月別アーカイブ: 2014年8月

パーカッショニストを聴く夏(3)「パウリーニョ・ダ・コスタ」


パーカッショ二ストを聴く夏(2)の続き

ラルフ・マクドナルド、ウィリー・ボボと紹介しましたが、やはり最後はこの人「パウリーニョ・ダ・コスタPaulinho Da Costa)」です。ライブ映像などを見ると「ポリーニョ」と呼ばれているようですが、今回は「パウリーニョ」で紹介いたします。

MAHALO_PIC_PDC_CD パウリーニョ・ダ・コスタはジャンルを問わずロサンゼルスを中心に現在もトップ・ミュージシャンとして大活躍のパーカッショニストです。
数多くのセッションに参加するなどその活躍は広く知られ、パウリーニョ・ダ・コスタの名前を知らなくとも皆さんお持ちのアルバムでその演奏を聴かれているかと思います。

セッションに参加したアルバムは2千枚を超え、Char、杏里、南義孝をはじめ、日本のアーティストのアルバムにも参加するなど、その活躍の広さを見る事が出来ます。
詳しくはパウリーニョ・ダ・コスタの公式サイトにアーティスト(Artists)、ディスコグラフィ(Discography)という項目があり、参加したアーティストやアルバム、曲名の一覧をご覧頂けます。
皆さんのお好きなアーティストの名前があるのではと思います。

パウリーニョ・ダ・コスタは1948年ブラジル、リオ・デ・ジャネイロ生まれです。
5歳(レコードのライナーには7歳)でパーカッションを演奏するようになり、リオのカーニバルで知られる多くのサンバ・スクールでダンシング及びプレイング・アワードを受賞しています。
10代後半にはブラジルの名高い幾つかのグループに参加し日本をはじめ世界中を周り、その活動によってあらゆるパーカッションの奏法をを習得します。

その後、1973年に現在の活動拠点であるアメリカ、ロサンゼルスに定住し、本格的にアメリカでのミュージシャン活動を開始します。

最初の仕事から大役とも言える、既にアメリカでも人気のブラジル出身のグループ、「セルジオ・メンデス&ブラジル’77(1971年に’66から改名)」へ参加します。

このグループには1976年まで在籍しその後ソロ・ミュージシャンとして独立、その実力から1976年にロサンゼルスのレーベル「パブロ・レコード(Pablo Today)」と契約となり、やはりブラジル出身のパーカッショニスト「クラウディオ・スローン」のプロデュースで同年にリリースとなったのが初のリーダー・アルバム「Agora(アゴーラ)」でした。

このアルバムはグレッグ・フィリンゲインズ、リー・リトナーと言ったミュージシャンも参加するなどフュージョンとも言えるサウンドですが、やはりパーカッショニストのアルバムらしく、多彩なパーカッション・サウンドを前面に出し聴かせるといった仕上がりとなっています。

Agora

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既にこの頃はトップ・ミュージシャンとして多くのセッションへの参加はもちろんの事、ソロとしての活動も並行し、1979年に自らプロデュースによるセカンド.・アルバム「Happy Peopleハッピー・ピープル)」をリリースします。
私がパウリーニョ・ダ・コスタを最初に聴いたのはこのレコードでした。

Agolaに比べると全9曲中6曲がボーカル曲で、曲調もディスコ調なポップな作りとなり、ラテン・フュージョンと言える心地よいサウンドのアルバムです。
参加ミュージシャンもセッションでの交流の広さを伺えるロサンゼルスを中心に活躍するトップ・ミュージシャンばかりです。

このアルバムより私のお勧めの2曲を紹介します。

1曲目の「Deja Vu」はレコードのA面1曲目の曲です。
この曲のボーカルはアース・ウィンド・アンド・ファイアーのフィリップ・ベイリーです。

パウリーニョ・ダ・コスタ(Paulinho Da Costa) | デジャ・ヴ(Deja Vu)
http://www.youtube.com/watch?v=kJY6nOR9dMw (YouTube)

