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60年代のイタリア女性ポップス「ジリオラ・チンクェッティ」~「ミーナ」


1960年代に入って、イタリアのサンレモ音楽祭(Festival della canzone italiana、1951年より開催)が、日本でも注目を集めるようになりました。

イタリアでは「ボビー・ソロ」「ウィルマ・ゴイク」などのスター歌手生み、米国の「コニー・フランシス」「ポール・アンカ」「ディオンヌ・ワーウィック」等の有名アーチストもこの音楽祭に出場していました。日本からも「伊東ゆかり」や「岸洋子」が参加し、日本でもイタリアのポップスが流行り、「カンツォーネ・ブーム」がおこりました。

中でも、1964年に可憐な歌姫「ジリオラ・チンクェッティGigliola Cinquetti)」がサンレモ音楽祭に出場、そして優勝した曲 が「夢みる想い(Non ho l’età)」でした。まだ、16才だったとの事です。

ジリオラ・チンクエッティ(Gigliola Cinquetti)|夢見る想い(Non Ho L’eta)
http://www.youtube.com/watch?v=CyNdsv5USys (YouTube)

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「Non ho l’età」 は「まだ その年ではない」という意味だそうです。
歌詞は16才の少女「チンクェッティ」の、「恋をして自分の若さに戸惑いを感じて、でも、愛してほしい、だから、もう少し大人になるまで待っていてほしい・・・」という歌詞は、可憐な恋心そのものです。
今の少女達はどうでしょう・・・。はたしてこのように心が揺れ動くのでしょうか?

当時は、歌詞の意味をわからず、「ノノレタ~、ノノレタ~、ペラマルティ~、ノノレタ~」とよく口ずさんでいました。

「ジリオラ・チンクェッティ」は1970年の大阪万博(万国博覧会)で開催された「サンレモ音楽祭EXPO70」にも来日して出演していました。

【大阪万博】サンレモ音楽祭 (大阪万博EXPO70/44年前の今日は)

そして、同じころ、「ジリオラ・チンクェッティ」とともに人気のあったイタリアの歌手が「ウィルマ・ゴイクWilma Goich)」です。中でも「花のささやき」は大好きでした。

ウィルマ・ゴイク(Wilma Goich)|花のささやき(In un fiore)
http://www.youtube.com/watch?v=11wbyVuMnRc (YouTube)

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1966年の「サンレモ音楽祭」の入賞曲です。しっとりとした、やわらかな可愛らしい歌声で、本当に「花」が愛をささやいている感じがします。

最後に、ミーナMina)を紹介します。

ミーナ(Mina)|砂に消えた涙 (Un buco nella sabbia)
http://www.youtube.com/watch?v=GpZsUYXrh3c (YouTube)

砂に消えた涙

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以前、「Amazing Voice驚異の歌声」という番組で「ミーナ」の特集がありました。
ミーナのキャリアや、その歌の魅力に迫る番組でした。

【特報】Mina特集TV放映決定! (Piccola RADIO-ITALIA)

ミーナは、「月影のナポリ」のヒットからイタリアのポピュラー歌手としてスターダムを駆け上り、イタリアを代表する歌手になりました。ところが、イタリアの俳優と不倫の恋の末に男児をもうけたことで、カトリックの戒律の厳しいイタリアで激しい非難にさらされ、1年間テレビ・ラジオから謹慎処分とされてしまいます。
謹慎後、再び活発な音楽活動を始めますが、1978年に私生活をパパラッチに追いかけられ、体調を崩してしまってから表舞台から姿を消します。
その後は、70歳を超えた今もレコード録音は続け、現在までに122枚のアルバムを発表しています。そして、イタリアでは彼女の人気は今でも衰えることなく、子供から大人まで多くの人に好かれています。

