思い出のドーナツ盤(1) 「バッド・フィンガー」~「スレイド」


先に紹介しました思い出の「パートリッジ・ファミリー」を書こうかと久しぶりにシングル盤のコレクションを探したところ、次から次へと懐かしく思い出の曲ばかりが見つかり、その日は原稿を書くのも忘れて、それらを聴きいってしまいました。

所有のシングル盤は洋楽、邦楽とも1960年半ばから1970年代がほとんどですが、ラジオで音楽に興味を持ち、やがてポータブル・プレイヤーを手に入れ、家でもレコードが聴けるようになり買い集めたものばかりです。
まだ親からお小遣いをもらっていた時代でありシングル盤1枚買うのも大変でした。ましてやLPレコードを買うなんて夢また夢ではありましたが、何れも思い出のある1枚です。

もっと所有していたと思っていましたが、やはり月日が経ったのか処分したりと減ってはいました。しばらくの間、その中より私の特にお気に入りの曲を、何回かに分けて紹介したいと思います。
若い人には古いと思われるかもしれませんが、同時代に聴かれた方には懐かしいのではと思います。
今ではジャンルも広く色々な音楽を聴く私ですが、そのスタートとなりった曲ばかりです。

バッド・フィンガー最初の曲は「バッドフィンガーBadfinger)」の「嵐の恋No Matter What)(1970年)」です。

「ピート・ハム」と「トム・エヴァンス」を中心に結成されたバッドフィンガーですが、アップル・レコードと契約となり、ビートルズの弟分として当初は「アイヴィーズ」といグループ名で1968年に「メイビー・トゥモロー」でデビューします。

しかしアップル社の財政問題などを理由に本国イギリスやアメリカでは販売されず不発に終わります。
その後、バッドフィンガーに改名し、リンゴ・スター出演の映画「マジック・クリスチャン」のテーマ曲で1969年に再デビューとなり、この曲のヒットにより名前が知られるようになります。
そして1970年に発売されたセカンド・アルバム「ノー・ダイス」からシングル・カットされた曲がこの「嵐の恋」です。
この曲は同年12月にビルボードで最高8位のヒットとなります。
私はのちに「エアプレイ(Airplay)」にボーカルで参加した「トミー・ファンダヴァーグ」とギタリストの「ブルース・ガイチ」が結成したプロジェクト「KIng Of Hearts」がこの「嵐の恋」をカバーし、そちらでもよく聴きました。

「ニルソン(Harry Nilsson)」の大ヒット曲「ウィズ・アウト・ユー(Without You)」はピートとトムによる楽曲であり、こちらもセカンド・アルバムにオリジナルが収録されています。

バッド・フィンガー(Badfinger) | 嵐の恋(No Matter What)
http://www.youtube.com/watch?v=9x1MZEDQbtA (YouTube)

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エジソン・ライトハウス2曲目は「エジソン・ライトハウスEdison Lighthouse)」の「恋のほのおLove GrowsWhere My Rosemary Goes))(1970年)」です。

エジソン・ライトハウスはこの曲とともにグループとしとも人気となりました。
しかし、実際はソングライターでプロデューサーの「トニー・マコウレイ」が作り上げたプロジェクトであり、セッション・ミュージシャンにより作られた演奏をバックに「トニー・バロウズ」が歌うといった企画ものでした。
「涙のハプニング」の解説にメンバー名が書かれていますが、この曲のヒットにより2枚目の「恋のテクニック」はこのメンバーでリリースしますが、3枚目の「恋のペテューラ」ではボーカルが入れ替わり、4枚目の「涙のハプニング」ではグループは2つに分裂してしまい、エジソン・ライトハウスとしてはボーカル以外はミュージシャン全員が入れ替わるといった、曲があってのグループでもありました。

エジソン・ライトハウス(Edison Lighthouse)」 | 恋のほのお(Love Grows (Where My Rosemary Goes)
http://www.youtube.com/watch?v=b9XyhFQeob0 (YouTube)

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マッド3曲目は「マッドMud)」の「タイガー・フィートTiger Feet)(1974年)」です。

マッドは「ドノヴァン」や「ハーマンズ・ハーミッツ」を育て上げた名プロデューサー「ミッキー・モスト」が立ち上げた「RAK」レコードからデビューしたイギリスの4人組のグループです。

このタイガー・フィートはRAKから3枚目のシングルとしてリリースされ大ヒットとなりました。
RAKといえば「スージー・クワトロ」をビッグ・スターに育て上げた事て知られています。
また、スージー・クワトロのヒット曲は「ニッキー・チン」と「マイク・チャプマン」という優れた2人のソング・ライターによるものですが、このタイガー・フィートもこの2人によって作られており、その活きよいによりヒットとなったのかと思います。

マッドは私もこの曲しか知らず忘れかけていたのですが、数年前に「タモリ」司会によるフジテレビの新ドラマを紹介する特番に頻繁に使われていた事が印象に残っています。

マッド(Mud) | タイガー・フィート(Tiger Feet)
http://www.youtube.com/watch?v=UMaQUdzjsHU (YouTube)

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スレイド今回最後の曲は「スレイドSlade)」の「ムーヴ・オーヴァーMove Over)(1973年)」です。

スレイドは、1966年にイギリス、バーミンガムで結成されたロック・バンドです。

「朝日の当たる家」などのヒットでご存知の「アニマルズ」のベーシスト「チャス・チャンドラー」の力添えによりアルバム・デビューとなります。
チャス・チャンドラーといえばアニマルズ解散後、「ジミ・ヘンドリックス」のマネージャーとなり「ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス」を結成させ、ファースト・アルバムとセカンド・アルバムをプロデュースした人物のほうでご存知の方も多いかと思います。
スレイドもレコード会社との契約の手助けや、グループ名をスレイドにしたのもチャス・チャンドラーの考えとの事で、以降もグラム・ロックのブームに便乗させるなど深く関わりを持ち、トップ・グループとして成功しヒット曲も多く誕生させます。

この曲ムーブ・オーヴァーは今回紹介のスレイドで初めて聴き、最初はスレイドの曲とばかり思っていました。のちに「ジャニス・ジョプリン」の名盤「パール」に収録の「ジャニスの祈り」と知ります。
ジャニスのほうが有名なのはもちろんですが、私は最初に聴いたスレイドが今でも印象に残っています。
あと、ギタリスト、デイヴ・ヒルの髪型(前髪をととのえた長髪)もですが。

スレイド(Slade) | ムーヴ・オーヴァー(Move Over)
http://www.youtube.com/watch?v=NwnCi9cTq4I (YouTube)

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私のシングル盤のお勧めとして4曲紹介しましたが、この頃はイギリスの音楽を聴いていたのだなと思いました。
ただ、当時はイギリス、アメリカなど関係なく、ラジオから流れる流行りの音楽を聴いていたのかもしれません。

思い出のドーナツ盤(2)へ続く

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