2曲目はA面最後となる「Dreamflow」です。
この曲の作曲はラリー・カールトンで、メロディーとなるギター・ソロはもちろんラリー・カールトンです。

パウリーニョ・ダ・コスタ(Paulinho Da Costa) | ドリームフロウ(Dreamflow)
http://www.youtube.com/watch?v=R6xdkwjIb14 (YouTube)

Happy People

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このアルバムは私の周りでも話題となりましたが、本人のイメージはジャケットの写真しかなく、当時はめったに表に出ないミュージシャンと言われていましたが、1980年に行ったリー・リトナーのライブ映像が「リー・リトナー&フレンズ」というタイトルでリリース(私はレーザーディスクで購入)され、この映像で動くパウリーニョ・ダ・コスタを見た時は感動しました。やはりラテン系の気質、ノリを感させます。
また他のメンバーも「ハービー・メイソン」、「アーニー・ワッツ」、「アンソニー・ジャクソン」など層々たるミュージシャンばかりです。

このライブからラストを飾る「バイーア・ファンク」を紹介します。
この曲でクィーカ、そしてパウリーニョ・ダ・コスタが得意とするパンデイロのソロを聴かせますが、指先の動きは驚きました。

リー・リトナー(Lee Ritenour feat. Paulinho da Costa) | バイーア・ファンク(Bahia Funk)
https://www.youtube.com/watch?v=JZ2ZavBXpUQ  (YouTube)

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Happy Peopleでパウリーニョ・ダ・コスタのファンとなり次作を待ち望んでいた私ですが、3枚目のアルバムがリリースされたのが1984年でした。
MAHALO_PIC_PDC_SUN国内盤のこのレコードはビクター音楽産業からのリリースでしたが、ジャケットには「SUNRISE / PAULINHO DA COSTA」と書かれているものの、帯に書かれた邦題名は「サマー・シルエット」、そしてアーティスト名も「L.A.ザ・セクション」というユニット名となっています。

ライナーにはこのように書かれています。

L.A.サイドに於けるパーカッショニストの最高峰、パウリーニョ(ポリーニョ)・ダ・コスタを信頼して集まったL.A.のスーパー・ミュージシャン達による「サマー・シルエット/L.A.ザ・セッション(原題:Sunrise/ Paulinho Da Costa)」!

Happy Peopleのレコードは輸入盤、国内盤とも同じジャケット・デザインだったのですが、日本での発売元がポリドールからビクターとなりフュージョン・ブームの全盛期という事もあり、ジャケット・デザインを含め、このようなかたちで売りたかったのかと思います。

のちにCDを購入しましたが、ジャケットもこちらがオリジナルなのか異なり、なんと曲順がA面とB面が入れ替わって収録されています。

Sunrise

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私は輸入盤での購入でしたが、キーボーディストの「David Diggs」の「Street Shadows」というアルバムもL.A.ザ・セッション名義で、ジャケットを変え「ミント・サマー」という邦題名で売られていたのを覚えています。

このアルバムより2曲紹介します。
Happy Peopleの延長ともいえるこのアルバムも10曲中6曲がボーカル曲となっています。1曲目のタジ・マハールは「マシュ・ケ・ナダ」の作者としてもお馴染みのブラジルを代表するシンガーソングライター「ジョルジュ・ベン」の代表曲です。高中正義のカバーでもお馴染みかと思います。

パウリーニョ・ダ・コスタ(Paulinho Da Costa) | タジ・マハール(Taj Mahal)
http://www.youtube.com/watch?v=T0raXvt-kws (YouTube)

パウリーニョ・ダ・コスタ(Paulinho Da Costa) | リオ(I’m Going To Rio)
http://www.youtube.com/watch?v=wJpH1QCppbo (YouTube)

