969年)
https://www.youtube.com/watch?v=WhYRAMrWKcQ (YouTube)

そんなラジオの時代に耳にして、気になっていた曲がありました。その歌い手と曲の意味は判りませんでしたが、妙に語呂の良い印象的な響きが気になっていました。
「アンドレ・カンドレ|カンドレ・マンドレ」です。
アンドレ・カンドレ|カンドレ・マンドレ
https://www.youtube.com/watch?v=DOdqMRw-Dl4 (YouTube)

アンドレ・カンドレ=井上陽水が、三度目の受験に失敗し、歌手デビューを果たした曲でした。当時の録音とは異なりますが、全編弾き語りの「井上陽水|弾き語りパッション(2008年)」に収録されています。

弾き語りパッション

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話はアルバム「1969」に戻しますが、最後の収録曲「季節の足音 (作詞:秋元康、作曲:羽場仁志)」に違和感を感じるのは、私だけでしょうか。

ハイウェイ、横浜そして女心「ユーミン」


去年の11月に発売された「松任谷由美40周年記念ベストアルバム、日本の恋と、ユーミンと。」が年間20億円以上の売上とのこと。
CD 1枚が4200円だとしても、5万枚以上売れたことになります。相変わらず根強い人気ですね。
私もユーミンが大好きです。

私が「ユーミン」を好きになるきっかけは、「ハイ・ファイ・セット」です。
最初は彼女達が歌う「中央フリーウェイ」「卒業写真」「冷たい雨」「海を見ていた午後」が好きで、カラオケで歌うようになりました。それから「荒井由美」時代の曲をよく聴くようになり、カラオケでもよく歌うようになりました。

中央フリーウェイ|ハイ・ファイ・セット
http://www.youtube.com/watch?v=idYBP6cpC1A (YouTube)

私は、この「中央フィリーウェイ」というタイトルが好きです!「中央自動車道(中央道)」ではなくて。
この曲を聴いていると、ロサンゼルスのハーバーフリーウェイ(Harbor Freeway)をダウンタウンに向かって車を走らせる情景が、必ず想い浮んできます。夕闇の中、ダウンタウンの摩天楼に吸い込まれて行くような、高層ビル群のまばゆいライトに誘われて・・・。
この情景は、中央自動車道を西新宿の高層ビル街に向かって車を走らせるのと、よく似ているからなのかも知れません。中央フリーウェイの歌詞はダウンタウンから遠ざかる逆方向に向かって走って行く歌ですが…。

海を見ていた午後|松任谷由美(荒井由美)
http://www.youtube.com/watch?v=K05kwmqOXmY (YouTube)

この曲の歌詞の、横浜の山手にある「ドルフィン」には何度も行きました。若いころはランチに、その後は、お酒を飲みに行きました。
でも、ロック調の歌バンドが入るようになり「ちょっと違うな」と感じて、行かなくなりました。

横浜といえば、「港の見える丘公園~外国人墓地~フェリス女学院大学~山手」のルートは、横浜のエキゾチックな景観が色濃いところです。そして、洒落たカフェとショップが沢山ありました。
元町には、ファッション雑誌「JJ」からハマトラ(横浜トラディショナル)が流行り、「フクゾー」のトレーナー、「ミハマ」の靴、「キタムラ」のバックなど、メジャーなブランドに育ったお店が多くあります。
そうした流行りを謳歌する豊かな時代になり、まさしく、「ユーミン」の曲は、「貧しく肩寄せ合う生活感の漂う恋愛」の歌から、「明るく夢物語的恋愛」の歌へと聴く人を変えていったように思います。

潮風にちぎれて|松任谷由美(荒井由美)
http://www.youtube.com/watch?v=7BKHmRJ3aA8 (YouTube)

この曲は、恋人の愛が冷めているのを知って、自分から別れるという女心の歌です。
「中島みゆき」も、同じテーマで、曲調、歌詞がまったく違う歌を創りました。

悪女|中島みゆき
http://www.youtube.com/watch?v=M3dOsz-c6EM (YouTube)

男女の別れをテーマにした曲は、世の中に数えきれない位あると思いますが、「潮風にちぎれて」と「悪女」の両方ともに、「女性が男性への想いを残しながら自ら別れる」というテーマの曲です。2曲とも、従来流行った同様の「演歌、歌謡曲」とは、メロディと歌詞が、まったく違っています。
豊かさを背景に、より主体性をもった女性の恋愛、そして、別れを歌っているように思います。もちろん、同じ女性が創った曲でも、サラッとしている「潮風にちぎれて」と、ズーンと寂しさに引き込まれる「悪女」とは、曲調がまったく違いますが。

でも、そんな二人が、深夜のラジオ番組では、意気投合し語り合います。

「中島みゆきの『オールナイトニッポン』に松任谷由美が出演」
http://www.youtube.com/watch?v=U1yFyEE210U (YouTube)

同じ時期に、男性目線というと…。

神田川|かぐや姫
http://www.youtube.com/watch?v=qBCxUC-QrIg (YouTube)

「かぐや姫」の「神田川」は、演歌の流れ(歌詞は演歌の大御所作詞家の「喜多条忠」)があり、男性が別れの女心を歌にすると「別れた後もずっと女性が男性を想っている」という前提で歌詞が作られているような気がします。
しかし、女性が別れの女心を表現すると、「恋の終わりは悲しく辛いけど、自分から別れてあげる」という健気さと新しい恋へ向かう決意みたいなものを感じます。

あれこれ書きましたが、「ユーミン」の、曲調、歌詞、そして、曲のタイトルのどれも、本当に大好きです!

