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シティ・ポップを彩った、カッティング・ギターの名手たち 「松木恒秀」~「松原正樹」


少し前ですが2冊の雑誌を購入しました。
1冊は「Guitar magazine 4月号」で、「シティ・ポップを彩った、カッティング・ギターの名手たち」として以下のギタリストを特集しています。

松原正樹 / 松木恒秀 / 鈴木茂 / 村松邦男 / 山下達郎

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以前も「恋する歌謡曲。」という特集が組まれ、「歌謡スターとギタリストたちの物語」や「ギタリストが選ぶ“ギターがカッコいい”歌謡曲名選」など歌謡曲のバックでプレイするセッション・ギタリストの特集が組まれました。

Guitar magazine (ギター・マガジン) 2017年 4月号 (CD付) [雑誌]

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何れもセッション・ギタリストにスポットを当てたものですが、このような特集はマニアックかもしれませんが評判も良く、今でも新品、中古ともプレミア価格と高価で売られています。

今号もセッション・ギタリストが好きな私には良い内容でした。

先に紹介した5人のギタリストで私が気に入っている曲を紹介します。

松木恒秀

日本の「エリック・ゲイル」などとも言われた名プレイヤーで、ジャズ・プレイヤーとしても知られていますが、私は「鈴木宏昌」率いる「コルゲン・バンド」や、「ザ・プレイヤーズ」への参加が印象に残っています。

またセッション・プレイヤーとして多くのアーティストの楽曲に参加し、アルバムとしては「山下達郎」の六本木PIT INNでのライブ・アルバム「IT’S A POPPIN’ TIME」は今もよく聴く1枚です。

IT’S A POPPIN’ TIME (イッツ・ア・ポッピン・タイム)

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松木恒秀のセッション・プレイヤーとしてお薦めの曲がこの曲です。

大橋純子 | ペイパー・ムーン
https://www.youtube.com/watch?v=jpi2AVEY350 (YouTube)

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2012年にライブ中に倒れ活動休止するも復帰し活動しますが、惜しくも2017年6月に亡くなられました。

鈴木茂

「はっぴいえんど」、「ティン・パン・アレー」、そしてソロとしての活躍など、紹介の必要もない 名プレイヤーです。
昨年の紅白歌合戦でもユーミンのバックでプレイしていました。

ソロ活動としてはこの曲でしょう。

鈴木茂 | 砂の女
https://www.youtube.com/watch?v=RWuae3_kJkA (YouTube)

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そしてセッション・プレイヤーとして印象に残っている曲がこちらとなります。
歌のバックでのカッティングもですが、間奏のソロなど、ギターを始めた頃の私はどうしたらあのようなフレーズが思いつくのか驚きでした。

荒井由実 | 卒業写真
https://www.youtube.com/watch?v=lJYhj9653OE (YouTube)

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村松邦男・山下達郎

この2人と言えば「Sugar Babe(シュガー・ベイブ)」でしょう。
「SONGS」というアルバム1枚のみで解散してしまいましたが、このアルバムと言えばこの曲でしょう。
村松邦男のイントロからのギターは当時は驚きで、昔、忘年会で演奏したのですがコピーできず、グダグダな演奏だった記憶があります。

Sugar Babe(シュガー・ベイブ) | Downtown(ダウンタウン) | LIVE
https://www.youtube.com/watch?v=bWAR2gZW1gc (YouTube)

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また、アルバム1曲目の「Show」ですが、後にこの曲を聴き思わずニヤッとしてしまいました。

Peter Gallway | Harmony Grits
https://www.youtube.com/watch?v=azfBMMbLK_g (YouTube)

そして「山下達郎」のギター・カッティングと言えばこの曲でしょう。
愛器であるテレキャスターでのプレイでも、「カッティングは1弦から6弦全てを使う」との事です。

山下達郎 | Sparkle
https://www.youtube.com/watch?v=gQ9pmFMc5oM (YouTube)

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松原正樹

そして今回特集のギタリストで私にとってはやはり「松原正樹」です。

2016年に61歳で亡くなってしまいましたが、今でも自身のアルバムやセッションで参加したアルバムを聴いています。

YouTubeに松原さんが参加した曲をライブでメドレーにして弾いています。
カッティングもですが、印象に残るソロを聴かせる内容となっています。

皆さん知っている曲ばかりではと思います。

松原正樹 | 松原正樹WORKSメドレー
https://m.youtube.com/watch?v=nY0UnQbEyV8 (YouTube)


松原正樹 35th Anniversary Live at STB139/21 NOV 2013

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松原正樹 35th Anniversary Live at STB139 / 21 NOV 2013 [DVD]

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ライブのMCではセッションで参加した曲は「2万曲まではやってないと思うが…」、「飲み屋で流れるBGMを耳にし、あれっ、このギター俺かな…?」、そしてこのメドレーについては演奏後に「この歳になって自分のフレーズをコピーするとは…」と言っています。

