ライブで蘇ったキャロル・キングの名盤「つづれおり」


私がキャロル・キング(Carol King)の歌を初めて聴いたのは、ラジオから流れた「イッツ・トゥー・レイト(It’s To Late)」という曲でした。
日本でもヒットとなりましたが、当時、私はまだ小遣いを貯めてシングル盤をようやく買える中学生でした。だから、このレコードを購入した後は毎日のように聴きました。

キャロル・キング(Carole KIng)|イッツ・トゥー・レイト(It’s To Late)
https://www.youtube.com/watch?v=zQqcuEfKfu0  (YouTube)

この曲が収録されたアルバムが1971年に発表された名盤「つづれおり(Tapestry)」です。
このアルバムは15週に渡って全米1位を獲得(ランク・インとしては302週)、そしてグラミー賞も4部門を受賞しています。
因みに、グラミー賞の授賞式は子育てを理由に欠席した事でも知られています。

私はのちにLPレコード、そしてCDも何枚か購入しましたが、その1枚がこのアルバムと1973年と1976年のライブ音源をアルバムと同じ曲順で収録した2枚組のレガシー・エディションというものでした。
また、「ロッド・スチュワート(Rod Stewart)」、「ビー・ジーズ(Bee Gees)」などが1曲ずつカバーした「つづれおり キャロル・キング・トリビュート・アルバム」というトリビュート・アルバムもリリースされ、こちらも購入し聴きました。

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今回は、昨年7月3日にロンドンのハイド・パークで開催された、「つづれおり」の全曲再現ライブの紹介です。

その前に、キャロル・キングは「つづれおり」以降も数多くのアルバムをリリースしています。
また、ライブ活動も行い、そのいくつかはライブ映像としてリリースされています。

日本でも初来日が1990年、そしてしばらく間が空き、2007年以降は何度か来日していますが、残念ながら生で聴く機会はなく、もっぱら購入した映像で楽しむのみです。

映像は何枚か購入しましたが、その1枚が「ウェルカム・トゥ・マイ・リヴィング・ルーム(Welcome to My Living Room)」という2004年に行なわれたアコースティック・ライブ・ツアーです。
タイトルのとおり、我が家に招いてのホーム・コンサートといったステージで、演奏も3人編成とシンプルな内容です。

「つづれおり」からも何曲か歌っていますが、ライブの定番曲として「リトル・エヴァ(Little Eva)」により大ヒットとなった「ロコモーション(The Loco-Motion)」を歌っています。

10代後半に大手音楽出版社で職業作曲家となり、ロックン・ロールの衰退とともに登場したポップス界において、「ジェリー・ゴフィン(Gerry Goffin)」と共に、この「ロコモーション」をはじめ数多くの曲をヒットさせます。
因みに「ロコモーション」のリリースは1962年ですが、キャロル・キングがまだ20歳というのも驚きです。

キャロル・キング(Carole KIng)|ロコモーション(Loco-Motion)
https://www.youtube.com/watch?v=7nGRVh7TCzY (YouTube)

Welcome to My Living Room by Carole King

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そして、もう1枚が「ジェイムス・テイラー(James Taylar)」とのジョイント・ライブとして知られる「Live At Troubadour」です。

ポップス界のヒット・メーカーとして活躍するものの、やがてビートルズの登場とともに衰退し、キャロル・キングは活動を場をロサンゼルスへと移します。
そのビートルズが初めてアメリカに行った際、ポール・マッカートニーが真っ先に会いたかったのがキャロル・キングだったそうで、かなり影響を受けていたというのも因果なものです。

ロサンゼルスに移り、やがて「ジェイムス・テイラー」、「ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)」などシンガー・ソング・ライターが登場し、人気が高まるとともに「つづれおり」の制作となるのですが、詞を書く事に悩んでしたキャロル・キングにアドバイスしたのが「ジェイムス・テイラー」で、アルバム制作にも参加しています。
また、先に「君の友だち(You’ve Got A Friend)」を取り上げて大ヒットとなった事も「つづれおり」の大ヒットの要因となったようです。

そのジェームス・テイラーとともに2007年にロサンゼルスの名門ライブハウス「トルバドール(Troubadour)」でのジョイント・ライブがCD+DVDのパッケージとしてリリースされました。