「やさしさに包まれて」
「あの日に帰りたい」
「ルージュの伝言」
「魔法の鏡」
「まちぶせ」、など聴いてください。

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風が強く吹いている~Heavy Weather~(2)


風が強く吹いている~Heavy Weather~(1)の続き

ウェザー・リポートは、1981年にジャコ・パストリアスが抜けた後も、ドラムにオマー・ハキム(Omar Hakim、1959年-)、ベースにヴィクター・ベイリー(Victor Bailey, 1960年-)を迎え活動を続けますが、1986年にザヴィヌルとショーターは別のサウンドを求めて解散に至ります。
オマー・ハキムはこの頃に、渡辺香津美のプロジェクトにも参加しており、手数の多い「手数王」と呼ばれるドラマーの一人です。

一方ザヴィヌルは、自らのバンド「ザヴィヌル・シンジケート」で活動しますが、アコースティックなジャズの時流で、シンセサイザーに拘り続けたことから、次第に中央から遠ざかったようです。
但し、シンセサイザーを駆使しその後の発展に大きな貢献したことも事実でしょう。前回(1)の「Weather Report|Bird Land」のライブ映像でもお分かりのように、幾つものキーボードで城を築く演奏スタイルの走りだと思います。

また、人気ベーシストとなるリチャード・ボナ(Richard Bona、1967年-)を、ザヴィヌル・シンジケートに見出しました。彼もまた、渡辺香津美とのプロジェクトがあります。
そんなザヴィヌルは、2004年に故郷のウイーンに音楽発信の場としてのクラブ「ジョー・ザヴィヌルズ・バードランド(Joe Zawinul’s Birdland)」をオープンさせました。
ザヴィヌルは2007年に癌のためウイーンで75歳で亡くなりましたが、この店の経営は息子が引き継いでいるようです。
多少不確かな情報ですが、彼の息子の中にもバークリーで学んだ人物がいるようです。

同じく前回(1)の「Weather Report|Bird Land」のライブ映像で、上半身裸になって「フラットレスに改造したフェンダー・ジャズベース」を弾くジャコ・パストリアスの演奏は圧巻です。正統派のジャズメンから見れば異端なのでしょうが、エレクトリック・ベースをバンドの花形楽器にした革命児といえる天才でしょう。
そのデビュー・アルバムの「Jaco Patrius|ジャコ・パストリアスの肖像(Jaco Patrius)」は、ウェザー・リポート正式加入前の1976年にリリースされました。1曲目のドナ・リー(Donna Lee)をお聴き下さい。

Jaco Pastorius|Donna Lee
http://www.youtube.com/watch?v=zdqje73KQwg (YouTube)

Jaco Pastorius

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このドナ・リーですが、作曲は「Bird」の愛称で親しまれたチャリー・パーカーです。
天才ジャコ・パストリアスは35歳で不慮の死を遂げていますが、奇しくも天才パーカーもドラッグとアルコールの影響で35歳を前に早逝しています。不慮の死の原因はガードマンによる謀殺ですが、既にその頃は精神に異常をきたしており、泥酔状態で誰もジャコであることに気が付かなかったようです。
尚、ドナ・リーについてはクレジットミスで、実際はマイルス・デイヴィスだったとの説もあります。

最後に、ボブ・ディラン(Bob Dylan、1941年-)の代表曲、「風に吹かれて(Blowin’ in the Wind)」を箱根駅伝のランナー達に贈って締めくくりとします。

How many roads must a man walk down
Before you call him a man?
・・・・・・・・・・・
The answer, my friend, is blowin’ in the wind,
The answer is blowin’ in the wind.

詩人としてもノーベル賞にノミネートされたことのあるディランの、意味深い詩の内容のようですが、今回は駅伝で風と戦った選手への賛歌とします。
多くの歌手によりカバーされた有名な曲ですが、ピーター・ポール・アンド・マリー(Peter, Paul and Mary、通称PPM)によるバージョンの売り上げが、一番多かったようです。この大ヒットがディランを一躍有名にしました。

多くのバージョンの中から、1976年のコロラド大学でのコンサートで、ジョーン・バエズ(Joan Baez、1941年-)とディランの二人が競演したライブ映像をご紹介します。

Joan Baez & Bob Dylan|Blowing In the Wind (1976.5.23)
http://www.youtube.com/watch?v=bkdPUUjrnHI (YouTube)

「二人とも近づき過ぎだよ!」などと野次を飛ばさずに、素直にそのメーッセージを聴いて下さい。
尚、ディランのオリジナル・バージョンが含まれるCD「Dylan|Greatest Hits/Slide Pack」(2009)が、全18曲入りのImport盤で出ています。

Dylan: Greatest Hits/Slide Pack

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