SUNRISEのリリース後、ソロ・アルバムとしては1991年に「BREAKDOWN」をリリースしています。
やはりラテン・サウンドですが、ディスコ・タッチのポップな曲ばかりで、「マイアミ・サウンド・マシーン」がお好きな方にはお勧めかと思います。

Breakdown

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ソロ・アルバムはこの4枚のみとなります。
私のお勧めの「Happy People」、「Sunrise」は残念ながら廃盤となってしまいましたが、CDでの復刻を望む方は多いのではと思います。

最後に、ジャズ・ギタリストは殆ど聴かない私ですが、1978年にパブロ・レコードからリリースされたジョー・パスとの共作アルバム、「Joe Pass and Paulinho Da Costa / Tubo Ben!」は収録曲がボサノヴァのスタンダード曲ということもあり、このアルバムはよく聴く1枚です。

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今回は3人のパーカッショニストを紹介しましたが、他にも当ブログで紹介しました「レイ・バレット」や「アイアート・モレイラ」などもこの夏にCDが復刻され、この時期に聴くのにはピッタリのサウンドかと思います。

パーカッショニストを聴く夏(2)「ウィリー・ボボ」


パーカッショニストを聴く夏(1)の続き

ラルフ・マクドナルドに続き2人目のパーカッショニストは「ウィリー・ボボWillie Bobo)」です。

ウィリー・ボボを初めて聴いたのは「Bobo(邦題名:ラテン・レディ)」というレコードで、当時レコード・ショップのお勧めとして壁に飾っていた1枚でした。
何の知識もなくラテンフュージョンというだけで購入したのですが、A面1曲目の「Palos」から最高の1枚です。

ウィリー・ボボも1934年、ラルフ・マクドナルドと同じくニューヨークのスパニッシュ・ハーレム生まれです。
14歳からボンゴを始め、モンゴ・サンタマリアにパーカッションを学び、19歳から4年間、ティンパレスの名手「ティト・プエンテ」のグループに在籍、その後もセッション・ミュージシャンとして活動し、60年代に自らのグループを結成、1964年には初リーダー作「Bobo’s Beat」をリリースします。

ロサンゼルスへと活動拠点を移しソロとしてもアルバムを数多くリリース、またセッション・ミュージシャンとしても活動しますが、1978年にレーベルをコロンビア(CBS)へ移籍し最初にリリースしたのが「Hell Of An Act To Follow(邦題名:アクト・トゥ・フォロー)」で、翌1979年にリリースされたのが今回紹介のアルバムBoboです。

私はこのアルバムでウィリー・ボボを知り、前作、そして遡るように初期のアルバムを聴きましたが、ラテン・ジャズといえる初期のアルバムに比べるとこのアルバムは別人かと思われるフュージョン・サウンドであり、ジャズ・ミュージシャンが当時のフュージョン・ブームの影響をもっとも受けたと感じるアルバムでした。

このアルバムより3曲紹介します。

1曲目はレコードのA面1曲目となるPalosです。
ギター好きの方にも気に入っていただける曲かと思います。
因みにギターは一時期「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」にも在籍していたカッティングの名手「ローランド・バウティスタ」で、曲もローランド・バウティスタのオリジナル・ナンバーです。
この曲は私の携帯の着信音でもあり、イントロは1年中聴いています。

ウィリー・ボボ(Willie Bobo) | パロス(Palos)
https://www.youtube.com/watch?v=BTkOnH2JQLI (YouTube)

2曲目はレコードではA面3曲目の「Latin Lady(Cecilea’s Song)」です。
この曲は「ザ・ボボ」というウィリー・ボボのバンドのメンバーでギタリストのアベル・ザラーテの作曲です。
この曲もラテンのリズムをバックにギターが心地よいです。

ウィリー・ボボ(Willie Bobo) | ラテン・レディ(セシリアの歌)(Latin Lady (Cecilia’s Song))
https://www.youtube.com/watch?v=kBvP8NUxBhI (YouTube)

