澄んで寒い冬空に「冬の夜」~「星の界」


今年に入って、晴天の日が続いています。澄んで凍てつく寒さの冬の夜の空をみて…

芹洋子|冬の夜
https://www.youtube.com/watch?v=07AMCmv4XFA (YouTube)

歌いつがれる日本の心☆冬 冬景色 他

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作詞:不詳(文部省唱歌)
作曲:不詳(文部省唱歌)
1912年(明治45年)3月「尋常小学唱歌(三)」に掲載
NHKの「みんなのうた」では、1968年(昭和43年)12月に「作詞・作曲:文部省唱歌 編曲:若松正司」として紹介されています。

燈火ちかく衣縫ふ母は
春の遊びの楽しさ語る
居並ぶ子どもは指を折りつつ
日数かぞへて喜び勇む
囲炉裏火はとろとろ
外は吹雪

囲炉裏の端に繩なふ父は
過ぎしいくさの手柄を語る (過ぎし昔の思い出語る)
居並ぶ子供は ねむさを忘れて
耳を傾け こぶしを握る
囲炉裏火はとろとろ
外は吹雪

歌詞は明治に作られたものなので、戦争を鼓舞する意味合いも感じられるが、囲炉裏を囲んで、父母子供が一緒にという近代日本の家族の原点のような状況を感じる曲です。「囲炉裏日はとろとろ」にその家族の暖かさがにじみ出ています。
北国の冬の夜が鮮やかに目に浮かびます。

由紀さおり・安田祥子|冬の星座
https://www.youtube.com/watch?v=RRUy6zetKQ4 (YouTube)

メモリアル100曲集~由紀さおり安田祥子童謡コンサート2000回記念~

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木枯しとだえて さゆる空より
地上に降りしく 奇(くす)しき光よ
ものみないこえる しじまの中に
きらめき揺れつつ 星座はめぐる

ほのぼの明かりて 流るる銀河
オリオン舞い立ち スバルはさざめく
無窮をゆびさす 北斗の針と
きらめき揺れつつ 星座はめぐる

「冬の星座」はアメリカの作曲家・ウィリアム・ヘイスWilliam S. Hays)作った「愛しのモーリー」(Molly Darling)というラブソングです。戦後、堀内敬三の作詞で「冬の星座」というタイトルで中学の音楽の教科書に入れられたということです。
堀内敬三は、スコットランド民謡「アニーローリー」、アイルランド民謡「春の日の花と輝く」、ブラームス「眠りの精」、フリース「モーツァルトの子守歌」、ドヴォルザーク「新世界より」第二楽章から「遠き山に日は落ちて」など、数々の有名な曲の訳詞を残しています。

ダークダックス|星の界
https://www.youtube.com/watch?v=8STYNeUDp6Q (YouTube)

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月なきみ空に煌めく光 ああその星影 希望の光
人智は果て無し無窮の遠(おち)に いざその星影 きわめも行かん
雲なきみ空に横とう光 ああ洋々たる銀河の流れ
仰ぎて眺むる 万里のあなた いざ棹させよや 窮理の船に

原曲の詩はアイルランド系カナダ人のジョセフ・M・スクリヴンJoseph M. Scriven)によって書かれました。
この詩に感動したアメリカ人の法律家で作曲家のチャールズ・C・コンヴァースCharles C. Converse)が曲をつけ、自ら編纂した日曜学校唱歌集に、”What a friend we have in Jesus” という題で録音しました。
この曲は、全米中に、さらに全世界のキリスト教徒に讃美歌として愛唱されるようになりました。日本では「いつくしみ深き友なるイエスは」というタイトルで歌われています。
そして、杉谷代水が宇宙の雄大さをテーマとした「星の界」という歌詞をつけ、明治43年(1910)発行の「教科統合中学音楽」に掲載されました。
明治の曲ですが、とても懐かしさを感じる曲です。

寒い冬空は本当に澄んで、キーンとした冷たさを全身に伝えてきます。
その中に童謡は、ほのぼのとした暖かさを心の奥に感じさせてくれます。
これからも、折に触れ歌っていきたいと思っています。

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