モノログとジョージ・デュークの想い出


liner notes

モノログとジョージ・デューク共演の時の写真

当ブログでも推薦中の、ボストン在住のYuki Kanesaka(1981年 -、千葉県茂原市出身)によるプロジェクト「monolog」の最新オリジナル・アルバム「17 LIVING SOULS」ですが、彼の「ソウル」が詰まった楽曲には様々な想いが込められているようです。

このアルバム・ジャケットのポケット部分に挿入されている彼自身の書いたライナー・ノートには、昨年8月に亡くなったジョージ・デューク(George Duke、1946年 – 2013年)へのメッセージが綴られています。

Dear Mr. George Duke

2004年にボストンのバークリーで共演してから早いもんで、あれから10年になる。あの時は僕が強引にステージに乗って一緒に踊ったり弾きちぎったりして、観客はスタンディングオベーション。楽しくてクレージーな夜だった。
当時、学生だった僕も、何年かの駆け出しのキーボーディストそして、何年かのプロデューサーのキャリアを経て、Little Yukiからmonologとしてメジャーレーベルから自分の作品を発表することになったよ。自分ひとりでドラム、パーカッション、ベース、ギター、もちろんキーボード全般を、打ち込みなんて使わずに頭から最後まで、すべて生演奏して最高のシンガー達と一緒に作り上げたんだ。まだ慣れない草履を何足も履ききれないぐらい履きつぶしているいるし、正直すっごくチャレンジが多い。
でも、自分のフレーズをグルーブにのせるときには、ジョージがいつもいっていた、お決まりの無茶な台詞、「JB<ジェームスブラウン>見たいに弾いてみな!!」が聞こえるよ。まあ聴いてみてよ。
また一緒に演奏しょうぜって話は、口約束に終わっちゃったけど、少なくとも僕がジョージのソウルを、受け継ぐから心配いらないよ。
今でも、そしてこれからもインザポケットしていないときはないんだろ?知ってる、知ってる。。。。トライせずにもう信じて音出してるからだいじょうぶ。All SET!!

P.S.今回参加してくれたMs.Patrice Rushenもよろしくいってたから電話して。またハービーといっしょにヘッドハンターズをやれっていっといて、、、ぶったまげるぜ!!!。。。

今回monologのレコーディング中に亡くなられたMr.George Dukeへ、ボストンのLittle Yukiこと、Yuki monolog Kanesaka から愛を込めて。

このアルバムを尊敬するMr. George Dukeとすべての音楽ファンに捧げます。

 出典:「monolog | 17 Living Souls」ライナー・ノート

 そんな敬愛するジョージ・デュークへのトリビュート曲はアルバム9曲目の「From Dusk To Dawn」です。

9.From Dusk To Dawn ~George Duke tribute~ <George Duke cover>
music: George Duke

全体がFunk且つGrooveする楽曲で構成されるアルバムにおいて、このインストルメント曲は中盤の聴かせ所になっています。エレクトリックピアノと生ピアノ、そして生ドラムがジョージへの想いを語りかけるようです。

Fender Rhodes

Fender Rhodes(著作権者:CasinoKatさん、ライセンス:CC BY-SA 3.0、http://ja.wikipedia.org/wiki/ローズ・ピアノ)

生前のジョージ・デュークが演奏する「From Dusk To Dawn」の映像があります。1998年リリースのアルバム「George Duke|After Hours」収録曲です。モノログとジョージ・デューク各々のエレクトリックピアノ(フェンダー・ローズ、Fender Rhodes)の演奏を聞き比べるのも興味深いと思います。

George Duke | From Dusk To Dawn
http://www.youtube.com/watch?v=JCq3vu4CuRI (YouTube)

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フェンダー・ローズと云えばパトリース・ラッシェン(Patrice Rushen、1954年 -)もまた忘れられない存在です。「17 Living souls」の8曲目にパトリースの「Remind Me」がカバーされていますが、次の様にクレジットされています。

8. Remind Me feat. Patrice Rushen <Patrice Rushen cover>
Lyric & Music: Patrice Rushen, Karen Evans
keyboard solo/vox/synth bass/fender rhordes: Patrice Rushen

モノログ旧知のパトリース本人が歌の他、フェンダー・ローズも弾いています。モノログの奏でるドラムや以前の記事で紹介したピアニカ(鍵盤ハーモニカとリコーダとキラキラ星)との共演が聴ける筈です。

そのパトリースの「Remind Me」を演奏するステージの様子をYouTube動画で御覧下さい。

Patrice Rushen | Remind Me
http://www.youtube.com/watch?v=8weIweiwb7w (YouTube)

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パトリースとモノログですが、1昨年11月リリースのmonolog名義最初のアルバム「monolog | Re:Live -JAZZ meets HIP HOP CLASSICS-」のアルバムトレーラーの中で、「先端技術と伝統の出会いで無かったものを生み出すのよ!」と云ったコメントを寄せてくれています。

Re:Live – JAZZ meets HIP HOP CLASSICS

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何れにしろ、このアルバム「17 Living Souls」の中にはmonologの様々な思いと音への拘りが詰まっています。スタンダードな名曲のカバーだけでなく、彼の音楽仲間と創り上げたオリジナル曲も必聴です。そんな名曲たちと違和感なく溶け込んだ17曲ノンストップ・アルバムに仕上がっています。

イギリスでの発売以来は、現地のラジオSoulsorts on Hot FM等でも取り上げられていますので、時間が許せばこれらの番組を聴いてみてください。UKの音楽事情に触れられるかも知れません。

SOULSORTS ON HOT FM – SUNDAY 8th DECEMBER 2013 (PodOmatic)
SOULSORTS ON HOT FM – SUNDAY 15th DECEMBER 2013 (PodOmatic)

そして偶然monologの音楽を耳にした、ファンク好きのブロガーtakumixさんも取り上げています。

ファンクひとりでできるもん!monolog『17 Living Souls』 (Make The Groove!)

まさしく「音楽に人種や国籍は関係ない!」と云ったことを証明するアルバムだと思います。

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