松原さんは何回か会いましたが、一度は仕事で銀座の音響ハウスというスタジオに行った際、仕事を終え他のスタジオを見ると「東芝EMI」と書かれており覗いてみるとユーミンのレコーディング中で、コンソール・ルームにはユーミンがおり、そしてスタジオを見ると松原さんがプレイしていました。
その時のアルバムが「昨晩お会いしましょう」でした。

最後にセッション・プレイヤーとしての松原正樹のお気に入り曲は何かと聞かれると、真っ先に思いつくのがこの曲かと思います。

松原みき | 真夜中のドア STAY WITH ME | シングル盤バージョン
https://www.youtube.com/watch?v=h1L_fLJX7Gk (YouTube)

プラチナムベスト 松原みき(UHQCD)

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当時はレコードでしたが、シングル盤は「松原みき」がイントロから歌ったりとLPのテイクより評価が高く、今でも中古盤が高価で取引されています(紹介のベスト盤はシングル・バージョンが収録されています)。
曲中のカッティングもですが、エンディングのギター・ソロは名演かと思います。

もう1冊は次回紹介します。

歴史的名盤復刻!「CBS/SONY SOUND IMAGE SERIES」



企画盤の名作「CBS/SONY SOUND IMAGE SERIES」が復刻します。この4枚のアルバムは多くの皆さんが再発売を待ち望んでいたのではと思います。

CBS/SONY SOUND IMAGE SERIES

左から「Pacific」「NEW YORK」「THE AEGEAN SEA」「SEASIDE LOVERS」

この4枚のアルバムは最初にリリースされたのが1978年~1983年とまだレコードの時代でした。
レコード会社も、まだ「ソニー・ミュージックエンタテインメント (Sony Music Entertainment:略称SME)」ではなく、「CBS・ソニーレコード」と呼ばれていた時代です。
日本を代表するトップ・ミュージシャンによる「南国」や「ニューヨーク」などをテーマとして企画されたインストメンタル・アルバムです。
当時は「高中正義」「松原正樹」などのギタリストや、グループとしては「プリズム(PRISM)」「ザ・スクェア(THE SQUARE)」など、日本人アーティストによるフュージョンも広まり、多くのアルバムがリリースされはじめました。
また、今回紹介のアルバムのように「ギター・ワークショップ(GUITAR WORKSHOP)」というトップ・ギタリストによるアルバムも、この頃盛んに発売されました。ギター好きの私としては色々と購入しては聴いていた思い出があります。

今回の再発売を知ったのは偶然です。
いつものようにインターネットでCDを見ていたのですが、「鈴木茂」で検索すると彼が参加したアルバム「NEW YORK」を見つけました。
このアルバムはCD化されましたが既に廃盤となり、新譜、中古ともプレミア価格で販売されているのは知ってはいました。しかし、よく見ると「近日発売 予約可。 この商品は2013/7/24に発売予定です。」と書かれていました。もしやと調べてみると、なんと4枚とも同日の発売という事を知りました。
オークションでもたまに見かけるアルバムです。しかし、高価で手が出ないと諦めていた方も多いかと思います。待望の再発売となりました。
私は何れのアルバムも、レコードとCDの両方で持ってはいますが、「2013年リマスター」との事で購入してしまいそうです。

  •  Pacific (1978年)

PACIFIC

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このアルバムは「パシフィック」というタイトルのとおり、太平洋ではないですが「南の楽園」をテーマに、「細野晴臣」「山下達郎」「鈴木茂」の3人によって作られたアルバムです。
アルバム最後の細野晴臣の曲「コズミック・サーフィン」は当時としては珍しいシンセサイザーを多様した編曲です。これがのちに「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」としてこのサウンドを聴くとなります。
また、ジャケット写真は表、裏ともいかにも楽園といった写真が使われています。この写真のカメラマンは、「浅井慎平」です。

まだCDの無い時代でした。
このブログを書くためレコードを探してみると、通常盤のLPレコードとは別に同じタイトルのLPレコードが見つかりました。これは、45回転盤で通常版より2曲少ない構成なのです。
レコード(アナログ)をいかに良い音質で聴かせるかといった時代が懐かしく、結局私のように2枚も買ってしまう時代でもありました。
のちに「CD選書」のシリーズでCDも購入したので、全部で3枚、所有しています。
今でもよく聴く1枚です。

鈴木茂 | パッション・フラワー
http://www.youtube.com/watch?v=Jv9-K1eZEd4  (YouTube)

収録曲

  1. 最後の楽園     (作曲、編曲:細野晴臣)
  2. コーラル・リーフ     (作曲、編曲:鈴木茂)
  3. ノスタルジア・オブ・アイランド     (作曲、編曲:山下達郎)
    PART I バード・ウインド
    PART II ウォーキング・オン・ザ・ビーチ
  4. スラック・キー・ルンバ     (作曲、編曲:細野晴臣)
  5. パッション・フラワー     (作曲、編曲:鈴木茂)
  6. ノアノア     (作曲、編曲:鈴木茂)
  7. キスカ     (作曲、編曲:山下達郎)
  8. コズミック・サーフィン     (作曲、編曲:細野晴臣)
  • NEW YORK (1978年)