その中で「君の友だち」をデュエットしています。

ジェームス・テイラー&キャロル・キング(James Taylor & Carole King)|君の友だち(You’ve Got A Friend)
https://www.youtube.com/watch?v=6ZHdxYf-5Pk (YouTube)

2人歌声はもちろんですが、なんと言っても「ザ・セクション(The Section)」で知られる「ダニー“クーチ”コーチマー(Danny “Kootch” Kortchmar)(g)、「リーランド・スクラー(Leland Sklar)(b)」、ラス・カンケル(Russ Kunkel)(ds)の3人がバック・メンバーとして参加している事です。

ダニー・コーチマーだけは今回の「つづれおり」ライブにも参加しています。

因みに、私が購入して間もなくしてNHK BSで字幕付きでオンエアされたのにはガクッときましたが…。

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この2つのライブは日本でも行われ、生で聴かれた方も多いのでは思います。

ライブ映像は他にもリリースされていますが、私はこの2つがお気に入りです。

さて、これからが今回のテーマとなる「つづれおり:ライブ・イン・ハイド・パーク」ですが、2016年7月3日にロンドンのハイド・パークで6万5千人の観衆を集め開催されました。
開催された事は知ってはいたのですが、ようやく今年の9月にその模様が映像としてリリースされました。

ダイジェストになりますが、ライブの模様がいくつか公開されています。

つづれおり:ライヴ・イン・ハイド・パーク(トレーラー)
https://www.youtube.com/watch?v=bNa4kX84W-4 (YouTube)

キャロル・キング(Carole KIng)|イッツ・トゥー・レイト(It’s Too Late)|つづれおり:ライヴ・イン・ハイド・パーク
https://www.youtube.com/watch?v=H4McGEcKXyU (YouTube)

キャロル・キング(Carole KIng)|君の友だち(You’ve Got A Friend)|つづれおり:ライヴ・イン・ハイド・パーク
https://www.youtube.com/watch?v=e21F8QwM2K4 (YouTube)

キャロル・キング(Carole KIng)|ナチュラル・ウーマン(A Natural Woman)|つづれおり:ライヴ・イン・ハイド・パーク
https://www.youtube.com/watch?v=BA-7vSD23Z0 (YouTube)

これらの映像はオフィシャルであり、リリースされた映像からのダイジェストです。

スマートフォンなどで撮られたものでは1曲をフルに見る事も出来ますが、やはり購入したものを見てしまうと違います。
参考までに「Carole King Hyde Park 2016」で検索してみてください。

これから購入しご覧になる方も多いかと思いますので詳しくは書きませんが、「トム・ハンクス(Tom Hanks)」らのメッセージから始まり、アルバムの曲順に演奏されます。

当時、レコードはA面、B面に分けての収録でしたが、A面の曲が終わるとステージのバックの巨大スクリーンにレコードをひっくり返す映像が流れるなど演出も面白いです。

途中、ゲストとして娘の「ルイーズ・ゴフィン(Louise Goffin)」が登場し一緒に歌い、メインの「つづれおり」は全曲ですが、他にもライブでは定番の自身のヒット曲や、職業作曲家時代のヒット曲も披露しています。

また、野外でのライブで開始も夕方という事もあり、夕日が効果的に使われているのでは思います。

今回、このライブ映像のリリースですが、パッケージは映像とCDのカップリングとなっています。

輸入盤はこの2枚です。

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また、国内盤はこちらになります。

つづれおり:ライヴ・イン・ハイド・パーク(DVD付)

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購入にあたってはどれにしようかと迷いましたが、やはり映像の良さをとり、Blu-rayにしました。
国内盤は、ブックレットの日本語解説付きで映像も字幕付き、さらにCDもBSCD2という内容には惹かれますが。

何故、国内盤でBlu-ray盤を出さなかったのかが残念で、出ていれば価格が高くても購入したのですが。

あと、一応、AVシステム環境を組んでいる者として、前記のトルバドールでのジョイント・ライブが5.1Chサラウンドなのに、こちらはPCM Stereoのみとなっており、この大会場でのライブこそサラウンドで聴きたく、何故リリースされなかったのかと思い残念でたまりません。

ここ数年はライブに行く事もなく、ライブ映像を購入して行った気になっているのですが、今回の映像を見て、もしこのライブが再現されるのであれば絶対に出かけると思います。
たぶん無いと思いますが…。

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