3曲目はB面1曲目の「Reason For Livin’」です。
作曲はフュージョン・ファンにはお馴染みのキーボーディスト、作曲家の「デイヴ・グルーシン」です。

ウィリー・ボボ(Willie Bobo) | リーズン・フォー・リビン(Reason For Livin’)
https://www.youtube.com/watch?v=Y4Cd9cXQDFE (YouTube)

残念ながらこのCDも廃盤となり高価での取引となっているようですが、このアルバムと前作を収めた2in1のCDがリリースされておりお勧めです。

 

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ヘル・オブ・アン・アクト・トゥ・フォロウ/ボボ

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最後に2in1のアルバムを紹介しましたので、カップリングのもう1枚のアルバム「Hell Of An Act To Follow」からレコードではA面1曲目を飾る「Always There」を紹介します。
このアルバムもラテン・フュージョン・サウンドであり、お気に入りの1枚です。

ウィリー・ボボ(Willie Bobo) | オールウェイズ・ゼア(Always There)
http://www.youtube.com/watch?v=BFnCKm11ajI  (YouTube)

パーカッショニストとしてラテン・ジャズ界ではキャリアも長く名手と言えるウィリー・ボボですが、私が」最初に聴いたアルバムからもフュージョンという印象が強く、今回紹介のアルバムを中心に簡単な紹介となりました。

残念ながらウィリー・ボボも今回紹介したアルバムBoboを最後に1983年に49歳という若さで亡くなってしまいました。

パーカッショニストを聴く夏(3)へ続く

マイ・フェイバリット・ベースボール・ソングス


入道雲

入道雲

お盆が明けて、朝晩は少し秋の気配を感じるようになりましたが、まだまだ盛夏、夏真っ盛りです。

残暑お見舞い申し上げます。

真っ盛りといえば、連日、来週の8月25日に決勝戦を迎える高校野球甲子園大会の中継が連日続き、野球がシーズン真っ盛りです。

そこで、8月の「お気に入り曲」のテーマは「野球」です。
当ブログ執筆者がお勧めする野球に纏わる7曲を紹介します。

小柳徹|ホームラン教室
https://www.youtube.com/watch?v=eAKMjZqv5jo (YouTube)

日本聴こう!~懐かしのテレビ・ラジオ主題歌集

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  • まだ野球がよくわかっていない年頃でしたが、このテレビ番組は初めのころは近所の友達の家にテレビを見せてもらいにいって観ていました。小柳徹(あんぱん)はとても強く印象に残っています。もちろん、主題歌も、「ホームラン、パチパチパチ」「ホームラン、パチパチパチ」「ホームラン~教~室~」のところを含めよく覚えています。(Hiro)

松田聖子|青い珊瑚礁
https://www.youtube.com/watch?v=oRi03NHFph8 (YouTube)

SEIKO STORY~80’s HITS COLLECTION~

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  • 第53回選抜高等学校野球大会入場行進曲(1981年)です。やはり、夏はこの曲がぴったりです。(Hiro)

茂野吾郎(声:森久保祥太郎)|心絵(アニメ「メジャー」主題歌)
https://www.youtube.com/watch?v=kZppbf_bGPM (YouTube)

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  • 漫画「MAJOR(メジャー)」は週刊少年サンデー1994年から2010年まで連載されていた茂野吾郎が主人公の野球漫画でした。野茂投手がメジャー・デビューしたのは1995年です。今ではメジャーで活躍する選手も珍しくなくなりましたし、田中投手の活躍は予想を越えました。そして、日ハムの大谷翔平選手の「二刀流」や「時速160キロ超え連発」はマンガの世界だけの事では無かったようです。(Koji)

岩崎良美|タッチ
https://www.youtube.com/watch?v=aBu9LDKZIF4 (YouTube)

タッチ(21st century ver.)

