柔軟で奔放なベーシスト「ロン・カーター」


昔から、ベーシスト「ロン・カーター」(Ron Carter)の名前は知っていました。
学生時代、吉祥寺のFunkey、Megu、OutBackに通い続けていた時、マイルス・デイヴィス・クインテットの、ウェイン・ショーター(テナー・サックス)、トニー・ウィリアムス(ドラムス)、ロン・カーター(ベース)、ハービー・ハンコック(ピアノ)というメンバーのマイルス第二期黄金クインテットと呼ばれた、4ビートスタイルの最高水準Jazzとして盛んに曲が流れていました。
このメンバーでは、「E.S.P.」「マイルス・スマイルズ」「ソーサラー」「ネフェルティティ」「ウォーター・ベイビーズ」「マイルス・イン・ザ・スカイ」等のアルバムをリリースされています。

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)|E.S.P.
https://www.youtube.com/watch?v=1dJ-WUsPJoE (YouTube)

E.S.P.

新品価格
¥548から
(2017/6/9 12:39時点)

  • マイルス・デイヴィス(Miles Davis) – Trumpet
  • ロン・カーター(Ronald Carter) – Bass
  • トニー・ウィリアムス(Tony Williams) – Drums
  • ハービー・ハンコック(Herb Hancock) – Piano
  • ウェイン・ショーター(Wayne Shorter) – Tenor Saxophone

ロン・カーターが、マイルス・デイヴィスのグルーブに参加したのは1963年です。先に書きましたが、若きジャズベーシストとして60年代のマイルスの第二期黄金期を支えました。ロンの柔軟で奔放なプレースタイルが、モード・ジャズの表現を模索していたマイルス・デイヴィスにベーシストとして抜擢されました。他のメンバーが繰り出すモード・ラインに対し、半音階のクロマッチックな音選びで絶妙の演奏を創り出しました。
この「E.S.P.」は1964年リリースです。「フリー」スタイルとは異なる、マイルスのプレイとショーターのプレイが織り成す即興演奏に、他のメンバーがそれぞれのパートを緊張感を漂わせて応えています。この「E.S.P.」はマイルスのベストの一つと言われています。

マイルス・デイヴィス(Miles Davis)|枯葉(AUTUMN LEAVES)|1964
https://www.youtube.com/watch?v=cuhFQAzgnFQ (YouTube)

Miles in Berlin

新品価格
¥551から
(2017/6/9 12:40時点)

この「枯葉」は、ウェイン・ショーターが初参加して〝黄金のクインテット”となった最初の「Miles In Berlin」の中の1曲です。
「枯葉」のようなスタンダード曲を自在に演奏しています。緊張感にあふれたライブ演奏となっています。
Jazzの即興演奏の面白の最高傑作と評価されています。

ジャズの流れが、モード・ジャズからフュージョンに移行しつつあった1960年代終盤、「ロン・カーター」はマイルスのグループを離れ、各セッションのサイドマンとして無数のレコーディングに参加しています。70年代にはハービー・ハンコック、ハンク・ジョーンズなど。その後も、ベース、ピッコロ・ベースで多くのセッションに参加しています。

ロン・カーターのベースは、一音聴いただけで「ロンだ」とわかるほどの強烈な個性があると言われています。そして、日本でも非常に人気の高いジャズベーシストです。来日経験も多く、日本のミュージシャンとの共演も多いです。

ハンク・ジョーンズ(Hank Jones)&ロン・カーター(Ron Carter)|グレート・ジャズ・イン・神戸 ’96(Great Jazz In Kobe 1996)
https://www.youtube.com/watch?v=93o0IlbWCLw (YouTube)

グレート・ジャズ・イン・神戸 ’96 [DVD]

中古価格
¥3,300から
(2017/6/9 12:40時点)

  • ハンク・ジョーンズ(Hank Jones) – Piano
  • ロン・カーター(Ron Carter) – Bass
  • スティーヴン・スコット(Stephen Scott) – Piano
  • スタン・ギルバード(Santi Debriano) – Bass
  • ルイス・ナッシュ(Lewis Nash) – Drums
  • ジミー・スミス(Jimmie Smith) – Drums
  • スティーヴ・クルーン(Steve Kroon) – Percussion
  • 鈴木重子(Shigeko Suzuki) – Vocal (#9)

ちなみに、このピアノのハンク・ジョーンズは、 1962年5月19日、ジョン・F・ケネディ大統領の誕生パーティで、マリリン・モンローが歌った有名な「ハッピー・バースデイ」のピアニストだったそうです。

マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)|Happy Birthday Mr. President
https://www.youtube.com/watch?v=EqolSvoWNck (YouTube)

関連記事