「はっぴいえんど」の世界


何回かこのブログで紹介していますが、私は大滝詠一の「恋するカレン」が大好きで、当然、大滝詠一ってWho?、ということで、まずは「はっぴいえんど」、そして「NIAGARA TRIANGLE Vol.1」(ナイアガラトライアングル ヴォリュームワン、1976年3月25日発売。メンバー、大滝詠一、山下達郎、伊藤銀次)、「NIAGARA TRIANGLE Vol.2」(ナイアガラトライアングル ヴォリュームツー、1982年3月21日発売。大滝詠一、佐野元春、杉真理)にもとても興味を持つようになりました。

で、「はっぴいえんど」ですが、やはりこのグループは只者では無いグループだったと思います。活動期間は、1969年から1972年までの3年間でしたので、それほど長い期間ではありませんでした。メンバーは、細野晴臣(ベース、ヴォーカル、ギター、キーボード)、大滝詠一(ヴォーカル、ギター)、松本隆(ドラムス)、鈴木茂(ギター、ヴォーカル)の4名でした。私は実際、「はっぴいえんど」の活動をリアルタイムでは全く知りませんでした。

いまや伝説的となった、「はっぴいえんど」の細野と大滝の出会いは、いろいろなところで語られています。そのきっかけは、「ヤングブラッズ(The Youngbloods )」の「ゲット・トゥゲザー(Get Together)」という曲だったと言われています。

ヤングブラッズ(The Youngbloods)|ゲット・トゥゲザー(Get Together)
https://www.youtube.com/watch?v=OCiLxRCBf40 (YouTube)

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学生最後のころ、細野は、大滝に出会い、音楽勉強会をやっていたとの事です。初めて会った日に、この曲をお互いが知っているということが二人がともにお互いの音楽への造詣の深さを理解したとの事です。そして、細野、大滝、中田義彦(ギター)の3人で 「ランプポスト」というバンドで「新宿ビレッジゲート」というお店のオーディションに行ったのですが、そのオーディションに落ちてしまい、ランプポストは、あえなく解散したとの事です。

その後、細野(ギター)と松本(ドラム)は「エプリルフール」というグループをやっていて、細野がFENで聴いた、「バファロー・スプリングフィールド(Buffalo springfield)」の「ブルーバード(Bluebird)」という曲に強烈な印象を受け、この曲の凄さを大滝もわかった!と細野に話、それが切っ掛けで、細野、大滝、松本のグループになり、昔からの知り合いの鈴木茂(ギター)を加え、「はっぴいえんど」の前身、「バレンタインブルー」が結成されたとの事です。

バファロー・スプリングフィールド(Buffalo springfield)|ブルーバード(Bluebird)
https://www.youtube.com/watch?v=ki5KVZ5RQuM (YouTube)

Again

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「はっぴぃえんど」の代表曲の一つは「12月の雨の日」です。この曲のコードを細野が弾いていたら、そこにいた、そのころ18歳の鈴木が、メロディーを弾き始め、その曲が「12月の雨の日」となり、鈴木が「はっぴぃえんど」に参加する切っ掛けとなったとの事です。
こういう話を聞くと、これはあくまで偶然なのですが、それが、全くの偶然に思えず、何か革新的、新しい動くを造りだす時、人と人の出会いは、必然であったかのように思えてなりません。

はっぴいえんど|12月の雨の日
https://www.youtube.com/watch?v=0Z_-7IzSAjg (YouTube)

そして、もう一曲、風街ロマンの「風をあつめて」。

はっぴいえんど|風をあつめて
https://www.youtube.com/watch?v=hUQSJvzCAsc (YouTube)

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「風をあつめて」は、「ソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)」の東京を舞台にした、映画、「ロストイントランスレーション(Lost in Translation)」に採用された曲。映画は、2004年のアカデミー賞、主要4部門の作品賞、監督賞、主演男優賞、オリジナル脚本賞にノミネートされアカデミー脚本賞を受賞。映画で日本でのカラオケボックス風景を写したのシーンでちょっと曲が流されて、そして最後のエンドロールで「風をあつめて」がずっと流され続けていました。

「はっぴいえんど」の活動は、その後、ニューミュージック系に限らず、日本のミュージックシーンに登場する多くのミュージシャンに多大な影響を与え続けたと思います。また、各メンバー自身も、その後のそれぞれの活動に、強い影響を与え続けていくという強烈な個性を発揮した「グループ」だったと思われます。

大滝は冒頭に書いた、ナイアガラレーベルで多くのミュージシャンを世に送り出し、細野は、鈴木茂、林立夫、松任谷正隆とキャラメル・ママ(のちにティン・パン・アレーと改名、その後、元サディスティック・ミカ・バンドの高橋幸宏、当時スタジオ・ミュージシャンでもあった坂本龍一とイエロー・マジック・オーケストラ (Y.M.O.) を結成、活躍します。
松本は、アグネス・チャン、太田裕美、中原理恵、近藤真彦、松田聖子、薬師丸ひろ子、斉藤由貴、中山美穂、等のアイドル系の曲から、大滝との大ヒット・アルバム「A LONG vACATION」など、ヒット曲の多くの歌詞を手掛け、鈴木は、細野らとキャラメル・ママを結成、ティン・パン・アレーへと、そしてその後、アレンジャーやセッションミュージシャンとして活動、活躍しています。

2013年12月30日に大滝詠一は亡くなり、「はっぴいえんど」の再結成は不可能になりましたが、一度、1985年に国立競技場で再結成ライブを行っています。「はっぴいえんど」の存在は、日本のミュージックシーンから消えることは無いように思います。

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