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  • 当ブログの記事でも紹介のあったタッチですが、岩崎良美と云えばこの曲が真っ先に頭に浮かびます。(Koji)
  • はい、そうですね!やはりこの歌が本筋ですね。タッチは野球を軸としてますが、結構、「人」を考える漫画ですね。(Hiro)
  • 以前のマイ・フェバリット・スポーツ・ソングスで私もこの曲を推薦しました。当ブログ、2回目の登場です。(Yama)

ニール・ダイアモンド(Neil Diamond)|スイート・キャロライン(Sweet Caroline)
https://www.youtube.com/watch?v=1vhFnTjia_I (YouTube)

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GReeeeN|キセキ
https://www.youtube.com/watch?v=s_lcH_2nw-o (YouTube)

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  • 佐藤隆太主演のTBSドラマ「ROOKIES」の主題歌です。2009年の春の選抜高校野球大会の入場行進曲にも採用されました。野球に縁がある曲です。(Yama)

ルパン三世のテーマ(ルパン三世)
http://www.youtube.com/watch?v=KTYD3Hgw2kI (YouTube)

 

BOSS ANIME~MORE LUPIN! LUPIN!! LUPIN!!!~

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ブラバン!甲子園よりぬきベスト55

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  • ご存じ大野雄二作曲の名曲です。今や、高校野球応援ブラスバンドの定番曲です。(Yama)
  • アニメ主題曲としても、高校野球応援歌としても不朽の名曲ですね。(Koji)

お気に入りが見つかれば幸いです。

(編集長)

夏の夜のイージーリスニング「パーシー・フェイス」~「ポール・モーリア」


暑さで寝苦しい真夏の夜、涼をいざなうオーケストラ演奏のイージーリスニング曲はいかがでしょうか?

はじめに、パーシー・フェイス・オーケストラです。
パーシー・フェイスPercy Faith)は、1908年4月7日カナダトロントに生まれました。パーシー・フェイスが亡くなって38年経ちますが、現在も、オーケストラとしての活動はしています。
まだ、パーシー・フェイスと実際に一緒に活動していたプレイアーもオーケストラにおられるようです。
もちろん、代表曲は「夏の日の恋(The Theme From “A Summer Place)」 。9週連続全米ヒットチャート1位の、グラミー賞受賞曲です。
夏の夜にピッタリの曲だと思います。
私の若いころには、この曲がラジオでも商店街でも、遊園地でもいたるところで流れていたように思います。

パーシー・フェイス(Percy Faith)|夏の日の恋(Theme from A Summer Place)
http://www.youtube.com/watch?v=bz4DOlnh64Y (YouTube)

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1959年のアメリカ映画「避暑地の出来事」のテーマ曲です。主演のトロイドナヒュー(Troy Donahue)は、本当に「若さ」溢れる爽やかな2枚目で、アランドロンの影のある2枚目とは対照的な眩しい二枚目でした。テレビドラマ「サーフサイド6」でも「かっこいい」という言葉がぴったりで、豊かで活気のある1960年代アメリカの若者の象徴の感じでした。


ビリー・ヴォーン楽団(The Billy Vaughn Orchestra)|真珠貝の歌(PEARLY SHELLS)
http://www.youtube.com/watch?v=TPFXbiG6Cpg (YouTube)

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ビリー・ヴォーンBilly Vaughn)は、1919年4月12日ケンタッキー州のグラスゴー(Glasgow)生まれです。
ビリーボーン楽団は1954年に結成されました。もちろん、現在も「ビリー・ヴォーン・オーケストラ」として活動中です。

ビリー・ヴォーン・オーケストラ|2014/9/21(土)|渋谷公会堂(東京都渋谷区)

美しい音で心が和むメロディのビリー・ヴォーン・サウンド。曲のイントロを聴いただけで「ビリー・ヴォーンだ」わかります。
「イージーリスニング」の代表の一つだと思います。
「真珠貝の歌」は1960年代に広まったハワイアン・ポップスで、オアフ島に伝わる古い歌です。
ウェブリー・エドワーズ(Webley Edwards)が、英語の歌詞をつけたとされています。日本では「日野てる子」が歌ってヒットしました。


