ヒッピーとフーテンの寅さん(3)


ヒッピーとフーテンの寅さん(2)の続き

モントレー・ポップ・フェスティバルでその知名度と人気を得た、ジャニス・ジョップリン(Janis Joplin)とジミ・ヘンドリクス(Jimi Hendrix)ですが、2年後のウッドストック・フェスティバルでも存在感を示します。
しかし、翌1970年に二人は相次いで不慮の死を遂げます。享年は何れも27歳という若さでした。

そのジョップリン死後の1971年発表のアルバム「パール(Pearl)」は、彼女の短い生涯における最高の売上を記録しました。
「Janis Joplin | Pearl (Exp)」がありますが、3月6日に「ソニー・ロック名盤100選」の高音質CDも発売されます。

Janis Joplin|Mercedes Benz-Move Over (Outtake)
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=I-s77W70_Zs (YouTube)

Pearl (Exp)

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一方、ローリング・ストーン誌の選ぶ「100 Greatest Guitarists」で1位の「ジミ・ヘンドリクス」の方は、3月5日(国内6日)に、死後40余年を経ての未発表音源によるアルバム「Jimi Hendrix | People Hell & Angels」が発売されます。

Rock Legend Jimi Hendrix releases new album
http://www.youtube.com/watch?v=YZNlVMOsrM0 (YouTube)

People Hell & Angels

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どちらも実質活動期間は短かったものの、ロック史に偉大な足跡を残すミュージシャンです。マリファナやLSD等のドラッグが当たり前だった時代、その光と影の部分を象徴していたように思います。

「愛と平和とセックスと自由」を標榜したヒッピー・ムーブメントの頂点は、この1969年ウッドストックの頃だったと思います。
今では完全に死語と化した「ヒッピー」という言葉ですが、日本に入ってくると「フーテン」と呼ばれる独特のスタイルが生まれました。

フーテンとは、仕事も学業もせず、ぶらぶらしている人のこと。
フーテンとはもともと瘋癲と書き、精神状態が異常なこと及び、そういった人をさした。ここから1967年の夏、新宿東口に集まる長髪にラッパズボン、(妙なデザインの)サングラスといった格好をし、定職にも就かず、ブラブラしている無気力な若者集団をフーテン族と呼ぶようになる。瘋癲がカタカナ表記されたフーテンはこうしてアメリカのヒッピーに近いイメージで使われた。

出典: 日本俗語辞典

「フーテン」と云えば「寅さん」の登場です。

「わたくし、生まれも育ちも、葛飾柴又です。 帝釈天で産湯をつかい、姓は、車 名は寅次郎。 人呼んで、フーテンの寅と発します。」

毎年2回、決まってお盆とお正月の前になると、生まれ故郷の葛飾柴又にふらりと現れます。そして、ほろ苦い純情恋愛ドラマを残して、再びテキ屋稼業の旅に出て行く寅さんです。
その映画第1作目は1969年の夏に始まっています。
前年からフジテレビ系列で放送されたテレビドラマ「男はつらいよ」の最終回で、ハブに噛まれて死んだ「寅さん」が、視聴者の抗議で映画として復活しました。

映画「男はつらいよ」は、渥美清の主演、山田洋次の原作、脚本及び監督(3作、4作を除く)で、松竹のドル箱シリーズとなりました。
主演の渥美が亡くなる迄48作という、ギネスブック認定の記録となりました。
Hiroさん紹介の夢であいましょうにも出演し、コメディアンとして全国区になっていた「渥美清」ですが、この映画により「渥美清=寅さん」のイメージが定着しました。
でもその私生活は殆ど秘匿されていたようです。

映画「男はつらいよ」シリーズ誕生40周年記念のDVD、「男はつらいよ HDリマスター版」プレミアム全巻ボックス コンパクト仕様<全53枚組>」があります。

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稼業のテキ屋としてほぼ日本全国を廻った「寅さん」でしたが、埼玉県、富山県、そして49作目予定だった高知県が残されたロケ地でした。
昭和から平成にかけての日本の歴史と風景が凝縮され、日本人の心の機微に触れる、「寅さんの世界」に時々旅するのも良いものです。

テキ屋という職業を持ち、繊細な心遣いと思いやりがあり、多少気ままな一人旅をする「寅さん」ですが、当時の「フーテン」とは一線を画していたと思います。
今では「フーテン=寅さん」というのが、日本人にとって一般的ではないでしょうか。
ただ一つ、最初の(1)で紹介したスコット・マッケンジーのアルバム写真が、「寅さん」の弟分である源公(配役:佐藤蛾次郎)に重なります。

そして、この「寅さん」は正月映画の定番であったことから、俳句では冬の季語になっているそうです。

3月も近づき我が家の周りでは、春を告げる「菜の花」や「福寿草」が咲き出しました。早速、「菜の花」と「ふきのとう」は天麩羅となっって我が家の食卓に載りました。

NanohanaFukujyusou

そんな日も束の間、今週も積雪がありました。本格的な春の訪れは、もう少し先のようです。

Sekisetsu0219

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