沢田研二」タグアーカイブ

高度経済成長期のアイコン「安井かずみ」


先日、友人と飲んでいましたら、たまたま「六本木野獣会」の話になりました。
もちろん、このような会があったことを知ったいましたが、それは、 私が東京で暮らすようになってからです。メンバーは、すぎやまこういち、田辺靖雄、峰岸徹、中尾彬、大原麗子、小川知子、井上順、ムッシュかまやつ、福澤幸雄などでした。

さらに話題は「キャンティ」に及び、そのキャンティの常連客は、安井かずみ、加賀まりこ、コシノジュンコ、かまやつひろし、三笠宮殿下、島津久永、島津貴子御夫妻でした。そして最年少の常連客だったのは荒井由実(松任谷由実)でした。

ふと見ると隣の席では、フランク・シナトラやマーロン・ブランドなんかが食事してる。僕ら若憎は震えながら挨拶し、いろんなことを教わった。それはあたかも、真夜中の学校のようだった。

かまやつひろし、『キャンティ物語』推薦文

夜な夜なこのようなところで深夜まで集まって、だべってることが、若者である「時」を、「おしゃれ」で、「粋がって」、いかにも若さを全面に出して生きていたようで何かとても羨ましく、もし、人生が逆回転してくれるのであれば、20代にもどり、是非一度でも、その頃の「キャンティ」に行ってみたいと思っています。

中でも、「安井かずみ」はとても華やいでみえます。
安井かずみといえば作詞家としてすぐに思い出します。
ただ、子供の頃よく聴いていた、洋楽の日本語訳を安井かずみが手がけていたとは知りませんでした。

安井かずみが手掛けたのは、ヘイ・ポーラ、悲しき雨音、レモンのキッス、GIブルース、サマー・ホリデー、カラーに口紅、悲しき足音、アイドルを探せ、オー・シャンゼリゼ、雪が降る、マイ・ウェイ、ドナドナ、などなど。

「ザ・ピーナッツ」 が歌った「レモンのキッス」は忘れられません。 (訳詞:みナみカズみ、編曲:宮川泰)

ザ・ピーナッツ|レモンのキッス
https://www.youtube.com/watch?v=wz73-52vG-Y (YouTube)

レモンのキッス (MEG-CD)

新品価格
¥1,132から
(2019/11/14 01:46時点)

多くの歌手がカバーしていますが、やはり、1962年発売、みナみカズみ(安井かずみ)訳の ザ・ピーナッツ が一番記憶に残っています。

安井かずみは、新興楽譜出版社の草野昌一社長(ペンネーム、漣健児)に、20代前半で見出されて、はじめ「みナみカズみ」  のペンネームで洋楽ポップスの訳詞を書いていました。

そして、作詞するようになり、伊東ゆかりに書いた「小指の思い出」が大ヒットしました。そして、次に平尾昌晃作曲で、小柳ルミ子のデビュー曲となる「私の城下町」で洋楽ポップス系から、本格的に歌謡曲の作詞家となりました。
平尾昌晃は、安井かずみが「日本的な、伝統的なものも書いてみたい」と言ったことで、小柳ルミ子のデビュー曲の企画で安井かずみを作詞家として起用し、「私の城下町」の大ヒットを生むことができました。
平尾は「安井かずみの詞は曲をつけやすいんですよ。個性的だし、リズムがいいんです。」と言っています。

小柳ルミ子| 私の城下町
https://www.youtube.com/watch?v=UaKe0TwITlc (YouTube)

ゴールデン☆ベスト 小柳ルミ子 シングル・コレクション

新品価格
¥2,700から
(2019/11/14 01:48時点)

小柳ルミ子は、この「私の城下町」で、「第2回 日本歌謡大賞」の放送音楽新人賞、や「第13回日本レコード大賞」の最優秀新人賞など、数々の新人賞を受賞しています。また、大晦日には『第22回NHK紅白歌合戦』に初出場、華々しいデビュー年をかざりました。

作詞家はメロディーやリズムに乗って聴く人が一緒に口ずさみたくなるフレーズを編み出します。

日本最古の歌集「万葉集」で、「柿本人麻呂」「額田王」などは、ある抑揚をつけて、漢字の深い意味合いを歌と詠んだと言われています。
さしずめ、安井かずみは、現代の万葉詩人であったかも知れません。
生涯残した歌が4000曲とのことですので。

安井かずみの数ある傑作の中でも、沢田研二の「危険な二人」は印象深いです。

沢田研二|危険な二人
https://www.youtube.com/watch?v=1s2BvG_NY9k (YouTube)

ロイヤル・ストレート・フラッシュ

新品価格
¥1,942から
(2019/11/14 01:49時点)

数多くのビッグヒットを生み出し、その生涯を「おしゃれな生活」でつらぬいた安井かずみはの曲、彼女の書いた詞の数々はこれからもずっと色あせずに生き続けていくのだと思います。