そして、イージーリスニングの大御所。
ポール・モーリアPaul Mauriat)は、1925年3月4日、フランス マルセイユの生まれです。
日本では「ラブ・サウンドの王様」と呼ばれています。

ポール・モーリア・グランド・オーケストラ(LE GRAND ORCHESTRE DE PAUL MAURIAT)|エーゲ海の真珠(Penelope L’eternel Retour)
http://www.youtube.com/watch?v=IqfjmiUgONc (YouTube)

エーゲ海の真珠~ポール・モーリア・ベスト・セレクション

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1965年に「ポール・モーリア・グランド・オーケストラ (LE GRAND ORCHESTRE DE PAUL MAURIAT)」を結成。
1969年に初来日して以来、1988年、1990年、1996年、1997年、1998年と来日して、870回の日本公演を開催しています。日本に大変なじみの深い楽団です。

「エーゲ海の真珠 (Penelope L’eternel Retour)」は、スペインのアウグスト・アルグエロ作曲です。日本では1970年12月にシングル盤で発売されました。ファッションブランド「ROPE(ロペ)」やメルシャンワインのCMにもつかわれました。
その他、「恋は水色」「蒼いノクターン」、「涙のトッカータ」、「オリーブの首飾り」、「そよ風のメヌエット」等と日本でも多くのヒット曲をだしています。

チケットぴあ一般発売 | ポール・モーリア ラブ・サウンズ・コンサート | 2014/10/4(土) ・ 2014/10/5(日) | 川口総合文化センター リリア メインホール(埼玉県川口市) / オーチャードホール(東京都渋谷区)icon


イージーリスニングは、聴いていて、心がなごみ、気持ちがやさしくなってきます。
今でも世界中のいたるところで戦争が起こっていますが、このような地域に「イージーリスニング」をガンガン流し続けるという方法は無いものでしょうか・・・。人としての心が必ず戻ってくる気がするのですが。

パーカッショニストを聴く夏(1)「ラルフ・マクドナルド」


季節は夏真っ盛りです。
夏好きの私にとって、大好きなラテン・テイストのアーティスト、曲はジャンルを問わず、この時期にピッタリかと思います。

今回の紹介するのはラテン・ミュージックに欠かせない楽器「パーカッション」、そして、それらを奏でる「パーカッショニスト」の3人です。

最初の紹介はCDで復刻されました(1)にも登場したニューヨークを代表するパーカッショニスト「ラルフ・マクドナルドRalph MacDonald)」です。

CDで復刻されました(1)はウィリアム・ソルターのCD復刻の紹介でしたが、ラルフ・マクドナルドはパーカッショニストの第一人者でありますが、ウィリアム・ソルターとのコンビで、数多くのヒット曲を手がけた作曲家としても知られています。

1944年、ニューヨークのハーレム生まれのラルフ・マクドナルドは、トリニダードからの移民でニューヨークのラテン音楽界では名の通ったミュージシャンの父親からスティール・ドラムを習い、17歳で「バナナ・ボート」の大ヒットで知られる「ハリー・ベラフォンテ」のバンドに加入します。
このバンドで6年ほど活動しますが、そこでメンバーのウィリアム・ソルター、ウィリアム・イートンと出会い、この出会いにより作曲にも力を入れるようになります。

その後1967年からニューヨークで本格的にスタジオ・ミュージシャン、セッション・ミュージシャンとして活動を開始します。
1970年にロバータ・フラックのバンドに参加しますが、ミュージシャンに留まらず作曲家としても関わり、そこで誕生したのがロバータ・フラックとダニー・ハザウェイのデュエットによる「Where Is The Love(邦題:恋人は何処に)」という曲で、この曲は1972年にBillboardのポップ・チャートで5位を獲得し、この曲で作曲家としての地位を築きます。

