さよならドビッシー~「月の光」に魅せられて


Chusyu_Meigetsu

9月19日の満月、中秋の名月

今年の9月19日は旧暦の8月15日に当たり、この夜の月は「中秋の名月」でした。中秋の名月は必ずしも満月とは限らず、次に満月でこの日を迎えるのは8年後の2021年になるそうです。東京オリンピックの翌年です。

さて、このブログでも何度か話題になっているNHK連続テレビ小説「あまちゃん」ですが、いよいよ大詰めです。9月28日が最終回の放送となりますが、終わってしまうのが淋しい気がします。
今や流行語となった「じぇじぇじぇ(‘jjj’)」や、小泉今日子(役名:天野春子)の歌う挿入歌「潮騒のメモリー」がオリコン初登場2位となる等、話題豊富な半年間の放送でした。まさに「じぇじぇ!」連発のクドカン(宮藤官九郎)劇場といった具合でした。

 

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1986年公開のアイドル映画「潮騒のメモリー」の主題歌という設定のこの曲ですが、その歌詞にある「寄せては返す 波のように 激しく」が「3.11東日本大震災の大津波」想起に繋がる重要な布石にもなっていました。
この映画でデビューしたアイドル鈴鹿ひろみ(配役:薬師丸ひろ子)の歌の吹き替え(ドラマのセリフで「落ち武者、いや影武者」)をしたのが天野春子だった訳です。

そんなアイドル成長物語に出演した若手女優達も、一躍ブレークの兆しが見え出しているようです。
主役の天野アキを演じた能年玲奈(のうねんれな、1993年 -、兵庫県神崎郡神河町<映画「ノルウェイの森」のロケ地-関連の記事->出身)を始め、潮騒のメモリーズで可愛い方(足立ユイ)役の橋本愛(はしもとあい、1996年 -、熊本県出身)、そして若い頃の天野春子の有村架純(ありむらかすみ、1993年 -、兵庫県伊丹市出身)といった面々です。
某雑誌調査による「U-22(22歳以下)女優の潜在視聴率ランキング」でそれぞれ1位、5位、18位という情報もあります。

復活した アキとユイの潮騒のメモリーズをお聴き覧下さい。

あまちゃん☆潮騒のメモリー
http://www.youtube.com/watch?v=6Si_ZA5jOuI (YouTube)

その中でも最年少の橋本愛ですが、既に「告白」「貞子3D」「桐島、部活やめるってよ」等の映画出演も多く、第36回日本アカデミー賞で新人俳優賞も受賞している実力派として注目されています。
その彼女が主演した今年1月に公開された映画に「さよならドビッシー」があります。第8回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞受賞の推理小説を映画化した作品です。

映画「さよならドビュッシー」予告編
http://www.youtube.com/watch?v=bik9EdYLHeY (YouTube)

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一応ミステリーなので詳細には触れませんが、この映画でキーマンの岬洋介役で俳優デビューをしたのが、ピアニストの清塚信也(きよづかしんや、1982年 -、東京都出身)です。今までは、TVドラマ「のだめカンタービレ」の玉木宏(役名:千秋真一)や映画「神童」の松山ケンイチ(役名:ワオ)のピアノシーンの吹き替え(あまちゃん流表現で影武者)を担当しています。
今回の映画の岬洋介はピアノの超絶技巧を披露していますが、当然ながら吹き替えなしの演奏シーンとなっています。吹き替え有り無しによるカメラアングルの違いに注目して見比べるのも一興です。

映画「神童」-ワオのピアノ演奏シーン-
http://www.youtube.com/watch?v=_zB_zuS6BvQ (YouTube)

 

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そしてこの映画のエンディングはピアノコンクールにおける橋本愛(役名:香月遥)の演奏するドビッシー(Claude Achille Debussy、1862年 – 1918年、フランスの作曲家)の「月の光(Clair de Lune)」が印象的に使われています。

この映画のサントラCDは特に発売されていないようなので、【DVD豪華版】(DVD2枚組/初回限定版)をお薦めします。清塚信也の未公開演奏なども楽しめます。
尚、橋本愛の「月の光」のピアノ演奏は吹き替えになっていると思いますが、清塚信也の弾く「月の光」はこんなアルバムで聴くことができます。

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モーグ・シンセサイザー(MOOG III-C)

1970年代初期のモーグ製品

そしてドビッシーの「月の光」ですが、個人的には冨田勲(とみたいさお、1932年 -)を世界の「Isao Tomita」として檜舞台に登場させたアルバム「月の光」が浮かんできます。当時は税関で軍事機器扱いされたというモーグ・シンセサイザー(MOOG III-C)を、日本で初めて個人輸入し、1年4ヶ月の歳月を費やしたデビュー・アルバム「月の光」(US盤原題:Snowflakes Are Dancing)です。

日本のレコード会社では相手にされず、米国RCAに持ち込んでのことでした。これが坂本九の「上を向いて歩こう」(米国名「SUKIYAKI」、1963年)以来となる、日本人のビルボード誌(Billboard、米国の週刊音楽業界誌)におけるチャートイン(1975年、クラシカル・チャート2位)となった訳です。日本人として初のグラミー賞ノミネートもされました。

冨田勲|月の光
http://www.youtube.com/watch?v=8MFYL41qflw (YouTube)

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Tsukinohikari

十五夜の月の光

あくまで個人的な感じ方ですが、ドビッシーの「月の光」は優しさに包まれた十五夜に近い月のイメージです。

一方、ベートーベン(独: Ludwig van Beethoven、1770年 – 1827年)のピアノ曲「月光(英:Moonlight Sonata)」ですが、こちらは冷ややかな三日月が連想されます。

「月の光」と「月光」と云った僅かな日本語訳の違いですが、妙にそのイメージが異なります。

その原因は、私の幼い頃に観ていた、川内康範(かわうちこうはん)原作の日本初の国産連続テレビ映画の影響でしょうか。

月光仮面
http://www.youtube.com/watch?v=WDwuhlS64LI (YouTube)

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