安井かずみは、1960年代から、社交場「キャンティ」に出入りし、六本木を「ロータス・エラン」で疾駆し、まさに日本が上昇気流に乗る、「高度経済成長期のアイコン」だったのではと思います。

<おくやみ>作詞家の岩谷時子さん死去「愛の讃歌」「恋の季節」



作詞家の岩谷時子さん死去 「愛の讃歌」「恋の季節」(毎日jp)

作詞家で文化功労者の岩谷時子(いわたに・ときこ、本名トキ子)さんが、10月25日、肺炎のため東京都内の病院で死去しました。97歳でした。
越路吹雪の「愛の讃歌(さんか)」「ラストダンスは私に」「サン・トワ・マミー」の訳詩と、加山雄三の「君といつまでも」ザ・ピーナッツの「恋のバカンス」、フランク永井の「おまえに」、ピンキーとキラーズの「恋の季節」の作詞が代表作。

この他、当ブログで紹介した「君をのせて」(沢田研二、作曲は宮川泰)「ふりむかないで」(ザ・ピーナッツ、作曲は宮川泰)も岩谷時子さんの作品です。

謹んで、哀悼の意を表します。

(編集長)

 

越路吹雪 ゴールデン☆ベスト

新品価格
¥1,702から
(2013/10/30 12:41時点)

フランク永井 ベスト&ベスト PBB-09

新品価格
¥1,060から
(2013/10/30 12:43時点)

ピンキーとキラーズ ベスト・ヒット

新品価格
¥1,000から
(2013/10/30 12:45時点)

ザ・タイガースと「沢田研二」



高校生のころ、東京にあるジャズ喫茶の「銀座ACB(アシベ)」「新宿ACB(アシベ)」「新宿ラセーヌ」「池袋ドラム」などのライブハウスに行き、グループサウンズの演奏をみる事を楽しみにしていました。まさに都会の空気に触れている感じでした。

私のお気に入りは、「ザ・スパイダース」「ブルーコメッツ」「ザ・タイガース」「ザ・テンプターズ」「オックス」「シャープ・フォークス」「スイングウエスト」「ザ・サベージ」「ザ・ジャガーズ」「ザ・ワイルドワンズ」「ザ・モップス」「ザ・カーナビーツ」「パープル・シャドウズ」「ザ・ゴールデンカップス」などで、多くのバンドのステージを観て回りました。
そして、やはり、グループサウンズの御三家といえば、「ザ・スパイダース」と「ブルーコメッツ」、そして「ザ・タイガース」では、ないでしょうか。

その中でも、「ザ・タイガース」、そして「沢田研二」の印象は強烈でした。
所謂「オーラ」が本当に強かったと思います。

初めて、そのザ・タイガースを観たのは、「新宿ACB(アシベ)」でした。
確か、バンド名は「内田裕也&ザ・タイガース」だったと思います。まだ、デビュー直後あたりでした。
演奏する曲は、まず、ローリング・ストーンズの「サティスファクション」「テル・ミー」、「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」が定番で、その後「僕のマリー」です。
お客さんの大半は女の子で、ちょっと恥ずかしい思いをしながら観ていました。

私の好きな曲は「銀河のロマンス」です。「ザ・タイガース」の初めての主演映画、「ザ・タイガース 世界はボクらを待っている」のエンディングで歌われた曲です。

ザ・タイガース|銀河のロマンス
http://www.youtube.com/watch?v=G8PA1nUouEE (YouTube)

ザ・タイガース 1967-1968 -レッド・ディスク-

新品価格
¥2,160から
(2013/4/24 15:01時点)

この映画のロケが、千葉県九十九里浜にある白子町の海岸であり、親戚の一人が沢田研二と一緒に撮った写真を配っていて、羨ましかったです。もちろん私ももらいました。

そして、沢田研二のソロ・デビュー曲は、「君をのせて」でした。

沢田研二|君をのせて
http://www.youtube.com/watch?v=xSQDKbBycqY(YouTube)

沢田研二 A面コレクション

新品価格
¥4,281から
(2013/4/24 15:00時点)

沢田研二自身が語っていますが、この曲の中で「あぁあ~ああ」というフレーズがあります。この曲以降、沢田研二の曲には「あぁあ~」のフレーズがよく使われるようになったとの事です。

そして、もう、「ザ・タイガーズ」と「沢田研二」という名前を知らない世代が多くなってきた昨今、2011年、加橋かつみ以外の旧メンバーの瞳みのる、森本太郎、岸部一徳が「沢田研二コンサートツアー」に参加し、ステージの上で「ザ・タイガース」の復活となりました。

沢田研二LIVE ツアー・ファイナル 日本武道館 02
http://www.youtube.com/watch?v=_Qaet1i-gKQ (YouTube)

