本ブログで何回か紹介してます、アルトサックス奏者「中島朱葉」のライブに行ってきました。中島あきはの関連記事はこちら。
会場は、お茶の水のジャズ・ライブハウス「NARU」。NARUも本ブログ70年代のJazz喫茶「御茶ノ水」で紹介しました。NARUはもう創業40年以上(オープンは1969年)たつ、Jazzのライブハウスとしては老舗です。最近よくテレビで観るazzギターの渡辺香津美(g)が、17歳の時このNARUでデビューしたそうです。
今回のライブのグループのリーダーは、ドラムの「石若駿」で、演奏の中心は、石若駿の新しく出したCD「CleanUp」のオリジナル曲でした。
- 石若駿(ds)
- A(アーロン).チューライ(p)
- M(マーティ).ホロベック(b)
- 中島朱葉(as)
「石若駿」は、「中島朱葉」と同じく、本ブログ60年代の高校生とジャズ「坂道のアポロン」、で紹介した、早熟の天才ドラマーです。
2008年3月、ボストンバークリー音楽院タイアップの「グルーヴ・キャンプ」を受講し、「バークリーアワード」を受賞。2009年夏、奨学生としてバークリー音楽院に留学しています。
もちろん「中島朱葉」とは、学生の時から共演しています。
「A(アーロン).チューライ」は、パプワニューギニア出身。オーストラリアで数々の賞を受賞しています。ピアノトリオ中心に活動。東京芸術大学にも留学していて、留学生時代に「SHOGAKUKIN」という曲を作っています。
完璧なテクニックとリズム感を持っていながら、全面に出さずに、あくまでも表現のための手段にしているところがすごい、との事です。
「石若駿」の芸大卒業記念アルバム「CLEANUP」を紹介します。
メンバーは、
- 石若駿 Shun Ishiwaka (ds)
- 吉本章紘 Akihiro Yoshimoto (ts, ss)
- 中島朱葉 Akiha Nakashima (as)
- 井上銘 May Inoue (g)*
*本ブログにて何回か紹介してます。 - アーロン・チューライ Aaron Choulai (p)
- 高橋佑成 Yusei Takahashi (p)
- 須川崇志 Takashi Sugawa (b)
- 金澤英明 Hideaki Kanazawa (b)
「中島朱葉」は4曲、一緒に演奏しているとの事です。
曲目リストは、
- The Way To Nikolaschka
- Dejavu
- Darkness Burger
- A View From Dan Dan
- Cleanup
- Professor
- Ano Ba
- Dejavu
- Into The Sea Urchin
- Big Sac
- Siren
- Wake Mo Wakarazu Aruku Toki
- Tanabata
![]() |
新品価格 |
文字通り、「部屋を掃除しなくては」というところで、石若駿が作った曲。
そして、私が聴きたかったのは、「中島朱葉」のJazzスタンダード曲。それは、「中島朱葉」のこれらの言葉が大好きだからです。
ブルースとバラードをちゃんとできる人になりたい。
やればやるほど昔の人の凄さがわかってくる!
普通の曲を美しく。がんばる!
ジャズ大好き!笑
ですので、Jazzスタンダードを演奏する、「中島朱葉」には、アルトサックスの「しなやかさ」と時には「力強い」演奏で、ググーッと魅かれてしまいます。
ソニー・ロリンズ(Sonny Rollins)|四月の思い出(I’ll Remember April)
https://www.youtube.com/watch?v=1nAoVfxEK0g (YouTube)
![]() |
新品価格 |
- Sonny Rollins (ts)
- Wilbur Ware(b)
- Elvin Jones(ds)
「I’ll Remember April」はGene De Paul(作曲)とPatricia Johnston(作詞)とDon Raye(歌)とで1942年に作られた曲です。
その後、Miles Davis, Charlie Parker, Eric Dolphy, Bud Powell, Sonny Rollins(今回使わせてもらいました), Sonny Clark, Lee Konitz, Cannonball Adderley, Frank Sinatra等、多くのミュージシャンが演奏したり歌ったりしています。
失恋の曲ですが、中島あきはの演奏には、何か失恋の情感が漂うのと、「その恋を忘れない」という意志のようなものを感じる演奏でした。
ベニー・グッドマン楽団(Benny Goodman And His Orchestra)|グッバイ(Goodbye)
https://www.youtube.com/watch?v=VVxaSFt7j0Y (YouTube)
![]() |
新品価格 |
1934年、ゴードン・ジェンキンスは「ブルー・セレナーデ」(Blue Serenade)を作曲し、これを「ベニー・グッドマン楽団」が1935年から「グッバイ」(Goodbye)として演奏していたというJazzのスタンダード曲です。
この曲も多くのミュージシャンがカバーしています。
やはり、スタンダードジャズはいいですね。