Hawaiiに行きたい…2014「シーウィンド」


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ハワイ島のサンセット

今年もこのタイトルを書く季節となりました。
タイトルが「行きたい」という事は…、残念ながら今年も叶わぬ夢となりました。

今年も、せめて音楽でも聴いて行った気分になれたらと思い、私の大好きなハワイのミュージシャンを紹介したいと思います。

今年のハワイ、そして音楽といえば9月に開催された「」のデビュー15周年記念ライブ「ARASHI BLAST in Hawaii」が話題となりました。
私もテレビの特番で見ましたが大盛況だったようで、嵐ファンの女の子に聞いたのですが、抽選に応募したけど外れてしまい、行く気満々だっただけにがっかりしていました。時期は違いますが日本から何人の方がハワイ行ったかと思うと羨ましい限りです。

さて、本題に戻りますが昨年はレムリアを紹介しましたが、ハワイといえばやはりこのグループ「シーウィンドSeawind)」の紹介です。

シーウィンドは1970年代のフュージョン・ブームにおいて、アメリカはもちろん日本をはじめ世界中で人気となったフュージョン/AORのグループです。

シーウィンド メンバー

  • ポリーン・ウィルソン(Pauline Wilson) – Vocals
  • ボブ・ウィルソン(Bob Wilson) – Drums & Primary Writer
  • バド・ニュアネス(Bud Nuanez) – Guitar
  • ケン・ワイルド(Ken Wild) – Electric & Acoustic Bass
  • ジェリー・ヘイ(Jerry Hey) – Trumpet & Flugelhorn
  • ラリー・ウィリアムス(Larry Williams) – Keyboards, Sax & Flutes
  • キム・ハッチクロフト(Kim Hutchcroft) – Saxophones & Flutes

シーウィンドといえばハワイ出身のグループというイメージなのですが、メンバーのうち紅一点のボーカルの「ポリーン・ウィルソン」がハワイ島のヒロ出身、ベースの「ケン・ワイルド」は生まれは違いますがホノルル育ちとハワイ出身は2人のみで、他のメンバーは全員アメリカ本土出身で、本土での活動後、ハワイへと活動の場を移します。

ハワイで集まったメンバーはオアフをはじめ他の島でも活動しますが、ハワイ島で歌っていたポリーン・ウィルソンと出会いその歌声に衝撃を受け、やがてポリーンを誘い活動拠点をオアフ島に移します。

オアフへ移ったメンバーは1970年の初頭にシーウィンドの前身となる「OX」を結成します。当時はメンバー全員が同じ家に一緒に住み多くの時間をリハーサルやギグなどに費やしていました。

OXは最初「トップ40」などを聴かせる会場で「タワー・オブ・パワー」、「コールド・ブラッド」、「ハービー・ハンコック」などのカバーを演奏していました。
その実力からハワイでの人気も高まり、ハワイにツアーや休暇で来ていた「ニール・ショーン」、「ジェフ·ポーカロ」、「リー·リトナー」といったミュージシャンもシーウィンドを耳にします。
のちにアルバムのプロデューサーでもあるドラマーの「ハーヴィー・メイソン」もその一人でした。

プライベートでは1975年にボブ・ウィルソンとポリーン・ウィルソンが結婚します。
またオリジナル曲も書くようになりオリジナル・グループとしての活動を目指し、ハーヴィー・メイソンの勧めもあり1976年に活動拠点をロサンゼルスへ移します。

ロサンゼルスでは名門ライブ・ハウス「ベイクド・ポテト(Baked Potato)」で毎週月曜日に開催される「マンディ・ナイト」に出演するなど本土での人気も高まります。
この出演の後押し、グループ名をOXからシーウィンドへの改名を勧めたのもハーヴィー・メイソンとの事です。

そしてハーヴィー・メイソンはレコーディングなどで付き合いのあった名プロデリューサーで「CTIレーベル」の社長「クリード・テイラー」に強く推し契約を結びます。

CTIレーベルは皆さんご存知のようにフュージョンがまだクロスオーバーと呼ばれていた頃にロスオーバー・ミュージックの名門レーベルで、CTIからはジャズ、クロスオーバーといったジャンルのアーティストにより数多くのヒット・アルバムが誕生しています。

そして1976年にリリースされたのがデビュー・アルバム「Seawind(シーウィンド)」です。
私もこのアルバム(当時はレコード)で知り、曲の良さ、ポリーン・ウィルソンの歌声、そしてホーン・セクションを取り入れたグループのリズム・アンサンブルの良さに驚きました。

このアルバムからヒット曲「ヒー・ラヴズ・ユー(He Loves You)」を紹介します。
アルバム収録曲8曲のうち6曲(1曲のみ共作)がボブ・ウィルソンの曲で、この曲の作詞、作曲もボブ・ウィルソンです。