そして、懐かしい「ローリング・ストーンズ」の「サティス・ファクション」の演奏です。

沢田研二LIVE ツアー・ファイナル 日本武道館 14
http://www.youtube.com/watch?v=KcS0w8DMa1E(YouTube)

 

LIVE 2011~2012 [DVD]

新品価格
¥5,294から
(2013/4/24 15:04時点)

瞳みのる、森本太郎、岸部一徳がゲストの、2012年1月14日に日本武道館で行われた沢田研二のライブのDVDです。こちらのジャケット写真は、リンク先のAmazon.co.jpで、ご覧いただけます。

そして、沢田研二は2013年1月6日の正月コンサートで、「オリジナル・メンバー(瞳みのる、森本太郎、岸部一徳、加橋かつみ、沢田研二)で「ザ・タイガース」を再結成してコンサートを開催する」と発表しました。
今年12月に日本武道館や東京ドームなどでコンサートを開催する予定との事です。

「ザ・タイガース」は、1960年~1970年代の社会現象的になった一大ムーブメントでした。
長髪とかファンの熱狂的な声援の様子が、教育的に好ましく無いということで、テレビ出演なども拒否されたときもありました。
しかし、TBSテレビの人気ドラマ「寺内貫太郎一家」の定番シーンに、悠木千帆(現在:樹木希林)が「ジュリ~~!」と発する場面があり、年齢を問わず熱狂的に支持されていたことがうかがえました。

そのころの熱狂的ファンの多くが、還暦を過ぎた今でも、「ザ・タイガーズ」と「沢田研二」のファンとして、「コンサート」に通い続けています。
それは、沢田研二のソロ・デビュー以降毎年欠かさず行っている全国ツアーコンサートを「ずっと続ける」というファンへの姿勢と、ファンの方でも「ファンであり続ける」という両者の「絆」になっているのだと思います。

シャボン玉ホリデー



1961年から日曜日の夜に日本テレビで放映していたバラエティー番組「シャボン玉ホリデー」を、今でも覚えています。ここにジャズバンドの「ハナ肇とクレージーキャッツ」がホストとして出演していました。主役は、双子の女性デュオ「ザ・ピーナッツ」です。
同じころ、NHKでは、土曜日の夜に「夢であいましょう」を、黒柳徹子さんの司会で放映していました。

「ハナ肇とクレージーキャッツ」は、昨日の秋吉敏子さんの回で少しふれましたが、メンバーのみなさん、元々ジャズ喫茶で本格的なJazzを演奏していました。
しかし、この「シャボン玉ホリディ―」に出演したころは、コメディグループとして、番組でコントやギャグを演じたり、歌を流行らせたりしていました。
ですので、私の記憶には、ジャズバンドの「ハナ肇とクレージーキャッツ」は残っていなく、コメディグループとしての「ハナ肇とクレージーキャッツ」しかありません。

このシャボン玉ホリディーのエンディングは「ザ・ピーナッツ」が歌った「スターダスト」です。私の印象に残るJazzスタンダードの1曲です。

ザ・ピーナッツ | スターダスト(Stardust)
https://www.youtube.com/watch?v=olhmZH0v5d8 (YouTube)

ザ・ピーナッツ ベストアルバム

新品価格
¥1,800から
(2013/1/30 11:29時点)


以前に見たYouTubeのコメントに、以下のように書いてありました。

「この歌にはエピソードがあり、当時お忍びで来日していた作曲者の­ホーギー・カーマイケルがホテルのロビーで見ていたシャボン玉ホリデーで偶­然この歌を聴き、おれの作った曲を実に上手く歌っていると、スタ­ジオに電話してきた。スタッフはいたずら電話かと思ったが本人と­知ってビックリ。翌日、ザ・ピーナッツが帝国ホテルまで会いに行­った。次の週の番組に本来なら目の玉が飛び出るようなギャラを放­棄して特別出演してピアノで伴奏したという。作者の惚れこんだ彼­女達の歌は本物だ」

1967年に、グループ・サウンズ(日本のバンド グループ)の中心的グループとなる、「タイガース」がデビューしました。そのタイガースも、シャボン玉ホリディーにゲスト出演しました。

谷啓 ザ・ピーナッツ 園まり ザ・タイガース 布施明 | 青空の笑顔
http://www.youtube.com/watch?v=w1EITvrrJfo (YouTube)

ボーカルの「沢田研二」さんは、今のジャニーズ・アーティスト以上の人気を博していました。そして、ザ・ピーナッツの姉「伊藤エミ」さんと結婚しました。しかし、残念ですが、その後離婚し、「伊藤エミ」さんは昨年亡くなられました。

