もう一人の天才ドラマー「バディ・リッチ」


学生時代、エルビン・ジョーンズの天才的ドラミングに圧倒されたのと同じくらいに、ジャズドラマーで強烈な印象を持ったのは、「バディ・リッチ」(Bernard “Buddy” Rich)でした。

ドラミングのパワーと、細かく、速く、正確に刻むリズム、そして長時間叩き続けるという、やはり天才的プレーヤーと言わざるをえません。
ある人に言わせると、「短距離のスピードでマラソンが走れるドラマー」とたとえています。まさに言い得て妙です。
神がかったリズム感とテクニックだと思います。1才の時からスティックを持たされて、1才半でドラムを演奏したということですので、やはり人間業ではないと思います。

バディ・リッチのドラミングは主にモーラー奏法で、その奏法原理は、腕の「回転、ねじり」で、ドラムを叩くというものです。

Buddy Rich Drum Solo
http://www.youtube.com/watch?v=22XbdIIhhXw (YouTube)

42才の時に心臓発作に見舞われ、医師よりドラムを止めるように言われたそうです。
このドラムソロは、そんな人の、65才の時の演奏とはとても思えない、大変な迫力です。

「BIG SWING FACE」に入っている、「LOVE FOR SALE」の、後半の3小節余りのアクセント付きシングルストロークは、特に有名なフレーズです。
聴く分には簡単聴こえますが、実際は普通のドラマーには、全くたたけないだろうと言われています。

Buddy Rich|Love for Sale
http://www.youtube.com/watch?v=HhJiH4JpajU (YouTube)

Big Swing Face

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代表曲は「ウェスト・サイド・ストーリー・メドレー」。迫力があり、そして細かく、速く、正確に刻むドラミング。演奏の後半に延々とドラムソロをやり、パワーと超スピードのシングルストロークで叩きまくる演奏は圧巻です。

Buddy Rich|West Side Story Medley – 1982 – Montreal
http://www.youtube.com/watch?v=6pCpVhlIRf8 (YouTube)

Live at the 1982 Montreal Jazz Festival [DVD] [Import]

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ちょっとおもしろい映像をみつけました。ジェリー・ルイス(Jerry Lewis)との共演です。
ジェリー・ルイスは米国の有名な喜劇俳優です。ドラミングも中々のものですね。やはり、天才と比較はできませんが。

Buddy Rich & Jerry Lewis|Drum Solo Battle (1965)
http://www.youtube.com/watch?v=141o_jwG7cA (YouTube)

1987年4月2日、バディ・リッチは、カリフォルニア州ロサンゼルスで亡くなりました。

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