銀座ACBと「ザ・スパイダース」


私が初めて「ザ・スパイダース」のライブ演奏を聴いたのは、「銀座ACB(アシベ)」でした。
銀座ACBは、銀座7丁目の銀座ガスホールの地下にありました。二つのフロアーがあり、演奏するステージは、円形で回転するものでした。
そのころ、ミリタリー・ルックのコスチュームがグループサウンズでは流行っていて、ミリタリーのコスチュームで演奏していたスパイダースを良く銀座ACBに観に行きました。銀座ACBは都会の雰囲気が漂い、回転ステージのすぐそばで、演奏を観て聴くことができました。この時に、誰かが付けていたコロンに気付き、すごくよい香りがしたので、それ以来、45年以上、私は「コロン」に凝っています。

その頃の銀座ACBの映像があります。

東京伝説の喫茶店物語 熱狂のステージ~銀座ACB~
http://www.youtube.com/watch?v=zRwd3HmYPxE (YouTube)

この映像には、銀座ACBを有名にした、平尾昌晃、ミッキー・カーチス、山下敬二郎らのロカビリーブームの出演者が登場します。しかし、私はロカビリー世代より少し若く、銀座ACBには、もっぱら、「ザ・スパイダース」、「ザ・テンプターズ」「オックス」や、「ザ・ジャガーズ」といったグループサウンズの演奏を観、聴きしたく、通っていました。

また、あの頃は「ライブハウス」という言葉は無く、「ジャズ喫茶」と呼んでおり、「ジャズ喫茶に行ってくる」「ジャズ喫茶でザ・スパイダースを観てきた」と、得意になっていました。
その雰囲気は独特で、音楽を聴くというより熱狂の中に同化してるという感じでした。そして、本当に間近に生の演奏を観ることができました。
例えば、ザ・スパイダース田辺昭知のバスドラの踏み方を間近で感じ、とても刺激的でした。

ザ・スパイダース | ノー・ノー・ボーイ
http://www.youtube.com/watch?v=85qTTNzL5H4(YouTube)

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作詞「田辺昭知」、作曲「かまやつひろし」の「ノー・ノー・ボーイ」です。
最初は詩の内容を理解せず、メロディが聴きやすく、いい歌だなあと思っていました。しかし、この歌詞は、年上の夫とか彼氏のいる女性に恋する若い男の歌だ知って、そうか、田辺昭知は、子供の恋では無く、許されない恋の歌、そんな大人の詩を作ってたんだ、「大人だぁ!」と妙に感心しました。

ザ・スパイダース | サマー・ガール
http://www.youtube.com/watch?v=oxQFXYTzW2A(YouTube)

「ノー・ノー・ボーイ」と同じ1966年リリースのザ・スパイダースの初期の名曲です。
ザ・ビートルズとかザ・ビーチボーイズの曲を「フッ」と思い出させる曲調で、とても好きでした。

ザ・スパイダースのメンバーでは、やはり、「堺正章」「井上順」「かまやつひろし」の3人がボーカルを担当していたこともあり、目立っていました。
特に堺正章のMCでの話は、お父さんが喜劇俳優(堺俊二)ということもあり巧みで、銀座ACBなどのライブでは、本当に可笑しかったと覚えています。
もちろん、子役として芸能界での経験が長いということが、多くの才能を発揮できる基になっているのだと思います。

ザ・スパイダース | あの時君は若かった
http://www.youtube.com/watch?v=MmDyxbkBg1A(YouTube)

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1968年発売の大ヒット曲です。堺正章と井上順がデュエットで歌っています。
作曲のかまやつひろしは、ジャズミュージシャンの「ティーブ・釜萢」が父親で、そして「森山良子」は従妹、「森山直太郎」は従甥になります。
かまやつひろしと何かと縁がある人が私の廻りに2人ほどいまして、直接的には存じ上げないのですが、何か近くにいる親しい人のような錯覚をしてしまいす。
かまやつひろしは当ブログで、ローリング・ストーンズのキース・リチャードが煙草を吸いながら演奏するギター奏法の解説ビデオで、紹介したことがありました。

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「ザ・タイガース」「ブルーコメッツ」、そして「ザ・スパイダース」がやはり、グループサウンズの御三家ではなかったでしょうか。

(編集注:銀座ガスホールは立て替えられ、現在、ファッションビルの「GINZA gCUBE(ギンザ ジーキューブ)」になりました。)

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