シーウィンド(Seawind) | ヒー・ラヴズ・ユー(He Loves You)
https://www.youtube.com/watch?v=gLs4YTTLcK4 (YouTube)

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このアルバムはハーヴィー・メイソンのプロデュースですが、CTIのアルバムでクリード・テイラー以外の人がプロデュースするのは初めての作品となります。

続く1977年にCTIより、やはりハーヴィー・メイソンのプロデュースでリリースされたのが2作目となる「Windows Of Child(邦題:太陽の伝説)」です。
ファースト・アルバムがヒットし期待されたセカンド・アルバムで、全9曲のうち8曲がボーカル曲となり、よりポップでR&B傾向となった仕上がりかと思います。

シーウィンド(Seawind) | ワン・スウィート・ナイト(One Sweet Night)
https://www.youtube.com/watch?v=hb1eVHSq9e8 (YouTube)

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CTIからはこの2作で終わり、新たに「A&Mレコード」へ移籍となります。
A&Mに移籍し1979年にリリースとなったのが3作目となる「ライト・ザ・ライト(Light The Light)」です。

このアルバムのプロデュースはグラミー賞を獲得した「ジョージ・ベンソン」の「ブリージン」や「ナタリー・コール」の「アンフォゲッタブル」などで知られる「トミー・リピューマ」です。
トミー・リピューマがA&Mに所属していた時に傘下として自己のレーベル「ホライゾン(Hrizon)」を設立し、このアルバムもホライゾンからです。
エンジニアは名コンビの「アル・シュミット」がクレジットされています。

アルバムはトミー・リピューマらしくよりポップさを増し、ボーカル(メロディー)を聴かせる仕上がりかと思います。
前2作に比べると軽いかもしれませんが、「ホールド・オン・トゥ・ラヴ」をはじめそのサウンドはAORファンにもお馴染みかと思います。洗練された演奏もお気に入りです。

シーウィンド(Seawind) | ホールド・オン・トゥ・ラヴ(Hold On To Love)
https://www.youtube.com/watch?v=PBCG6BhDOSc (YouTube)

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このアルバムでジェリー・ヘイが脱退となります。

そして1980年にA&Mから4作目となる「Seawind(シーウィンド)」がリリースとなります。日本ではジャケットのイメージからか「海鳥」という邦題名が付けられています。

このアルバムのプロデュースは当ブログでも紹介のジョージ・デュークです。
メンバー以外にジョージ・デュークをはじめ、彼と親交のあるパウリーニョ・ダ・コスタなど、そしてジェリー・ヘイもゲスト・ミュージシャンとして参加しています。

ジョージ・デュークらしい、ポップで洗練された曲ばかりです。

シーウィンド(Seawind) | ホワッチャ・ドゥーイン(What Cha Doin’)
https://www.youtube.com/watch?v=Nb3u9YZxKYs (YouTube)

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また、A&Mの2枚は輸入盤ですが2in1でこのようなCDもリリースされています。

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この曲がヒットとなりA&Mはこの路線のアルバム制作を提案しレコーディングに入りますが、メンバーとの方向性の違いから発売とならず、やがてシーウィンドは活動を停止し解散となります。

このお蔵入りとなった曲は1995年リリースのCTI時代のベスト盤に追加曲として5曲収録されています。
当時はこの5曲を聴きたくこのアルバムを購入した方も多いかと思います。
廃盤となり私は聴けませんでしたが、先に紹介したファースト・アルバムとセカンド・アルバムの2枚に4曲がボーナス・トラックとして収録され、ようやく聴く事が出来ました。

Remember

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また、当時はレーベルが「コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック(Contemporary Christian Music) (以降:CCM)」系という事もありレコードも輸入盤のみでしたが、1981年に「ボブ&ポリーン・ウィルソン」名義でリリースされた「SOMEBODY LOVES YOU」というアルバムもよく聴きました。

解散前にシーウィンドのメンバーが参加しレコーディングされた事から、これが5作目ではという情報もありましたが、あくまでもCCMとして2人の名義で作られたアルバムでした。
CCMというよりはAORの名盤だと思います。

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復刻されたCDのライナーにシーウィンドの裏話的なボブ・ウィルソンのインタビューが書かれており、紹介できないのが残念ですが面白いです。

そして2009年に29年振りにオリジナル・メンバーが再集結(ジェリー・ヘイは不参加)しアルバムがリリースとなりました。
新曲とセルフ・カバーから構成された内容ですが、今も大活躍のメンバーだけに演奏など全てが良い内容かと思います。

アルバム・リリースに併せて来日公演もあったのですが、見れなかったのが残念です。

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シーウィンドについては簡単な紹介となり書き足りないのですが、またの機会に紹介できればと思います。

今年もブログをご覧頂きありがとうございました。
また来年も私の大好きな音楽を紹介したいと思います。

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