番組のゲストで、ダークダックス、白木秀雄(ドラム)、鈴木章治(クラリネット)、スリーファンキーズ、
が出演していた回がありました。ある年代以上で無いと知らないかもしれませんが、大変有名なミュージシャンです。

鈴木章治、ザ・ピーナッツ、安田伸 | すずかけの道
http://www.youtube.com/watch?v=Rhk6ah-x-90 (YouTube)

鈴懸の径~メモリアル・ベスト・

中古価格
¥4,088から
(2013/1/30 11:47時点)


「鈴木章治(作曲者)」さんが、銀座のクラブで「すずかけの道」を演奏していた時、来日していた「ベニー・グッドマン楽団」のリード・アルト・サックスを担当「ピーナッツ・ハッコー」さんが鈴木さんの演奏を聴いて、大変気に入り、その後「プラタナス・ロード」という曲名で演奏していたとのことです。

一緒に演奏している「安田伸」さんは、「クレージーキャッツ」のメンバーですが、東京芸術大学で本格的な管楽器の勉強をされていたとのことです。ただ、学生時代からJazzに転向し、サックスで進駐軍キャンプなど、いろいろなところで演奏活動をしていたとの事です。

「シャボン玉ホリディー」は、私たちの年代は、ほぼ全員覚えているのではないでしょうか。
家庭の居間に、白黒テレビ置かれるようになった時代です。
それまで、子供の楽しみはたま行く映画、漫画雑誌などでした。それが、家で「動く紙芝居」が見れるのですから、それはもう、テレビの前にずっといて、そこから離れなかった記憶があります。
そして、「シャボン玉ホリディー」は、毎週、同じパターンでのバラエティ番組でしたが、ゲストを含めて構成、内容、出演者の「質」の良さは、子供ながらに感じました。約50年前のテレビ番組ですが、今でも忘れずにいます。

That’s WATANABE ヒットソング・コレクション~ザ・ヒットパレード&シャボン玉ホリデー~

新品価格
¥3,064から
(2013/1/30 11:35時点)

「Ever Green」な曲



知り合いから、『映画行脚』(河出書房新社)という本を紹介いただき、読みました。
内容は映画好きで知られる池波正太郎さんと、映画評論家の淀川長治さんの対談集で、ゲストに山田洋次監督や古谷綱正さんが登場します。

映画行脚

中古価格
¥345から
(2012/12/20 10:43時点)


この本の中で、池波さんは次のように語っています。

「今の時代(対談が行われた昭和50年~60年)は大人の感覚が失われつつある。政治から演劇から映画に、大人の感覚、大人が楽しむ感覚が失われてきた気がする。子供たちは「大人」の真似をしながら成長して行ったものだけれど、最近では大人が子供の真似をするようになってしまった」

1975年~1985年...。
ちょうど私たちが、大人になった時代です。

また、この本を紹介してくださった方は、次のようにコメントしています。

「音楽の世界でも、以前は大人向けの音楽を子供が背伸びして聴きながら感覚を身につけて行ったものですが、今では大人の中にも若者向けの曲を追いかけている人が少なからずいます。それだけ大人の鑑賞に耐えうる作品が生まれて無いことも原因でしょうが・・・」

これらが、我々が、このブログを始めた動機でもあり、このブログの「コンセプト」です。
1960年代以降に作られたの数々の名曲は、「Ever Green」の味わい深い歌詞と美しいメロディ、そして演奏者たちの歌、演奏、それらが一体となって私たちの心に安らぎと感動を与えてくれます。これまで、名曲の数々に触れながら人生を歩んで来られた私たちは、本当に幸せなことだと思います。
この想いを少しでもみなさんとシェアできたら、4名でこのブログを始めました。

ちなみに、私の「Ever Green」な曲は、次の3曲です。

チック・コリア(Chick Corea) | ラ・フィエスタ(La Fiesta)
この曲は、学生時代に、吉祥寺のジャズ喫茶「Funky」(現在はジャズバー「Funky」)でよく聴きました。3拍子のところは本当に踊りだしたくなります。
http://www.youtube.com/watch?v=-S_BbXOMj7Q (YouTube)

リターン・トゥ・フォーエヴァー

新品価格
¥1,524から
(2012/12/20 10:44時点)


シルビーバルタン(Sylvie Vartan) | アイドルを探せ(La Plus Belle Pour Aller Danser)
中学生の時に初めて買ったレコードはこの曲でした。
http://www.youtube.com/watch?v=LBSI2KNiIbQ (YouTube)

あなたのとりこ~シルヴィ・バルタン・ベスト・コレクション

新品価格
¥2,000から
(2012/12/20 10:45時点)

沢田研二 | 君をのせて
カラオケで良く歌います。
http://www.youtube.com/watch?v=LLfw9AaBlDI (YouTube)

沢田研二 A面コレクション

新品価格
¥4,281から
(2012/12/20 10:47時点)