その後、グローヴァー・ワシントン・ジュニアの「Just The Two Of Us(邦題:クリスタルの恋人たち)」をはじめ数多くのヒット曲を生み出した事は皆さんご存知かと思います。

当時クロスオーバー、フュージョンを聴き始めた私がパーカッショニストというのを初めて知ったのがラルフ・マクドナルドとスティーブ・フォアマン(ジェントル・ソウツ)でした。

特にボブ・ジェームスなどニューヨーク系のアーティストが好きでレコードを購入しよく聴きましたが、ほとんどのアルバムにラルフ・マクドナルドの名前がクレジットされていた事を覚えており、その活躍の凄さを伺えました。

今ではYouTubeで多くのライブ映像を見る事が出来ますが、インターネットの無い当時はレーザーディズクでグローヴァー・ワシントン・ジュニアのライブ、吉田美和のライブなどを購入し、動くラルフ・マクドナルドを見た時は感動しました。
定番の両手にピコピコハンマーを持って頭で鳴らすのには笑いました。

そして、トップ・ミュージシャンとしての活動と並行し、1976年に初のリーダー・アルバムとしてリリースされたのが「Sound Of Drum」です。

このアルバムはレコード、CDと購入しましたが、私の一番好きなアルバムです。
収録曲もヒット曲のWhere Is The Love(ハーモニカのソロはトゥーツ・シールマンス)や、1975年リリースのグローヴァー・ワシントン・ジュニアのアルバムのタイトルともなった「Mister Magic」が収録されています。
私はMister Magicはこのアルバムのラテン(サルサ)・アレンジが最高かと思います。

ラルフ・マクドナルド(Ralph MacDonald) | ホエア・イズ・ザ・ラヴ (Where Is the Love)
https://www.youtube.com/watch?v=3CQUcmWty8Q (YouTube)

ラルフ・マクドナルド(Ralph MacDonald) | ミスター・マジック(Mister Magic)
http://www.youtube.com/watch?v=_Aq08pk_SdE (YouTube)

アルバムは廃盤となってしまいましたが、のちにリリースされた「Just The Two Of Us(こちらも廃盤(?)」でもセルフ・カバーしています。

 

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このファースト・アルバム以降も多くのアルバムをリリースし私もほとんど購入しましたが、何れも夏に聴くのにピッタリのアルバムです。

私のお気に入りの曲を何曲か紹介します。
「Mango Island」は「蝶々夫人」をモチーフにした曲で、スティール・ドラムが心地よいです。

ラルフ・マクドナルド(Ralph MacDonald) | ユー・アー・イン・ラヴ(You Are In Love)
http://www.youtube.com/watch?v=wvpNRtJCqNs (YouTube)

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ラルフ・マクドナルド(Ralph MacDonald) | マンゴ・アイランド(Mango Island)
http://www.youtube.com/watch?v=uEjLNT_-cpc (YouTube)

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ラルフ・マクドナルド(Ralph MacDonald) | シーブリーズ(Seabreeze)
http://www.youtube.com/watch?v=A6dwuVH1Vj0 (YouTube)

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他のアルバムにつきましてはラルフ・マクドナルドの公式サイトにアルバム紹介がありますのでご覧いただければと思います。

最後となりますが、ラルフ・マクドナルドは残念ながら、2011年に肺癌のため亡くなられてしまいました。67歳でした。

1992年のライブと音源としては古いのですが、2012年にリリースされた「リチャード・ティーRichard Tee)」の「リアル・タイム・ライヴ・イン・コンサート1992」が私にとってラルフ・マクドナルドの遺作となってしまいました。もちろんメインのリチャード・ティーもですが。

リアル・タイム・ライヴ・イン・コンサート1992~イン・メモリー・オブ・リチャード・ティー

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パーカッショニストを聴く今年の夏(2)へ続く