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このアルバムも最初の購入はレコードでしたが、当時(今でも)日本を代表するフュージョン、そしてセッション・ギタリストが8名(曲目リスト参照)が「ニューヨーク」をテーマに作られたアルバムです。
私もですが、ギターを弾く方にとっては「ギター・ワークショップ」シリーズとともに必聴盤とも言えるアルバムだと思います。
8人の個性が出ており、4曲目の松木恒秀の「ヒム・トゥ・スタッフ」などは、タイトルの通り、日本の「エリック・ゲイル(Eric Gale)」、そして「コーネル・デュプリー(Cornell DuPree)」だなと言える「スタッフ(Stuff)」サウンドを聴かせてくれます。

秋山一将 | セントラル・パーク
http://www.youtube.com/watch?v=BjGt3F6TpTg  (YouTube)

収録曲

  1. ケネディー・エアポート     (作曲、編曲:鈴木茂)
  2. ハード・タイムス     (作曲:ボズ・スキャッグス、編曲:坂本龍一、松原正樹)
  3. ニューヨーク・サブウェイ     (作詞:ケーシー・ランキン、作曲、編曲:水谷公生)
  4. ヒム・トゥ・スタッフ     (作曲、編曲:松木恒秀)
  5. セントラル・パーク     (作曲、編曲:秋山一将)
  6. マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ     (作曲:ガイ・ウッド、編曲:大村憲司)
  7. マンハッタン・サンライズ     (作曲、編曲:矢島賢)
  8. ニューヨーク・ウーマン・セレネード     (作詞、作曲、編曲:竹田和夫)
  • THE AEGEAN SEA (1979年)

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このアルバムは「松任谷正隆」「細野晴臣」「石川鷹彦」の3人により、タイトル「THE AEGEAN SEA」のとおり「エーゲ海」をテーマに作られたアルバムです。
1曲目の「魅せられて」は、このりアルバムのリリースと同じ1979年の「ジュディ・オング」の大ヒット曲ですが、同じCBSソニーレコード、そして同じエーゲ海がテーマという事もあり企画されたかと思います。
ただし曲目リストにあるとおり、1曲目の「エージアン・ファンタジー」のイントロのように使われ30秒弱で次の「アイランド・ガール」となります。

石川 鷹彦 | デイ・ブレイク
http://www.youtube.com/watch?v=6tDIPgkcD0Q  (YouTube)

収録曲

  1. エージアン・ファンタジー
    (1) 魅せられて     (作曲:筒美京平、編曲:松任谷正隆)
    (2) アイランド・ガール     (作曲、編曲:松任谷正隆)
  2. アトランティス     (作曲、編曲:石川鷹彦)
  3. レゲ・エーゲ・ウーマン     (作曲、編曲:細野晴臣)
  4. ミコノスの花嫁     (作曲、編曲:細野晴臣)
  5. イマージュ     (作曲、編曲:松任谷正隆)
  6. 波間の薔薇     (作曲、編曲:松任谷正隆)
  7. デイ・ブレイク     (作曲、編曲:石川鷹彦)
  8. アフロディーテの嘆き     (作曲、編曲:石川鷹彦)
  • SEASIDE LOVERS (1983年)

SEASIDE LOVERS

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このアルバムはサブ・タイトル「MEMORIES IN BEACH HOUSE」とあるように南国の「ビーチ・ハウス」をテーマに「井上鑑」「松任谷正隆」「佐藤博」の3人によって作られたアルバムです。
ビーチ・ハウスがテーマといっても部屋や木陰で癒されるイメージというより、やはり1枚目に紹介した「Pacific」と同様に「南国」や「海」を感じさせるアップテンポの曲もあり、こちらも夏のBGMとして聴くのにお勧めかと思います。

松任谷正隆 | LOVERS PRADISE
http://www.youtube.com/watch?v=8OC4GdFQVnA (YouTube)

収録曲

  1. ラバーズ・パラダイス     (作詞:新里リリカ、作曲、編曲:松任谷正隆)
  2. メルティング・ブルー     (作詞:デニース・スウィナートン、井上鑑、作曲、編曲:井上鑑)
  3. サン・ベイシング     (作曲、編曲:佐藤博)
  4. サンセット・アフタヌーン     (作曲、編曲:井上鑑)
  5. X’S アンド O’S     (作詞:ダイアン・シルバーソーン、作曲、編曲:佐藤博)
  6. ウインド・ウェイブ・アンド・ワイングラス     (作曲、編曲:井上鑑)
  7. ココナッツ・アイランド     (作詞:新里レオナ、作曲、編曲:松任谷正隆)
  8. イブニング・シャドウズ     (作曲、編曲:佐藤博)
  9. ブルー・メモリーズ     (作曲、編曲:松任谷正隆)

今回は4枚のアルバムを紹介しましたが、これらのアルバムは当時「CBS/SONY SOUND IMAGE SERIES」として他に、「ISLAND MUSIC」と「OFF SHORE」というタイトルで2枚のアルバムもリリースされました。
ただ、アルバムの収録曲はこの4枚から構成されていますのでこの4枚のみ復刻して再発売になったのかと思います。