彼女の歌で何が一番好きな曲は、やはり「砂に消えた涙」です。
日本語でも歌われた、「砂に消えた涙」のちょっと憂いをもった小悪魔的な可愛らしさのミーナの声は、ある種の郷愁・哀愁を引き起こします。
そして、この歌をカバーする、弘田三枝子、ザ・ピーナッツ、伊東ゆかり、黛ジュン、麻丘めぐみ、小林麻美、竹内まりや、他多くの歌手が歌っています。

これらイタリア女性歌手の3曲のシングル盤を買って、そのころ応接セットの一つでもあった「ステレオ」で何度も何度も聴いた想い出があります。
もちろん、今でも歌詞を暗記していて口ずさむことができます。
曲の低音が良く響き、また、高い声の伸びがとても美しく聴こえました。

花の季節に


3月後半となり、このところの暖かさで桜前線の北上のスピードは予想より早まりました。
当初東京の開花は3月25日ごろと言われていましたが、そろそろ満開の声が聞こえてきます。
都内のさくらの名所ではお店を出す業者のみなさんがあわてて出店の準備をしています。

「桜」「花」「春」にまつわる歌を紹介します。

先にこのブログで紹介しました、「ブルー・ミッチェル(Blue Mitchell), trumpet」が、「ホレス・シルヴァー(Horace Silver), piano」の「ホレス・シルヴァ―・クインテット(HORACE SILVER QUINTET)」に参加していた時代、1962年に来日しました。
この帰国後、彼らは「The Tokyo Blues」をリリースしました。その中に「Cherry Blossom (Ronnell Bright)」という曲が収められています。

ホレス・シルヴァー(Horace SILVER) | Cherry blossom (1962)
http://www.youtube.com/watch?v=nvoIC-0XK-M (YouTube)

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この曲から、日本ののどかな春の心地よさが、ピアノの旋律から伝わってきます。

1963年~1970年ごろまで、イタリアの「カンツォーネ・ポップス」が流行りました。
「ボビー・ソロ(Bobby Solo)」「ジリオラ・チンクェッティ(Gigliola Cinquetti)」とともによく覚えている歌手が「ウィルマ・ゴイック(Wilma Goich)」です。

花のささやき(In Un Fiore)」は、恋する女性が「その愛を好きな男性にわかってもらえないはがゆさを、花からの愛のささやきとして、早く気付いて欲しい」と歌っているのです。
桜の花に重ねてみますと、「開花」から、あっという間に花吹雪となって散っていく「はかなさ」、そしてウィルマ・ゴイックの歌声とで、本当に切ない気持ちになります。
まさに今のこの春爛漫の華やかな季節の中、花開いた一瞬を好きな人に見てもらいたいという「花のささやき」を感じますね。

ウィルマ・ゴイック(Wilma Goich)| 花のささやき(In Un Fiore)
http://www.youtube.com/watch?v=JIrwfQO61k0 (YouTube)

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この曲は1966年の「サンレモ音楽祭(イタリア語:Festival della canzone italiana)」の入賞曲です。

春の如く(It Might As Well Be Spring)」は、1945年のミュージカル映画「ステート・フェア(State Fair)」の主題歌です。

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オスカー・ハマースタイン2世(Oscar Hammerstein II)リチャード・ロジャース(Richard Rodgers)の二人がこの映画のために曲を書きおろしています。
「ロジャース&ハマースタイン」として知られるこのコンビは、「王様と私」「南太平洋」「サウンド・オブ・ミュージック」など多くのミュージカルを手掛けています。

サラ・ヴォーン(Sarah Vaughan) ft マイルスデイビス(Miles Davis) on Trumpet|It Might As Well Be Spring
http://www.youtube.com/watch?v=g1VEifmf9Uw (YouTube)

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クロッカスの花も、バラの蕾も、コマドリの翼も見たことがない・・・、
憂鬱なのに・・・
けれども、また、陽気な気分・・・
それはまるで春のよう・・・

春の予感を感じて心騒ぐ気分を表現しています。